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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

素振り

 11月1日からの「基礎を身につけるための講習会」は全くの初心者の方に、ゼロからお教えするつもりで指導しますので、あらかじめ指導の要点を記して起きます。

 素振りは心身の調和をはかるために行います。したがって行う回数は問題ではなく、回数を行ううちに心身が調和し、また心身と天地が一つになっていく事が必要です。
 中段の構えは足は撞木にひらき、足首、膝、股関節はゆったりと緩み、床に反発しません。上半身は足の開きの上に乗っていますので半身になります。そのうえで切先が相手に向きますので、相手に切先を向けようとして、その意識に体の歪を生じさせないよう心がけてください。
 中段から臍下にゆっくり吸い込む息に乗って、木刀は上段の構えに位置するようにゆったりと真っ直ぐ上に角度を持ちながら上がっていきます。息を臍下に吸い込みつつ行いますので体内のバランスはとれ重心が上がることはありません。呼吸が強ければむしろ重心は下がるように感じられると思います。
 木刀が上がっていく動きはそのままさがっていく動きにつながります。時計の振り子のような動きはしませんので、切先は曲線を描きながら吐く息に乗って下方に下りていきますが、両手が顔の前辺りに来たときには木刀は相手に対して真っ直ぐに切り込む角度になっています。そのまま息を吐いていけば元の中段に位置し動きは止まり、再び吸い込む息に乗って木刀は上がっていきます。

9月に横浜講習会を行った時、羽田空港の永清文庫コレクションの「平家物語と太平記の世界」展を行っていました。無料で入場でき、写真撮影も許可されます。
富士川の戦いの絵です。徒歩の武者が薙刀を手にしています。
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  1. 2014/10/30(木) 21:25:44|
  2. 剣術 業

構え(附け)

 「附けの」構えは大石神影流剣術の特徴をよく表した構えです。
 構えるときには、中段から自分の左に半円を描き、「附け」に位置します。半円の中心は臍下であり、中心を動かすことにより切先まで動くように意識してください。木刀を動かそうとすると自分は虚になります。
 呼吸は木刀が上がる動きは、臍下に吸い込む息に乗り下がる動きは吐く息に乗ります。
 構えたときの切先は相手の左眼につき、柄頭は左掌の中心に位置します。また刀はややねますが45度以上は寝せないように心がけてください。
 いつでも相手を突けるように切先は生きていなければなりません。

敦盛最後の場面です。
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  1. 2014/10/31(金) 21:25:00|
  2. 剣術 業

上段

 「上段」の構えるときには、中段から自分の左に半円を描き、「上段」に位置します。半円の中心は臍下であり、中心を動かすことにより切先まで動くように意識してください。木刀を動かそうとすると自分は虚になります。
 呼吸は木刀が上がる動きは、臍下に吸い込む息に乗ります。やや吐く息にのって土方が落着いたところが上段の位置です。斬り込むときにはそのまま落ちるだけですが、上段に構えたときに肩・肘が落着いていない場合は斬りこむときに動作が遅れてしまいます。

新田義貞です。
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  1. 2014/11/01(土) 21:25:55|
  2. 剣術 業

 「車」の構えの切先は相手から見えないように自分の後方に位置させます。前に進むときに切先が左右に触れる場合は足運びがうまくいっていない事が考えられます。右足を大きく前に進ませると体が左に開き、切先が振れてしまいます。
 また、「車」から木刀を自由に働かせるためには、左肩が治まる位置に治まっており、上腕の力みはなく左肘はおり、左手親指はいきており、右肩も治まり、上腕の力みはなく右肘もおり掌が働いている必要があります。

壇ノ浦合戦です
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  1. 2014/11/02(日) 21:25:47|
  2. 剣術 業

