無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

自分を試す場

 演武会は自分が正しく稽古してきたかどうかを確認する意味で自分を試す場であるといえます。しかしもっと大切なのはその場、その場において適切な言動が取れたかという事を確認する場でもあることです。
 すれ違う時、戸を開けるとき、更衣室に荷物を置く場、着替えの場、演武が終わって自分の紋付・袴をたたむ場、道具を片付ける場、去り際、すべての言動を正しく行うことができたかどうかを検証することができる濃い場所なのです。
 とかく自分の演武がうまくできるかどうか、できたかどうかにばかり心を用いてしまいますが、それ以外のことも大切です。いい加減な言動をすることはできません。

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  1. 2017/06/07(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

大森流

 無雙神傳英信流抜刀兵法の大森流は楷書にたとえられることもあるように無雙神傳英信流抜刀兵法の基礎を養うべき形です。最初に稽古する形であり、そのため他の形よりも多く稽古しているので英信流表に比べて自信のある方も多いと思います。
 しかし、楷書にたとえられるだけあって、一つ一つの動きが明瞭であり、少しでも正しい動きから外れると貫汪館で稽古する方にははっきりと動きの歪が見てとれます。これは他流派の見える方であっても同じで我々の大森流の動きは全て見えてしまいます。
 いくら稽古を重ねていても大森流の演武は無雙神傳英信流抜刀兵法の他の形よりも難しいと思わなければなりません。

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  1. 2017/06/06(火) 21:25:00|
  2. 居合 総論

天狗界

 もう40年位前の話ですが、無雙神傳英信流抜刀兵法の大先輩に古神道について詳しい方がおられました。その方が「道を間違えて天狗界に落ちてはならない。」と話してくださった事があります。その時のお話しがインターネットに記されていたことと似ているので引用します。

「自己愛性人格障害」(NPD=Narcissistic Personality Disorder)は誇大妄想症、過剰な賞賛欲求、共感性の欠如などによって特徴づけられる人格障害である。米国精神医学会(APA)の「NPDの定義」によれば、多くの人は「自己愛性」の特徴を持っているが、そのうちNPDと診断される人は1%程度。次の9項目のうち5項目以上があてはまると、相当するという。

 1.自分の実績や才能を誇張する。 2.無限の成功、権力、才能などの空想にとらわれている。 3.自分は「特別」であると信じている。 4.過剰な賞賛を求める。 5.特権意識をもち、特別な取り計らいを期待する、 6.対人関係で相手を不当に利用する。 7.共感性の欠如。 8.よく他人を妬み、または他人が自分を嫉妬していると思い込む。 9.傲慢で横柄な行動や態度を示す。

 古武道の稽古をしていると、このような方に出会うこともあります。また、実際に兄弟子がこのような状態になったのも見ています。
「自分が〇術については一番詳しい」「自分では他者に何らの提供もしないのに、他者が自分に提供するのは当然のことと思う」「自分以外の者が同じ分野で認められるのは許せない」「自分以外の者が言ったことは批判されるのが当然」「他者が素晴らしい事績を挙げても、それは意味がない事績である」「道の為なのだから自分が行うことは正しい」「道の為なのだから他者は自分に協力しなければならない」 
 古武道を稽古する方はこのような状態にならないように常に自分自身に気を付けておく必要があります。

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  1. 2017/06/05(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

柄頭の向き

 無雙神傳英信流抜刀兵法の抜付けのほとんどは向ってくる敵に対して行います。また間合も多くの形が、お互いに刀を手にしたときの間合です。したがって基本の抜付けでは遠くを斬ることができる動きを稽古する必要があります。

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  1. 2017/06/04(日) 21:25:00|
  2. 居合 業

 臍下丹田が理解できない方は、無雙神傳英信流で礼をするときのように両手で三角を作りその中心が臍下丹田となるように肚にあて上下に少しゆっくりと揺すってください。これを毎日続け意識を臍下丹田にもっていく稽古をしてください。長年意識できていなかった人でも数か月毎日繰り返せば、臍下丹田が意識できるようになります。

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  1. 2017/06/03(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

