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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

指のかかり

 先日の講習会で力任せに振ろうとはしていないのに動きが硬い方をよく見ていると、刀の柄に対して指が深くかかりすぎていることが分かりました。
 無意識のうちに刀をしっかり持とうとして指の柄へのかかりが深くなると、肩、肘に力みが生じ、体の中心とつながらなくなって肩から先で刀を振ってしまうようになります。しかも肘も硬いのですから、動きは昔のロボットのようにギクシャクしたものにならざるを得ません。
 これは抜付けのときの柄手に関しても同じことです。また手の内の状態はあくまでも「真綿に針を含むを握るが如く」であってけっして力がこもってはいけません。
 指を深くかけたり、手の内に力を込めなければ刀が飛んでいきそうで不安を生じるかもしれませんが、師は「刀が飛んで言ってもいいと思いなさい。正しければ絶対にそうはならないから。」と教えられました。不自由なものは自由に働くことはなく、刀を拘束していてはまた刀も働きをなすことはありません。工夫してください。 


 久留米道場の7月22日の稽古記録が更新されています。お読みください。

 貫汪館ホームページの会報のページに会報第61号を載せています。お読みください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の7月の稽古は
全ての水曜日 荘島体育館剣道場 19時~20時45分
です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/07/28(火) 21:43:16|
  2. 居合 業

請流・請入

 太刀打の請流・請入の理について述べます。
請流・請入でははじめに遣方が打太刀の袈裟に斬り込み、それを鍔元でうけた打太刀が少しひいて太刀を返して遣方の右手に斬り込みます。遣方は前に出てこれを鍔元でうけ、その切先は打太刀の顔に向きます。ここまでは請流・請入ともに同じ動きになります。
 ここまでの動きで大切なことは、遣方の一撃目の太刀に打太刀は鍔元でうけるということで、ここで大きく後ろにさがって物打で打ち合わせてしまったら、次に遣方の小手を切ることは出来なくなり、また物打で打ち合わせることになってしまいます。これでは形の理から離れてしまっています。
 さて、ここまで理にかなった動きとなったとして、打太刀が遣方の小手に斬り返したとき、遣方は前に出てこれをうけ間は詰まり、切先は打太刀の顔に向いていますので、打太刀はどうすることも出来ず、後ろにさがって太刀を上にとり間を切ろうとします。その機を逃さず顔に突き込むのが請流であり、太刀をまわして下方から斬り上げるのが請入です。
 形の理をわきまえずに稽古をしてもそれはただの殺陣であり、技法も心法も身につくことはありません。初心者の方はゆっくりと理にかなった形の稽古をしてください。
 

 貫汪館ホームページの無雙神傳英信流抜刀兵法 行事のページに太刀打・詰合講習会の写真を載せました。御覧下さい。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の8月の稽古は毎週水曜日 荘島体育館剣道場 19時~20時45分です。ただし、8月5日は、筑後川花火大会で体育館付近の交通規制があるため稽古はお休みです。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/07/30(木) 21:28:21|
  2. 居合 業

太刀打の効果

 素抜き抜刀術しか稽古したことがない方に太刀打をお教えすると、居合をより深く理解されるようになる事がいくつかあります。
 一つは、タメを作っていては間に合わない事。今までためを作って斬り込み、自分自身で感じる筋肉の緊張を力強さと教えられてきた方には理解し易いのですが、敵は自分が斬り込むのを待ってはくれません。いちいちタメを作って斬り込もうとすれば間に合わず、斬られてしまうということが理解していただけます。
 二つ目は足腰を固めていては斬られてしまうという事、陰陽進退や流刀、虎一足等の動きを考えていただくと理解し易いのですが、これらの形では初動では相手は倒れていません。したがって次の動きは初動から途切れることなくすらすらと行われる必要があります。太刀打では一撃で相手を倒すという動きは少なくいちいち体を固めていては次の動きに間に合わないという事が実感していただけると思います。
 三つ目には構えては隙が出来るという事。抜付けの際、柄手を掛けて一度構えてから抜き始める方がおられます。しかし一本目、二本目などでまた、心妙剱などで、あいての構えているのを見ると、如何に隙ができるかということが夜よく理解できます。たとえ々位置に手があったとしても、構えてしまえば体に凝り固まりが出来、隙となる部分がはっきりと見て取られるのです。
 四つ目には正対を続ける事に意味は無い事。現代剣道を経験した方に起こりがちなのですが、どうしても相手に体を正対させなければならないと思い込んでいる方がおられます。。それが正しいと教え込まれるのですから無理はありませんが、竹刀基準ではなく刀基準の動きではむしろ正対する事が少ないのです。太刀打では現代剣道のように上から下に切り下ろす当方のみが存在するわけではありません。したがって、正対を続ける事が絶対正しいというわけではないという事が理解され、抜付けにおいて正対、斬撃において正対という無理な動きに気づく事が出来ます。
 太刀打にはその他、色々と人によって居合の動きを向上させるヒントがあるようですが、それぞれ、形を通じて自分なりに会得してください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の8月の稽古は毎週水曜日 荘島体育館剣道場 19時~20時45分です。ただし、8月5日は、筑後川花火大会で体育館付近の交通規制があるため稽古はお休みです。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/08/02(日) 21:31:55|
  2. 居合 業

岩波(久留米での稽)

 昨日の夜、久留米で稽古を行いました。
 水曜、木曜、金曜と高知で、資料の記録を行い、水曜の夜と木曜の夜は仁淀川の河川敷で車中泊、二日間とも雨で、夜中の3時頃に移動を余儀なくされました。特に木曜の夜は、河川敷でサイレンが鳴り始め、役所の車両が、「上流のダムが放流するので、警戒してください。」と拡声器による放送で警告までしてくれました。実際は水位はそれほど上がらなかったのですが・・・。 高知に行く時はバイクでも車でもいつも決まって仁淀川の河川敷です。金曜日の夜帰ってきて仮眠し、土曜は朝5時過ぎにバイクで九州まで。午前中は師に教えを受け、午後は久留米市の図書館で、加藤田関係の資料を読みました。そこからの稽古でしたが、稽古中は疲れはでないどころか、刀があるおかげで、体はより楽に動きます。しかし流石に稽古後に広島に帰る時には睡眠不足でフラフラでした。
 さて久留米での稽古についてですが、始めは全員で斬撃の後、大森流を通し、次に英信流表で初心者の形にお教えしている横雲から山下風まで通した後、新に岩波を稽古しました。
 岩波は始めに体を前に掛けた後は体が緩み後半身が後方に広がるだけです。自分で刀を抜こうとはしません。その上体はあたかも床の上においた「スライム」が広がっていくようなもので、どこにも力みは入りません。力みが入った時点で、自分で抜こうとした時点で、動きは滞り凝り固まりが生じて抜けなくなってしまいます。・・・ここで抜けなくなるというのは居合の抜きではないということです。
 したがって緩んでいくだけであるがゆえに右足の腿は、前に体を掛けた状態の床と平行以上に立つ事はありません。立つという事は自分の我で抜き放しているということになります。ここを間違えていては進歩する事はありませんので、疎かには出来ません。
 後の突く動作は手に力が入ることが無いのはお教えしたとおりです。体の下部を使います。とはいっても体は絶対に固める事はありませんので、誤解されませんように。
 相手を押し倒す時にはからだの中心軸が向きを変えるだけで、体の中心と切先までが一体になっていれば相手は倒れます。経験していただいたとおりで、肩や腕は動かしません。肩や腕を動かすがゆえに弱くなってしまいます。絶対にやったという実感を求めてはいけません。「体の中心と切先までが一体」という稽古はしなければできません。ただし固めるわけでは合いません。
 次の斬撃までの動きは、刀を広報に返す動作が行われてさえ入れば体が自動的に動きますので、何もする必要はありません。刀が体を動かせます。「自分が」という意識が全てを狂わせますので心してください。
 「思いが変わらねば業はかわらぬ。」という言葉は無双神伝英信流抜刀兵法の師 梅本貫正先生がよく言われていたことですが、実際は「自分が・・・」という思いの方が多くおられました。「自分が・・・」という思いは「無念無想」とは対極にあります。稽古される方は「自分が・・・」という思いを捨て去らなければ上達はありません。

 8月8日の久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。

 8月10日から15日まで広島での稽古はお休みです。久留米では稽古があります。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の8月の稽古は毎週水曜日 荘島体育館剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/08/09(日) 21:27:21|
  2. 居合 業

