インターネットに次のような記事がありました。古武道の稽古にもかかわることだと思いますので記録しておきます。古武道もある意味で瞑想を伴いますので、同じような危険性があると思います。
救いは古武道は相手がいるので向上していけばいくだけ自分の未熟さが見えてくることにあります。また形稽古、手数の稽古を長く続けても自分の未熟さが見えてこず、逆に自信を持ってしまう人は手馴れただけで、真の上達はしておらず下記のような状態に陥っている可能性があります。
危険なのは素抜き抜刀術のみを稽古している場合で、想定を自分の都合の良いように定めて抜いていれば下記の状態になる可能性があります。
我(エゴ)を手放すことに役立つとされる瞑想やヨガを実践した結果、逆に「自分は平均よりも上だ」と感じる自己高揚の感覚が大きくなるという調査結果が発表されました。Mind-body practices and the self: yoga and meditation do not quiet the ego, but instead boost self-enhancement - ePrints Soton
https://eprints.soton.ac.uk/420273/Yoga and meditation boost your ego, say psychology researchers — Quartz
https://qz.com/1307380/yoga-and-meditation-boost-your-ego-say-psychology-researchers/仏教では、瞑想を行うことは自我を乗り越えることに役立つと教えられますが、一方で心理学者のウィリアム・ジェームズは「何かのスキルを訓練することは自己高揚(self-enhancement)を助長する」と主張しています。この「自己高揚」とは、自分が自信があるものについて自惚れることを意味します。ドイツのマンハイム大学が行った研究でもジェームズの説を支持する研究結果が示されています。
- 2018/09/03(月) 21:25:00|
- 居合・剣術・柔術 総論
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