心を配る

 演武会場で、自分はどこに荷物を置けばよいのか参加者を見て考える。演武が終わった後、演武会場に荷物が取り残されていたら、誰のものかと考え、自分だけ会場を去らない。片付けが終わったら終わったという報告をどこにすべきか考える。その他諸々・・・。
 はじめて演武に参加する方にはそのような余裕がないかもしれませんが、稽古を始めて年数がたっている方はそういうことができなければ武道を稽古している意味がありませんし、初心者にそのような心配りを教えるのも兄弟子がなすべきことです。物事は全て流動的で同じことはありません。自分で事前に決めた範囲だけを行うのは自ら不測の事態に対応する能力を身につけることを捨てていることになります。

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  1. 2017/06/02(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

知らない流派

 剣術や居合、槍術といった流派は武家を中心に教授されてきました。したがってほとんどの流派の存在が古文書に記録されており、また来歴も明らかで、捏造されたとしても、怪しさを感じることができます。
 一方、柔術は武家を中心に始められたものであったとしても、その必要性から農民や町人の間に広範囲に広がって稽古されており、師となる者も農民であったり、町人であったりしました。そのため江戸時代に農民や町人の間で新たな流派が生まれることもあり、そのような流派は藩や武士の記録に残ることも少ないため、知られていない流派名であったり、江戸時代の存在が明らかでないものもあります。
 貫汪館に所属される方で、そのような流派に出会った場合(古文書や奉納額など)には館長までご連絡ください。

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  1. 2017/06/01(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

流派を名乗る

 流派を名乗る事、自分の流派を語ることには慎重でなければなりません。誤解を与えてしまえば詐欺師と間違われかねないからです
 貫汪館では無雙神傳英信流抜刀兵法、澁川一流柔術、大石神影流剣術を稽古しています。

 無雙神傳英信流抜刀兵法は武道学会でも発表しているように江戸時代から山川久蔵、下村茂市、嶋村義郷、細川義昌の先師によって用いられていた流派名ですが、あまり表に出てこなかったために無雙神傳英信流と言っているにもかかわらず、「直伝」と間違われる事がよくあり、中山博道の夢想神伝流と間違われることもあります。最近は中山博道の流れである夢想神伝重信流という流派もあり、ますます、間違われる可能性が高くあります。もし、間違われたら、これを歴史の上から正しく述べることができる知識は十分に持って説明してください。

 澁川一流柔術は渋川流、難波一甫流、浅山一伝流を母流として首藤蔵之進によって創流されました。現在までの研究で、どの部分が渋川流から、どの部分が難波一甫流から、またどの部分が浅山一伝流から、あるいはどの部分が組み合わさっているという事が幾分かは明らかになっています。しかし、澁川一流は澁川一流であって、私たちは渋川流を稽古しているのでもなく、難波一甫流を稽古しているのでもなく、浅山一伝流を稽古しているわけでもありません。それらの流派を稽古していると思ったり、それらの流派も稽古していると思ってはいけません。 

 大石神影流剣術は村上一刀が柳河藩にもたらした愛洲陰流をもとに大石進種次が創めた流派ですが、大きく手数(形)の改編も行われています。また電撃抜討流の形の影響もあるのではないかと思われるところもあります。しかし、愛洲陰流も稽古しているのだと思ってはいけません。

 世の中には、伝統が続いていないのにもかかわらず、過去に存在した流派名を名乗って、ひそかに伝わっていたとか、その流派を正しく習ったわけでもないのに、とある先生が演武会で見て覚えた他流派の形を、その弟子に伝え、自分の道場には○○流も正式に伝わっているとか、この流派はひそかに代々家族の間では伝わっていたという方もいます。そのような人たちの存在があるがゆえに私たちは不注意な言動で誤解を受けてはなりません。
 また、復元流派だとご本人が名乗られているにもかかわらず、それが他人が記すと〇〇流師範と記されてしまうという事もあります。私たちは決して誤解を受けることがないようにしなければなりません。

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  1. 2017/05/31(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