「山下風」「瀧落」

 全ての形には理合があり、その理合を無視してしまえば形は全く作用しない動きを作ってしまいます。
 英信流表に「山下風」がありますが、これは自分の左側に座ったものが自分の刀の柄を抑えに(とりに)くるのをすかして鍔当てまたは右拳で当てを入れたのち袈裟に斬り付けます。
 この形は実際に相手をつければすぐにわかる事なのですが、初めから左右の手で自分の刀をとるのではなく、鞘手のみで刀をあやつり最後に右手を添えて当を入れなければ、かえって相手に制せられてしまう形です。相手は自分の動きを制するために動き始めるので柄さえもてないようにすればよいというものではないのです。柄を制する事が出来なければそこにある右手を制する事へ変化するのは至極簡単な事です。
 また、万が一相手の手をかわせたとしても、両手で自分の刀を動かすことによって上腕に力がこもりやすく、当は冴えのない鈍重なものになり当の効果が薄くなてしまいます。「山下風」の動きは柔術の動きに限りなく近いものであり、その心積もりが無ければ形にはなりません。
 同様に「瀧落」もまた柔術の動きに限りなく近いもので、立とうとしたところを、相手が後方から小尻をもち動きを制しようとするのにただ刀をこねればよいという考え方や、勢いではずすという稚拙な方法では手は離れるものではありません。これは柔術であればつかまれた手首を如何にはずすかという方法と同じ手法をとらなければなりません。 
 居合には柔術との境界線にあるような形があり、このような形はただ単に繰り返していただけで身につくものでは決してなく、理合をよく修得して後、稽古を重ねなければなりません。 
 

 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古会は9月12日(土)、13日(日)に行います。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の9月の稽古は毎週水曜日 荘島体育館剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/09/05(土) 21:25:14|
  2. 居合 業

抜付け

 抜付けのイメージを誤解してしまうと、なかなか業は生まれません。
 以前、「抜く」のではなく「抜ける」のだと説明しましたが、抜付けは「集中」ではなく「開放」であり、「凝縮」ではなく「限りなき広がり」です。言葉のイメージに過ぎませんがこれはまた体感でもあります。
 抜きつけた時には体はより楽で、どこにも力みは無く自由です。これを無双神伝英信流抜刀兵法も師 梅本三男貫正先生は「正しく動けば体が喜ぶ」と表現されました。
 抜きつけた時に体が緊張し、力みが生じ、それを抜付けの実感だと自己満足している方は想いを改める事がなければ決して上達する事がありません。
 よくよく考えてください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の9月の稽古は毎週水曜日 荘島体育館剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/09/18(金) 21:25:28|
  2. 居合 業

鞘手

 抜付けにおいて体の調和が崩れ固まってしまう原因の一つに鞘手があります。
 一つは鞘手の掛りが深い事。これは人差し指から小指にかけての四指が無意識の内に鞘を握ろうとしてしまう事に原因があります。鞘手はごく軽く鞘に接する程度であり、握る事はありません。小指薬指は鞘の下側にかかる程度であり、指を鞘に巻き込むことはないのです。
 抜付けの崩れの二つ目の原因は手首を使うことにあります。一つ目の動きと関連して起こる事なのですが、鞘手の手首の角度が鞘にかかったときとは変化し鞘を手首で操作する事によって動きの調和を崩してしまいます。手首の角度は鞘に掛った時から抜付けが終わるまで変化しませんし、手首で鞘を操作する事もありません。
 工夫してください。

 貫汪館ホームページの無双神伝英信流と渋川一流のリンクのページならびに無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のリンクのページに関口新心流「新心館」のホームページを載せました。御覧下さい。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の10月の稽古は毎週水曜日 荘島体育館剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/10/23(金) 21:25:03|
  2. 居合 業

小尻の動き

 小尻の動きを文章にするのは難しいことで、詳しくは稽古の際に尋ねていただきたいと思いまが、間違った動きをされる方、あるいは意識がそこまで至っていない方が居られますので、あえて記しておきます。
 道場でお教えしていますので、おそらく字面だけとって勘違いをされることはないと思いますが、無雙神傳英信流抜刀兵法において抜付けあるいは納刀において小尻は上下や左右にぶれることはありません。よく居合の写真で見るように抜きつけた刀と鞘との角度が直角になるということはないのです。
 小尻がぶれる原因は手首をこねたり、肘で鞘を後方に持っていこうと肩を後方にそらしたりして無理をして、また無理をする事によって筋肉の緊張に自己満足しているためで、抜付け納刀において体幹が働いていないことに原因があります。
 体幹というと何か太い木の幹のようなものをイメージする方もいますが体の中心の働きであり意識が繊細になればなるほど限りなく無限に細く薄くなっていくものです。この体幹が働きますので、外側はそれにつれて動きますが、それは手首をこねたり、肘で鞘を後方に持っていこうと肩を後方にそらした結果の動きとは全く異なるものです。
 稽古の時には必ず私の動きをお見せしていますので、みてとってください。

 久留米道場の10月21日の稽古記録が記されています。お読みください。

 貫汪館ホームページの無双神伝英信流と渋川一流のリンクのページならびに無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のリンクのページに関口新心流「新心館」のホームページを載せました。御覧下さい。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の10月の稽古は毎週水曜日 荘島体育館剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/10/24(土) 21:25:18|
  2. 居合 業

浮雲

 「浮雲」の形で注意を要するのは抜付けです。文字通り雲のごとく体は軽くなっても抜付けの瞬間に固まってしまい全てを台無しにしてしまう方が多く居られます。「横雲」や「稲妻」などの抜付けと同じく浮雲の抜付けも中心が自分のうちにあらねばならないことはいうまでもありません。
 しかし、位置的に自分より下にあるものに対して切先上がり手元下がりに斬りつけるという意識が体の調和を乱し、体は前にかかり、肩先で抜付け、前にかかった重心を何とかしようと体を固めて下肢で体を支えてしまいます。これでは今までの「雲」となり軽くなった体はなくなってしまい、質の低い動きしかできなくなってしまいます。
 抜付けは体の落下によって行われるのであり、自分が手を下げて斬りつけるのではないとしっかり理をわきまえ、たとえれば体の巾が切先から小尻まで自分の体の一部であることが感じられることが「浮雲」上達の手がかりとなります。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の11月の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/10/29(木) 21:25:28|
  2. 居合 業

柄手

 横に抜付ける時の柄手の柄へのかかりについて記します。抜付けにおいては柄手が柄に触れるときの動きがが後の動きを全て決めてしまうといっても過言ではありません。無双神伝英信流抜刀兵法の師範代と話していてわかったのですが、この柄手のかかりが間違っているために後の動きに歪を生じている方がおられます。
 柄手、鞘手といっても格別な事ではありません。鞘手が鞘に触れようと、柄手が柄に触れようと触れていないときと同じくらいの感触しか手の内にはありません。柄や、鞘を握るとか親指と人差し指の間を押し付ける、あるいは柄をとりに行くといった動きをしてしまうとその後はその僅かな力みが体全体の動きを歪ませてしまうのです。
 柄手が柄にかかるときの感覚について簡単な方法を記します。
 体に力を入れず、両手を体の前に持っていきます。そして「おにぎり」作るときのように両手を体の前で、左手の掌を上に、右手の掌を下にして掌と掌がクロスするように重ねます。このときに手首にも方にも胸にも、上半身のどこにも少しも凝り固まりや力みが生じない状態が柄手が柄にふれた(かかった)ときの柄手・鞘手の感覚です。柄に触れたときも抜きつけた時もこの楽な状態は少しも変化する事はありません。
 わからない場合は道場でご質問ください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2010/01/06(水) 21:25:02|
  2. 居合 業

鞘手

 抜付けた刀が山形に軌跡を描いたり、極端に高くなってしまう原因の多くが柄手ではなく鞘手にあります。人の体は無意識のうちに左右を均等に扱おうとしています。
 無雙神傳英信流では刀を扱うのに力を用いることを否定します。したがって稽古をしたからといって握力がつくということもなく、100本程度形を続けて抜いたからといって筋肉疲労になることもありません。
 そのような遣方をしますので体の少しの歪が大きく現われるのが切先のぶれです。このぶれを柄手によってコントロールしようとするのは全く間違った考え方で、そのようなコントロールの仕方をしてしまったら腕力が必要となってしまいます。
 このような動きになってしまう人は鞘手の握りが強すぎる場合が多ので、左手の手の内は極柔らかくしなければなりません。柔らかな殻の卵を握りつぶしてしまわない程度から工夫をはじめ、最終的には握った感覚がないほどになさなければなりません。

 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2010/01/09(土) 21:25:34|
  2. 居合 業

