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無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

堅い稽古

 澁川一流柔術の稽古では初めから力むことを戒められ、いわゆる堅い稽古はありませんでした。
 あるていど稽古を重ね、進んでいけばわかってくるのですが、これは澁川一流柔術の技の中に自分の重さを用いるものが多くあるという理由によります。堅い稽古はこのような技を習得するときには妨げになり、力技になってしまいます。

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  1. 2019/06/01(土) 21:25:00|
  2. 柔術 業

臀部の力み

 本当の意味で鼠蹊部が緩まず、上半身が固くなり、また下半身の自由さが得られない方は膝を曲げて見せかけだけを作っていることがあります。そのような方はたいてい臀部に力みが入っており、堅く緊張しています。臀部の力みを抜くように努めてください。変化が起こります。

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  1. 2019/06/02(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

知らない

 本当の意味で師事しない人には師は通り一遍のことしか教えられせん。心が通っていない者に深いところまで教えることはないのです。形にしても目録に記されたことが全てではなく、それ以外のことや技が多くあります。口伝や代々の先生方の工夫など、師事しない人には伝わることはありません。自分が教えられていないから存在しないなどという考えをもったら大きな間違いで、自分自身が教えられる人たり得るのかどうかを振り返らなければなりません。心から師事していない人に伝書が発行されたとしても、全てを書かずに渡すこともあります。そのような人は自分が知らない事は存在しないと思ってしまうでしょうが、知らされていないだけなのです。
 物事を習おうとしたら、まず師事するという言葉の意味を学ぶ必要があります。

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  1. 2019/06/03(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

下達する指導

指導者自身が下達する指導と上達する指導があります。
 下達する指導は自分が知っていることを口頭でべらべらと話す指導です。自分ができているような錯覚に陥ってしまうのです。聞かれたことをあたかも全てできるかのように話すと自分の努力はそこで止まってしまいます。それどころか、べらべらと話してしまうと何故か頭でっかちになってしまい、深い呼吸ができなくなり、丹田中心の動きもできなくなってしまいます。
 基本的には口頭ではなく自分の動きで指導する。できないところは「私はこのように指導を受けましたが、未だに求めています」とおことわりすることが大切です。

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  1. 2019/06/04(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

天狗界

 ずいぶん前にお話ししたことがありますが、無雙神傳英信流抜刀兵法の兄弟子に古神道に詳しい方がおられました。兄弟子と言っても師よりも年齢が上の方でした。
 その兄弟子が私が高校生の頃に「天狗界にいってはいけない。」と話してくださいました。天狗界というのは「自分が一番、自分が一番。」とお互いに覇を争う世界なのだそうです。「一度そういう世界に落ちたら抜け出すことができなくなる。」とも教えてくださいました。
 この年齢になると経験も多少若いころよりも多くなるので、そのお話しの意味が分かります。古武道の世界は試合もないために、そのような人が比較的多いように思いますし、現代武道の世界でも選手としての現役を引退しているのに醜いほどに高い地位を求め続ける人物がいることも見てきました。
 今になれば兄弟子のお話しがよくわかります。何のために武道の修業をしているのか、目標をしっかり持って稽古しなければなりません。

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  1. 2019/06/05(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

自分が知らない事がある

 「自分が知らない事は本当は存在しないものだ。」「自分が知らない事はその存在が嘘だ。」
このような考え方から他流派や近縁にある関係の流派の批判を公言することは絶対にしてはなりません。往々にして自分の無知を公開しているだけのことがあります。
 無雙神傳英信流抜刀兵法の師から道場で余人を交えずに教えられたことを、数人の高位の同門は当然知っていることだろうと思い、先生がお亡くなりになった後にお話ししたことがあります。その時の高位の同門の反応から話してはならない事であったと知りました。兄弟子が知っておられない事だったのです。
 このようなことは私が師事した他の先生にもあります。自分自身が稽古した流派でさえそのようなことがあります。知らない人は、そのようなことは嘘だとか捏造だと批判します。自分が教えられていない事をさらけ出しているだけにもかかわらず・・・。

