無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

中庸

 武術においては中庸を尊ばねばなりません。偏ればそこが隙になります。初心者は形稽古においてでさえ相手に打ち勝とう、相手よりも速くと考え、自分を崩し隙だらけになっているのですが、形の稽古であるからこそ中庸を尊ぶ稽古をしなければなりません。実際に何かあれば、心は乱れ、体は歪むのですから、普段から稽古しておかなければどうにもならないものなのです。

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  1. 2017/09/07(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

柔術における慢心

 澁川一流柔術の稽古では稽古の期間が長くなり、多少形の演武もできるようになったところで慢心が生じてしまえばそこで上達は終わります。
 懐剣で自由に斬り突きかかってくる相手に全く触れさせることなく相手を捕ることができるか、また刀で自由に斬り突きかかってくる相手を捕ることができるかを考えればわかることです。また自分が何とか一人の相手に対処できるようになったとしても、懐剣を持った複数の相手に対処できるのかを考えれば自分がどの程度であるのかがわかります。
 多少は上達したと思うのは、多少は形に慣れたという事にすぎません。

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  1. 2017/09/06(水) 21:25:00|
  2. 柔術 総論

初心の内の迷い

 現在、貫汪館では稽古は無雙神傳英信流抜刀兵法の稽古を始めていただき、ある程度できるようになってから大石神影流剣術や澁川一流柔術の稽古を始めていただいています。
 正座や礼法がある程度身に付き、力を抜いて無理なく歩けるようになり、斬撃の稽古を始めますが斬撃の稽古を始めて少し経つと、「静かにゆっくり」を忘れ、「力強く」という思いが湧いてくるようです。そうなってしまうと振った時の実感を求めて腕力で振り、握り締めて止める悪弊が身に付くようになってきます。ここが初心の内の大きな迷いです。
 ここを我慢して臍下丹田を中心とした斬撃の稽古を静かにゆっくり行えばやがて速さを求めなくても速く、強さを求めなくても強い動きが生まれてきます。

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  1. 2017/09/05(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

自分で妨げている

 新たなことを習う場合、自分自身でそれをブロックしていることがあります。
 新たなことを習っているにもかかわらず、習う前から自分が持っている価値観を捨てず、その価値観の上に立って習おうとすると、それが邪魔をして、習っていることが正しく見えなくなってしまいます。正しく見えないのですから、一生懸命習得しようとしていても教えている方からは「それは違う」と指導されてしまいます。
 学問も同じで、素直な目で論文を読めば正しく理解できるのに、自分の偏った価値観で論文を読むと、自分の都合の良いことや、自分の都合の悪いことだけが目に入り、書かれていることの真意が理解できなくなってしまいます。

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  1. 2017/09/04(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

打太刀の稽古 7

 仕太刀が上達してくると、打太刀はやって見せ取らせる必要が生じてきます。隙がないとはどういうことか、真の気合とはどういうものか、間合いに対する感覚はどのようなものか、残心とは。様々な要素がありますが打太刀が真剣にそれを行う事によって仕太刀は学ぶことができます。
 
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  1. 2017/09/03(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

打太刀の稽古 6

 初心者は手数(形)通りの動きをするとは限りません。ただ導くとばかり考えているとこちらが怪我をすることがあります。何が起こるかわからないと思い、常に真剣勝負の心で何が起こっても対処できるような状態で打太刀を行わなければなりません。

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  1. 2017/09/02(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

打太刀の稽古 5

 残心が正しく取れず、「終わった」とばかり元に戻ろうとする初心者もいます。そのようなときはこちらから少し動き相手に油断しては危険だと思わせてください。大きく動いたり斬り込んだりする必要はありません。気づかせることが大切です。

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  1. 2017/09/01(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

打太刀の稽古 4

 初心の内から起こりをとらえることは難しいものですが、初心者が形の手順を覚えたら起こりをとらえることを教えていかなければなりません。打太刀が全く色に出さずに打ち込んでいけば初心者は起こりも何もわかりませんので、色を出して導いてください。色に気付くようになれば、気配を消して打ち込んでも起こりをとらえようと努めるようになります。

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  1. 2017/08/31(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

