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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

神前の礼

 渋川一流柔術では稽古前に神前の礼を行いません。これは師 畝重實嗣昭先生にも確認したのですが、先生が稽古されていた頃も行われていなかったようです。
 全国的に道場に神棚が設けられるようになったのは明治維新以降のことで、それ以前は現在、道場に存在する神棚が一般的に存在する物ではなかったこと。神棚がないかわりに御神名が記された掛け軸が壁面にかけられていた道場はあったということとも関係するかもしれません。
 畝先生に伺ったところでは、稽古場は農家の土間(畝先生の師、車地国松先生の家が農家でした)に畳を敷いて稽古場としていたので、特別に稽古用の場所ではなく、神棚や掛け軸もなく、神前の礼も行われなかったということなのです。
 土間が稽古場であったというのは農村地帯ではでは一般的なことであり、沼田で伝えられていた難波一甫流でも江戸時代から、そうでしたし、安佐で明治から大正、昭和にかけて指導されていた渋川流(渋川一流ではありません)の稽古は筵を敷いて庭で行われていたということです。難波一甫流にしても渋川流にしても神棚の話は出てきませんでした。また、己斐で明治大正昭和にかけて教えられていた難波一甫流は小屋(道場)で稽古が行われていたということですが、壁面に摩利支天の画像が掛けられていたのみで神棚はなかったと言います。
 そのよおうに考えると渋川一流には流祖の頃から神前の礼はなかったとも思われます。今後研究してみなければならない課題です。

 竹内流 宗家 本部道場 門弟の長尾さんが管理しておられる竹内流宗家紹介ホームページ(←クリックしてください)の愛宕神信仰のページに「流祖祭」という項目がアップされています。歴史の古い流派ならではの流祖祭についての記事をご一読ください。

9月21日(日)に貫汪館居合道講習会を実施いたします。今回の講習会のテーマは「詰合・・・居合と剣術のはざま」です。貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページを御覧下さい。公開して行う講習会ですので、流派、団体を問わずどなたでもご参加ください。 

  福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜間の稽古です。9月は3,10、24日の各水曜日、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねください。  
 また9月27日(土)6時から9時まで、28日(日)は終日、久留米市での指導稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページ に記してある連絡先へご連絡ください
 

  1. 2008/09/09(火) 20:43:05|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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