無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

感覚の発達

 先日来、無双神伝英信流と渋川一流柔術の指導をしていて気付いたことがあります。
それは自分の体の外を自分の体と繋がったものだ(もしくは自分の体の一部、または延長線上にあるものだ)という感覚がもてるかどうかという問題です。これは先日述べた貫心流「糸引の伝」とも関連していますが、少し詳しく述べてみたいと思います。
 無双神伝英信流の稽古をされる方は、刀を抜いて手にしたときに、それが体の一部と感じられるかどうか。よくよく自分自身の感覚と対話してみてください。例えば自分の指先を意識するとき、よほどのことが無ければ、指先を見ていなくても、目をつぶっていても指先は感じることができると思います。この感覚と同じものが刀を手にしたときに切先に存在するかどうか。刀を振り上げたときに自分の後方にある刀の切先を感じられるかどうか。刀を振っている最中にも切先までを感じることができるかどうか。
 感じられるためには全身に無理がなく手の内が自然でなければかないませんが、手の内については自分の体の肘や手首の関節のごとく、硬からず弱からず、自然にというところは、よく稽古して頂いているので、詳述は避けます。
 この感覚をさらに進めて正座して刀が腰にあるときに刀の柄頭から切先まで自分の一部として感じているかどうか。体の一部になっているかどうか。
 このような状態を求めず、ただ刀を自由に振り回そうと腰を固め、刀という物体を扱う稽古をしていたのではいつまでたっても真の自由さはありません。
渋川一流にあっては子供達が陥りがちなのですが相手の手首を取ったら、手首を投げようとし、手首を極めようとします。しかし、この状態では物理的に相手を投げるに過ぎず、居合で言えば刀という物体を振り回しているに過ぎないことになってしまいます。
 居合において手の内を通じて刀が体の一部となるように、自分の手の内を通じて相手を自分の体の一部とし、相手の中心までを感じられるのでなければ、相手をコントロールすることはできません。
 初心者の方は外見上の完成を焦らず、しっかりとこの感覚を身に付ける稽古をしてください。
  1. 2007/04/06(金) 17:38:44|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

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