無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

「口述」8

 最後に長谷川流が「表芸」になることを願っています。「土佐の居合か、居合の土佐か」という言葉が現代になって言われているようですが、当初はなんとか長谷川流を存続させようと努力している様子がわかります。このような先人の努力と質の高い(他の武術を併修し、その中での居合という認識を持った)稽古があったからこそ、今に長谷川流の伝統が続いています。

私存寄候処ハ、何卒表芸ニ相成候得は、行々御国の御為ニ相成申候ニ付、会所式日之時分私家芸之跡ニて御見分も被仰付候得共、尚又厚相成、林益之丞弟又ハ私甥ニて御坐候。是ハマダ未熟ニハ御坐候へとも、是又器用ニも御坐候て心欠申候ニ付、両人を差出申度奉存候。左候得は、いつ迄も御国ニ留り、影ニて仕義ハ一端も絶安きものニ御坐候へは久布流儀不調法なから唯今迄相伝リ居申義を絶し申も甚以残念成義ニ御坐候へは、一ツハ御国の御為ニ相成、又ハ先師へも勤ニも相成申義ニ御坐候へハ先御見分も被仰付被下度、御詮儀被仰付候ハヽ、於私別而本望至極ニ奉存候。私義も当年七十歳ニ相成、四五年跡より少々病気付、舌本叶不申、諸方ふくわゐニ相成、口惜義ニ御坐候。口述ニて申上義難調候ニ付、書付宜御賢慮願上候
   卯二月
安達甚三郎
右長谷川流居合兵法申立書ハ 雑録ニ出

・・・このあとに「小栗公由緒書」があるが省略する・・・

嘉永六丑晩冬、足達先生宅ヱ寄宿之節服部氏御蔵書得拝借、同七寅早
春写之
                          終
                         高野金三

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  1. 2016/10/03(月) 21:25:00|
  2. 武道史

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