呼吸と構え

 大石神影流の「附け」「上段」「車」などの構えは臍下を中心に曲線を描いて一度上へ上がってから、下方に落着きます。この動き始めで呼吸が正しく出来ているかどうかを判断して指導してください。
 木刀を操作しようと考える方は臍下での呼吸が後になってしまいますので、木刀を上げるときに重心が浮きます。一方臍下の呼吸に乗って動く人は重心が上がることなく、むしろ下がることによって下降と上昇のバランスが取れています。
 指導の目安にしてください。

tuke上段
  1. 2014/11/03(月) 21:25:17|
  2. 剣術 業

試合口

 試合口は大石神影流の手数の稽古で初めに習う方です。手順だけ見ると非常にシンプルなのですが、身につければ後の手数の稽古に大いに役立ちますので疎かにはできません。特に初心者を指導される方は注意深く指導してください。
 試合口5本はお互いに前に出て始まります。動き始めは打太刀からですが仕太刀も同期が取れて前に出なければ成りません。この時点で相手との調和が取れていなければばらばらに似合ってしまいます。指導者はこの点を特に指導してください。
 位を観る動きは相手の心身の状態を観ます。仕太刀から先に行いお互いに切先が中心に位置するように試みます。位を観る動きは必ず呼吸に乗るように指導してください。
 「張る」動きは大石神影流の特徴的な動きですので形だけにならないように注意してください。刀の鎬ではるのですが、全身が連動して、下からの力が呼吸に乗ってしのぎに伝わって晴れるように指導してください。そのためには体のどこにも無駄な力が入っていてはなりません。特に初心者は方に力が入るのでそれをなくすように指導してください。どこにも力みを入れなければできないように感じると思いますができないからできるようになります。
 突きは腰のみでつけるように指導してください。腰が前に出ず、手でつく癖をつけてしまうと、実際に突くときには相手に届きません。手を使わず腰だけ前に進むことによって切先が相手に当たる寸前となるように指導します。

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  1. 2014/11/05(水) 21:25:24|
  2. 剣術 業

素振り

 「基礎を身につけるための講習会」での気付きを少しずつ述べていきます。今日は素振りについてです。
 素振りについては、その方法をよく理解され静かに正しく木刀を振っておられました。欲を言えば人によっては下半身の緩みが足らず重心が臍下に治まらない状態が見受けられました。下半身の緩みは非常に難しいのですが、あるべきところに落着けば下肢は突っ張る事がなく楽であることを感じると思います。緩めたつもりなのに大腿部の緊張が強いため、再び突っ立気味になってしまうのは緩めたのではなく、膝を曲げただけという場合もあります。また重心が前後左右のいずれかに偏っている場合もありますので、工夫してください。
 素振りが正しく行えるようになったら、その動きを必ず手数の稽古に応用してください。素振りと手数の動きが異なってしまうと、素振りを稽古する意味がなくなってしまいます。


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  1. 2014/11/06(木) 21:25:01|
  2. 剣術 業

試合口の稽古

 初心者は試合口の稽古を始めると相手がいるために相手に心を奪われ、素振りで養った動きを忘れ、相手に合わせようとしてしまいます。その結果、呼吸を忘れ、体は崩れます。そうしないためには打太刀が重要な役割を果たします。
 打太刀は仕太刀を導かなければならない立場ですので、人がいる場合には必ず上位者が打太刀につきます。上位者は相手が初心者である場合には相手の力量を見極めたうえで、その技量にあった速さで仕掛けなければ、初心者は間に合わせようとして動きは乱れてしまいます。
 初心者の動きが乱れている場合には、上位者は自らの動きを見直してください。

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  1. 2014/11/08(土) 21:25:08|
  2. 剣術 業

試合口の稽古 2

 試合口の「一心」「無明一刀」はそれぞれ打太刀が表面、裏面に斬り込みます。太刀筋は斜めになりますので刃筋が狂いやすくなるということを知っておかなければなりません。
 とくに裏面に斬り込むときには右利きの人は右手の働きが強くなるので振り回してしまいがちで、刃筋が通らなくなってしまいます。自分の木刀がどのような軌跡を描いているのか観察してください。

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  1. 2014/11/09(日) 21:25:31|
  2. 剣術 業

