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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

完全相伝と不完全相伝 補遺

 先日の記述で武術(古武道)には家元制度は存在しえなかったと記述しましたが、これについて補足します。
 武術(古武道)には家元=宗家制度をとらなくとも、流祖以来代々、その家で、その流派を継承した宗家も存在し、また存在しました。
 それは竹内流の竹内家、柳生新陰流の柳生家、示現流の東郷家などで、流祖以来代々その家で、それぞれの流派が守り伝えられています。ただし、これらの流派であっても、それが優秀な流派であっただけに、その家から免許を得た者が、各地にひろがって、その流派をその者の責任と権限において教授し、発展していると言うことを歴史に見ることができます。また、直心影流薙刀術のように、園部秀雄先生によって創意工夫が加えられそれ以降、園部家によって伝えられているといった流派もあります。
 無雙神傳英信流においては特定の家が代々教授していることはありませんし、植田平太郎先生はその経歴に「細川義昌先生に就き皆傳を受く」としか書かれておりません。また同じく細川義昌先生の門人であった夢想神伝流の中山博道先生も「細川義昌より大森流並びに長谷川英信流の免許を受く」としか書かれていません。(『皇太子殿下御誕生奉祝 昭和展覧試合』・昭和9年11月25日発行・大日本雄弁会講談社発行)。私の師の梅本三男貫正先生も、私も宗家を名乗ったことも無く、また、澁川一流柔術においても私の師である畝重實嗣昭先生も、その師車地國松正嗣先生も、またその師宮田友吉國嗣先生も宗家を名乗られたことは無く、私もまたしかりです。
 昨日は無雙神傳英信流の太刀打の講習会を実施いたしましたが、流派の歴史はそれを受け継いだ歴代の師範の責任によって受け継がれてきたものだと言うことを思い、講習を受けた皆さん全員がそれぞれの自覚をもって今後の修行を続けていただきたいと考えます。

  1. 2006/10/15(日) 10:52:05|
  2. 武道史

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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