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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

入門

 古武道の入門は本来は厳しいものです。簡単に言えば修行といっても人を傷つけることができる技術を身につける事ができるからです。厳しいといっても曹洞宗の入門のように厳寒の中2時間以上もまたされてというわけではありません。
 無雙神傳英信流の梅本先生に入門したときは、事前に剣道の先生からの紹介ということもありましたが、初めて訪れたのは週に1回だけ使われている広い剣道の道場でした。そこで先生は私の見学の態度や、兄弟子から教えられた斬撃の稽古への取り組み方を見られたのち、稽古の最後に「道場に稽古に来ますか。」と自宅の道場に通うことを許してくださいました。見られたのちというのは私が道場にいる間ずっと先生の視線を感じていたのです。
 渋川一流の畝先生に入門を許されたときは先生からなぜ稽古したいのかという質問に答えたのちに、「それでは」と入門を許していただきました。その時の私の答えが先生の意にかなわなければ入門は許してもらえなかったのだと思います。
 大石神影流の大石先生に入門を許されたときには、武道史の研究のために一度お訪ねした後のことですし、それ以後にも学会での発表資料をお送りした後でもありますが、あらかじめ毛筆でお手紙を書き、私の考えをお伝えして、その後にお電話をしてお訪ねしてお話をお伺いしてから入門を許され大石進種次先生、種昌、先生の墓所や史跡などを案内していただきました。大石神影流は有名な流派ですからおそらく100人は越える門人の端くれにという思いでしたが、その当時は数人しかおられませんでした。
 それでも誰にでも大石神影流への入門を許されたわけではなく、私が入門を許された日に、たまたま入門したいと突然訪れた他県の若い男性には入門を許されませんでした。事前に訪問の意思を伝えたわけでもなく、また当日の服装もジーンズにアロハシャツ、雪駄ばきという信じられない格好でした。
 また、稽古をつけていただくようになってしばらくしてから、このようなこともおっしゃいました。「以前居合の先生が稽古をしたいと来られ、足さばきはできますか?とお尋ねしたところ、居合をしているので大丈夫ですと自信をもって答えられた。そこで稽古をつけたが全くダメだったので、少年剣道に行って足が動くようになってから来てくださいといった。」おそらくこの方は現代居合道の先生だったのではないかと思います。決まった動きの中では動けても対人関係では動けないという稽古を積まれたのだと思います。大石氏先生ははじめ私に関しこの点を少し心配されてい
たようですが、はじめて実際に私の動きをみられて「動けますね。」と話していただいていました。私たちが稽古しているのは無雙神傳英信流ですので、普通に稽古していればある程度の足さばきはできるようになるものです。
 少し余談が長くなりましたが、このように入門に際しては自分が選べばそれで入門できるのではなく、先生からも選ばれるというのが一昔前の入門でした。 

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  1. 2020/02/07(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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