柄手

 暖かくなってきました。冬の内についてしまったかもしれない癖について述べて起きます。
 先日、無双神伝英信流抜刀兵法の師範代と話していて、柄手がなぜ深く掛りすぎていたのか原因が自分自身で見つかったと話してくれました。それは冬の間の稽古で寒く、手も乾燥してしまい、体が柄手に不安を感じ思わずに深くなっていたのが原因でした。師範代が意図的に行っていた動きではないので、よく原因を掴む事が出来たと感心しました。
 無双神伝英信流抜刀兵法では柄手は自分でもいつ掛ったかわからないほど柔らかなままで、抜付けた後も握り締める事はありません。師の梅本三男貫正先生は「刀が手の内から飛び出て飛んでいくくらいにやわらかく。」と教えられました。そのほうが刀が生きて働くのです。
 冬の間、稽古場所は寒く、手がかじかむ事もあります。刀が手の内から飛んでいくような不安を体が感じていると、知らず知らずの内に柄手の係りは深くなり、抜きつけた後に柄を握り締めてしまう癖が身についているかもしれません。自分自身の動きを確認してください。

 写真は携帯で撮った今日の雪景色です。

       yukiF1000240.jpg


 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2010/03/09(火) 21:25:58|
  2. 居合 業

鞘手

 先日、昨年の講習会で無双直伝英信流の抜付けの際の鞘手は河野百錬以前は今と異なり、現在の鞘手にかえたのは河野百錬だというお話をしたところ、今回の講習会にも来られ出典を尋ねられたのでお教えしました。河野百錬著『居合道真諦』に以下のように記されています。明らかに無双神伝英信流抜刀兵法の外見上の鞘手の動きとは異なっています。しかし、動きの理合からいえば旧式の無双直伝英信流の鞘手の動きのほうが無双神伝英信流の動きの本質と同じになりやすくなります。
 現在の無双直伝英信流の鞘手の動きの本質は多くの方が夢想神伝流と同じになっていますので(外見上の細かな動きではなく)、旧式の動きのほうが稽古の方法論としては良いと思います。
 鞘手が鞘を握ったままであれば抜きつけたときに鞘を後方に持っていこうと言う思いが働き鞘が背中のほうに来る動きをしてしまいがちなのですが、これでは抜付けの理合にあいません。抜付けの際に鞘手を離してしまえばそのような事も起こらず、体の歪も生じにくいのです。
 

九、鞘 手 の 事
 抜付けた時、鞘を(粟形の所)左手(鞘手)を開いて押へて居る人を見受けるが、之も誤りである。
鞘手は、目標に向つて抜刀した刀刃の方向に左手で鞘を傾けて捏つた手の儘まであるのが自然であり正しい方法である。即ち鞘は正座初本の抜付けでは、刀刃の発動方向である横一文字であり、下から相手の腋坪に抜付ける様な場合は鞘は真下たにカヤシ百三十度回転した儘ま左手で鯉口を捏つて居るべきである。
私達の習ひ初めの頃は、抜刀の時、左手は粟形を押へた時代もあつたが、之は捏つた鞘手を更に放して押へると云ふ二段になつて、錬熟者は別として、とても初心者には出来難たい事であり、又た刀法の理合ひから云つても、単に押へるよりも鯉口を握つた其の儘ま(左手も肘も後ろに引く心持で)の一気で行ふ方がはるかに気の充実が十分である。
私は此の事に就いて幾多の疑問を生じ入門から十五ケ年間あらゆる角度からの研究に依り此の結論に到達したが、当流刀法の重大な問題として之を昭和十六年夏、恩師正統第十九代宗家福井春政先生に諮り熟議の結果「然り」との快諾を得、以来当流は此の仕方に依る事を定めた。


 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2010/03/19(金) 21:25:54|
  2. 居合 業

請流・請入

 太刀打の稽古は基本的に打太刀を上位のものが行い遣方を導きます。したがって打太刀を勤める方は試合か何かをするように心得ていては形の稽古は成り立ちません。
 請流・請入の形の稽古において遣方が初太刀で袈裟に斬り込むところを、打太刀がとめ、裏を斬りますが、このところで、遣方に斬り込まれまいとして力任せに木刀を遣方の木刀に打ち当てようとされる方が居られますが、これでは稽古になりません。
 遣方にはあくまでも斬り込ませるのであって、斬り込ませた太刀を自分の体に当たる間際に「そっと」とめます。そしてとめた刹那こちらから裏を斬り、遣方に「そっと」とめさせ働かさせ続けるのであって、居付かせない稽古をしています。ここを考え違いしてしまうと以後の形全てがおかしくなってしまいます。
 工夫を重ねてください。
 
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2010/03/23(火) 21:25:58|
  2. 居合 業

虎一足

 猛き虎の千里のあゆみ遠からず  
            行より早く帰る足引

 虎の一足、または陰陽進退において敵が向脛へ薙付け来るのを差表の鎬にて張受けに受ける動作は抜付けと変わることはありません。動きが難しいためか切先を一度鞘からはずしてそこから受ける動作が始まる方がおられますが、これでは敵の刀のほうが早く、自分の脛は斬られてしまいます。
 私の同門の方にも何を勘違いされたか、一度切先を鞘からはずして新たな力で受ける動作をされる方がおられ、この方が力強く受けることが出来ると言われる方がおられましたが、敵は自分の動きを待ってはくれません。文字通り「向脛へ薙付け来る」刀を止めるのであり、敵が先に動き始めています。ただでさえ間に合わぬものをニ挙動で間に合うはずもないのです。
 間に合わせるものは抜付けの動きと、歌に述べられたようにまさしく「行より早く帰る足引」でしかありません。確かに虎一足には速い術理が存在するのですが、これは道場で。


 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2010/03/25(木) 21:25:01|
  2. 居合 業

流刀

 無双神伝英信流の流刀は想定の違いかとも思いますが他系の流刀と異なり、動き始めから斬撃にいたるまで動きがよどむことなく、止ることもありません。
 敵の刀は受けるのではなく、受け流すのであり、体が低く進むがゆえに自分の刀と相手の斬り込む刀とは打ち当たることはないのです。従って刀はそのままめぐり相手の首に斬り込まれます。
 斬り込む寸前にタメを作って斬り込むことは絶対にありません。臍下丹田が動きの中心となっており、刀を振ろうという思いを去れば刀はひとりでに巡るのです。
 以前、師の弟子にも、<受けては体を止め、右足を出しては体を止め、止ったところで「左向け左」のように腰を回転させて向きをかえつつ後方に反ってタメを作って斬り込み、体を固める。>という、まるで号令に合わせた様な動きをされて体の力みを力強さと思い込み自己満足して得々として教えられる方がおられましたが、無双神伝英信流においてはそのような動きは決してなすことはありません。
 どうしてそのような師伝と異なる動きをするのだろうと思いましたが、もともとは他流派の方でしたから、想定が違うにもかかわらずかって習った事が根底にあったのかもしれません。
 自分の都合の良いように仮想の敵を動かすからそのような動きで自己満足するのでしょうが、斬り込みを流された敵は一撃も受けては居ないのですから、そこに留まってくれはしません。ニ撃、三撃と斬りかかるのが敵です。ニ撃目の前にこちらが斬撃できる動きを求めねばならず、止ったりタメを作ったりする無駄な時間はありません。
 工夫しなければ出来ない動きです。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2010/03/26(金) 21:25:36|
  2. 居合 業

右刀

 右刀は座したときから腰が右の敵に対して開いているので抜付けは、ほとんど何をすることもありません。
 しかし、この形は、敵に正対せねば気が済まぬ人にとっては随分と難しい形のようです。正対しようとするばかりに下半身に乗っている上半身も向きをかえてしまい。抜付けが右に流れてしまうのです。左刀も右刀もそして当刀も抜付けの原理は変わることがありません。柄手が右に流れてしまうと刀が敵の右側面に達しなくなり抜付けが効果を発揮しなくなります。
 正対しようとされる方は必ず抜き始めにお尻を高く浮かせてしまいますのでここを直さなければなりません。直すといっても難しいことではなく、何もしなければよいのです。工夫してください。

 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。

 貫汪館広島護国神社奉納演武会は4月4日(日)午前9時半から実施いたします。

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  1. 2010/03/28(日) 21:25:31|
  2. 居合 業

