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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

武士の武術修行

 江戸時代には武士であれば複数の種類の武術を稽古するのが普通でした。これは片岡健吉の稽古記録に関する私の研究でもご存じのとおりです。
これまでに述べたことではありますが細川義正は以下のように修行しています。
文久元年(1861)12才   
   砲術  伊藤俊吉に入門。
   軍太鼓 傍士茂久衛門に入門。(註:甲州流)
   軍具  三橋永十郎に入門。
   兵学  深瀬基清に入門。(註:甲州流)
文久2年(1862)13才
   竹内流小具足組打 山脇三太郎に入門。
   無外流剣術 別役俊蔵に入門。
   川心流槍術 下村勝守に入門。

また、片岡健吉も以下のように修行しています。
嘉永6年(1853)「沢田勘平門ニ入リ馬術ヲ学フ」
安政4年(1857)「寺田忠次門ニ入リ剣術ヲ学フ」(註:大石神影流)
安政5年(1858)「下村茂市門ニ入リ長谷川流居合 高木流体術ヲ学フ」
万延元年(1860)「本山団蔵門ニ入リ竹内流組打ヲ学」
  同   「郷円之丞門ニ入リ槍術ヲ学」(註:以心流)
  同   「谷村亀之丞ニ馬術ヲ学」
(註:谷村亀之丞は無双直伝英信流の師範も兼ねる)
文久元年(1861)「本山団蔵ノ門ニ入リ古傳馬術ヲ学」(註:源家古傳馬術〔調足流〕)
  同   「中山衛門七郎門ニ入リ北条流兵学ヲ学」

大石進種次に関しては不明な点も多いのですが
 愛洲蔭流剣術、大島流槍術、調息流馬術などを修行しています。もっとも愛洲蔭流は剣術といっても広範囲な種目の武術を包含していたようです。また、大島流槍術も長刀などの他の武術を含んでいます。

 得手不得手はあったでしょうが、複数の武術を学ぶのが普通の在り方です。現在は何か一つのことに専念するのが良いことのように考えられていますが、貫汪館で稽古する方はそうではなかったのだということは頭に入れておいてください。

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  1. 2020/04/25(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

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