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  1. 2019/06/06(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

やっていればできるようになる

 澁川一流柔術の師 畝重実先生はときどき、「やっていればできるようになる。」という言葉を用い指導してくださいました。
 この「やっていればできるようになる。」という言葉は「求め続けていればできるようになる。」とおきかえることができます。できなくても師の技を追い求め続けていればできるようになるという教えです。
 時に道を外れる方はもとめてもできないから、違う理屈を考えて見かけができるようにつくろうことがあります。上達するためにはあきらめずに求め続けてください。

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  1. 2019/06/07(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

弟子

 畝先生のもとには私以外にも弟子がおり、稽古に来たことがある二人の弟子がお互いに争っていました。ある日、片方の弟子が他方の弟子を破門にするように先生に手紙を出したことがあります。先生はその時、次のように話されました。
 「昔であれば初伝にも至らぬものが師に他の弟子を破門するように言うのは思い上がりも甚だしい。」
 「師に他の弟子を破門するように要求するという事は当然自分も破門になるという事だ。」
 「一度弟子にとった者を破門にするという事はその弟子が悔い改める機会を奪うことになる。どんな人間であっても死ぬ前には悔い改める可能性はある。」
 「破門にしなければならないような者を弟子にとったことは、師の不明である。」

 二人の弟子からは畝先生の葬儀に際し弔電すらありませんでした。それにもかかわらず、未だに先生に習ったことを公言しているようです。
 畝先生にとって澁川一流柔術の師弟関係は伝統的な師弟関係でした。現代はそれもわからぬ時代になったようです。そのような人達であっても「古伝」などという言葉を口にします。

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  1. 2019/06/08(土) 21:25:00|
  2. 柔術 総論

出合・附入・虎走

 無雙神傳英信流抜刀兵法「太刀打」の出合・附入は英信流奥居合の虎走の足遣いを用います。現代的な早足ではなく膝から下がひとりでに動くような用い方をします。そのため膝から下はもちいません。ずっと鞘を肚にひきつけその動きによって、腰を後方に位置させて鼠蹊部をしっかりと緩めます。
 工夫して、足がひとりでに前に進む感覚を得てください。

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  1. 2019/06/09(日) 21:25:00|
  2. 居合 業

上級者の稽古

 初心者とは別に数年稽古を重ね、中級者から上級者に至ろうとする方は形・手数は一度教えられたら会得する覚悟が必要です。中級者や上級者は新しく教えられる形・手数の理論が理解できなければなりません。理論が理解できていれば、外形がそのようになるのはなるべくしてなっていることがわかるはずです。初心者のように何度も何度も稽古しなければ形・手数は覚えられないという立場とは異なったものを求められます。

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  1. 2019/06/10(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

師事する

 武道、事に古武道においては師事することがたいせつです。たんに形を覚えてそれで「良し」とするならばビデオで習うだけでことたります。世の中には数回しか習わずに形を覚えただけで伝書を欲する人たちもいるようですが、論外で師事するということは形(外形)だけでなくその本質や師の心を学ぶことです。
 いくつもの流派を習得したという人もいますが、師のもとで何回稽古したかを聞いてみれば本物かどうかが分かるはずです。

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  1. 2019/06/11(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

天狗になる

 ずいぶん前のことですが、無雙神傳英信流抜刀兵法の師梅本三男先生がお亡くなりになった後、おかしくなってしまった同門がいました。
 自分の居合は絶対であり、他の誰も自分に追随できる者はいない。大森流でも抜付けは絶対であるので斬撃の必要すらない。ご自身の絶対的な考えを披歴され、他者が行うことをことごとく否定され、師に教えられたことまで否定されていました。
 人はこのような状態にもなり得るのだということを頭に置き、稽古を続けてください。

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  1. 2019/06/12(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