試合口の稽古 3

 試合口の「一心」「無明一刀」の打太刀は真剣(中段)から振りかぶってそのまま表面、裏面斬り込みます。
 一度上段に振りかぶって間をおいて斬り込む訳ではありませんのでありませんのでご注意ください。振りかぶりから斬りこむまでは焦ることなく一連の動作で行います。
 打太刀が一度振りかぶってから動きを止めて斬り込むと、仕太刀は動きが止まったところから手数が始まると勘違いしてしまい、それまでは気が抜けた上体になってしまいます。十分に注意してください。

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  1. 2014/11/10(月) 21:25:24|
  2. 剣術 業

「鎗合」

 「鎗合」は難しい手数ですが、工夫と稽古を重ねればできるようになる手数です。心がけなければならないのは打太刀と一つになること。相手と自分とが別物と考えれば相手が動いて自分が動くようになります。そうすると、鑓先の動きについていくのはよほど動体視力と瞬発力に優れた人でなければ不可能です。打太刀と一つになり、打太刀の変化が自分の変化となれば起こりはより早くわかり、また鑓の動きと自分の木刀の動きの同期が取れるようになります。「鎗合」の手数では打太刀は変化を見せずただつくだけですので、しっかり稽古され防具着用稽古に活かしてください。

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  1. 2014/11/12(水) 21:25:34|
  2. 剣術 業

「一刀両断」

 大石神影流の「一刀両断」は打太刀の両腕を切り下ろし、同時に後方へ下がる手数です。斬りながらさがるのですが、この動きが滑らかでない方は斬るという思いが強すぎるように思います。
 斬るという思いが強いと必要以上に体(上半身)に力が入り上半身と下半身のバランスをとるために下半身にも不必要な力みが入り斬り込んだ時にいついてしまい、同時にさがることはできなくなります。
 軽やかに斬る事を試みてください。

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  1. 2014/11/13(木) 21:25:28|
  2. 剣術 業

「斬段」

 「斬段」の拳への斬り込みは張った後に足を踏み込む動きと手の内の働きのみで行います。
 うまくいかない理由は斬ろうとして、小さくても振りかぶってしまうことにあります。また、張る動きに少しでも腕が働くと切先が下がりすぎてしまい、横から振り込むようになってしまいます。腕を用いているかどうかの検証を行ってください。

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  1. 2014/11/15(土) 21:25:14|
  2. 剣術 業

上段

 大石神影流剣術で上段を取るときには臍下を中心に切先が円弧を描いてあがりますが、頂点でとまるわけではありません。
 「上」という言葉に惑わされて、上に上げるという思いが頭にあれば上から攻めるのだと思ってしまいます。そのような思いがある限り切先に釣られて重心が上がり、下半身を沈めているつもりでも上半身と下半身がばらばらになり、自分の体の中での調和さえ崩れてしまいます。そうなると、相手との調和もとれず、手数の稽古では相手にあわそう、遅くなるまいとして焦った動きが出てきます。
 上段は頂点から下りて沈みきったところが上段となります。

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  1. 2014/11/20(木) 21:25:27|
  2. 剣術 業

附け

 昨日は上段について述べましたが、「附け」の構えも同様に「附け」という言葉に惑わされて切先を相手に附けなければならないという思いにとらわれると、せっかく円弧を描いて下ってきた切先をさらに相手に附けようとしてしまい、そこで調和が崩れてしまいます。具体的には切先を相手に附けようとして意識が前にずれ、後半身が自分の体ではなくなっているのです。
 附けに構えようとするのではなく、動いた結果が「附け」になったとなるように工夫してください。

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  1. 2014/11/21(金) 21:25:11|
  2. 剣術 業

「半向」

 「半向」は折敷ながら正面(顔)に斬り込みますが、おり強いたときに打太刀との間合が遠い場合には折敷方をかえてください。
 間合が遠い場合には折敷こうとする思いが強く、後足を規準にして折いている場合があります。その思いを変えて踏み込みながら前足規準に折敷けば間合が正しくなりますので工夫してください。

