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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

覚悟 3

 大石神影流の大石英一先生は初めの一本ということを話されました。初めの一本さえとれば後はよいということです。協議ではありません。これも覚悟の問題です。覚悟がなければ大石神影流の外形がいくら見事にできても魂はありません。

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  1. 2020/04/01(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

覚悟は現れる

 覚悟は内に秘めたものですが、あらゆる場面で現れます。動きの一つ一つ、言葉のはしはし、それこそすべての行動に表れてしまいます。演武がすべてではありません。三人の師匠はそういうところを見ておられました。

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  1. 2020/04/02(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

手紙

 無雙神傳英信流の師梅本三男先生は様々な機会にお手紙を書いてくださいました。それは私が筑波大学に行き、先生のもとに稽古に通うのが春夏秋冬の長い休暇のとき以外にはできなくなってから、また航空自衛隊に在職していた期間の夏冬の長期休暇以外は単発的に帰って稽古をつけていただくことしかできなくなってからの約12年間です。アメリカ陸軍の学校にいた1年間は初めて国際郵便を出してくださったにもかかわらず、何通もお手紙をくださいました。
 そのお手紙はすべて筆書きで、その内容も弟子に対するものとは思えないような丁寧なものでで私を指導してくださるお手紙でした。その文面も出来事をまるで映像で見ているかのように詳細にかつ手短に書いてくださっていました。全く読み間違いのないお手紙でした。
 現在は手紙ではなくメールやメッセンジャーで事足りてしまいますが、先生が書いてくださったような全く読み間違いがないような文面を見ることはなくなりました。誠がなくなったということなのでしょうか。
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  1. 2020/04/03(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

一生の覚悟

 ご存じのように私の初めての流派は無雙神傳英信流です。中学校の剣道の先生にご紹介いただいて入門しましたが、私はそれまでに梅本先生の居合を二度ほど見たことがありました。その頃は居合に関する知識が全くなく、見たことがあるのは現代居合道だけでした。先生の居合を一度目に拝見したときは「虎走」が強く印象に残りました。まるでお城の中の広い座敷の中を走られているようで物音もなくスーッと進みさっと斬り、またスーッとさがりさっと斬っておられました。突然状況が江戸時代になったかのような錯覚を覚えました。二度目に拝見したときには刀を振られるたびに、刀ではなく風が吹いているような錯覚を持ちました。刃音ではなく刀が風であるかのように感じたのです。
 そのような技を拝見したのちの入門でした。また軽い気持ちではなく一生かけて求めていく覚悟をして入門しましたのでその思いは先生に通じていたのだと思います。高校生や小中学生の門人はほかにいましたがことのほか手をかけて育てていただいたように思います。他の高校生や小中学生の門人は就職や進学といった機会に消えて行ってしまいました。
 貫汪館にも二十歳前の人たちが稽古に来ますが、一生の覚悟をもって稽古を始める者はまだいないように思います。

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  1. 2020/04/04(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

長さ

大石神影流の大石進種次によって定められた刀・竹刀の長さの上限は乳通りです。無雙神傳英信流では人により異なるものの示しているとおりですが身長170cmの私でおおむね2尺8寸程度です。大石神影流も無雙神傳英信流も比較的長めのものを用いますが、長ければよいというものではありません。あくまでも示されているのは上限です。
 これ以上の長さのものも使えるという貫汪館の門人もまれにいますが、使えるということとあらゆる状況で真に自由に使えるということ、抜けるということと、正しく有効に抜付けができるということは異なります。長さにこだわるのは己の心の偏りだと知らねばなりません。

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  1. 2020/04/05(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

試合稽古

 大石神影流剣術では新陰流にみるように表の勢法を変化させて吟味する“砕き”というものは形式としては存在しません。これはおそらく、大石進種次の祖父の師である村上一刀の時代からすでに他流試合も行われ、それ以前からも流派内でも、他流派との間でも袋撓を用いた試合が行われていたことによるものだと考えられます。江戸から遠く離れた地では他流試合の禁止も徹底されなかったのでしょう。また、袋撓であれば大きなけがはすることもなかったためでしょう。村上一刀の他流試合は古文書に残っています。
 大石進種次は試合稽古で突き技を用いるために防具を改良しましたが、これは大石家が大島流槍術の師範でもあったことから槍術の防具を改良したものであろうことは述べたとおりです。
 さて貫汪館では大石神影流を稽古していますが、稽古では手数の稽古だけでなく防具着用の稽古をすることは不可欠です。今は安い防具があり、購入することはさほど困難ではありません。稽古には高価な防具は必要ありません。稽古を続けようと考えている方は防具を購入してください。
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  1. 2020/04/06(月) 21:25:00|
  2. 剣術 総論

