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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

習う力

 無双神伝英信流抜刀兵法の稽古でも渋川一流柔術の稽古においても、指導されたことをただ漫然と繰り返していたのでは真の上達はありません。
 指導されたことは、何を意図して指導されたのか、何を目指して指導されたのかという本質を受け取る稽古をしなければなりません。
 無双神伝英信流の師 梅本三男貫正先生は稽古のさいに、よく言葉を用いて指導されました。例えば「脇をしめる。」という言葉を用いられました。これは多くの人が刀を振り冠るさいに体幹ではなく肩から先の部分を用いて刀を動かそうとし、刀と体の中心がつながらないために表面に現れた事象を直そうとされた指導でした。したがって「脇をしめる。」という言葉は指導のための方便であり、ある程度のレベルになれば「脇をしめる」と意識しなくても無理無駄な力が入らなければ「脇はつながる」ものです。
しかし、先生の弟子の多くは、いつまでたっても「脇をしめる」ということに居着き、力を込めて脇をしめようとされていました。そのほうが脇がしまるという実感が得やすいからだと思うのですが、それは逆の方向に働き、体の自由な働きを阻害してしまう原因となってしまいます。私はそのような例をたくさん見てきたので同じ指導をするのに「脇をしめる」という言葉をもちいてはいません。
言葉は所詮、言葉に過ぎず、全体をあらわすことは不可能です。言葉を通じて何を伝えたいのかを理解する力を養っていただきたいと思います。
渋川一流柔術の師 畝重實嗣昭先生の指導は梅本三男貫正先生の指導とは対照的に、言葉を用いず動きで示されました。
「こう。」「こう。」と言われ動きで私の至らぬところを教えてくださるのですが、こちらがその動きを見取る力が無ければ、とても業は身につきません。示してくださるのは多くても2回くらい、その間に何を示して頂いているのかを見取らなければなりません。漫然と見ていたのではとても身につくものではありませんでした。このような指導方法は言葉による誤解を防ぐためには最も良い方法なのですが、受け取る側の力が無ければ受け取ることはできません。
私は、両先生の指導方法を人によって使い分けて指導していますが、どうか本質を受け取る稽古をしていただきたいと思います。

  1. 2007/07/18(水) 17:42:26|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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