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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

大石進種次の防具

 防具の発明は槍術が先であり、それが剣術に用いられるようになったという説は武道史を研究されている先生がたの間では常識になっています。
 大石進種次の面、胴はその当時江戸から伝わった直心影流や一刀流の防具を大石進種次が改良したものと考えていましたが、よくよく考えると、大石進種次は村上一刀が柳川藩に伝えた愛洲新陰流剣術と大島流槍術を伝える人物であり、村上一刀は槍術と剣術ともに試合稽古をしていた人物で槍術も入り身試合ではなく相面試合をしていた人物でした。
 したがって大島流槍術の稽古にはふくらみのある胴と鉄で中央が高くなっていた面が用いられていたと考えられます。ただし槍術用の胴ですので左半身を守っている胴と考えられ、また当時の稽古槍のタンポは大きかったことから面鉄も横に並んだ鉄の幅は少し広めであったと考えられます。つまり、大石進種次は剣術への突き技と胴切の導入に伴って、面は槍術用の面を改良し横に並んだ鉄の本数を増やし、胴も槍術用のものを改良して左右の胴を守れるようにして剣術に用いたと考えるのが自然ではないかと考えています。
 天保年間の大石進の門人の日記をみても槍術の稽古と剣術の稽古を続けて行っても防具を変えた記述がないことから大石進種次は槍術にも剣術にも同じ防具を用いていたのではないかと推定できます。ただし槍術の稽古には肩と腕を保護する防具は付け加えたのではないかと思います。当時の防具を発見できないのが残念です。

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  1. 2020/03/29(日) 21:25:00|
  2. 武道史

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