無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

蹲踞

 『剣道の歴史』の「試合の開始と蹲踞」の項に下記のように記されています。
 「座という、より日本的な待つ姿勢の一つとして蹲踞という姿勢があることを再認識する必要があるように思われる。その意味からも、蹲踞は相手と立ち会う前の待つ姿勢であるとともに、相手との間合や自分自身の身構えをはかる大事な所作であるといえよう。したがって、『始め』の合図とともに、蹲踞姿勢から跳び込んで技を繰り出すことは認められないのである。」
 蹲踞には上記のような深い意味があります。
 幕末、初代大石進が水野忠国の前でその家臣と試合をしたときには、相手は蹲踞して礼をしているときにいきなり打ちかかりました。大石進は相手の考えを事前に読み、簡単に応じて水野が褒めたという事例があります。油断は禁物です。(当時の礼法は現代剣道とは異なっています。)

 また、最近ではほとんど行われなくなりましたが銃剣道には初一本という考えがあります。銃剣道は蹲踞をしませんが、立ち姿勢のまま、「始め」という合図と同時に突進し直突することを言います。初一本は浅くても1本とされました。戦場の武技ですので一瞬の遅れが命取りになるため、初一本が尊ばれたと思います。
 槍術の入身試合でも短い槍を持った者は長い槍を持つ者の手元に走り込んでいたようです。
 武術がかわれば考え方も異なるのですから、油断は禁物です。


  1. 2015/10/09(金) 21:25:00|
  2. 武道史

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