無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

加藤田平八郎

 瓜生等勝先生の『来嶋又兵衛文書』中の天保15年4月27日の来嶋又兵衛の日記に下記のようにあります。
 
 「加藤田へ名前書印主人持せ差遣候事。宿主人帰り、今日八ツ時より稽古可致段申来り候。夫より休足致候所、昼飯仕廻居候処、加藤田平八来、しばらくして加藤田方へ同道致し罷越候所、出席は十四人有之、如例役弐人出張有之、七ツ時より暮時迄相仕廻候事。夫より帰り風呂入休足、其所へ平八来、帳面持参事。まんちう馳走に相成。夫より此方より酒馳走に出候事。」

 久留米の加藤田のもとで試合をしています。修行者宿がある藩では宿の主人が試合の仲介をするのが一般的でした。久留米では加藤田のほかに津田などが試合を受けているのですが、天保15年頃には加藤田以外はまだ盛んではなかったのでしょうか。
 もっとも大石進は早くから久留米の流派とは、試合をしており、加藤田は大石進のもとに奥免許の一人である門人を留学させていますので、大石門下は加藤田の門人との試合は気楽に行えたのかもしれません。
 残念ながら試合の内容については記されていません。
 「帳面持参事」とあるのは来嶋が持参した英名録に加藤田が試合をした加藤田門人の名を記して持ってきた事をいいます。また、「まんちう馳走に相成」というのは加藤田が来嶋をもてなした事を意味し、「夫より此方より酒馳走に出候事」とは来嶋が加藤田をもてなした事を意味し、廻国修行では、このように試合をした者同士の交流が行われていました。


  1. 2015/11/07(土) 21:25:00|
  2. 武道史

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