抜付け

 抜付けは切先が鯉口から離れるところより始まるという思いがあるとしたら、これは全くの間違いです。
 無双神伝英信流抜刀兵法の想定の多くは敵に斬りかかられるので、これに抜きつけます。こちらから動かぬ敵に抜きつけていくわけではありません。世間には抜付けを序破急ととらえる考え方もあるようですが、言葉通りにとらえてしまうと三つの状況を経て抜付けが行われるようになってしまいます。しかし斬りかかる敵に「みっつ」では絶対に間に合う事はないのです。したがってお教えするときに序破急と言う言葉を用いる事はありません。抜付けは刀が鞘の内に納まっているところから始まります。
 只でさえ間に合わぬどうにもならぬ状況に置かれている訳ですから、抜付けははじめからおわりまで淀みなく滞りなく静に行われなければなりません。「ひとつ」の動きははやくなりますが、「みっつ」の動きは如何にはやくなったとしても「みっつ」であり「ひとつ」のはやさには対応できないのです。
 工夫してください。

 貫汪館広島護国神社奉納演武会は4月4日(日)午前9時半から実施いたします。 

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  1. 2010/03/30(火) 21:25:01|
  2. 居合 業

独妙剱

 太刀打の独妙剱は遣方が刀を下にとり打太刀が刀を上にとります。したがって遣方が振り上げて斬り込む間合は、常の斬撃の稽古とは異なるということはお教えしている通りです。御理解いただいていると思いますのであとは稽古を重ねていただくとして、難しいのは刀が合するときの動きとその後の動きのようです。
 刀が合するのはまさしく相撃であって10と10の勢いが合します。この時に、遣方が次の柄頭の当てがあるのだからと、次の動きを考えてしまえば自分は8か9になってしまい、実際にはその時点で打太刀に両断されてしまいます。あくまで10と10でなければならないのです。
 さて10と10で相撃した瞬間、遣方の体は文字通りそこに存在しなくなります。そこにあるべきはずのものが存在しなくなるから打太刀は柄頭での当てを受けてしまうのです。自分の力で相手の柄を押し上げて当てるのではありません。そのような質の悪い動きではないのです。
 この動きをするには相当に工夫が必要ですが、動きの質を変えるためにはよい稽古となります。会得してください。

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  1. 2010/04/17(土) 21:25:12|
  2. 居合 業

絶妙剣

 絶妙剣で遣方の打ち込みを十文字に受けた後にすり落として切先で面を斬り喉を突く動きに苦労されている方が多いようです。
 十文字に受けたときに臍下が受ける動きの中心になっていなければ、次の動きは出る事がありません。臍下を中心に受ける事が出来たならば、臍下の球体がある感覚を持って、この球体が回転することにより相手の立をすり落とす事ができるのだと観念してください。決して自分の腕が刀を操作するわけではありません。球体が目的に添って回転する事によって下半身と上半身が連動して動き、刀は上から相手の面を切り下ろします。
 あくまでも感覚での説明ですが、臍下の球体を意識するところから始めてみてください。

 5月4日(火)、下鴨神社において日本古武道振興会主催の奉納演武会が午後1時半から行われます。無双神伝英信流抜刀兵法が奉納演武を行います。
 5月5日(水)、白峯神宮において日本古武道振興会主催の奉納演武会が午前11時から行われます。無双神伝英信流抜刀兵法と渋川一流柔術が演武します。お時間のある方はご見学にお越しください。


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  1. 2010/04/26(月) 21:25:56|
  2. 居合 業

附入

 太刀打の附入の形ですがちょっとしたところが出来ていませんので記しておきます。ちょっとしたところといっても、そこが抜けてしまうと形としては理にかなわなくなってしまいますので注意が肝要です。
 打太刀と遣方が抜きあって相撃となった刹那、遣方は打太刀の右手を制し右片手で打太刀を刺突します。このときの遣方の左手で打太刀の右手を制する動きが甘くなっているのです。
 遣方は四指で打太刀の右手首を取り、親指は打太刀の右手甲に位置します。しかし、親指が手甲に位置していただけでは打太刀の右手首は死にません。右手首が死んだ状態は手首がくの字になり、打太刀の刃筋が内に向いた状態をいいます。
 そのための遣方の手の内の状態は、親指が伸び四指が縮んだ状態になっていなければならないのですが、これは左手の力を完全にぬいて親指を伸ばしたとき他の四指は縮む状態と同じです。このような状態が手先ではなく臍下の働きによって現われれば左右の調和も取れています。工夫してください。

 5月4日(火)、下鴨神社において日本古武道振興会主催の奉納演武会が午後1時半から行われます。無双神伝英信流抜刀兵法が奉納演武を行います。
 5月5日(水)、白峯神宮において日本古武道振興会主催の奉納演武会が午前11時から行われます。無双神伝英信流抜刀兵法と渋川一流柔術が演武します。お時間のある方はご見学にお越しください。


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  1. 2010/04/29(木) 21:25:46|
  2. 居合 業

「陰陽進退」「流刀」「虎一足」などは

 無雙神傳英信流抜刀兵法において「陰陽進退」「流刀」「虎一足」などの形は刀を抜いたときに敵は全く傷ついていない状況にあります。
 「陰陽進退」では最初の抜付けが功を奏しない状態で敵が後方に下がったのを追い、斬撃します。したがって抜付けから斬撃にいたるまで速やかに行われなくてはなりません。また第二の敵が脛に斬り込んできたときにも、これを表鎬で打ち払っただけであるので、敵は一切傷ついていないので、打ち払って斬撃までは速やかに行われなくてはなりません。
 「流刀」において初動は体を前に流し敵刃から体を逃がしているだけであるので、このときもまた敵は一切傷ついていません。
 「虎一足」またしかりです。最初の動きでは表鎬で打ち払っただけであるので、敵は一切傷ついていないので斬撃までは速やかに行われなくてはなりません。
 これらの斬撃までの動きは臍下丹田を中心として滞りなく行われなければならないのですが、相手を両断するとか、強く切り込みたいという思いがある方は動きの途中で必ずタメを作ったり下半身や上半身を固めて斬撃しようとされます。
 敵は傷ついておらず自由に働ける状態にあるという状況が全く頭から離れてしまっているのです。自分が敵を斬れるということは敵もまた自分を斬れる状況にあります。このような事が分からない方は武術としての居合の習得は絶対に無理と断言しても過言ではありません。
 では滞りにない動きを習得するため初心者の方はどうすればよいか。
 明日述べます。

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  1. 2010/06/08(火) 21:25:38|
  2. 居合 業

手の内

 手の内は刀を体と一体化するための働きをなさなければなりません。従ってその状態は手首や肘の関節と同じです。

 強くもなく、弱くもない。
 刀を操作しようともせず、
 また臍下丹田からの力が伝達されぬわけでもない。

 かって無双神伝英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生はおっしゃいました。「私の手の平は女性の手の平のようにやわらかい。」
 柔術の手の内もまたしかりです。御前捕はまさにこの手の内でなければ業になることはありません。

 友人からふくやま美術館で「国宝の名刀」という展示が開催されている事を教えられました。国宝、重文ばかりです。お時間がある方は是非お出かけください。7月19日(月)まで開催されています。
 「登録美術品登録記念 国宝の名刀 -徳川将軍家ゆかりの刀剣-」(←クリックしてください)


 劇団夢現舎が6月18日(金)、20日(日)第三回ルナティック演劇祭(下北沢小劇場「楽園」で公演を行います。パンフレットを御覧いただき是非お出かけください。

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  1. 2010/06/11(金) 21:25:21|
  2. 居合 業

神妙剱

 無雙神傳英信流抜刀兵法の太刀打の神妙剣の稽古ですが、「相手が斬り下ろしてくるので、それに合わせて刀を抜いていき」という意識があっては全く稽古にはなりません。そのような稽古をしていたら華法としかならず、箕はありません。
 神妙剣はあくまで無のまま進み、敵の太刀がおりてくるのを感じ、抜付けに払います。形の手順は決まっていても形の稽古は毎回新たなものでなくてはならないのです。無であるから相手の斬り下ろして来る太刀に応じる事が出来ます。「来るか来るか」と待っているのはたんに手順を行っているに過ぎません。
 神妙剣は形には太刀を払いますが、実は敵に抜付ける稽古をしています。
 工夫を怠らないで下さい。

 貫汪館居合講習会を7月11日(日)に開催いたします。今回の講習会では太刀打・詰合を中心に稽古します。貫汪館HPの無雙神傳英信流抜刀兵法の稽古のページを御覧になり、どなたでもご参加ください。 

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  1. 2010/07/01(木) 21:25:49|
  2. 居合 業

