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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

重さに助けられ、軽さに教えられ

 無双神伝英信流の稽古に、私は真夏の2ヶ月弱を除いて、長船の刀匠 上田祐定先生に打って頂いた2尺8寸2分の真剣を用いています。重さは鞘をはらって約1,470g。この長さの刀としては平均的な重さです。真夏に遣う居合刀は濃州堂の2尺8寸重さは約1,240グラムです。
 真剣を常に用いるのは感覚的に自分の「この刀が好きだ」という感情にもよりますが、何故か体の調和が取れるためでもあります。体の調和がとれていれば、竹ひごを振っているくらい軽く感じ、また全く刀の重さは感じずに動いてもいます。調和の取れた動きは無意識のうちに速い動きでもあります。
 しかし真剣に比べれば軽めの居合刀をつかうと体の調和が乱れがちになり、かえって負荷がかかってしまい、また遅いことがあります。
 重ければ体は無意識に腕力をつかわず調和をもとに動いています。軽ければ・・・。昔の癖が。
 中学生の頃、現代剣道をしていましたが、剣道の先生に「左腕を鍛えなくてはならない、高校生になって上段をとるようになればますます左は重要になる。」といわれ毎晩、重い木刀で左腕だけの素振りをしました。1000本、2000本時には4000本と。その結果左の握力は右を越え、高校生になったころには握力は85㎏にもなっていました(今は随分腕は細くなりました)。
 その無理な稽古の影響で上半身の左半身が右半身より発達し左の鎖骨は右より長くなり、常に左肩が右肩よりも高くなってしまいました。
 余談が長くなってしまいましたが、高校生になって無双神伝英信流の師 梅本三男貫正先生に入門した当初に言われた事が2つ
「森本君は腕力があるからいけない。」
「森本君は頭が良いからいけない。」
 
 結局、刀を振ろう、これくらい軽いものは自由に振り回せるという無意識の意識がはたらき、体の調和が保ててはいなかったのです。(「森本君は頭が良いからいけない。」は別の機会にのべます。)
 いつも使う真剣に比べ軽い居合刀を腰にすると無意識のうちに「これくらい・・・」と判断し腕が動き調和が乱れます。そのとき「軽い刀」の重さを感じて動けば、真剣と同じ動きに戻ります。
 「心こそ 心惑わす心なり 心に心 心許すな」
  1. 2007/07/13(金) 22:04:11|
  2. 居合 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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