全てを使う

 居合も剣術も物打ちばかりを遣うあるいは切先がセンサーとなるという考えをしていると道を誤ります。
 無雙神傳英信流抜刀兵法では切先、物打ち、刀の中間部分、柄元、鍔、柄頭あらゆる部分を用います。また、刀ではなく自分の体で相手を取ることも行います。したがって現代剣道で竹刀を扱う感覚とは全く異なり、あたかも六尺棒か半棒を扱うように刀を全身で扱わなくてはなりません。そのための体の感覚は素手の柔術と全く変わることはありません。
 また大石神影流剣術においても刀を切先、物打ちだけで扱うわけではなく相手の刀を抑えたり、肘上を斬るには刀の中間部分を用いたり、槍合では鍔元を用いたり、二刀では柄を用います。進めば左手で相手を取ることも行います。大石神影流においても体の感覚は素手の柔術と変わることはありません。
 貫汪館で無雙神傳英信流抜刀兵法、澁川一流柔術、大石神影流剣術を同時に稽古しても違和感がない、むしろ同時に稽古していくからこそ上達していける所以です。
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  1. 2019/06/13(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

全てを受け取る

 武道、とくに古武道においては師事することがたいせつです。学校で物事を習うようにたんに技術を習得することは師事するとは言いません。師事するとは師にお仕えして技術だけでなく、その心、武術に関する考え方をも授かるという事です。そのためには師のそばにいさせていただく時間が必要になります。形の手順を覚えただけの人がおこなう演武が師の技とは全く異なるのは師の心を受け継いではいないからです。ここが理解できなければ真の習得はできません。
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  1. 2019/06/14(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

知らない

 本当の意味で師事したことがない人には師は通り一遍のことしか教えられせん。心が通っていない者に深いところまで教えることはないのです。形にしても目録に記されたことが全てではなく、それ以外のことや技が多くあります。口伝や代々の先生方の工夫など、師事しない人には伝わることはありません。自分が教えられていないから存在しないなどという考えをもったら大きな間違いで、自分自身が教えられる人たり得るのかどうかを振り返らなければなりません。心から師事していない人に伝書が発行されたとしても、全てを書かずに渡すこともあります。そのような人は自分が知らない事は存在しないと思ってしまうでしょうが、知らされていないだけなのです。
 物事を習おうとしたら、まず師事するという言葉の意味を学ぶ必要があります。
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  1. 2019/06/15(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

下達する指導

 指導者自身が下達する指導と上達する指導があります。
 下達する指導は自分が知っていることを口頭でべらべらと話す指導です。自分ができているような錯覚に陥ってしまうのです。聞かれたことをあたかも全てできるかのように話すと自分の努力はそこで止まってしまいます。それどころか、べらべらと話してしまうと何故か頭でっかちになってしまい、深い呼吸ができなくなり、丹田中心の動きもできなくなってしまいます。
 基本的には口頭ではなく自分の動きで指導する。できないところは「私はこのように指導を受けましたが、未だに求めています」とおことわりすることが大切です。

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  1. 2019/06/16(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

気合

 以前も述べたことがありますが、澁川一流柔術と大石神影流剣術は有声の気合を無雙神傳英信流抜刀兵法は無声之気合を掛けます。しかし、有声の気合も無声の気合も本質的には変わることはありません。
 大切なのは息を肚から吐くことで、その息に声がのれば有声の気合、声をのせなければ無声の気合になります。有声の気合でそれが気合になっていないのは声を出そうとして息を二の次にしてしまっているからです。声を出そうとすれば歌もどきの良い声にはなりますが、決して有声の気合になることはありません。工夫してください。
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  1. 2019/06/17(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

残心

 澁川一流柔術の物足りない演武には残心がありません。澁川一流柔術は一つ一つの形が単純で飾りはないのですが、それだけに本質を追及しなければ見ることができないものになります。
 受けは仕掛けた後に捕が業を掛ける際中であっても残心を忘れずに、いつでも返し技ができる心と体の状態になければなりませんし、捕は技をかける、最中、或いはかけた後でも、いつでも受の反撃に応じられるよう、残心が必要です。

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  1. 2019/06/18(火) 21:25:00|
  2. 柔術 総論