柄手

 「柄手の掛りは」というと何か特別な方法によって柄に右手を掛けなければならないと感じられてしまいますが、特別な方法などありません。柄に手を掛けるという動きはしないのですから。
 柄手は体の中心が働く事によって外見上前に進みますが、その途中で柄をひろう(言葉ではひろうですが、ひろう実感はありません)=柄がついてくる だけです。
 抜付けを難しくされている方は柄に柄手を掛けて、柄手に居付いてしまっているから難しいのです。掛けるという意識と動作がなければ居付いてしまう事はありませんし、そのまま自由です。
 工夫を重ねてください。

 貫汪館居合講習会を7月11日(日)に開催いたします。今回の講習会では太刀打・詰合を中心に稽古します。貫汪館HPの無雙神傳英信流抜刀兵法の稽古のページを御覧になり、どなたでもご参加ください。 

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  1. 2010/07/06(火) 21:25:27|
  2. 居合 業

太刀打の間

 太刀打の稽古で斬り込む時の間が近い(一歩進んだときの進む距離が短い)方が居られるのでどうしてだろうと観ていましたが、斬り込もうと意識するために上半身主体になり脚が働いていない事に気付きました。
 立って歩みながらの斬撃の稽古もしており、そのような問題はクリアできているだろうと思い込んでいたのですが、ひょっとしたら、立って歩みながらの斬撃の稽古の時も斬り込むときに上半身主体になって下半身が固まっているのではないかと思います。
 言うまでもなく上半身は下半身に乗っています。したがって下半身が働かなければいくら上半身が頑張ったところでその場でじたばたしているに過ぎません。指摘した問題は下半身が働いていないというよりも、上半身を働かせたいがために下半身が忘れられてまったく動きの調和が取れていなかたことに原因があります。
 自分では目一杯頑張ったつもりでも、無駄な事をしていれば下達するだけになってしまいます。工夫に工夫を重ねてください。

 7月31日と8月1日、久留米に指導にまいります。興味のある方は久留米道場のH.Pの連絡先へ御連絡ください。
 7月31日(土)17:30~20:45 久留米武道館小道場
 8月1日(日) 09:00~16:30 田主丸武徳館剣道場
 

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  1. 2010/07/21(水) 21:25:17|
  2. 居合 業

斬撃のさいの刀の位置

 抜付けから斬撃をして斬り下した刀の位置は「これこれこういう所にあるはず。」あるいは「切先は床上何cm位にあるはず。」という固定された考え方は無雙神傳英信流抜刀兵法にはありません。
 抜き付けてから敵はどのようになるかはわからず、自分が高い位置に斬り込めば刀は比較的高い位置でとまり、低い位置に斬り込めば刀は比較的低い位置にとまります。切先は・・・という論議は全く意味をなしません。同じ長さの刀であっても反りの強い刀や反りの浅い刀があり、また長さも異なれば当然斬り下した時の切先の高さは異なります。
 外形を考えて動きをそれに合わすという稽古方法は固定された動きしか出来ないようにする駄目な稽古方法です。稽古は自由自在になる事を目指したものでなければなりません。

 7月31日と8月1日、久留米に指導にまいります。興味のある方は久留米道場のH.Pの連絡先へ御連絡ください。
 7月31日(土)17:30~20:45 久留米武道館小道場
 8月1日(日) 09:00~16:30 田主丸武徳館剣道場
 

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  1. 2010/07/23(金) 21:25:43|
  2. 居合 業

座る

 ある居合をされる他流派の方と話していたら、その方の周辺には正座した時に脚の筋肉を働かせてお尻をかかとから浮かせるように指導される方が居られるという事でした。その方はそのような事はしないと話しておられました。
 無雙神傳英信流抜刀兵法を稽古されている方が、そのような話を聞かれて誤解されてはいけませんので念のために述べておきますが、無雙神傳英信流ではそのような動きは一切しません。しないどころかそのような姿勢をとってはいけません。
 他流派のことは知りませんが、大森流にしても英信流にしても座るのは脚力を使う事なしに抜くという稽古をしています。抜付けの初動も、その最中も、抜付けた姿勢でも脚を用いて姿勢を作って体を支えては居ません。脚は常に自由になければなりません。体のどこにも力みがあってはならないのですから、只でさえ体を支えようと大きな力で力もうとする脚を座ったときから特定の目的のために用いる事があってはならないのです。
 座した姿勢は全てを床に預けた姿勢であって我で作った姿勢では無双神伝英信流の抜付けは生まれません。これは立った時にもそうでなければならないものです。そのために、立って下肢を使わぬために座っています。形が座った稽古を重ねた後に立つ様に仕組まれているのはそのためです。立って立たざるところを求めています。
 無双神伝英信流の動きを求めるなら、迷われないで下さい。

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  1. 2010/08/06(金) 21:25:43|
  2. 居合 業

座法による技の違い

 無雙神傳英信流抜刀兵法には大きく分けて大森流と英信流があります。この二つは俗説では楷書・草書などと言われますが大きな違いは座法にあります。
 大森流は正座をして正対し、英信流は半身に居合膝に座ります。正対をしているか半身になっているかでは体に対する刀の角度や腰に接する鞘の位置等は全く異なります。したがって柄手鞘手の動き・働きも異なり、抜付けにおける体の開きようも大森流と英信流では異なっています。
 このように大森流と英信流とでは文字通り異なった流派であり、本質は一つであっても、抜付けの動作には座法から来る動きの違いが多くあります。楷書・草書などといってただ単純に速く動けばよいというものではないのです。この違いを理解し、それぞれの技を会得するためにはまず座法を正確に身につけなければなりません。
 私が始めて英信流表を無雙神傳英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生に教えていただいたとき、先生は「英信流の座法は中山派の座法と全く異なっており、英信流の座法が正しく出来るようにならなければ業が身につくはずもない。」と教えてくださいました。
 英信流の修得に努力されている方はまず座法を正確に身につけてください。


 一心不乱に

 昨日、家に帰ったら裏庭のどういう名前か分からない大きな草に「一心不乱に」葉っぱを食べているバッタを見つけました。集中して食べているので警戒心がありません。このような集中が武術にとって無益なものと言う事はおわかりになると思うのですが、なぜか武術の稽古をする人の中には勘違いして周りが見えない集中を良しとされる方も居られるようです。
 可愛かったので写真に撮ってみました。名を知らぬ背の高い草の後方には枯れてしまったきゅうりと、農薬を遣わないので虫食いだらけのなすびとピーマンが植わっています。我家の裏庭には蟷螂やかなぶん、いと蜻蛉や様々な蝶、ナナフシ、夜になるとカブトムシが飛んできます。蜜柑の木には毎年アゲハチョウの幼虫も生活しています。蚊が多いのには閉口ですが。
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  1. 2010/08/21(土) 21:25:31|
  2. 居合 業

柄手

 居合が武術である以上、起こりを見せてはいけません。起こりが見えればそこを斬られてしまいます。まず初めに爪先を立てて動きやすいようにしてなどという動きは論外として、起こりがみえ易いのは柄手の動きです。特に柄手が柄に接する時に少しでも柄を保持しようという気持ちが起こったときにそれは外に現れる動きとしてはっきりと見てとられます。
 無雙神傳英信流の抜付けは敵の殺気を感じてこちらから先に抜付けるといったものではなく、敵が自分に斬りこもうとするので抜きつけます。自分を斬ろうとする敵にとって柄手の動きがはっきりと見てとれれば柄手に切り込んでくるのは当然のこととして考えなければなりません。
 所謂柄手の掛りは柄はあたかもそこに存在していないかのように、滞りなく敵に対し働くだけです。柄を取って、あるいは柄に手を掛けて抜付けるという意識や動きがあってはこの働きはできません。
 見方を変えて言うならば腰にある刀は体と別物ではなく、抜こうとする前からすでに体と一体である故に柄手に変化は起こりません。
 しっかりと工夫してください。

 貫汪館HPの無雙神傳英信流抜刀兵法 稽古のページに9月12日(日)の居合講習会のご案内をのせました。今回の講習会のテーマは奥居合・・・「立つ事」です。HPを御覧になりどなたでもお越しください。 

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  1. 2010/09/08(水) 21:25:35|
  2. 居合 業