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  1. 2014/11/27(木) 21:25:06|
  2. 剣術 業

手の内

 手の内が遊んでいる方は大石神影流の「張る」「乗る」といった技はできません。体と刀がつながっていなければいくら体を使っているつもりでも体の動きが刀には伝わらないからです。
 逆に手の内を握りしめて使う方は刀が生きて働くことがありません。不要な力を込めて握っていては刀は自由にならないのです。たとえていうならばホースの中を水が流れようとしているのに途中でホースを踏みつけているようなもので臍下からの働きは刀には伝わりません。
 道場で常にお教えしていることなのですが、安易に考えず常に工夫を重ねてください。

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  1. 2015/03/30(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

阳剱

 大石神影流剣術の阳剱は素振りを正しく稽古していればできるようになるものです。刃筋正しく斬り込むことが大前提の手数です。
 正しく素振りができているのに、阳剱がうまくいかないのは相手の木刀があるために、無意識のうちにその木刀を脇にそらそうと自分の太刀筋を変えてしまうところに原因があります。相手の木刀に惑わされることなく、ただまっすぐに切り込みます。
 また、素振りでは正しく振れているのに手数になると、相手の頭上で木刀を止めなければならないという思いから、体をすくめて力み自ら自身の自由をなくしていることがあります。木刀が止まるのは居合の稽古で習得しているように臍下からの動きを止めるからであって、腕肩を力ませて木刀を止めるのでもありません。
相手が目の前にいるために、いないときの動きができないのは心の問題ですので自分の心のありようを工夫してください。

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  1. 2015/05/01(金) 21:25:00|
  2. 剣術 業

阴剱


 阴剱は阳剱の対となる手数で、相手の動きに従ってかつ手数です。相手の動きに従って勝つといっても相手の動きを待つ心ではなく、心も体も常にニュートラルな状態にあります。その中の選択として相手の動きに従っているのです。
 車の構えは変化が自由な構えです。これを先入観から町の構えと思ってしまうと変化ができなくなってしまいますので先入観は捨ててください。さてこの変化が自由にできる構えの中で相手に従って勝つのですから阴剱よりも、動きそのものは難しくなります。また、手数の手順も多くなりますが、まずはゆっくり動き手手数乗合を体得しなければなりません。手順が多いからと言って決まった動きをなぞる稽古をしていたら、本当の意味で相手に従って勝つことはできません。
 工夫してください。

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  1. 2015/05/02(土) 21:25:00|
  2. 剣術 業

無二剱

 無二剱は現代剣道でいう二段打ですが、初めから二つ打つと考えて行うわけではありません。小手を打込む、小手を切るつもりで動いたのを防がれるので次の動きが起こります。初めから二つではなく、変化して二つ目が生まれます。
 打太刀の小手を切って、次に面を見るときの打太刀との間は15㎝程度しかありません。二太刀目に大きく出すぎないように工夫してください。

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  1. 2015/05/03(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

二生

 二生は阴剱と同じく形の上では相手に従う手数です。が、附けの構えを取ることからわかるように攻めていなければ使えません。仕太刀が攻めているので、打太刀は無理に切り込みます。それを下方からせめて出て、それに耐えきれず打太刀が斬りこんできます。
 この手数では初めにとる附けの構えが本物である必要があります。工夫してください。

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  1. 2015/05/04(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

稲妻

 稲妻は三段打です。が、これも二生と同じく初めから三つ打つと考えて行うわけではありません。
空くから次を斬り、また次が空くから次を斬ります。
 難しいのはむしろ、ニ撃目を受ける打太刀の動きで、打太刀の動きがいい加減なために仕太刀が打太刀の指を斬りそうになることが往々にしてあり、それを避けるために、仕太刀が本来斬るべき位置よりも低い部位に斬りこんでいることがあります。
 打太刀を務める方は工夫してください。
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  1. 2015/05/05(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