体の重さが刀に乗る

 大石神影流剣術も無雙神傳英信流抜刀兵法も素振りを繰り返して体を鍛え刀の振りの威力を増すという方法は用いず、体の重さ腕肩の重さを刀に乗せることによって刀を活かすようにします。しかし極力筋力を用いないように稽古しているので重さを刀に乗せることができなければ刀はふわふわと動くだけで働きをなしません。
 そのような状態の方に共通しているのが鼠蹊部が伸びきっていることです。鼠蹊部が伸びているために上半身の肩から先しかつかえません。なおかつ鼠蹊部にゆるみがなければ肩腕の重さも使えなくなってしまいます。
 工夫してください。
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  1. 2019/06/19(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

よい感化を受ける

 無雙神傳英信流抜刀兵法の師梅本三男先生は私が大学生になって広島を離れるときに「素晴らしい人のそばにいさせていただければ、お話をしなくてもそばにいるだけでよい影響を受け、与えられるものがある。」と教えてくださいました。
 大切なのは自分を無にして、素晴らしい人のそばにいることです。「あの人はこう考えるが、自分そうではない。」「ああいわれているが自分の立場は違う。」ということから、まず離れてその人を受け入れることによって、そばにいさせていただくだけでよい影響をうけることができます。我が強ければ自分の殻に閉じこもっているので自分にとって都合の良い部分のみを受け取ろうとしていることになり、結局何も得るものはありません。

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  1. 2019/06/20(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

人を選ぶ

 良い感化を受けるということもありますが、悪い方向に感化を受けることもあります。
 八方美人であれば当然ですが、いろいろな方と交わりを持つようになります。その中でなぜか人は悪い方向へと感化を受ける方向に向かいがちなようです。正しく自己をしっかりと確立していればそのような事態にはならないのかもしれませんが、しっかり自己を確立している人には悪い方向へと導く人たちは近寄りがたく、その周りにはお互いに良い影響を与える人たちが自然と集まります。
 未だ修行途上にあれば交わる人を選んだ方が無難であるといえます。

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  1. 2019/06/21(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

畝先生の想い出 1

 先生は私に入門を許してくださった後に「子弟と言えば親子も同然。子の危機に際しては親は命を投げ出しても子を助ける。」と仰いました。このことは何度もお話ししている通りです。
 そして私を大切に指導してくださり、実の子のようにいつくしんでくださいました。私が免許皆伝上極意を授かり、先生が直接道場で教えられなくなってからも、私が演武会などのビデオを持っていくたびに、後にそれを見られて指導してくださいました。私の子供が物心ついて形のまねごとができるようになってからも、先生はそれを見てくださり喜んでくださいました。
 今の時代にはない師弟関係なのかもしれません。
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  1. 2019/06/22(土) 21:25:00|
  2. 柔術 総論

畝先生の想い出 2

 私は先生から指導を任され、先生が直接指導されることがなくなってからも、よく先生をお訪ねしていましたが、どこかに行けば必ず先生が喜ばれそうな手土産を持参し、お話をお伺いしていました。
 ある日、先生は「私も私の先生が指導されなくなってからも、美味しそうな刺身があればそれをもっていき、よいスイカがあればそれをもって行きというように、先生の家をお訪ねしていて、先生は喜んでくださっていた。」と話してくださいました。今の日本では師の師に対する態度も、私の師に対する態度も昔話かもしれません。

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  1. 2019/06/23(日) 21:25:00|
  2. 柔術 総論

畝先生の想い出 3

 先生は私に初伝の溺者に対する「いかし」を授けてくださったとき、これは実際に役に立つからと二つの事例を話してくださいました。
 一つは池である近所の子供がおぼれた時に、慌てた親に呼ばれて「いかし」をいれて救った話。
 もう一つは中国でおぼれた中国兵を助けた話です。
 私自身はそのような事例に出会ったことはありません。しかし、今の時代は「いかし」は緊急時の身内にのみ用い、他人はライフセーバーやAEDに頼った方が無難であると考えます。
 想い出は又次の機会に・・・。想い出を語りすぎても、数回の稽古で写真を撮って形(外形)だけ習い、本当に師事したことがない人がその想い出を盗用することが行われるかもしれません。

