無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

流刀の斬撃

 大森流は様々な刀方を教えています。流刀の斬撃もその一つです。
 流刀の斬撃は間が遠い相手に対して斬り込む方法を教えています。そのためお尻を後方に突き出し、前がかりに体を低くして斬り込みます。前後に体を開き刀を長く使う方法です。また、このとき片手切りも教えています。焦って、いい加減な動きをすると流派が教えようとすることが体得できないので、落ち着いてしっかり稽古してください。
 植田平太郎先生は下記のように記しておられます。

 右足を左前足に踏み揃へる同時に上体を前掛りに(右片手にて)大きく斬込み同時に左手で柄頭を握り諸手となる

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  1. 2017/03/10(金) 21:25:00|
  2. 居合 業

流刀の受け流し

 無雙神傳英信流抜刀兵法の流刀の受流しはまず体を前方にかわし、なおかつかわしきれない敵の刀を受流します。したがって前方に左足を踏み出した時の上体は低く倒していなければなりません。直立していれば相手から見れば斬りやすくなってしまいます。初心者の人は刀を抜くのに気を取られ、上体が直立しがちになりますので気を付けてください。なお、受流しは鎬で行いますので手の内にも気を付けなければなりません。
 植田平太郎先生は下記のように記されています。「刀を左頭上へ引抜き」とは鍔本がその位置にあるという事です。

 左足を前方に踏み出し体は低く刀を左頭上へ引抜き(左側より斬込み来るを)受流しながら

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  1. 2017/03/09(木) 21:25:00|
  2. 居合 業

 半身であるのに、斬り込んだり突いたりすると正対してしまう方の原因の一つは首にありますがもう一つは膝の向きにあります。右足が前に出た構えのときに左爪先が外を向いていれば下半身に乗った状態は無理がない限り、下半身と同じようにそのまま半身になっています。
 しかし、前に出るときに左足で蹴って出てしまうといくら左足のつま先が外を向いていていても左膝は前を向こうとします。蹴って進んでいるのです。前に進んだとき、自分の膝がどのような状態であるのかを確認し、癖を直して下さ。

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  1. 2017/03/08(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

 半身になろうとしているのに気づいたら前を向こうとしている方の一つの原因は首にあります。
 正対に慣れた方は首を斜めに向けることが難しいのです。たとえば真っ直ぐ前方に向いていて、そこから首を45度右斜めに向けたときに首筋に力みが入ってしまう方は、その力みに違和感を感じてしまいます。違和感を感じるので元の状態に戻ろうとして正対してしまうのです。
 そのような方は力みなく左右に向けられるように、首を楽に力みなく左右に向ける稽古をしてください。これはどこでもいつでもできる稽古です。

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  1. 2017/03/07(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

張る

 大石神影流では「張る」動きが手数の中でよく出てきますが、臍下丹田を中心として動くことが不十分な方は間に合わせようとして腕・手首で「張る」傾向にあります。
 「張る」動きは臍下丹田を中心とし、下半身のゆるみによって行うので腕・手首を使おうとすればするほど上半身中心の本質から離れた動きになってしまいます。
 木刀を用いずに、二人で向かい合って掌を合わせ下半身中心で「張る」稽古をした方が体得が早い場合もあります。

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  1. 2017/03/06(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

みる

 見る、観る。みてとることは武道の大切な稽古方法です。ただし、「我」があってはみてとることができません。
 「我」の強いひとは見えるものも自分の価値観によって見えたものをそのまま見るのではなく自分の都合の良いように見て取ります。たとえば私がいくら体の動きを見てくださいといっても刀の速さばかりを見て、小手先で素早く抜こうとされる方も中にはおられました。自分の都合の良いところだけを見ているのです。
 一方自分を無にしてみようとする方は本質をつかむのが早いので、早く自分の者としていかれすみやかに回り道をせずに上達されます。同じように見ていても見方によって大きな違いがあります。
 エルパソで歩き方を稽古した時、ある米国人が私の歩き方を見て面白い表現をしました。 
 Walking like shadow

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  1. 2017/03/05(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

聞く

 人の話を聞くにも聞くレベルがあるように感じます。年末年始米国テキサス州エルパソで指導した時、稽古している方のすべてが聞いて自分の中に取り込みそれを動きに現そうとして聞いていました。ただ、聞いたというのではありません。
 一番レベルの低い聞き方はただ耳に入ったというだけ。次は言葉を理解した。その次に多いのは聞いて理論は理解した。この段階では体にあらわれることはなくたんなる耳学問です。一番いい聞き方は体で現わそうとして聞く、体で理解しようとして聞くというレベルです。

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  1. 2017/03/04(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