太陽剱

 太陽剱までの手数は明確に陽、陰と交互に組み立てられてます。太陽剱も、表面上は打太刀に従って勝つ手数ですが、附けの構えを取ることからわかるように攻めているから、打太刀は切り下さざるを得ません。
 また、動きの面でいえば振りかぶるときに焦りで重心があがることがあります。素振りの動きと照らし合わせてみれば自分の至らぬところが分かります。工夫してください。

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  1. 2015/05/06(水) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流・足運び

 大石神影流剣術ではいわゆる撞木足を用いますが、形は撞木足であっても中身がそれに伴っていないことがあります。
 足先が開いていても膝頭がその方向に割れず、前方を向こうとしている場合は現代献堂式に足で床を蹴って進もうとしていますので本質的な動きが異なっています。自分の膝頭がどのような状態であるかを確認してください。
 また足先は開いているのに上半身がその角度にそぐわず前を向こうとしている場合も同じです。このような場合には膝頭は前に向こうとしています。
 足運びは言葉通りに足を運びます。

8月1日に奉納演武を行う京都松尾大社の神門です。
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  1. 2015/05/22(金) 21:25:00|
  2. 剣術 業

阳剱、阴剱

 阳剱、阴剱は大石神影流の極意を教える手数です。
 阳剱で相手の木刀に意識を取られて、自分の動きが正しく出なければ大石神影流は身に付きません。
 阴剱で相手の動きに意図的に合わせて動いているようでは(こうきたから、こう動くという動きでは)大石神影流は身に付きません。

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  1. 2015/07/06(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「附け」の構え

 大石神影流剣術の「附け」の構えは大石神影流の特徴的な構えであり切先が生き、常に相手を突ける構えでなければなりません。つまり「附け」の構えを取った時点で相手を制していなければならないんです。
 ところが、稽古では、その構えを取っているだけで切先も生きず全く相手を制していない状態のまま相手との攻防の真似事をしているのを見ることがあります。
 理解できない方は目標をつるし「附け」の構えから突く稽古を重ねてください。

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  1. 2015/07/07(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

小手

 大石神影流の手数の稽古では刀を大きく振りかぶって小手を斬ることはしません。小さな動きで小手を切り落とします。
 ところが見えていないためか全く刀の上下動なくただ手を伸ばして打太刀の小手に物打ちを位置させるだけの方がおられます。何度か指導してきたことですので、自分で自分を見つめ修正してください。
 小さな動きは臍下から発する動きですので難しいのですが、努力することなく体裁を整えようとしても上達はありません。
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  1. 2015/07/08(水) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流 素振り

 しばらく北大阪支部での稽古をみての気づきを述べます。
 大石神影流剣術は振りかぶりが少し一般的な振りかぶりと異なるので、素振りに習熟しておかなければ手数の稽古に入っても刀が真っ直ぐに下りて行かないという問題が生じます。
 北大阪支部での稽古を見ての手直しは、始まりの中段の位置と、切り下した刀の位置が違っているという点でした。つまり切り下した時に柄頭がかなり体から離れ前方に出ているのです。これは肚中心ではなく腕を動きの中心にしてしまったために生じることですので、動きの中心を意識して変えるように指導したら直りました。
 このような指導をしたときに、肚中心ではなく、腕を器用に使って軌跡だけを合わせる方もいますので、指導者は注意して指導してください。


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  1. 2015/07/12(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流 上段

 北大阪支部での指導の気づきです。上段に構えるときに中段から腹を中心に半月を描きながら上がっていった刀は頂点から少し下がったところで落ち着きます。初心者の方は上げきったところを目標にして刀を止めようとして動くために、上段にとった時に重心が浮いてしまいます。
 ここは指導者がよく見なければならないところです。
 この動きは無雙神傳英信流抜刀兵法の上段とも共通する部分です。工夫してください。

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  1. 2015/07/13(月) 16:21:25|
  2. 剣術 業

大石神影流 附け

 「附け」の構えからの突き技は手数には表されていませんが、これは当然のことであるからです。
 大石神影流の特徴の一つが突き技ですが、突き技があるために相手は安易に前に出ることができません。こちらが主導権を取るための構えですので、その形だけをまねしても手順を追っていることになります。
 「附け」の構えを理解するためには、天井から釣るした鞠を突いたり、庭の低い樹木の顔・喉くらいの位置にある葉を突く稽古をする必要があります。