日常生活での稽古 コップを持つとき

 日常生活と武道の稽古は通じていますので、これまで意識していなかった人のために記していきます。稽古の質が高くなっていけば日常生活の動作もよくなっていき、日常生活の動作が良い人は武道の稽古においてもより高い資質を備えています。
 コップを持つときに必要なだけの力を入れるということはすでに述べていると思いますが、急いでいたりあわただしいときには肩に力が入り、握りしめていることが多いものです。必要最小の力で持つようにしてみてください。刀を手にするときの手の内と共通するところがあることに気づくと思います。また柄を握る力が強すぎる方は日常生活で稽古してください。
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  1. 2020/04/07(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

日常生活での稽古 洗濯物を干すとき

 物干しざおに洗濯物を干すときに、あわただしく動くと、どうしても肩が体から遊離してしまいがちです。少し心と体を落ち着けて臍下から干すことを心がけると、刀を振りかぶった状態で洗濯物を干すことができると思います。試みてください。

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  1. 2020/04/08(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

日常生活での稽古 洗い物をするとき

 台所で食事の後の洗い物をするときに心を静めて体を緩め、特に下半身を緩めて、上半身に力を入れずに洗い始めると臍下丹田が良く働いていることに気づけると思います。この状態がいついかなる時にも(腕が上方にあって動いていても)感じられるようになれば稽古は進んでいます。

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  1. 2020/04/09(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

日常生活での稽古 食事をするとき

 食事をするときに落ち着いてがっつくことなく食事ができている方は武道の資質が初めから高いといえます。体軸はとおり両肩は上がることなくひじ・手首にも無駄な力が入らず、私たちの流派の観点から見ても素晴らしく感じます。
 そうなっていない方はぜひそのように心がけてください。変化し始めると思います。

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  1. 2020/04/10(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

日常生活での稽古 お風呂でゆったりするとき

 お風呂につかる習慣がある人はお湯に体を任せ、体の緊張をなくし、ゆったりしてください。その感覚が稽古で動いているときにあれば無理のない状態です。プールでもできますが一人であたたかなお湯につかっているときのほうが効果的です。
 求めてください。

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  1. 2020/04/11(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

日常生活での稽古 車を運転するとき

 車を運転するときには他の車との適切な間合いが取れていなければ事故が起こります。これが上手な人であればあるほど事故は起こりにくくなります。自分側がわがままな運転やイライラした運転をしなければ、それだけで上達につながっていきます。

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  1. 2020/04/12(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

日常生活での稽古 お茶を飲むとき

 お茶を飲むとき、湯飲みを両手で持って口元に運ぶさいには比較的両肩が落ちやすく、またお湯が熱いために湯のみを握ろうとはしません。この時に両手で湯のみを口元に運ぶ時の動きは臍下中心になっており、刀を振りかぶる動きと重なっています。
 工夫してください。

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  1. 2020/04/13(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

日常生活での稽古 バイクに乗るとき

 バイクの乗る方はお分かりだと思いますがヘルメットのために車よりも視覚情報が限られてしまい、また音の情報も限られます。したがって肌から感じられる情報も大切なものになります。
 これは居合では前後詰や両詰、三角、四角などの多人数を想定した稽古のときに大いに役立ちます。

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  1. 2020/04/14(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

日常生活での稽古 歯磨きするとき

 朝起きて、また、食事の後に歯磨きをするときもよい稽古になります。
 丁寧に歯を一つ一つ残すところなく繊細に磨くときには肩が体から遊離しません。焦って磨いているときには肩が力み手首もかたまっています。
 工夫してください。

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  1. 2020/04/15(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

