無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

社会的地位と驕慢さ

 もう1か月くらい前の情報になるのですが、カナダ・トロント大学のキャサリン・ディセレス准教授の論文に、機内で暴れる乗客に関するものがあり「社会的に高い地位にある人が自分の地位を意識すると、反社交的で高慢な態度になり、思いやりが薄れる傾向がある」という趣旨の内容があるという事でした。論文そのものは読んでいませんが、飛行機の中だけでなく武道の世界でもあることです。ある組織で高い地位につくと、表立っては優しく振舞いいかにも仁徳者のように見せかけながら実は自分の思い通りに利己的に組織運営をして反対者を抹殺しようとする・・・。こういう行動はいくつかの武道の組織で見てきたことです。「いかにも仁徳者のように見せかけ」るため内実を知らない人にはいい人にしか見えません。そのような者が去った後に、組織を引き継ぐ人たちは、たいていは「自らの至らぬところを知る」人たちなので、そういう人物が何をしてきたかを公表したり、そういう人物を追放することはありませんので、「あの人はいい人だ」という思いが内実を知らない人たちの間に残ります。
 これはどの組織にも起こることで貫汪館も例外ではありません。本来修行を重ねれば重ねるほど自分の至らぬところが見えてきて、思いやりがある人物にならなければなりません。人に至らぬところがあれば、正しく導ける器が備わっていかねばならないものです。貫汪館の皆さんはそのような方向性を持って稽古されてください。
 またキャサリン・ディセレス准教授は「人は貧しさや不平等を感じると行動に出る傾向が強まる」とも述べられているようです。武道の世界であれば「自分は実力があるのに低い評価や段位しか得ていない。」と思う事でしょうか。このような事例も見てきたことです。自分が見えていないために自分を過大評価しているのです。初心の方には起こりがちなことですので、指導する者は正しく導く必要があります。

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  1. 2016/06/01(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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