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  1. 2015/07/14(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流 張る

 「張る」動きは大石神影流の特徴の一つです。試合口からあり、それぞれの形の中に形を変えながら組み込まれているので、試合口の基本において習得しておけば後は楽になります。
 張る動きは体と刀の切っ先までが一つになっていなければなりません。一つにと言っても固めてしまうわけではなく、刀が体の一部でなければならないという事です。そのためには正しい手の内は不可欠です。
 実際に張るときも、ごく小さな動きで張り、体のわずかな落下を用います。決して膝を大きく曲げたり、手首をこねて使うわけではありません。稽古の時に掌と掌を合わせて張り、感じていただいたと思いますが、あの程度の動きで張ります。受ける、張るという動きがセットになっていますので受けたときに力みが入ると難しくなってしまいます。

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  1. 2015/07/15(水) 21:25:00|
  2. 剣術 業

試合口 位をみる

試合口の位をみる動作は相手の心の状態と、体の状態をみています。
 切先と切っ先が触れ合った状態で切先を動かすことによって位をみますが、自分の中心と相手の中心がつながっていなければ、相手の状態を見ることはできません。わずかな動きですが高度な内容が求められています。手先を動かせば事足りるというものではなく、中心から動くにはどのようにすれば良いのかを求めてください。

金沢文庫 薬王寺の地蔵様
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  1. 2015/07/16(木) 21:25:00|
  2. 剣術 業

試合口 諸手突き

 突き技は手数の中で表そうとすると必然的に間が詰まってしまいます。面を切るにはそれだけ前に出なければなりませんが、実際に突ける間合に入ってついてしまえば相手を傷付けてしまいます。
 初心者の方は、踏み込みを通中のまで踏み込んで相手に当たらぬように手を縮ぢこめて体を硬くしておられますが、踏み込みを少なくして伸ばす手もやや少なく伸ばすことによって手数の方の突きを行ってください。上半身を固めることは上達を阻害してしまいます。

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  1. 2015/07/17(金) 21:25:00|
  2. 剣術 業

試合口 片手突き

 片手付きは自分の間を長くすることができます。試合口における片手付きは通常の間合いからの片手付きですので、ほとんど踏み込むことなく、体をひとえにしつつ手を伸ばすだけで十分につけてしまいます。これも昨日の諸手突きと同じように上半身を縮ぢこめて固くしてしまえば技の稽古にはなりません。踏み込みを調整してください。

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  1. 2015/07/18(土) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「阳剱」太刀を抑える

 いう必要もないことなのですけれど、形にとらわれた方は手先で抑えようとされ、体はどこへ行ってしまったのかわからない状態で自己満足しておられます。
 臍下から順に切先に至りその結果として抑えています。体感としては臍下で抑えている実感であり、腕に力が入ることでじょこ満足するようなレベルではありません。

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  1. 2015/07/19(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「阴剱」受け流し

 受け流す時の刀の角度は相手の刀がすっと下方に流れる角度です。
右手の内が固く握りしめている方は刀が床と平行に近い角度まで上がってしまい、打太刀の切り込む刀と自分の刀がガツンとぶつかってしまいます。あくまでも流さねばなりません。P6150088-1.jpg
  1. 2015/07/20(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「無二剣」二段打


 小手から面への二段打ですが初めから二つ打つと考えて動くのではありません。小手へ防がれたので相手の防ぐ力をこちらに取り込んで面に切り込みます。
 また、小手から面へはわずかな前進で済みますが、大きく出すぎて刀の中ほどで切り込んでしまう方が多いようですので、間合いを良く見極めて動いてください。

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  1. 2015/07/21(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「二生」気先を掛ける

