無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

『大日本剣道史』の嘘 3

 堀正平の『大日本剣道史』の「長竹刀に拠る剣の変化」の項の記述です。
 「足遣ひの変化、柄が八寸以内の竹刀の時は、常に歩む通りで宜かつたが、長竹刀に変わると柄も随って長く一尺三寸許りにもなつたので、歩んだのでは構へが動揺する、夫れを動かすまいとすれば窮屈であるから、形の様に歩んだのを止めて、右左と順に足を運ぶ様に変わった。今日の足遣ひは、この時からで昔の足遣ひに比して板間で早い事をするには便利であるが、地面に於いては、ハズミが出ぬから沢山は進み悪い、故に実地では左右又は右左右と歩まねば、広い所では届かぬ、足場の悪い所では、送り足では殆んど進まれぬ、故に旧法の歩む足遣いが実戦に適することは慥かである。」

 堀正平は現代剣道の人であるが故にこのようにしか思い至らなかったのでしょう。現代剣道では相手に正対します。飛び込んで打つためには相手に正対したほうが体が使いやすいのは明らかです。正対してしまえば柄が長ければ送り足の方が適しています。
 しかし、流派剣術の多くは半身をとりますので柄の長さによって送り足をしなければならなくなる事はありません。
 大石神影流の長刀(なぎなた)を使っても柄が長いからといって送り足になることはありません。
 堀正平が古武道に関して無知すぎたのだと思います。


  1. 2015/10/16(金) 21:25:00|
  2. 武道史

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