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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

破門

 入門について述べましたが、破門つまり強制的に稽古を続けられないようにすることがあります。無雙神傳英信流の師梅本三男先生は素行が悪い人物を一人ならず破門されていました。後に許されて復帰した人もいますが、許されなかった人もいます。梅本先生は破門は場合によっては許されることもあるという考え方でした。
 澁川一流の師畝重実先生は破門をより厳格なものとしてとらえられていました。ある弟子が、ある弟子に対抗心を持ち、その人物を「破門するように」と先生に言ったことがあります。この話は以前にもしたことがありますが、大切な話ですので再度記します。畝先生はその時に「人は死ぬまでには改心するということもある。破門をしてしまえば、その人物が改心する機会まで奪ってしまうことになる。また、そのような人物を弟子にしたことは自分の不明である。」とおっしゃられ、さらに「弟子が師匠に対して他の弟子の破門を要求することは、自分も破門されるということを意味する。しかし、昔であれば初伝にも至らぬ者が師匠に対して他の弟子の破門を要求するとは、完全に慢心している。」畝先生はこういう考えをしておられましたが、それらの弟子が改心したということは聞きません。
 大石神影流の師大石英一先生が破門を行ったということは聞かされていませんが、多く門人がおられた時期もあるようですが、その中で稽古を続けた兄弟子はごくわずか、また、私が入門させていただいた頃も初めから駄目な人には入門を許さないというお考えだったので、破門というよりも大石神影流が人を選んでいたのかもしれません。
 さて、私は今まで破門をしたことはありませんが、連絡を絶った北米の門人はいます。一度日本に来て稽古したのですがその後あたかもジネスパートナーであるかのような感覚で、日本的な師弟の関係は頭になく前言を平気でひるがえすような人物で、連絡をしてきてもその文言には誠意はなく自己主張しかありませんでした。
 今では海外の初心者には必ずオイゲン・ヘリゲルの『弓と禅』を読むように言っています。この中に描かれている師弟関係や指導方法が無雙神傳英信流、澁川一流、大石神影流の先生方と私の師弟関係とによく似ており、梅本先生は「居合と同じだな。」とおっしゃった程だからです。『弓と禅』に記されているような師弟関係や指導方法が理解できなければ貫汪館で稽古を続けることはできないと思います。日本人の初心者や入門希望をする人にも必ず読んでもらわなければならないと思っています。日本人も変化してきているからです。
 初めは真面目そうな態度を取りながら少しずつ本性を現す人物もいます。なぜか年齢が上の団塊の世代にはそのような人が一人ならずあり、それ以来私より年齢が高い人が稽古したいとこられる場合には「年下の私が師匠になり、あの若い人たちが兄弟子になりますが大丈夫ですか。」と質問するようにしています。「会社で馴れているので大丈夫です。」と答えられても稽古に来られる人はいませんでした。門人を選んでいることになります。
 私は貫汪館でまじめに稽古をする館員を守らなければならない立場にあります。また、流派を次につないでいかなければならない責務もあります。いろいろな形でまじめに稽古を続けている方を守らなければなりません。週に1回の稽古であっても2週間に1回の稽古であってもまじめに稽古される方は道場にとっての宝であり、たとえ他の現代武道の高段者であったとしても、エゴが強く自己中心の人は貫汪館にとっての害悪でしかありません。状況によっては破門にして、まじめに稽古される方を守らなくてはなりません。
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  1. 2020/02/08(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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