 「気先をかける」タイミングは相手の動きが完成する直前です。完成しかけて「さあ行こう」とする前に気先をかけますこのタイミングの工夫をせずただ、手順通りに行っていては稽古になりません。
「二生」であれば打太刀が上段に取り直そうとして振り上げ、間もなく上段になるというところに入っていきます。工夫してください。

横浜市金沢区の龍華寺です。
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  1. 2015/07/22(水) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「稲妻」 正面はまっすぐに

 稲妻は三段打ですが技をあせると太刀筋がくるってしまいますので特に初心者は慎重に稽古しなければなりません。
 初めに上段から斬り込むときにも太刀筋が斜めになってしまう方がありますが、これは素振りが正しく行われていないためですので論外です。次に右内腿を切るときに右手中心となる方は刀をひねって水平近い角度から斬ろうとしています。面からただ内腿に落とすだけですので30度から40度くらいの角度におさまるはずです。また最後の面もあせって斜めに斬りこむ方がおられますので落ち着いて正しく動く稽古を重ねて、それが速さへと変わるように心がけてください。

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  1. 2015/07/23(木) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流剣術1 中段

 大石神影流剣術ではいわゆる中段のことを「真剣に構える」という言葉も用います。
 基本的なことですが足は撞木に開きます。撞木に開いた足ですので膝は当然割れ、前足の膝は正面に向いてゆとりを保ってゆるみ、左足の膝は左足のつま先の方向に向いて弛みます。重心は前後どちらにもかかりません。
 下半身に乗る上半身ですから上半身は正対することなく角度を保ったまま相手に向かいます。左手は体の中心に位置し、右手は自分の中心と相手の中心を結んだ中心に木刀がくるように位置します。左右の手の中心は左右どちらにも偏りません。
 言うまでもないことですが手の内を通じて切っ先までが自分の体となり、刀を扱うのではなく自分の体の一部となっていなければなりません。
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  1. 2015/08/30(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流剣術2 上段

 上段は中段から文字通り半月を描いて切先が上昇します。この時中段構えで切っ先まで自分の体となっていなければ柄のみ半月を描かそうとして切先は死んでただ動いています。
 上まで上った刀は下りることによって上段に落ち着きます。下りなければただ上昇したのみで安定はありません。上がる、下がるは体の内部の働きによってなされ、体を活性化します。ここを形のみで行っていては体の働きを活性化させることもありません。
 下がるときに体が正対する人もいますので要注意です。足は撞木なのに体が正対すればねじれが生じてしまいます。
 上段にとった時は切先は柄よりもやや後方に位置します。

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  1. 2015/08/31(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流剣術3 脇中段

 脇中段は中段から所謂八相の構えとなりますが体の中心線と平行に刀は立ちます。刃は相手の方を向きますので左手の親指は柄と平行にはなりませんが親指の腹は柄の右側面にかかります。また左手の小指人差し指の腹も柄の右側面にかかっています。
 脇中段から正面に切るには、一度上段の位置に近いところを通り切り下します。ただし胴を斬るときはそのまま斜めに切ります。

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  1. 2015/09/01(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流剣術4 車

車の構えは所謂脇構えです。足幅は広く取り切っ先は体の後方に隠れます。
 中段から車にとるときには大きく右情報を経由して半円を描きながら下りていきます。円の中心は臍下であることは言うまでもありません。
 下りた時には左ひじは突っ張らず肘の重さを体が感じて左肩にはゆとりがあります。また右ひじも同様です。肘の重さを体が感じ右肩にゆとりがあり、臍下からの流れは左右に分かれて刀で一つになります。

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  1. 2015/09/02(水) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流剣術5 下段

下段は中段から切先が下りただけですが、手首を伸ばして切っ先を下してしまえば刀は死にます。臍下中心に角度が変わるだけです。
 下段にとるのは手数の中で変化した場合が多いのですが、下段は下方から相手を攻める構えであり、ただ下におろしただけで、攻めがなければすでに切られています。

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  1. 2015/09/03(木) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流剣術6 阳剱

