昨日、手の内について『五輪書』を引用してお話しましたが、今日は『五輪書』のなかの「太刀の道と云事」の一部を紹介したいと思います。この一文も無双神伝英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生が時に引用されて説明しておられました。「・・・太刀をはやく振んとするによって、太刀の道ちがいてふりがたし。太刀はふりよき程に静にふる心也。或扇、或小刀などつかうように、はやくふらんと思うによって、太刀の道ちがいてふりがたし。それは小刀きざみといひて、太刀にては人のきれざるもの也。太刀を打さげては、あげよき道へあげ、横にふりては、よこにもどり、よき道へもどし、いかにも大きにひじをのべて、つよくふる事、是太刀の道也。・・・」
この文の大切なところは「太刀はふりよき程に静にふる」というところです。本当にふりよき程に静にふれれば、太刀行きは早く強いのですが、目先の速さ強さを求めるために、「ふりよき程に静に」とはまるでかけ離れ、力任せに振り回すことが無いように心掛けてください。
また、「或扇、或小刀などつかうように、はやくふらんと思うによって、太刀の道ちがいてふりがたし。それは小刀きざみといひて、太刀にては人のきれざるもの也」とありますが、特に現代剣道の稽古をされる方は気をつけなければなりません。刀と竹刀の使い方は全く異なるものです。
「太刀の道」というものも存在します。これは体の構造と刀の形状からそうならざるをえない道、そうしかならない道であり、ただしくその道に乗れば、抜付け、運剣、血振い等には全く力を用いる必要もなく、いくら稽古しても筋肉痛になることなどありません。
心掛けて稽古してください。
竹内流 宗家 本部道場 門弟の長尾さんが管理しておられる
竹内流宗家紹介ホームページ(←クリックしてください)の愛宕神信仰のページに「流祖祭」という項目がアップされています。歴史の古い流派ならではの流祖祭についての記事をご一読ください。
9月21日(日)に貫汪館居合道講習会を実施いたします。今回の講習会のテーマは「詰合・・・居合と剣術のはざま」です。貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページを御覧下さい。公開して行う講習会ですので、流派、団体を問わずどなたでもご参加ください。 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜間の稽古です。9月は3,10、24日の各水曜日、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねください。
また、9月27日(土)6時から9時まで、28日(日)は終日、久留米市での指導稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページ に記してある連絡先へご連絡ください
- 2008/09/05(金) 21:03:53|
- 居合・柔術総論
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