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  1. 2019/06/24(月) 21:25:00|
  2. 柔術 総論

構えの稽古

 大石英一先生に入門してはじめて大石神影流剣術の稽古をつけていただくとき、先生は大石神影流の構えを初めに教えてくださいました。
 しかし、一度覚えたら「構え」単独の指導はありませんでした。それは手数の中に構えは存在し、手数の稽古を重ねることによって構えもまた磨かれていくからです。初心者は別としてことさらに道場内で構えの稽古をすることはありません。もし手数の稽古で構えを直すように指摘されたら、自分自身で道場外の自宅などで稽古をして次の道場での稽古に臨んでください。

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  1. 2019/06/25(火) 21:25:00|
  2. 剣術 総論

斬撃、抜付けの稽古

 無雙神傳英信流抜刀兵法の師 梅本三男先生に入門したころは、先生は門弟全員に斬撃、抜付け単独の稽古を続けさせられており、むしろ形の稽古の時間の方が少ないくらいでした。週に一度広い稽古場所を使用するときだけは形の稽古が中心で斬撃、抜付け単独の稽古はあまりありませんでした。
 やがて(といっても相当な年月ですが)、時を経て私自身も多少上達すると、私に対しては形の中に斬撃や抜付けはあるのだからと言われ、すぐに形の稽古を指導していただくようになりました。
 私が現在そのように指導しているのはまさに「形の中に抜付け、斬撃があり、形を稽古することでそれらも稽古できる」からです。

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  1. 2019/06/26(水) 21:25:00|
  2. 居合 総論

我が強い

 無雙神傳英信流抜刀兵法の師梅本三男先生はよく「我が強い」という言葉を用いて指導されました。
 「強く振りたい」「速く動きたい」・・・そういった自分の想いを優先させて流派で教えられる教えを無視してしまうことを言われました。正しく動けばいずれ強さも速さも自然に身につくものであるのに、そうではなく自分の考え想いを優先する。そこからは流派を会得することはできないものです。
 これは澁川一流柔術の師 畝重実先生が話されていた「稽古を続けていれば、できるようになる。」というお話しと共通するものがあります。稽古を続けていればとは教えられたとおりに我意を挟まず求め続けていればということです。

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  1. 2019/06/27(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

 「我がつよい」というお話をしましたが、形・手数はその手順が大切なのではなく、その形・手順で流派の教え、師の教えが求めていることを達成することができるかどうかが大切です。
 いくら形・手数の手順を覚えて、一見見事に演じても、そこに流派の教え、師の教えがなければ意味はありません。世の中にはいくつもの流派ができるという人がいますが、その中には形の手順だけはできるという方もおられるようです。
 私たちがどのように修行していかなければならないのかは明白です。
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  1. 2019/06/28(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

始めから終わりまで

 何度も述べていますが、形・手数の演武はとくに初めから終わりまで気を緩めずに続けて行う必要があります。途中で気が抜けるとそこは隙になりますが、演武で初めから退場まですべてが一つであれば隙ができることはありません。また残心という観点からも途切れることがあってはならないものです。
 これは形・手数を続けて稽古する場合にも同じで途切れることがないように稽古しなければなりません。

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  1. 2019/06/29(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

抜付けで切先が山を描く

 無雙神傳英信流の抜付けは極力体に力を入れぬよう、筋力を用いないように行いますが、そのような状態をたもちながら一部の動きにひずみがあると、その歪は大きく現れてしまいます。
 抜付けで切先が山を描いてしまうのは無理無駄を少なくしているにもかかわらず手の内を締める(握り締めてしまう)からです。
 師の梅本三男先生は抜付けで切先が鞘から出たら柄が手の内から飛び出そうになるけれどもその動きに任せていれば柄が手の内に納まるという表現を用いられました。手の内に力を籠めないように工夫してください。

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  1. 2019/06/30(日) 21:25:00|
  2. 居合 業

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!
連絡先は貫汪館ホームページで御確認ください。

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