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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

渡辺勘右衛門久周

 今日は母方の御墓がある広島市内の戒善寺へお参りに行きました。
 戒善寺は江戸時代から続く由緒ある浄土宗のお寺で、幸いに原爆で破壊されなかった古い御墓がいくつか残っています。その御墓の中に難波一甫流の指導をした渡辺勘右衛門久周の御墓があります。明治・大正の頃の記録を調べて墓石を訪ねてお寺に行っても、多くの武術家の墓が原爆で破壊され失われていますので、幸運にも残ったということができるでしょう。
 渡辺勘右衛門久周の記録は史書になく、始めどういう人物か全くわからなかったのですが、墓石には下部に「門人」と刻まれ、墓石の両側には門人の名であろうと思われる4名の名が刻まれた石灯篭が刻まれていましたので、文武いづれかの師であったのだろうと推定しているだけでした。
 しかし、たまたま、この人の名が記してある伝書を見つけ、この人が難波一甫流の師範であったということがわかりました。幕末から、明治にかけての伝書でしたが、内容は本流の難波一甫流のものとは大きく異なっていました。どの段階で改編されたものかは不明です。渡辺勘右衛門久周は難波一甫流の本流である矢野家の門人ですので、この方が授かった伝書は本流のものであったはずです。歴史に謎は残ります。
 余談ですが、この系統の改編された伝書を書き写し、それに本流に近い内容の伝書を伝えた有名な人物の系統の名を記して、共同で偽書を作成し、自分は難波一甫流の正統な後継者だと名のり、雑誌に掲載された人がいるのですから、世の中は油断なりません。
 偽造した伝書に書いた人名の系統に伝わる伝書を見たことがないために、武道史の研究をした者には簡単に見破られるような失敗したのでしょうが、世の中には偽造した権威に簡単に騙される方も多くおられます。むしろ偽物のほうがそれらしくふるまうのですから。騙される方が多くならないように祈るばかりです。
 

  6月から無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場が本格的に活動を始めました。毎週水曜日の夜間の稽古です。8月は6,20、27日の各水曜日、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねください。
 また、8月23日(土)、8月24日(日)は久留米市での終日の稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページ に記してある連絡先へご連絡ください
 
  1. 2008/08/13(水) 21:32:48|
  2. 武道史

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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連絡先は貫汪館ホームページで御確認ください。

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