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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

居着きと残心

 前回、無双神伝英信流の形に表された残心について大森流の形を例に取り述べましたが、敵に抜付け、また、斬撃を加えて倒した後に、まだ動きを起こさぬ、第二、第三の敵、もしくは倒したと思った敵に対していつでも対処できるように、心の緊張状態を持続することを残心と解釈してしまっては稽古が進まなくなりますので、この点について言及します。
 無双神伝英信流にあっては、いわゆる心の緊張状態をもって残心とはなしません。そもそも居合における心の持ちようは『居合歌之巻』に示されるように何の緊張状態もない、凝り固まりのない心を心とします。

「居合とは心をしつめ指刀抜れはやかて勝を取なり」
「寒き夜に霜を聞べき心こそ敵にあひての勝を取なり」

 これらの2首を読んで頂いてもわかるように、心は静まり、戦いの中にあっても霜の音の聞けるような状態になければなりません。そのため、心は緊張しているのではなく、どこにも引っ張られることなく、たるむことなく、澄み切っていなければなりません。 始まりも終わりもなく、このような状態にあることを無双神伝英信流における残心としています。心の緊張状態を持続させると言うことは心の居着きであり、動けない体を作る原因となってしまいます。
 よくよく心してください。緊張した心からは自由な働きは生まれません。 
  1. 2007/01/22(月) 18:51:57|
  2. 居合 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

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