 大石神影流の攻防の理論は阳剱、阴剱に二本の手数に表わされているといっても過言ではありません。
 阳剱は打太刀の動きに乗って勝つ手数です。打太刀が先に動きおおこしますが、仕太刀は常に上段から攻めていますので仕太刀が動きを起こさざるを得ないということができます。ここで大事なことは動きを見て仕太刀が動くのではなく打太刀の起こりを打つということです。動きを見て動いていれば遅れます。常に攻めていますので起こりに打ち込むことは容易です。
 初心者の方は相手の動きを読む稽古、さらには上段からのまっすぐな打込みを稽古してください。
 人によっては仇たちの木刀にとらわれまっすぐに打込むのではなく打太刀の木刀を排除するように動く方がおられますが、動きを正してください。

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  1. 2015/09/04(金) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流剣術7 阴剱

 阴剱は打太刀に応じて勝つ手数です。ただしただ待っているわけではなく車の構えからはどのようにも切り込むことが可能です。相対したときには五分と五分の状態で打太刀と均衡が取れていなければなりません。
 また、打太刀に応じるといっても相手に合わせる気持ちを持ってはならず、打太刀がどのように動いても仕太刀は相手との調和が保てていなければなりません。

 来則迎 去則送 対則和 五五十 二八十 一九十 以是可和

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  1. 2015/09/05(土) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流剣術8 無二剱

 無二剱は附けの構えを取ります。打太刀は上段にとり、いつでも切り下せる構えです。一方仕太刀は附けですのでいつでも突ける構えです。
 無二剱では附けの構えが確かなものでなければ打太刀に起こりを察せられ小手に斬り込むまでに打込まれています。附けの構えで打太刀が容易に動けないので小手に斬り込みます。
 打太刀がかろうじて小手を防ぐと、打太刀の勢いを自分に取り込んで木刀を廻し打太刀の面に斬り込みます。打太刀の防ぐ勢いを臍下に感じて剣を廻します。「拂われたから急いで自分の姿勢を立て直して自分が打込む」という動きではありません。

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  1. 2015/09/06(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流剣術9 二生

 二生は附けの構えを取りますので上段にとった打太刀を攻めます。当然切っ先は生きて相手に指向していなければなりません。どうしようもない打太刀が斬り下すので間を切り下段にとり、打太刀が再度上段に振りかぶる刹那に気先を掛けます。
 下段から気先を掛けることは難しく、心は鎮み、体のどこにも無理無駄があってはならず、切先が生きて働ける状態あり下段から打太刀を浮かせ、気は相手に届いて圧していなければなりません。
 中には相手を脅かすのだと勘違いして体を揺らして相手に迫っていこうとする方がおられますが反対方向の稽古をされています。

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  1. 2015/09/07(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流剣術10 稲妻

 稲妻は上段から打太刀を攻めるのみの手数です。簡単なようですができていない方が多いのは簡単だと思い形だけのことをされているためです。留意点を述べておきます。

 上段から切り込むとき動きの最中にも心身に好きなく、どのようにでも変化できること
 確実に内腿に斬り込むこと。脛や膝に斬り込むのではありません。
 内腿に斬りこむときには刃筋がくるわぬように確実に斜めに真っ直ぐに切り込むこと。横殴りになる人もあります。
 三つ続け打ちですが、臍下中心を崩さない事。


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  1. 2015/09/08(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流剣術11 太陽剱

 太陽剱は簡単にいうと抜き面です。仕太刀は附けの構えを取りますので、打太刀はどうしようもないため上段より斬り下ろします
 この手数では双方の間合が遠く、打太刀の斬り込みが不十分なケースをよく見ます。仕太刀が後方に下がらなくても切先が触れることがない状態です。主に仕太刀が間に十分に入っていないためにおこります。
 仕太刀が振り上げた太刀は素振りの通りに切っ先は頭上で回転してからまっすぐに下りていきますが、素振りが不十分で動きが身についていない方は大石神影流の振りかぶりができていませんので、しっかり稽古してください。

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  1. 2015/09/09(水) 21:25:00|
  2. 剣術 業
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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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