残心

 残心は始まりも終わりもなく敵に対することが出来る状態ですが、「どうだ」と見得を切る動作と勘違いする方もいるようです。
 特に大森流「逆刀」の斬撃の後に上段に冠る動作の時に「どうだ」とばかりに見得を切ってしまいがちです。上段にとるのは、倒れた敵が何時斬りかかってくるか分からないためですので、みえを切って体を固めてしまえばその瞬間に動けない体は敵に斬られてしまいます。また上段に振りかぶる動きそのものも勢いをつけて動きを見せられる方も居られますが、それは振りかぶる事しか出来ない動きであって、振りかぶる最中に斬りかかられれば対応する事はできません。いつでも対応できる状態は静かにやわらかくなければなりません。
 血振いで見得を切る方も居られます。大森流の大きな血振いでも、英信流の小さな血振いでも、振ったときに「どうだ」と体を固めて示威されるのです。しかしその瞬間は完全に斬られる隙であり、隙だらけになっているのだと自覚しなければなりません。
 居合を見世物にしてはいけません。
 
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  1. 2010/09/26(日) 21:25:09|
  2. 居合 業

鞘引き

 鞘引きという言葉を誤解されている方もおられるようですのであらためて述べておきます。
 鞘引きは鯉口を切り鞘手と柄手が分かれてから鞘手が帯に接するまでの動きを言います。ところが鞘を引けばよいのだと力任せに鯉口を後方に持っていき鞘引きをしていると勘違いされる方もおられるのです。
 力任せに後方に鞘を引くと鞘の状態は切先が鯉口を出た瞬間に比して「くの字」になってしまいます。切先が鞘から出たあとならまだましなのですが、鯉口に切先がまだ残っている状態の時に「くの字」になり始めると、切先は稽古のたびに鯉口を削っていきます。もっとひどい場合には切先が鯉口を割ってしまいます。もう30年位前、茨城県剣道連盟の居合の大会で真剣を用いて鯉口を割り、左手の平をスッパリ切ってしまった方が居られました。非常に危険な動きです。大学時代に居合をしている他の学生に聞いたら、「鯉口に切先を引っ掛けタメを作って抜付ける」と教えた先生もいるということですから、鞘を割るのも無理からぬ事です。
 しかし無雙神傳英信流抜刀兵法では鞘引きは鞘手が帯に接するまでの動きを言い、外見上それよりも鯉口が後方にさがっているように見えるのは体の開きによります。したがって、鞘引きのときに左手に力は必要ありませんし、力む事もありません。もし左手に力が入ったり力んでしまっていたら、それは駄目な動きだと自覚して工夫しなければならないのです。左手の動きが駄目であれば右の動きもそれと釣り合いをとるように駄目な動きになっているものです。
 
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  1. 2010/09/27(月) 21:25:30|
  2. 居合 業

左刀・右刀・当刀

 初発刀と左刀・右刀・当刀は抜付けという本質的な動きに関して何らかわる事はありません。初発刀が「爪先立ててから抜く」という動きをしないのと同様、左刀・右刀・当刀もまた「爪先立ててから抜く」という動きはしません。
 左刀・右刀・当刀で爪先立てたくなるのは廻ろうとして脚力を用いようとするからであって、それでは業にはなりません。脚力を用いずに廻るのではなく僅かにバランスを崩してやる事によって体は向きを変えるのです。その初動で爪先立てて体を立ててしまうので、体は固まってしまい回るものも廻らず、無理矢理脚力で体を廻さなくてはならなくなっています。
 遠心力が弱くなりバランスを崩した独楽はどのような動きをするでしょうか。ヒントの一つはそこにあります。またバランスを崩した独楽であっても軸は地に接しています。ヒントの二つ目はそこにあります。
 工夫を重ねてください。
  
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  1. 2010/10/04(月) 21:25:39|
  2. 居合 業

柄手

 抜付けがスムーズにいかない方の原因の多くが柄手にあります。
 抜付けは右手が柄にかかる前から始まっており、右手が柄にかかってさらに動くという二段階の動きはしません。手を掛ける、抜くという二段階の動きは明らかに敵に見てとられ、ましてや敵に斬りかかられている状況においては致命的な遅れを生む元になってしまいます。ではどうすればよいか。
 「柄手を掛ける」という意識は捨ててください。右手が膝の上を離れてから抜付けた刀がとまるまで右手の動きは滞る事はないのですから、「かける」という意識をもってはならないのです。あえていうなら右手が動くなかで柄を拾っていきます。そして右手の動きで大切なのは親指側つまり、臍下からつながっている腕の下側の筋であって親指以外の四本の指は絶対に柄をつかむという動きをする事はありません。
 工夫してください。 
 
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2010/10/05(火) 21:25:02|
  2. 居合 業

逆刀・勢中刀の柄頭

 逆刀・勢中刀の想定は自分は座しており敵は立って居るという状況にあります。また二つの形ともに敵の顔に柄頭を向けるという動作を行います。
 柄頭を敵の顔に向けるという動作は簡単なようですが、実際はスムーズにいっていない方が多く、一度柄頭が下がってから敵に向いたり、体の動きに随分遅れて柄頭が敵に向く動きをされています。
 これは体を動かさなければならないという思いが逆に刀を忘れさせている例で、師 梅本三男貫正先生が言われていた「統一体」とは異なるものです。先生が言われていた「統一体」とは簡単に言うと臍下を中心として末端までが臍下の動きに連動している事を言います。このためには体の全ての部位の力みをなくし、無駄な動きを無くさなければならないのですが、先生の弟子の中には力んで体を固める事を「統一体」だとかってに解釈し、見得を切っていた弟子もいましたので難しいものです。
 さて柄頭の動きですが、体の力みが無くなり隅々まで臍下とつながっていれば、まず柄頭が敵に指向し始めれば、統一されているが故に体も自ずと働きをなすべく動き始めます。
 柄頭が体を動かすといった感覚と説明してもよいかもしれません。
 工夫してみてください。

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  1. 2010/10/25(月) 21:25:09|
  2. 居合 業

抜付けから振りかぶりへ

 抜付けてから振りかぶるまでの運剱については何度かお話もし、講習会でも徹底的に稽古して頂いていますが振りかぶった時の手の内が不十分であるのを目にする事があるので記しておきます。
 かたちの上で抜付けは片手で行い、斬撃は両手で行います。問題は振りかぶる時に片手から両手への移行が不十分なため、斬撃の途中まで手の内が定まっていない事です。
 振りかぶった時に両手の内が甘く、隙間があるために臍下から切先までが一体とならず、刀という物体を振り回す動きになっています。
 これを修正するためには刀を持っていないときにも常にやわらかく両手の内が柄と一体となるイメージを持ち、手の内の稽古をする事が必要です。やわらかく必要最低限の筋肉の緊張しか要しません。手の内は赤ん坊が寝ている時に自然に指が曲がっている状態と同じように力は不必要です。
 実際に刀を持って稽古するときにはゆっくり動き、振りかぶった時にそのようなやわらかな手の内で臍下から切先までがつながっているかどうかを感じて斬撃を行うようにし、自分の手の内の感覚を繊細にするように心掛けてください。

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  1. 2010/10/26(火) 21:25:48|
  2. 居合 業

独妙剱

 無雙神傳英信流抜刀兵法の形稽古出は絶対に手順を追ってはなりません。手順を追う稽古は見事に見せる役には立っても不測の事態に応じることが出来ねばならない武術の稽古にはマイナスになってしまいます。
 特にこの手順を追う動きが出てしまうのが「独妙剱」です。
 「独妙剱」は打太刀が上段、遣方が下段で、間が接し遣方は間の外から斬り込み、打太刀は遣方が間に入ってくるところを一打ちに斬りおとします。このとき彼我の太刀が間近で接し鎬を削る状態となった瞬間、遣方は体を抜き柄頭で相手の顔にあてを入れます。
 ところが多くの人が遣方の動きを「斬り込み続けて柄当」と一連の動作として行っておられるのです。まるで現代剣道の二段打を練習しているかのように。
 これでは形による武術の上達は難しいのです。実際には彼我の太刀が鎬を削る状態になったときに敵はどのように変化するかは分かりません。そのまま力押しにしてくるかも知れず、後方に飛びさがるかも知れません。そのような状態に応じることが出来るためには遣方が斬りこんだ時には自分自身の動きもニュートラルな状態になければならないのです。
 このようなことは素抜き抜刀術でも同じで「向払」であらかじめ抜付けの後には太刀を返すと考えて動いていたり、また基本的な形でいえば「初発刀」のあとは必ず前に進んで斬撃をすると、あらかじめ考えていてはいけません。それでは生きた形にはならないのです。あくまでも仮想の敵が動くのでこちらはそれに応じて変化しなければなりません。
 形稽古は細い道を歩くようなものですから、一歩でも踏み外してしまうと道からそれてしまいます。

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  1. 2010/10/27(水) 21:25:29|
  2. 居合 業

