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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

剱術観

 友人に頂いた『茨城の武芸 剣の巻』という書物は茨城県の武術史を知る上で非常に貴重な本です。これだけのものをまとめられた先生方の苦労は並大抵のことではなかったと思いますが、「はしがき」に記された剱術観はあまりにも残念で、これだけの歴史をまとめられた方の言とも思えませんでした。
 親が子供に剣道をさせるのは我が子の身体強健を願い、精神的にも情緒的にも根性、忍耐、礼儀などを習得させたいと願ってのことと思う、しかし高校、大学になると目的もまた大きく変わってくると述べられた後で、「・・・ある大学剣道部の意識調査によると、筆頭が剣道技術の習得、つまり強くなりたいと稽古に励んでいるのが61パーセントを占め、次いで精神力、体力の強化などがあげられているが、武士道、或いは剣人のもつ武道観、人生観などの探求を目的としているのは、僅かに2.4パーセントに過ぎない。試合に勝つだけの剣道、負けないための剣道は、剣道でなく剱術である。・・・」

 どうしてこのような偏見が剣道の高段者にあるのか不思議です。現代剣道は剱術よりも上にあり、剱術はただ試合に勝つために行われたと。
 現代剣道の方が心法の指導によく引用されるのは江戸時代の剱術関係の伝書ですし、江戸時代の剱術には全日本剣道選手権はもちろん、小学生・中学生・高校生などの若年者の剣道の一番を決める大会などは当然ありません。勝にこだわらせて、剣道人口を増やしているのは現代剣道の指導者なのです。
現代剣道の高段者に「試合に勝つだけの剣道、負けないための剣道は、剣道でなく剱術である」という認識がありながら高校生以下の剣道の大会を一切禁止するなどという意見は聞いたこともありません。それどころか高校の剣道の大会で敗者復活戦の、そのまた敗者復活戦がおこなわれるのに驚いたことがあります。
 武術として柔術・居合を稽古される方はこのような虚言に惑わされないでください。  


 本年、第一回目の居合道講習会を3月7日(日)に実施いたします。今回の講習会のテーマは「抜付け」です。詳細は貫汪館ホームページの稽古のページを御覧下さい。
 今回の講習会も公開して行いますので、未経験者や他流派の方も歓迎いたします。講習会は9;30~16;30、場所は七尾中学校武道場です。


 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2010/03/05(金) 21:25:46|
  2. 剣術 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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連絡先は貫汪館ホームページで御確認ください。

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