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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

気迫

 武術において気迫で相手を抑えるという事を聞くことがあります。しかし、無双神伝英信流においても渋川一流柔術においても気迫で相手を抑えるなどということが可能でしょうか。
 無双神伝英信流抜刀兵法にあっては想定では、すでに敵に斬り掛かられつつあるという状況がほとんどであり、この敵を気迫で抑えることができるならば、居合の技術は不要といっても過言ではありませんん。また、渋川一流柔術においても女性や子供が自分に危害を加えようとしてやってくる敵に気迫で勝ることができるというならば、護身の技術も磨き上げる必要はないでしょう。気持ちが萎縮しないことは必要ですが、不利な状況にあるからこそ業が必要になるのであり、業に裏打ちされた心の状態があれば自ら鬼気迫るような気迫を出そうとすることは全く必要ありません。
 勝海舟の話をまとめた『氷川清話』に心のありようについて以下のようにあります。文中の白井亨は幕末の防具着用の剱術の全盛期に生きた人ですが、当時一流の剣術家といえども40歳、50歳になると体力の衰えとともに剱の腕も衰えていくのを見て嘆き、兄弟子で形を通じて達人となった寺田宗有に入門し道を得た人で、江戸でただ一人、大石神影流の大石進に勝ったと伝えられています。
 「無我無心は禅機の極意だ。人一たびこの境に達す、真個敵なしだ。かつて白井亨という剱の達人があつておれもたびたび就いて教えを受けおおいに裨益した事があった。この人の剱を使うやほとんど一種の神通力を具えていた。その白刃を提げて立つや凛として犯すべかrざる神気刀尖より迸りて向などに立って居れなかった。おれも是非この境涯に達せんと必死に練磨したけれど、たうたう達しなかった。
 おれもひどく感心して話すと、白井は笑って、足下が多少剣道を解しおればこそ自分の切先もそう恐ろしく感ずれ、無我無心の人には何とも感ぜぬものよ。ここに剣法の奥儀は存するよと諭した。おれもますますその人の及ぶべからざるを知了した。」
 この文書から気迫とは何かを考えてください。 

 9月30日(日)に行う無双神伝英信流 居合道講習会の案内を貫汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに載せましたのでご確認ください。他流派、他道場の方や一般の方にも公開して行う講習会ですので柔術の初心者の方も御参加ください。
  1. 2007/09/15(土) 19:19:24|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

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