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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

体全体を刀として

 無双神伝英信流の稽古をされている初心者の方には、身長に応じて、二尺四寸や二尺五寸五分、二尺六寸五分といった長さの居合刀を用いていただいていますが、これは各人、現代居合道の方が普通に用いておられる居合刀よりも身長に応じて長いものを用いていただいています。したがって居合刀の重量もそれに応じて重くなっています。 
 現時点において初心者の方の業も進んできており、初心の段階ではありますが、所謂「身の曲尺」を会得されつつあり、刀の重さも消え、初めに刀を持ったときに比べれば、特に、抜付けにおいて、体感的に刀はこんなに軽いものであったかと感じられるようになっていると思います。
 貫汪館では、刀を腕力で振るようなことはしないため、重量物を振り回した結果として起こる腱鞘炎になることはありません。
 しかし、抜付け時において今の段階で体をいためないために初心者の方に注意して頂かなければならないことがあります。それは体の用いようなのですが、腰肚を中心とした体を開く動きは左右均等に伝わっていきますが、右半身に於いて背部から右脇下を通り(肩は意識されることはなく、感覚上無い存在ですが)腕の下部を通り親指を通って切っ先にまで伝わっていく力の経路を遮断せず、終始、体全てが刀であるという感覚を捨てないで下さい。
 刀が楽に使えるという感覚に陥ったときに腰肚からの力の経路を刀が鞘から離れた瞬間に切り離してしまい、あたかも刀を弓から放たれた矢のように使ってしまうと(体の一部としてではなく物質としての刀を単独で体から分離したものとして自由に使おうとすると)、鞘から離れた刀はまるで弓から放たれた矢のように体とつながり無く飛んでいきます。ただしその矢は糸のついた矢であり抜付けの最終地点で、糸はぴんと伸びきってしまい、糸は切れてしまいます。
 切れる部位は手首であったり肘であったりそのときの状況によって異なりますが、この瞬間に体の深奥から生み出された力がかえって自分の体を壊してしまうことになります。よくよく気をつけて、体全体が刀であり、刀と体は一体であるという初心を忘れずに稽古してください。

ホームページに無双神伝英信流の講習会の案内を載せています。ご確認ください。
  1. 2007/03/05(月) 18:56:30|
  2. 居合 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!
連絡先は貫汪館ホームページで御確認ください。

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