日常生活での稽古 階段を上るとき

 階段を上り下りするときに足音をあまり立てないように丁寧に一歩一歩足を運んでください。丁寧な足運びは大石神影流の稽古と共通します。大石神影流の足運びはすり足ではありません。無雙神傳英信流のすり足と混同してしまう方がおられますが、一歩一歩が床から離れます。この足運びの稽古が階段を使うときに可能になります。

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  1. 2020/04/16(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

日常生活での稽古 寝る

 お布団に入って体をまっすぐにして体を寛がせ何も考えずに頭をすっきりさせ寝ます。
毎日稽古ができます。

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  1. 2020/04/17(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

素抜き抜刀術の稽古

 道場で稽古できなくても、素抜き抜刀術の稽古であれば小さな庭でも立ち技の稽古ができます。
 無雙神傳英信流の奥居合立技まで習っていなければ立技の稽古ができないわけではなく大森流でも、英信流面でも体と心をしっかり沈め、ゆっくり動けば座った状態と同じように稽古できるのがわかるはずです。ただし当刀は抜付けるときは左足を後方にさげてください。また座姿勢のときと同じように膝、鼠径部をしっかり緩めたうえで上体は鼠径部から前に倒してください。
 アパートなどの部屋で横方向への抜付けが難しいときには抜打のみをゆっくりしっかり繰り返しても十分に稽古になります。また、小太刀を用いて右手を一切使うことなく体の中心を使って形稽古をしても十分稽古になります。このほうが長い刀を使うよりも体と心の働きを意識しやすいかと思います。
 澁川一流にも素抜き抜刀術があり、大石神影流にも鞘之内の手数がありますので、貫汪館で稽古する方は一人稽古の内容に事欠くことはありません。

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  1. 2020/04/18(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

澁川一流の一人稽古

 稽古相手がいなければ澁川一流の稽古ができないわけではありません。一人稽古できるように澁川一流には棒廻しの稽古があります。庭がない場合でも半棒や三尺棒を用いて部屋の中で稽古することができます。また澁川一流には昨日述べたように素抜き抜刀術もあります。
 本来ペアで稽古する形を居合のように相手を想定して一人で稽古することもできます。私の師の畝重實先生は戦後高度経済成長期に稽古する方がおられない時期、居合のように一人稽古を重ねられ、稽古を続けられました。先生の御努力によって澁川一流が今現在存在しています。
 形の手順を覚えたばかりの人は実際に体を動かさなくても頭の中でイメージを動かすだけでも手順の稽古になります。この方法だと同じ数の形をするのに10分の1くらいの時間で済んでしまいます。試みてください。
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  1. 2020/04/19(日) 21:25:00|
  2. 柔術 総論

大石神影流の一人稽古

 大石神影流には鞘之内があり、一人稽古できるようになっています。また相手を想定して一人で稽古することもできます。貫汪館で稽古している方は無雙神傳英信流の稽古をしていますので活きた相手を想定することができるはずです。屋内でしか稽古できない場合は長い木刀の代わりに小太刀を用いてください。重さがなく軽いだけに自分の無理無駄がより感じられると思います。
 私は大石英一先生の指導を受けるのは、遠方であったために月に一、二度でしたが、次の稽古までには習得しておかなければならないため一人稽古をしていました。

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  1. 2020/04/20(月) 21:25:00|
  2. 剣術 総論

一生の目配りと今この時

 競技を中心としたスポーツの世界は現今の状況からわかるように、かなり短い年月で計算して能力を伸ばしていかなければならないものだということを強く感じます。1年大会が延期されただけで人生が大きく狂ってしまいます。
 そういう意味からいうと古武道の稽古は競技中心のスポーツとは異なる世界なのだと思います。私たちが稽古していることを修行という観点から考えると一生の目配りをして稽古していかなければなりません。それこそ、稽古を始めてから死ぬまでです。死ぬまでにどのようになるべきなのかということを考えて稽古しなければなりません。武という観点から考えると、今この時が大切になります。期日を決めてそこから始まるという競技と異なり、今この時に何が起こるかわからず、それに対処しなければならないからです。
 以前、日本武道学会中四国支部会でゾーンに入るということを剣道の先生方が話しておられました。そこに至るように大会の日程に合わせて調整していかなければならないというような話だったと思います。しかし、澁川一流を考えてみても「鯉口」はすれ違いざまに斬りつけてくるものに対処する形ですし、無雙神傳英信流の多くの形はそのような状況に対処する形です。ゾーンに入る、入らないというスポーツや競技中心の武道の考え方とは異質な世界だとおもいます。

