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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

他地域の難波一甫流の話(2)

 広島市佐伯区にある魚切というところに江戸時代難波一甫流の師匠がいた。この師匠の弟子に二人の若者がいたが日頃の稽古の成果を試そうと腕試しをしたくてうずうずしていた。しかし、難波一甫流は他流試合を禁じており、試合をしたことが師に知られると破門になってしまう。

 当時、どの地域の難波一甫流も他流試合を禁止していたようで、物外も(自分自身は難波一甫流を称していた)当時の武者修行日記をみると他流試合をしていない。

 ある日、二人の若者は他領であれば腕試しをしても師に分からないだろうと、本願寺詣でをすることにした。備前國吉井川にきた所、渡しの船頭がしきりに、船に乗れと勧めている。これを見た二人は好機と考えた。二人は何度も船頭に勧められたが、歩いて渡ると断っておき、ついにそれほど頼むのならと船に乗った。
 向こう岸について、乗客はそれぞれ船賃を船頭に渡しておりたが、二人はそのまま、おりてしまった。船頭が「船賃を。」と声をかけたが、「頼まれたので乗ってやったまで。」と嘯く。ついに喧嘩となり、二人はその船頭を川に投げ込み、また集まってきた船頭たちも川に投げ入れてしまった。
 二人は騒ぎが大きくならぬ内にと足早にその場を立ち去ったが、しばらく行くとこかげに一人の武士が腰掛けており声をかけてきた。「事の一部始終を見せてもらったが、腕を試そうと構えて不埒な振る舞いに及んではならない。お手前どもの腕で武芸のたしなみのある者に出会ったら、果たして無事でいることが出来るかどうか。生兵法は大怪我の元。以後慎むが良い。」と懇々と諭したという。
 二人は、そのとき初めて師の教えを思い出し、目が覚めたという。


 8月7日頃までパソコンメールがつかえなくなります。メールはそれ以降に御願いいたします。


  6月から無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場が本格的に活動を始めました。毎週水曜日の夜間の稽古です。8月は6,20、27日の各水曜日、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねください。  
  1. 2008/08/04(月) 22:01:17|
  2. 武道史

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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連絡先は貫汪館ホームページで御確認ください。

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