打太刀の稽古 3

 初心者にとって正しい間合(距離)をとることは難しいものです。打太刀が無理やり打ち込んでしまうと怪我をすることもあります。そのような場合は間合を覚えさせるためにゆっくり動き木刀が仕太刀に当たる前に動きを止め、間合を覚えさせるようにしてください。いつまでたっても当たらないように打ち込んでいたら初心者は間合いを正しく認識できません。

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  1. 2017/08/30(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

打太刀の稽古 2

 打太刀の打ち込む強さだけでなく速さもよく考えて仕太刀が上達するように導かなければなりません。
 体が使えず、いちいち床を蹴って動き始めなければならない方に素早く打ち込んだのでは上達しないどころか怪我をする原因になってしまいます。仕太刀の動きがぎりぎり間に合う程度に打ち込み、どうすればよいのかを示し、仕太刀が少しでも動けるようになったら、またその少し上を行って徐々に導いていかねばなりません。

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  1. 2017/08/29(火) 21:25:00|
  2. 未分類

打太刀の稽古 1

 打太刀をする者は下位の者を導かなければなりません。したがってただ全力で下位の者にかかっていけば下位の者の稽古にはなりません。下位の者の技が出るように導かなければならないのです。
 したがって打ち込む力に関していえば相手の手の内が定まらず木刀が体と一体になっていなければ、ほんの僅か仕太刀の上を行って仕太刀に気付きを持たせるようにしてください。ただ力強く打ち込んだのでは仕太刀はどうして良いのかわからず、上達しないばかりか力を込めて木刀を握りしめてしまいます。

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  1. 2017/08/28(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

位置

 柔術の形、剣術の形、居合の太刀打などで相手に対して技をかける場合に自分の体に少しでも無理がかかっていると感じたら技をかけていくときの彼我の関係における自分の位置を工夫してください。
 柔術の打込で受の手を無理に払わなければならいようであれば自分がその手に近すぎます。剣術の「ニ生」などの最後に打太刀の刀を鎬で抑えるとき腕に負担があるようなら、体が斜め左に出ずに手だけ斜め左に下ろしている可能性があります。太刀打の「附入」で突くときに左右の手のバランスが悪く力むときは打太刀の側面に回り込めていない可能性があります。
 自分がどこに位置すべきかと工夫してください。

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  1. 2017/08/27(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

稽古の成果は後々に

 かつて剣道の先生から「稽古の成果はすぐに表れるものではなく、高校3年間の稽古の成果は大学になってから、大学4年間の稽古の成果は社会人なってから現れる。」とお聞きしたことがあります。
 古武道の稽古も同じで、すぐに成果は出るものではありません。形の手順を覚えるのは初歩の内の初歩で形の手順をすべて覚えたからと言って、その流派が身に付いたというわけではありません。そこから本当の稽古が始まります。そういう意味から、澁川一流柔術であれば中極意になってから、中極意の位の深い稽古が始まり、免許皆伝上極意になってから免許皆伝上極意の位の深い稽古が始まります。
 他流派の本質が少しでも見えるようになるのはそれからであり、自流の深い稽古をせずに他流派の柔術の動きが・・・とか、失傳した○○流の形はどのようなものであったかを「業手付」から考えてみようということは本質を考えるという意味において貫汪館においてはあまり意味はありません。

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  1. 2017/08/26(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

強く握る

 初心者の内に刀や木刀、棒を手にするときの手の内を習い、そのように保持していても、斬撃や素振りの稽古になると、握りが強くなり親指以外の四指が深く柄を握ってしまうことがあります。このようなときはより強く振りたいと思う心が生まれてきて、そのため刀が手の内から逃げていくのを恐れて無意識のうちに強く握るようになっています。
 自分の心を確認してください。

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  1. 2017/08/25(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

SNS

 SNS上で自分の意見を述べようとすると性格や言いたいことが強調され、極端に攻撃的になったり、自分の意見が絶対であると平気で述べる傾向があります。中学、高校生でまだ未発達の段階でそのような傾向が強いようですが、そのような傾向がSNSには出てしまうようです。対面して言えない事が平気で言えてしまうのです。
 貫汪館でもSNSを利用している方がおられると思いますが、「自分が絶対」「自分の流派が他より優れている」また「他者を強く非難する」といった傾向が現れたら要注意です。対面して言えない事はさけるようにしてください。

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  1. 2017/08/24(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論
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