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  1. 2020/04/21(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

論文

 4月はどこの支部も稽古ができない状況にあると思います。こういう時に昇段審査の論文を書いてください。論文は前もって提出するということにしていますので、昇段審査を受けようとしてから取り掛かると時間に余裕がなく間に合わないこともあります。
 昇段審査の論文を書くためには、武道史の本を読むことも必要ですし、日本文化に関する本を読むことも必要になります。参考になる文献はこれまで武道学会で私が発表した資料に乗せてあります。支部長の手元にはありますので、手元になければ支部長に送ってもらってください。
 五段までは最短で1年ごとに審査を受けることができます。貫汪館では7段の後に旧来の許しを与えますので、稽古時間等の基準を満たしている方は積極的に昇段審査を受けてください。

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  1. 2020/04/22(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

映像

 時間があるときはこれまでの貫汪館の記録映像を見て、見取り稽古をしてください。名古屋支部長が編集してくれていますので各支部を通じて頒布してあると思います。すでに講習会等を通じて見て取りづらいところなどは説明してありますので、何が大切かは頭の中で理解できていると思います。
 映像を見て自分の動きと比べ、自分がどうすべきなのかを見て取ることができれば大きく上達することができます。停滞している方の多くは自分との違いが理解できていません。ゆっくりしっかり普段できない稽古をしてください。
 
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  1. 2020/04/23(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

握らない

手の内についてはこれまでに何度も指導し、実際に手を取り感触を通じて指導もしているところですが、多くの方に握り込む癖が見られます。小指から人差し指の四指で柄を深く握っているのです。握っている場合には横から見たときに四指の指先が柄の中央よりも上部にかかっています。
 この癖を除くために常に小太刀をそばにおいて正しい手の内を会得するように努めてください。上から柄に触れ、最初に親指を意識して、親指は必ず柄と平行に維持すれば、他の四指で柄を深く握ることはできません。そのうえで小太刀を軽く上下に体で(腕ではなく)動かして手の内を確認してください。小太刀を殺さず生きて動くことを確認してください。左右ともに稽古してください。初めは握っていないので不安に感じるかもしれませんが、何時でも何処でも稽古できることですので続けてください。
 今のように道場で稽古できない時には基本を確実に身につけるために良い稽古です。何時でも何処でも稽古できます。私は手の内がよくわからない頃、小太刀を職場の机の中に常備していました。

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  1. 2020/04/24(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

武士の武術修行

 江戸時代には武士であれば複数の種類の武術を稽古するのが普通でした。これは片岡健吉の稽古記録に関する私の研究でもご存じのとおりです。
これまでに述べたことではありますが細川義正は以下のように修行しています。
文久元年(1861)12才   
   砲術  伊藤俊吉に入門。
   軍太鼓 傍士茂久衛門に入門。(註:甲州流)
   軍具  三橋永十郎に入門。
   兵学  深瀬基清に入門。(註:甲州流)
文久2年(1862)13才
   竹内流小具足組打 山脇三太郎に入門。
   無外流剣術 別役俊蔵に入門。
   川心流槍術 下村勝守に入門。

また、片岡健吉も以下のように修行しています。
嘉永6年(1853)「沢田勘平門ニ入リ馬術ヲ学フ」
安政4年(1857)「寺田忠次門ニ入リ剣術ヲ学フ」(註:大石神影流)
安政5年(1858)「下村茂市門ニ入リ長谷川流居合 高木流体術ヲ学フ」
万延元年(1860)「本山団蔵門ニ入リ竹内流組打ヲ学」
  同   「郷円之丞門ニ入リ槍術ヲ学」(註:以心流)
  同   「谷村亀之丞ニ馬術ヲ学」
(註:谷村亀之丞は無双直伝英信流の師範も兼ねる)
文久元年(1861)「本山団蔵ノ門ニ入リ古傳馬術ヲ学」(註:源家古傳馬術〔調足流〕)
  同   「中山衛門七郎門ニ入リ北条流兵学ヲ学」