通信教育

 昨日、ビデオについて述べましたが、インディアナポリス支部長は自分の稽古のビデオを撮って、公開の形ではなく、私が見えるようにして送ってくれます。それによって私はアドバイスすることができます。
 他の支部長も、そのような方法をとっていただければ支部長の動きも支部に所属している方の動きも指導することが可能です。

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  1. 2017/05/30(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

ビデオ

 動きは師を観て取るものであり、言葉で頭の中にいれて理解するものではありません。観て取る経験がこれまでの人生で少なければその範囲も限られていいます。
 私は無雙神傳英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生にお願いして、ビデオカメラを用いて師の動きを録画し、何度もスロー再生して自分のみえていないところを補いました。先生に質問して自分がつかんだものが正しいことを確認したのですが、先生は他の弟子の前で「自分で会得したものは体から離れることはない。」とおっしゃってくださいました。ただ道場で教わったことを自分の感覚で求めるだけではずれが生じていることがあります。幸いに貫汪館では名古屋支部長が大きな演武会がある度にビデオを編集してくれています。自分で撮影する必要もなく自学自習できます。十分に活用してください。

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  1. 2017/05/29(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

従う

 柔術の稽古では、初めから、腕力を用いてはならないと指導します。初心者の方に、腕力を用いずに、どうすれば技が有効になるのかを体で考えさせるためです。
 しかしながら腕力が強い方も同じような外見で動けば相手を抑えたり関節を決めたりすることもできます。しかし、それはレベルの低い動きであって、自分より腕力が強い人に対しては有効に作用しない動きです。いつまでたっても自分の腕力を用いようとする方は技が身につくことはなく、素直に従って今の自分の動きでは技がかからないと認識できる方は初めのうちは技が効かなくても、工夫によってやがて技が効くようになってきます。

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  1. 2017/05/28(日) 21:25:00|
  2. 柔術 業

長さを活かす

 澁川一流柔術の六尺棒は長さを生かす稽古をしなければなりません。基本となる六尺棒表では二度打ち合い相手を突きますが、打ち合うときに左手は棒端を持っているか、突くときに右手は棒端を持っているかを確認して稽古してください。
 せっかく、長いものを持っているので、その長さを十分に使えるよう稽古してください。

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  1. 2017/05/27(土) 21:25:00|
  2. 柔術 業

刀と棒

 六尺棒の長さを十分に用いる稽古をしてから「刀と棒」の稽古を行いますが、昨日述べたように六尺棒の長さを十分に使えなければなりません。
 棒はいくら稽古していても、どれだけ強く打てるようになったとしても刃はついていません。修錬して棒を使える者の棒と、あまり修練していないけれども刀を使える者の刀がお互いの体に同時に届けば、どのようになるかは想像に難くないと思います。
 長いものは十分に長く使って相手の間居合の外から相手を打ち、突ける稽古をしなければなりません。

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  1. 2017/05/26(金) 21:25:00|
  2. 柔術 業

まず心身を鎮めて

 心が焦り、体に力みがある状態ではいくら稽古を重ねても悪癖ばかり身について行きます。
 稽古を始めるにあたっては心身を鎮めることに心掛けなければありません。
 また、血の気の多い方は形稽古であっても戦おうという思いが強すぎ、初めから自分か崩れ隙だらけになっています。形稽古は自分自身の調和、天地自然との調和、相手との調和を求めて稽古しなければ稽古を通じて身につくものはありません。

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  1. 2017/05/25(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

控える

 昔の話ですが、師匠のそばにいて師匠が他流派の師範や他流派の方と話しているとき、そばにいるものはどうすべきか。
 控えておくです。黙っておくことに価値がありました。
 他流派の師範や他流派の方が自分ではなく自分の師と話しているのですから、その話に加わってはなりません。立場が違うからです。たとえ話題が自分の流派のことや同門の事に及んでも、他流派の師範や他流派の方から直接話しかけられていなければ、控えておきます。自分たちのことに話題が及んでも自分の師が他流派の師範や他流派の方と話しているのですから、そこに加わってしまえば、自分が自分の師、他流派の師範や他流派の方と対等ということを示していることになります。

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  1. 2017/05/24(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論
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Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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