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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

間合

 無双神伝英信流抜刀兵法の稽古をされる方にも渋川一流柔術の稽古をされる方にも私自身は指導者として、道場以外でも常日頃、どうしたら上達していただけるだろうかと思案しています。
 私自身の経験から述べれば、無双神伝英信流の師 梅本三男貫正先生は私が入門した頃は、色々な言葉を用い、あるいは道具を用い説明してくださいました。しかし、先生ご自身は天才肌であったために、自分がこう努力したということを教えてくださるのではなく(先生ご自身は教えられなくてもできていたという事が多かったようです)、自分の動きを自分で考えるとこうなっていたので、このように動きなさいという教え方でした。
 したがって説明されることとご自身がされていることの差も多く
 「脇をカチカチになるくらいぎゅっとしめなさい。」(先生ご自身は脇は自然にしまっていましたが、カチカチではなく自然でした)
 「刀を構えた時には両手首にボルトが通っているくらいに真っ直ぐにしなさい。」(言われたとおりに意識すると外見は似たようにはなるのですが、固くなってしまい自由さはありません。先生は内面から整っていたので、自然にそのような形になっていたのです)
 等々、よく先生の動きを観察すると先生の言葉に(動きにではなく)忠実になろうとすればするほど、先生の本質に迫ることは難しくなってしまいました。 
 晩年、飛躍的に業が進化された先生はほとんど言葉を用いては説明されないようになりました。私もそのほうが理解できました。(私のレベルが少しは上がっていたのかもしれませんが)。
 一方、渋川一流柔術の師 畝重實嗣昭先生は始めから言葉で示されることは無く、すべて動きをもって示してくださいました。しかし一つの形をを見せて、あるいは掛けていただけるのは、多くても3回くらいまで、集中して見なければなりませんでしたし、掛けていただける時には感覚を忘れないように集中しなければなりませんでした。今でも先生の業は私の目と体に焼きついています。
 私自身は稽古は365日と思っていましたので、それでも良かったのだと思います。先生方の動きは私の体の中に宿っています。
 
 前置きが長くなりましたが、私にとっての指導上の問題は、仕事の都合で、週に一回しか稽古できないような人達にどのように上達していただくかと言う事です。少なくとも家で一人稽古をしていただくということを前提にして・・。
 言葉を用いれば言葉に居付き、現代教育になれた現代人に見て取れというのも難しく。
 ある程度進んだ人には「自得」といって自分で見て取っていただき、道がそれている場合にはそれを修正する程度にしていますが、初心者の方にはそれは難しく。

 様々に思いをめぐらせていますが、今、居合も柔術も初心者の方に欠けているのは「間合」についての工夫であろうと思います。居合の形の稽古をはじめた初心者の方は、どうしても動かない敵を斬りに行こうとしています。その結果形の条件としての間が崩れ動きが崩れる方が多く居られます。はじめに説明したとおり、敵が斬りかかってくる、その間であるということを忘れないで頂きたいと思います。
 柔術では一つ一つの形で相手に技を掛ける時に「間合」は異なります。この「間合」が数センチ崩れただけで同じ業を掛けても筋力を必要としてしまうことが多くあります。全般的に初心者の方は間が遠いのですが。
 盆休みががあけた後は、間合いについての工夫を心掛けて頂きたいと思います。

 明日、16日(木)の居合の稽古は廿日市スポーツセンターでいつもの時間に行います。

 貫汪館ホームページの会報のページに月刊『武道』3月号と6月号の記事を載せましたのご覧下さい。

 9月30日(日)に行う無双神伝英信流 居合道講習会の案内を貫汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに載せましたのでご確認ください。一般の方にも公開して行う講習会ですので柔術の初心者の方も御参加ください。



  1. 2007/08/15(水) 12:20:32|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!
連絡先は貫汪館ホームページで御確認ください。

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