陰陽進退

 陰陽進退で敵が脛に斬りこんできた時、これを表鎬にて張受けに受け止める動作の動き始めにもたつきが見られる事がありますので述べておきます。
 無雙神傳英信流抜刀兵法の陰陽進退之想定は斬撃後「刀を右へ開き(開くとは血振ひの事)刀を納めつつ右膝を跪き納め終りたる所へ(別人が向脛薙付け来る)」ので、これを張受けに受け止めます。
 現実には別人が前に倒れている人物を踏み越えてくることは考えられませんので、あくまでも稽古の為の想定だと考えてください。
 さて想定は「刀を納めつつ右膝を跪き納め終りたる所へ」であって、形の上では連続して行っているように見えても、心の中では一区切りつきます。「一区切りつき」といっても気を抜くという意味ではなく、もとのニュートラルな状態に戻るという事です。次に敵が来るのでと考えながら刀を納めるのではありません。
 ここを「理解している。」と思われている方の多くが実は体では理解されていません。ニュートラルな状態になるどころか床に膝がつきそうになるにつれて次第に右手が僅かながら緊張し始めます。そして膝がついた瞬間に「行くぞ」とばかりに体に力を込め始められるのです。このような状態になってしまうので張受けがスムーズに行われません。
 張受けといっても、それは抜付けの動きの応用であって本質的に抜付けとかわる事はありません。「受けるぞ、受けるぞ。」と思って体に力を込めて受けるのではないのです。そんなことをしていたら自由に自分の脛を斬ってくる敵の動きに間に合うはずは無いのです。
 陰陽進退の受けがスムーズに行われるためには、納刀は腕や体に余分な緊張が一切無く、刀は肚に納まっていくことが絶対条件です。納刀の動作にいかにも敵を討ち取ったという見せる力みを込めてしまったら、次の敵には間に合わないのです。
 工夫してください。

 11月3日午前10時から明治神宮西参道芝地で日本古武道振興会の日本古武道大会が行われます。無雙神傳英信流抜刀兵法と澁川一流柔術も演武致します。お時間がある方はお越しください。

 11月14日(日)に貫汪館居合講習会を行います。今回の講習会のテーマは「澁川一流の居合」です。貫汪館ホームページを御覧になりどなたでもご参加ください。

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  1. 2010/10/29(金) 21:25:48|
  2. 居合 業

左刀

 大森流の初発刀・左刀・右刀・当刀は基本中の基本ですから簡単だと思ったら大きな間違いです。基本が出来れば応用は簡単に出来るくらいの難易度の高い形がはじめに稽古する形なのです。
 とくに左刀で苦労される形が多いようですので少し述べてみます。初発刀・左刀・右刀・当刀ともに抜くという原理は同じものです。左足がでようが右足がでようが抜くという観点から見た場合に同じ動きでなければなりません。右足が前にでている場合には比較的半身が出来易いのですが、左足が前に出て抜付ける時にはややもすれば敵に正対しがちになります。
 敵が左90度の位置にいるからといって左腰が90度左に向くだけでは抜付けの要件を満たしません。これでは正対するだけであって半身にはならないのです。したがって左腰は90度以上に開かなければならないのですが左足が前にあるばかりに90度以上に開く事を難しく感じておられるようです。
 難しく感じるのは抜こうとしてそけい部に力みが入り股関節が固まってしまうからです。したがってこのような状態にある人は刀を抜こうとは考えず、ただ股関節の力を抜き左足の股関節を自由にしてやるのが早道です。
 抜付けは己が抜きつけるのではなく体を使った結果自然と発するものです。
 しっかり工夫してください。
  
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  1. 2010/11/30(火) 21:25:05|
  2. 居合 業

納刀

 納刀は抜付けと表裏をなす大切な動きです。納刀に無理が生じれば、抜付けにも必ず同様な無理なところが存在します。
 無雙神傳英信流抜刀兵法では抜付けにおいて鞘引きといって小尻を自分の右のほうに持ってくるようなことはしません。あくまでも刀の反りに応じて後方にさがるだけなのですが、抜付けで小尻をふる癖のある方は納刀においても小尻をふる癖があります。このような場合には納刀のときの動きを正すことによって抜付けの動作も正されていくものです。
 また、抜付けで切先の離れ際に右肩に力みが入り柄頭を右に持っていく癖のある方は、納刀のときにも柄頭を右に持っていく癖があるものです。、このような場合にも納刀の動作を正すことによって抜付けの動作も正されていきます。
 納刀は静にゆっくり行えばよいのですから、抜付けに比べて動きを正す稽古をする余裕は十分にあるはずです。
 工夫してください。
  
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  1. 2010/12/06(月) 21:25:04|
  2. 居合 業

抜付け

 抜付けはどのような感覚の動きかを説明するのは難しいことなのですが、自分自身の感覚で言えば刀が鞘から発し、発すると同時に敵に至っている動きであって、決して自分が抜付けるという感覚ではありません。
 師は飛び出ていくのをつかむくらいの感覚だといわれましたが、言い方をかえるとそういう説明が出来ると思います。
 いえる事は刀がひとりでに鯉口から発し、自ら敵にいたるのであって、自分の腕力で振り込むのでもなければ、相手に当ててから自分の体を無理矢理開いて横に振るのでもありません。
 このためには肩や腕の力は抜いておく事が絶対条件となり、また同時に手の内を通じて臍下丹田から切先までが自分の体となっていなければなりません。
 多くの方の抜きつけが異なるのは「自分が抜付ける」という思いがあるからで、この「自分が」という意識を変えることがなければ「切先が鯉口から自ずと発する」という感覚の抜付けを会得することはできません。
 工夫してください。
  
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  1. 2010/12/08(水) 21:25:21|
  2. 居合 業

構えない

 無雙神傳英信流抜刀兵法の素抜き抜刀術を間違って稽古すると動きの途中で所謂構えてしまう状態が生まれます。逆刀で立って居る敵に柄頭を向けた時、また勢中刀で同じ動作をしたとき。血振いのあとや納刀の途中等々、構えたくなっているポイントは数多くありますが、居合では動く前も、動きの最中にも、納刀した後も構えるという事をしません。
 構えて体を固めたくなる理由はいくつかあろうと思いますが、もっとも大きな理由は「実感」が欲しいという心の問題です。敵に対したときに構えて体を固めるのは、敵に立向っているという実感を自ら求め、また他者にも見せたいのです。血振いや納刀の時にはい自分はこういう動作をしているのだという事を実感し、また見せたいのです。
 しかし、そのような力みを求めてしまえば、それは自由に動ける武道ではなくなってしまいます。構え、力みを一切排除して動かねば居合の求める自由な動きとなることはありません。


 12月18日(土)、19日(日)久留米において下記の日程で指導稽古を行います。興味のある方は久留米道場のホームページに記してある連絡先に御連絡ください。
 18日(土)17:30~21:30 久留米市筑邦市民センター 多目的ホール
 19日(日) 9:00~17:00 久留米市武道館 剣道場
 
 
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2010/12/13(月) 21:25:35|
  2. 居合 業

抜付けは鞘の内から

 無雙神傳英信流抜刀兵法で用いる言葉ではありませんが、稽古を始める前に居合の知識を得られた方は「序破急」という言葉に惑わされてしまいうようです。
 抜付けで鞘の内にある刀の動きがはじめはゆっくり、ついで速さをまし、鯉口から離れる頃に最も勢いを持ってというように解釈されているようですが、このような思いを持ってしまうと抜きつけたときに体に大きな力みを生じてしまい刀が生きて働く事はありません。また既に抜いて斬りかかって来る敵に間に合う事もありません。
 無雙神傳英信流においては抜付けは柄手が柄に掛る前から始まっているので序破急という動きにはなりません。師 梅本三男貫正先生は「柄手は動きの途中で柄を拾っていくようなもの」と譬えられたりしましたが、既に動いている柄手に拾われて走る刀のスピードはゼロから始まるわけではないのです。
 切先が鯉口を離れる前に勢いをつけてとか、鯉口から離れた後に力を込めてと言う論外の動きは別として、初心のうちにはせめて切先が最も奥に納まっている所から抜付けが始まっているという感覚くらいはもてるようにしてください。
 
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  1. 2011/01/14(金) 22:25:33|
  2. 居合 業

