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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

座法

 無双神伝英信流の居合の座法には正座と居合膝(立膝)の2種類があります。大森流では形に正座を用い、英信流では形に主に居合膝を用います。この差は形がどの時代に作られたかによるものですが、居合において座ることの重要性は正座であっても居合膝であってもかわる事はありません。
 また、座法は二つあっても本質的には同質のものであり、正座ができれば居合膝もまた支障なくできるようになるものです。大森流の稽古を修め英信流表の稽古に進めば居合膝で稽古しますが、この際、居合膝の座り方をことさらに稽古しなくては座れないと言うのは正座の姿勢が全くできていなかったからであり、また正座ができていないということはその上に成り立つ大森流の形も砂上の楼閣に過ぎなかったという事になります。
 しかし、「支障なく」とは申しましたが、正座との違いが、ただ右足が立っていると言うことではなく、居合膝の据わり方には無双神伝英信流における英信流の極意も内包されており、師 梅本三男貫正先生は私に「英信流の座法は我々が修める無双神伝英信流と中山派(夢想神伝流)ではハッキリと異なっている。この座り方を疎かに考えてはならない。」と両流の座法を示してくださいました。先生の弟子でありながらもともと夢想神伝流を稽古されていた方は先生の弟子であるにもかかわらず、夢想神伝流の座法を捨てずに形を行っておられましたが、これでは形は似ていても先生と同質の動きを追求することは不可能です。教わることがなかったのか、自分の考えを捨てられなかった為か、これでは羊頭狗肉となってしまいます。
 さて、正座についてはすでに述べましたが、居合において座る意義は座ることそのものが地球の引力に抗していない状態であるので、下肢に無理が働かない、非常に安定した状態に入りやすく、体の中心と引力の線が一致した場合には全ての方向に自由に動ける状態となり、これをもととして立姿勢での居合が成り立っています。
 先日、大森流11本の形を修めたばかりの方に居合膝で座って頂きました。始めは苦労されるのではないかとも思ったのですが、初めから、何の苦もなく座られ、「正座の稽古をしっかりとさせていただいたからだと思います。」と話されました。貫汪館では形の稽古に入っていただく前に半年をかけて座法、礼法、歩法等の稽古をして頂いていますが、初心者の方はこれらの稽古を疎かにされることなく、また形のみに流れることなく、そこにある理を求める稽古をしていただきたいと考えます。
  1. 2006/12/21(木) 18:23:13|
  2. 居合 業

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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