無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

長命痛・老人痛

 『在阪漫録』は 大阪西町奉行として在阪した久須美祐雋が、大阪で見聞するところを安政4年から文久元年頃まで書き綴った随筆で、この中に長命痛・老人痛について記されています。

 老人の腕が何となく疼むのを俗に老人痛などと言い、対外この痛みは40最後に生じるものなので、四十手などと世間では言う。
 私は42歳よりこの痛みが起こり、様々な方法で療治したけれど治らなかった。48歳までは騎射もしたけれど、監察になってから2年ほど弓をしなかったがその後、再び射術をしようとしたが腕の痛みはやや収まっていたものの腕は萎えてしまい、弱手も引くことがかなわなかった。それで武技はやめたけれど、せめて居合でも抜こうと日々、三.四十本を抜いていたが再び腕の痛みを覚えたので居合も止めた。その後60歳になって大阪に移り、腕の痛みもなかったので居合の稽古を始め後には数を増やして日々、百五六十本ぬいた、またおおいひは三百五六十本抜いたこともあった。ところが風邪をひき発熱の後また腕痛が再発してしまい、居合の数も減らしたが日比腕痛は強くなった。
 これを内山之晶が聞いて、奇役があり効くので試してみればよいといった。それは干瓢一味を黒焼きにして朝夕白湯で服すのである。これを用いたところ十四五日で少し痛みが軽くなり、二か月くらいでずいぶんよくなり二か月半でよくなった。家来の平野もこれを試したが、三十日で治った。
 干瓢は常に食べるものであるが黒焼きにしなければ薬効はない。

 この長命痛・老人痛がどのような病気かわかりませんが、このような症状を持つ方は試してみる価値がありそうです。

 以上で江戸時代の随筆は終了します。

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  1. 2018/04/30(月) 21:25:00|
  2. 武道史

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