久留米での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古において初心者の方に太刀打の稽古をしましたが、素抜き抜刀術では素直に振れているにもかかわらず、太刀打になると、とたんに動きの最後に「きめ」を作られるようになりました。
ここでいっている「きめ」とは形の最後に体を力ませ緊張させて動きを止めてしまうことです。素抜き抜刀術においてもそのような方がおられますが、無双神伝英信流抜刀兵法の形にはいわゆる「きめ」はありません。
たとえば初発刀と陰陽進退の抜付けに全く変わりはなく、横雲と向払の抜付けにも変わりはありません。初発刀の抜付けが不十分であったため陰陽進退ではすかさず左足を前に進めて斬撃しますが、初発刀の抜付けで体に力みを入れて体を止める稽古をしていたら、陰陽進退では斬撃の動きは間抜けなものになってしまいます。体をいちいち固めていては自由な動きの敵の変化に対応できないからです。また、すかさず斬撃に移行する事を初めから考えていたのでは形稽古にはなりません。横雲も同様で、抜きつけた時に体を緊張させる事によって動きを止める稽古をしていたら、向払の刀を振り戻す動きは生まれてきません。初めから振り戻す動きを考えた形をするつもりなら別ですが、それは武術の形稽古ではありません。
太刀打も同様で、形の手順はきまっていても、たとえ終わりはあっても、形の最後に「きめ」をつくる事はしてはなりません。実際には形の通りに物事が進むのではなく、次の変化、次の変化に対応できる体でなくてはなりません。また敵は一人とは限りません。「きめ」を作る稽古をしていたら結局は動けない体を自ら作る事になってしまうのです。
刀は止まるものであって、止めるものではありません。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページの稽古記録が更新されています。お読みください。
福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)を開設しました。これから徐々に更新していきますので御覧下さい。
- 2008/11/18(火) 21:19:42|
- 居合・柔術総論
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