大石進種次に関しては不明な点も多いのですが
 愛洲蔭流剣術、大島流槍術、調息流馬術などを修行しています。もっとも愛洲蔭流は剣術といっても広範囲な種目の武術を包含していたようです。また、大島流槍術も長刀などの他の武術を含んでいます。

 得手不得手はあったでしょうが、複数の武術を学ぶのが普通の在り方です。現在は何か一つのことに専念するのが良いことのように考えられていますが、貫汪館で稽古する方はそうではなかったのだということは頭に入れておいてください。

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  1. 2020/04/25(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

三流派

 貫汪館において稽古しているのはわずかに3流派にすぎません。しかし、この3流派をそれぞれ学んでいくことによって自分の不足していることがわかってきます。柔術を稽古することによって自分の居合・剣術で不足している部分がわかり、剣術を稽古することで自分の柔術・居合に不足していることがわかり、居合を稽古することによって自分の剣術・居合に不足していることがわかっていくものです。
 そこを間違えて自分はこれもできる、あれもできると思ってしまったら道から遠ざかっていきます。また、柔術ができるから剣術もできるとか居合ができるから剣術ができると思うのも考え違いです。上達すればするほど自分の至らぬところが見えてきます。できるようになったという思いよりも、ここがまだ、ここが至らぬというところが増えてくるのです。

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  1. 2020/04/26(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

三流派 2

 居合はできるけど柔術は・・・。柔術はできるけど居合は・・・。剣術なら・・・。
と思っている方には二つの原因があります。一つは稽古不足です。稽古が偏っているからできないのですが、得手不得手と考えてしまっている。もう一つはなんとかできると思っている武術の自分の大きな欠点、不足する部分に気づいていない。
 何かができるということは他もそれなりにできているはずですし、何かができないと感じているときには他も自分が思っているほどできてはいないものです。

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  1. 2020/04/27(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

畝先生の想い出 柔術の心を知りたい

 初めて畝先生にお会いしたときではなく、自衛隊を依願退職後に私が本格的に稽古をつけていただくことになった時、畝先生は「なぜ柔術の稽古をしたいのか。」と私にお尋ねになられたことがあります。その時私は「柔術の心を知りたいと思います。」とお答えしました。その答えを先生は大変気に入られ、ご自身で口に出して言われたのち、「素晴らしい。」と言ってくださいました。

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  1. 2020/04/28(火) 21:25:00|
  2. 柔術 総論

畝先生の想い出 復習

 畝先生に稽古をつけていただけるのは毎週土曜日の午後でした。初めの頃の稽古は教えていただいたことを自分たちで稽古してから、次の稽古の時に先生に見ていただいた後に、新たな形を教えていただけるという指導方法でした。
 柔術は最初は正しく形を覚えるのが大変でしたので、一緒に稽古に行っていた親戚の者と毎日稽古をして次の稽古に臨みました。と言っても居合の稽古や銃剣道の稽古もしていましたので、それらの稽古が終わった後に21:30や22:00から柔術の稽古をするのが普通でした。そういう稽古を重ねたのちに次の稽古日に臨むのですが、畝先生は「よく稽古している。よく稽古している。」と褒めてくださり、新しい形を教えてくださっていました。

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  1. 2020/04/29(水) 21:25:00|
  2. 柔術 総論

畝先生の想い出 「技師がいいから」

 先生は稽古しているときの写真をフィルムのコンパクトカメラでとってくださった事が何度かあり、タイミングが非常に良いので、「よく撮れたいい写真ですね」と申し上げると、「技師がいいから」と微笑みながらおっしゃいました。
 タイミングよく写真を撮ることができるのはよく見ることができるからで、、「技師がいいから」という先生の言葉を弟子の立場で考えると先生のいわゆる「目」がいいからということになります。畝先生は梅本先生のように一眼レフを使われることはありませんでしたが本当に良い写真を撮っていただきました。

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  1. 2020/04/30(木) 21:25:00|
  2. 柔術 総論

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プロフィール

貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!
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