嘉永5年(1851)9月 23歳
この記事には日にちが記されていませんし、記事の内容からすれば、土佐においてのことですので、跡から書き足した記事だと考えられます。この頃土佐で指導していた二代目の大石進(当時は大石進士)より佐々木の父にあてた書簡です。
「柳河藩剣術師範大石氏ヨリチチへの書簡左ノ通リ、
御口上書拝見仕候、出立御祝被下、無存掛見事ノ御肴鯛拾枚御恵贈被下、御厚情の段千万忝ク仕合ニ奉存候、早速参上御礼等申上儀の處、先達テヨリ不快ニ罷在、出立モ差延申候、何様清快之上参上御礼可申上候へ共、先ヅ御礼答迄如此御座候、以上
大石進
九月晦日
佐々木三六様
貴下」
当時の書簡の書き方がよくわかります。また二代目の大石進の付き合いの範囲もわかる資料です。
- 2016/05/23(月) 21:25:00|
- 武道史
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