無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

嘉永4年の藤堂邸における剣術試合の様相について 7

3.判定者の有無
本資料においても試合の判定者の存在は確認できなかった。ただし,「別紙試合組星勝負付は男谷様御付被成候を、藤堂様ゟ送り参り、夫を写し差上申候」という記述があるところから男谷精一郎による試合の評価が権威あるものとして扱われたことが推定できる。この「試合組星勝負付」の内容・所在は不明である。

4.「寄人数試合勝負附」との比較
3.判定者の有無
本資料においても試合の判定者の存在は確認できなかった。ただし,「別紙試合組星勝負付は男谷様御付被成候を、藤堂様ゟ送り参り、夫を写し差上申候」という記述があるところから男谷精一郎による試合の評価が権威あるものとして扱われたことが推定できる。この「試合組星勝負付」の内容・所在は不明である。

4.「寄人数試合勝負附」との比較
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『藤堂和泉守様稽古之次第』
松岡抜四朗―関繁馬 右試合抜四郎と申者(は)藤堂様御家来ニ而、未(いまだ)程もみじく(未熟)之遣手、繁馬皆打勝候様ニ御座候
「寄人数試合勝負附」
関5本, 合打1本, 松岡5本

『藤堂和泉守様稽古之次第』
斎藤新太郎―天野将曹 右試合五分々々之仕合ニ相見申候、尤業合者(は)斎藤少し打勝候様ニも相見候得共、先ツ五分々々之勝負ニ相決し候
「寄人数試合勝負附」
斉藤6本,合打1本, 天野5本

『藤堂和泉守様稽古之次第』
千葉栄次郎―武藤為吉 右仕合為吉さんざん打付られ、九分一二八位之勝負
「寄人数試合勝負附」
千葉6本,(合)打一本, 武藤(読めず不明)

『藤堂和泉守様稽古之次第』
大石進種昌―桃井左右八郎 進四本計見事ニ打、左右八郎打越壱本
「寄人数試合勝負附」
大石4本,合打1本, 桃井無

『藤堂和泉守様稽古之次第』
桃井左右八郎―関繁馬 繁馬丸まけは品柄打落されたる壱本、左右八郎面壱本見事ニ打れ、外先後相打格別見事の勝負相見不申候
「寄人数試合勝負附」
桃井3本,合打1本, 関5本

『藤堂和泉守様稽古之次第』
天野将曹―大石進種昌 進上段ゟ(より)面を打、小手ニ打込、将曹やはすに切込候処ヲ左腹江進切ぬけ、かるしかるしと申候処を数本、見事と参候由将曹答申候、其後敵乱正懸ケ候ニ付、上よりのり懸面を付跡江引、面三本打申候、将曹より見事之打一本も参不申候
「寄人数試合勝負附」
天野5本,合打1本, 大石7本

 「2.試合の評価」で述べたように『藤堂和泉守様稽古之次第』では歩合による評価と本数比較による客観的な評価が混在しているが、「寄人数試合勝負附」では全て本数比較による客観的な評価を行っている。



  1. 2015/11/20(金) 21:25:00|
  2. 武道史

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