運剣後の手の内

 昨日、固めないということについて述べましたが、抜付けの後の斬撃のときに固まる要因のひとつに手の内がさだまっていないということがあります。抜付けのあとの運剣を経て斬撃に至る過程で、斬撃は基本の斬撃の稽古と同じく両手で振りかぶった頂点において両手の内が整い体と刀が一体となっていなければなりません。
 刀の威が少なかったり、斬撃の最後で体が固まる傾向のある方はこの時の手の内が整っていないのです。少しでも勢いで運剣をしてしまうと体の動きと刀の動きの動機がとれず、刀が先んじてしまうことがあります。このとき刀の動きは斬撃にかかっているにもかかわらず未だ左手が刀と一体にならず、刀が降りてくる途中で刀と一体になるために斬撃の途中で刀の威が増すという状態になってしまいます。その結果床に切り込むことはしたくないために体を固めてしまう、あるいは刀をゆっくり振ってしまうという状態になります。
 運剣後の斬撃において振りかぶったときに基本の動きの斬撃と同じような両手の内があるかどうかを確認し、しっかり稽古してください。斬撃はどちらかの手に偏ることなく両手で行います。

 
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  1. 2011/01/16(日) 21:25:33|
  2. 居合 業

虎一足

 猛き虎の千里のあゆみ遠からず  
            行より早く帰る足引

 わからない頃は何故「行より早く帰る足引」であるのかが全く理合としても理解できず技としても不可能な事でした。わかってみれば、やはり虎一足の張り受けは速く、稽古するたびに速くなりつつあるのですが、動きを阻害する原因はいくつかありました。
 「受けようと思う事。」この思いが様々な阻害する原因を生み出してしまいます。受けようという思いは抜いて受けるという動作を生み二挙動になってしまいます。これでは下手な抜付けと同じでいくら速く動いても二挙動は一挙動にかなうはずもありません。抜こうという思いが残れば右手が働き抜き出してしまうために余分な動きを生じてしまい返って遅くなってしまいます。
 また、受けようという思いは右足に床を蹴らせ体を突っ立たせてしまいます。詳しくは道場で述べているとおりですが左脚は無重力状態になっているわけですから両脚はただ開けばよく床を蹴るという無駄な動きをする必要はありません。両脚を開けば鞘は後方にさがり自然に刀は抜けるものです。
 工夫してください。

 
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  1. 2011/01/18(火) 21:25:30|
  2. 居合 業

「流刀」の動きについて

 「流刀」では斬撃の後、膝に刀を位置させますが、この動きの中で体の中心線が偏ってしまうことがあります。
 表面上は切先を右にまわし、切先が右下方に降りたところから柄頭を左へ引き上げるように見える動きですが実際には表面上のうごきと体の動きとは異なっています。
 「流刀」は斬撃の後に右足をそのままに位置させ体を開き脚も開くため体の中心は斬撃時からみると左に動いています。当然体の中心に位置している刀も下半身の動きとともに左へ動いていきます。つまり刀の中心は自分の中心と一致しているということは変わらないのです。刀を横に位置させるために柄頭を引き上げたように見えますが体の開きに伴ってそこに位置したに過ぎません。
 それを柄頭を引き上げると勘違いしてしまうと体の中心線を左にぶらせてしまう動きにつながってしまいます。動きの基本はどこも歪ませない事におき、体が歪んでしまった時にはどこに原因があるのかを探求してみてください。

 
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  1. 2011/01/24(月) 21:25:10|
  2. 居合 業

血振い

 大森流の血振いは斬撃したところから切先が地を這うように低い位置を通り、刀を後方に吊り下げた状態となり、すこし柄が真上に上がってから刀が下方に下りることによって行われます。
 この血振いの動作では腕力を用いる事はありませんが、血振いを誤解されてしまうと、肩を中心にして刀を振り回してしまう事になり、重心も上ずり血振いの後には体が固まってその状態のままでは動けない体勢になってしまいます。
 血振いの前に体を開き、切先が地を這うように低い位置を通り、刀を後方に吊り下げた状態となるまではほとんどの方は臍下丹田を中心に動作が行われていますが、血振いの時にそのような悪い状態となってしまうのは「刀を振る」という思いに囚われてしまっているからです。
 臍下丹田を中心に刀を後方につるす事が出来たならそのまま少し柄頭を真上に引き上げ臍下を中心として背中肩肘がおりれば体の一部である刀もおり結果として血振いが行われるものです。決して刀を片手で振り回す事はありません。従って右手の筋肉が緊張してしまう事もありませんし、動きの悪い方に見られるように肩や背中まで固まってしまう事もありません。
 また正しく血振い行われたならば刀が下りるときに体は軽くなり浮きます。その結果として膝立ちであった姿勢から膝が床からはなれすこし腰の位置は上になります。決して脚力を用いて体を持ち上げるわけではありません。下半身も固まる事は無いのです。
 血振いは直接、相手を倒す動きではありませんが、様々なヒントが隠されています。しっかり工夫してください。 
 
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  1. 2011/01/25(火) 21:25:29|
  2. 居合 業

「横雲」「虎一足」「稲妻」

 初心者の方は体を開くことによって抜付けが行われると云う事がなかなか理解できないようです。したがって右手で刀を抜こうとするために、抜き付けたときには体は正対してしまい、切先の軌跡も自分の近くを通り敵に届く軌跡を通りません。
 英信流表の基本といえる形は「横雲」「虎一足」「稲妻」の三本ですが大森流と並行して指導すると大森流の「初発刀」「左刀」「右刀」「当刀」では体を開くことによって抜付けが行われ右手は使わないということがなかなか理解できないものの、英信流表では「虎一足」で理解し始め「稲妻」で無意識のうちに体を開くと云う事が体得できる方がおられます。またこの時に刀の柄を握り締める癖も矯正されています。
 形の順番というものは非常によく体系立てられ、まんべんなく正しく稽古することによって自然に上達するように組み立てられてします。なかには「初発刀」が基本だからといつまでたっても「初発刀」ばかり繰り返して稽古される方もおられるようですが流派の形は教習体系として組み立てられているものですからどの形にも偏るべきではありません。


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  1. 2011/01/29(土) 21:25:19|
  2. 居合 業

逆刀・勢中刀について

 逆刀・勢中刀の想定は敵が立ってこちらに斬りつけてきます。したがって二つの型ともに初動は自分より高いところに敵の顔があることになります。
 二つの形ともに初動は半歩踏み出すのですが、この半歩に意味があります。踏み出した時は敵の動きがまだ定まっておらず、自分自身がどのようにでも動けるように半歩踏み出しているのです。ここを間違えてしまうと居合の形としての意味がなくなってしまいますので心しなければなりません。間違いは二つの形ともに後方にさがるのだとあらかじめ計算して動いてしまう事です。それではどのようにでも動ける居合にはなりません。あくまでも柄頭を敵に向けた時点ではニュートラルでなければならないのです。その後敵が切りかかってくるのでそれに応じます。
 ほんの僅かな事ですが居合が生きるか死にものになるかの分かれ目ですので、しっかり心に留めて稽古してください。


 下記の日程で久留米道場で指導いたします。興味のある方は久留米道場の連絡先へ御連絡ください。
2月19日(土) 久留米市北野体育センター体育館   18:00~21:00
  20日(日) 久留米市勤労青少年ホーム 軽運動室 9:00~13:30


 貫汪館居合講習会を3月6日(日)に実施いたします。今回の講習会は大森流の基本である「初発刀」「左刀」「右刀」「当刀」「陰陽進退」、英信流の基本である「横雲」「虎一足」「稲妻」を中心に稽古します。詳細は貫汪館HPの無双神伝英信流の稽古のページをお読みください。

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  1. 2011/02/17(木) 21:25:47|
  2. 居合 業

「岩波」の突き

 英信流表の「岩波」の突きは、相手の肋骨を貫く突きでなければなりません。そのためには手先の技であってはならず体全体で突く必要があります。ただし体全体で突くといったら体を力ませて固めて突くのが体全体でつくことだと勘違いしてしまう方も居られますので、ヒントを述べておきます。
 
 刀の重さを足の裏で感じる事
 突く前も突いた後も固まらぬ事
 刀を中心とした両肩・腕刀の角度は突く前も後もほとんど変化しない事
 両手の間隔は開いていても、右手の内と左手の内は刀を通じて一つになっている事
 突きは尾てい骨の動きによる事 

 以上に述べた事を目安にして稽古すればおおむねできるようになると思います。工夫してください。

 貫汪館居合講習会を3月6日(日)に実施いたします。今回の講習会は大森流の基本である「初発刀」「左刀」「右刀」「当刀」「陰陽進退」、英信流の基本である「横雲」「虎一足」「稲妻」を中心に稽古します。詳細は貫汪館HPの無双神伝英信流の稽古のページをお読みください。

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  1. 2011/02/23(水) 21:25:44|
  2. 居合 業
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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!
連絡先は貫汪館ホームページで御確認ください。

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