肩の力みを抜く

 肩の力みを抜くことが上半身を力みなく使う上でのポイントになります。
 肩の力みを抜くための方法の一つとして二人で組になり、片方の人がもう片方の人の手を取り、両手を肩の高さよりも上に上げてぶらぶらぶらさせて急に放し、相手の手が自然に引力に引かれ落ちるかどうかという練習をしていただいています。この時に自然に両手が落ちる人は比較的力まない人で、自分で手を下さなければおりない人は力みやすい人です。
 自分が力みやすいのだとわかったら一人で力みをなくす方法として鴨居や長押に指先だけをかけて指先の力を抜いて行ったときに自然に手が落ちていくかどうかという稽古をすることもできます。
 肩が力む方は構えも肚ではなく肩で構え振りかぶるとき、斬り下ろすときにも肩を用いてしまいますので、しっかりと肩の力みをなくす稽古をしなければなりません。 

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  1. 2017/03/03(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

礼法(立ち上がる)

 無雙神傳英信流で正座から立ち上がるとき、澁川一流柔術で蹲踞の礼から立ち上がるとき、大石神影流で片膝着いた状態から立ち上がるときの鼠蹊部の状態が立ち姿勢の質をきめてしまいますので、安易に立ち上がらないでください。
 鼠径部が緩み体を床に預けている状態から静かに立てば膝が伸びきる前にかかとが床に接します。しかし、大腿部を遣って力強く立てばかかとが床に接するタイミングはかなり遅くなってしまいます。つまり、突っ立ってしまいます。
 自分がどのような立ち方をしているかを確認してください。

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  1. 2017/03/02(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

礼法(座す)

 礼法は無雙神傳英信流、大石神影流、澁川一流ともに形よりも先に稽古します。この礼法を丁寧に稽古して身につけているかどうかが後の上達を左右しますのでたかが「礼法」=たんなる儀礼であると思ってはいけません。
 正座で礼法するのは三つの流派の内、無雙神傳英信流のみです。正座の時に下半身・臍から下で座れているのか、つまり体を床に預けてようとしているのか、あるいは上半身で姿勢を作ろうとしているのか、つまり引力に抵抗しようとしているのかが大きな分かれ目になりす。
 自分の状態を確認してください。

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  1. 2017/03/01(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

半身

 無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術ともに半身をとります。無雙神傳英信流抜刀兵法の大森流は正座から始まりますので初めこそ半身ではありませんが抜付け以降の動きは足の踏みかえまで半身です。英信流の座法は初めから半身ですし、太刀打、詰合、大小詰、大小立詰も初めから半身になります。大石神影流では構えた時から半身が続きます。
 澁川一流柔術では素手の場合、初めは自然体で正対しますが、受の仕掛けがあって後は半身となりその後は正対しません。
 一般的な傾向として現代武道を長く経験された方はどうしても正対する傾向がありますので「半身」を頭において稽古してください。

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  1. 2017/02/28(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

道をあける

 多くの流派が集まる演武会では、狭い会場の中で混み合うことが多く、その中での立居振る舞いが、その人物、その流派のレベルとなって現れます。
 狭い通路で行き会うことが難しければ脇に避け会釈をする。トイレの入り口などでは向うに人がおられるかどうかを確認してドアを開ける。曲がり角では大きく余裕を以て曲がる等々気を使うべきところはたくさんあります。

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  1. 2017/02/27(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

下段

 下段におろした時、手の内が定まらなくなる方も多いように思います。刀・木刀を下げようと思い、手の内を崩して(ぐらぐらにして)いるのです。
 これも小手先で刀・木刀を扱おうと思うことから起こるのですから臍下中心に刀・木刀が下がるのだということを忘れてはいけません。

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  1. 2017/02/26(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

上段

 上段にとった時、肩・肘が下りない初心者の方が多いように思います。
 上げるということにとらわれて無駄な力を極限までなくして動くことを忘れているのではないかと思います。末端に無駄な力みがあれば臍下丹田は定まらなくなってしまい、臍下中心に動けませんので肩・肘が引力に惹かれる感覚を覚えることはありません。
 上段にとった時に肩・肘が引力に引かれ落ち着くべきところに落ち着かなければ、上段から斬り下ろす時に遅れが出てしまいます。構えは道場でなくても工夫できますのでしっかり稽古してください。

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  1. 2017/02/25(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

沈黙は金

 武道をする者の中で特に古武道を稽古する人には口数が多い方の比率が高いように思います。ここでいう口数は実際に会話などで発話するという意味です。
 口数の多さは便利な場合もありますが、古武道では誤解を与えることの方が多いように感じます。特に初心者にあっては安易に言葉を発すれば、実力のない者が自分を飾ろうとしていると思われたり、自分の立場をよく見せようとしていると思われたりとあらぬ誤解を受ける場合があります。
 自分の演武で自分の持つ力を見てもらった方がよいと考えます。

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  1. 2017/02/24(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論
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Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!

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