昨日、北辰一刀流大目録皆傳奥之口伝を載せましたが、勝海舟の話を載せた『氷川清話』に以下のように記してあります。
坂本龍馬が、かつて俺に「先生はしばしば西郷の人物を賞せられるから、拙者も行って会ってくるにより添書(紹介状)をくれ」と言ったからさっそく書いてやったが、その後、坂本が薩摩から帰ってきて言うには「なるほど西郷というやつは、わからぬやつだ。少しく叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く。もし馬鹿なら大きな馬鹿で、利口なら大きな利口だろう」と言ったが、坂本もなかなか鑑識のあるやつだよ。 「少しく叩けば少しく響き、大きく叩けば大きく響く」という部分と昨日の「鐘は大鐘の如く、敵のカだけに響き應ず。」という部分は同じ内容を異なる言葉で述べただけです。
坂本龍馬が北辰一刀流の言葉を用いたのか、大風呂敷の勝海舟が北辰一刀流の坂本龍馬ならこのように言うだろうと、言葉を飾ったのか、どちらでしょうか。
日本武道学会中四国支部会の新しいホームページアドレスです。
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久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。
貫汪館HPの無雙神傳英信流抜刀兵法の稽古のページに居合講習会の案内を載せました。今回の講習会は英信流表を中心に稽古いたします。無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日
荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
- 2012/04/29(日) 21:25:53|
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