FC2ブログ

無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

大石神影流剣術論文

春の昇段審査、大石神影流剣術の2段の論文です。

「これまで修行上留意してきた事、今後留意しなければならない事」

  自分がこれまで大石神影流剣術の修行の中で留意してきた事、留意していかなければならない事は大きく分けて三つであります。

  まず一つ目は「呼吸」です。
あらゆる活動の源こそが「呼吸」で、大石神影流剣術の修行においてもすべての動きを「呼吸」に乗せて行い、呼吸で始まり呼吸で終われることを目指します。

臍下丹田を中心とした「肚」で、足から吸い足から吐き、「空よりも高く地面よりも低い」というイメージをもってより深く「呼吸」を行います。どんな動きしていても「吸うと吐く作用」を無限のリズムに乗せて途切れることなく行います。地球の重力とつながり常にできるだけ体を緩め、己を消しつつも指の先まで意識が回り「呼吸」で動くことを目指し、肚から呼吸で起こる気迫を体全体、刀、そして相手に伝えます。そして動く時も剣を使うときも体全体が調和します。更に、心の中に起こる「邪念」、つまり強く切ったり突いたりしたいといった意志や「型」にこだわってしまう心、わき起こってしまう悪い心などを「呼吸」で吐き出せるように練習します。
これからの留意していかなければならない事は、前に述べた「呼吸」をさらに深めていくことです。稽古の中で切ろう、突こうとして手を使ったり動こうとして足で床を蹴ったりして「呼吸」を忘れてしまい、呼吸が止まったり浅い呼吸になってしまったりします。さらに、足や背中に疲れがでたりすることもよくあります。こうした状況をへらしていくには、手や足などを使ってしまう外部的な動きをできるだけ小さくし、はらと深い呼吸を中心の内部的に動くことを無限に深めることに努めていかなくてはなりません。

  二つ目は「相手と想定」です。
 大石神影流剣術の形の稽古を行う上で「形の想定」と「相手の存在」は極めて重要です。
・形の想定
  大石神影流の形の稽古にはどれにも決められた手順があって,仕太刀と打太刀に分かれて相手と相互に行いながら大石神影流剣術の基本を身につけていきます。そしてその形を練習するうえで手順だけの「型」にしないで「形の想定」を考えることがとても重要です。  
例えば、形は手順が決まっているからから、それ以上に切り込まれたりすることはありませんが、形の想定は真剣を用いた戦いであり、そのための体を稽古する物です。相手の攻撃をかわした後や相手を切った後でも反撃されることがあること、または自分自身が攻撃後のさらなる攻撃、とった構えからのあらゆる攻撃、対応なども形になくても想定していなければなりません。
 剣術の時代がどういう時代だった考えることも大切です。もちろんその時代は現代のように夜には外の街灯もなく、,警察もいないし、危険から自分の身は自分で守らないといけません。また、戦いにおいても刀だけでなく槍や長刀、鉄砲、手裏剣、武器がなくても石を投げたり、かみついたり、武器を奪ったり、攻撃は様々ですそのようなことも知識を得ながら想定を深めていく必要があります。
・相手の存在
大石神影流剣術の形は相手と行いますがその「相手の存在」も重要です。
 相手との微妙な間合いについては、遠過ぎず近すぎず相手へ攻撃も撤退もできる距離であり「相手との駆け引き」でもあります。また形の中の間合いはそれがどういう意味をなしているのか、自分の動きが相手にどのように作用しているのかを考えなければならない場合もあります。
 相手への攻める気迫も大切で肚から剣の先まで気迫が伝わりそして相手にじりじりと伝わり、それをお互いに掛け合います。
 切り込む位置など、自分の切り込んだ刀の刃が相手に刃がどのように切り込まれているか相手の攻撃をどのように受け、かわしているかなどを考えるとともに、自分勝手になったり、相手に遠慮したりすることなく、「相手との呼吸」、「相手との調和」を目指し、さらに 相手の気迫や見えない動きを読み取って切り込むだり対応したりするための目を養うよう努めます。
 これから留意していかなければならない事は想定と相手との関係をより技見結びつけて実行することです。解雇の中で自分の中に手順が決まっていることの安心や相手への遠慮、形にこだわってしまう気持ちが存在しています。しかしその存在が稽古の意味を消し、成長を妨げ、そして最も危険で危ないものです。この危険な存在を忘れず、その存在に打ち勝って、自分の質を高めてゆきたいです。
  

  三つ目は人の言っていることの意味を良く聞き考えていることを読み取り、そして自分の技にいかせるように工夫していくことです。
 以前稽古中、先生に「教わった事はその場で吸収するように努めなけれまらない。なぜならお侍さんの時代は、一歩道場から出れば、切りあいになることもありうるし、すぐ身につけられなければ対応できずにきられてしんでしまうだけです。」という言葉を頂きました。剣術の成立の時代からして教わった技を形の中で一刻も早く身につけることはと手も重要です。現代においてそんな状況に出食わすことめったにありませんがその時代の人のように早く身につけることも剣術の修行の中で身につけなければならない能力の一つです。そしてただ見ためだけなど外部的な物や先生や兄弟子の方々の言葉や動きの見えるっところや聞こえるところだけではなく言葉の聞こえない部分が意味していること、体の内部の見えない動きを見取って読み取るように努めて、理論や自分の経験などに当てはめたり、一部的に考えたりせず全体として考え柔らかく考えなければなりません。
そしておそわったこと、考えたことを実行し、先生や兄弟子の方々の言葉をかみくだきながらみずから追求、工夫して自分の物にしていきます。そして自分が工夫を重ねていく中で、実際にその時代を生きてきた人などが残した文献などを読み解いていくことも必要です。
 内の状態を読み取る力を稽古の中で身につけることも大切ですが、普段の日常生活でもこの力を身につけ、働かせることが最も重要です。普段読み取る情報、先生の言ったこと、丘の言ったこと、人の言ったことの内の意味を理解することに努め、生活に生かしていくことがこれから深めるべきことです。

まとめ
 最後に、大石神影流剣術を修行してきて、これからも修行していくについて形の中で技を練習し高めていきますが、それを現代の生活に生かしていくことがもっと大切だと思います。大石神影流を問うして学び身につけたことを万が一の時に利用するのも一つですが体の使い方、モノの見方・考え方、心の持ち方、人に対する振る舞い、新しいことや見たことのないもの触れたことのない状況にでも順応することなど、生活と人間社会の中で自分を守り、人を守り、社会で生きていくことに出来るだけ利用していくことが何より大切であり修行の目的だと思います。
 また、人間には悪い心が起ります。修行の途中にも慢心など様々な悪い心が発生してきますが、それにはまってしまうと成長は止まり、危険な方向へはしってしまいます。だれにでもその悪い心があることを忘れてはいけません。そういった人間の黒い部分の存在も心にとどめて、人のためになるように、より高いところを目指し、それをより実現するために先生や兄弟子の方々の指導を受けながら自分を高める修行にしていきたい思います。


ここが細川家の墓地です。
bochiDSC05843.jpg

 
  1. 2014/05/28(水) 19:23:54|
  2. 昇段審査論文

FC2カウンター


無料カウンター

プロフィール

貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!
連絡先は貫汪館ホームページで御確認ください。

カテゴリー

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

最近の記事

月別アーカイブ