無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

知らない流派

 剣術や居合、槍術といった流派は武家を中心に教授されてきました。したがってほとんどの流派の存在が古文書に記録されており、また来歴も明らかで、捏造されたとしても、怪しさを感じることができます。
 一方、柔術は武家を中心に始められたものであったとしても、その必要性から農民や町人の間に広範囲に広がって稽古されており、師となる者も農民であったり、町人であったりしました。そのため江戸時代に農民や町人の間で新たな流派が生まれることもあり、そのような流派は藩や武士の記録に残ることも少ないため、知られていない流派名であったり、江戸時代の存在が明らかでないものもあります。
 貫汪館に所属される方で、そのような流派に出会った場合(古文書や奉納額など)には館長までご連絡ください。

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  1. 2017/06/01(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

心を配る

 演武会場で、自分はどこに荷物を置けばよいのか参加者を見て考える。演武が終わった後、演武会場に荷物が取り残されていたら、誰のものかと考え、自分だけ会場を去らない。片付けが終わったら終わったという報告をどこにすべきか考える。その他諸々・・・。
 はじめて演武に参加する方にはそのような余裕がないかもしれませんが、稽古を始めて年数がたっている方はそういうことができなければ武道を稽古している意味がありませんし、初心者にそのような心配りを教えるのも兄弟子がなすべきことです。物事は全て流動的で同じことはありません。自分で事前に決めた範囲だけを行うのは自ら不測の事態に対応する能力を身につけることを捨てていることになります。

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  1. 2017/06/02(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

 臍下丹田が理解できない方は、無雙神傳英信流で礼をするときのように両手で三角を作りその中心が臍下丹田となるように肚にあて上下に少しゆっくりと揺すってください。これを毎日続け意識を臍下丹田にもっていく稽古をしてください。長年意識できていなかった人でも数か月毎日繰り返せば、臍下丹田が意識できるようになります。

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  1. 2017/06/03(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

柄頭の向き

 無雙神傳英信流抜刀兵法の抜付けのほとんどは向ってくる敵に対して行います。また間合も多くの形が、お互いに刀を手にしたときの間合です。したがって基本の抜付けでは遠くを斬ることができる動きを稽古する必要があります。

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  1. 2017/06/04(日) 21:25:00|
  2. 居合 業

天狗界

 もう40年位前の話ですが、無雙神傳英信流抜刀兵法の大先輩に古神道について詳しい方がおられました。その方が「道を間違えて天狗界に落ちてはならない。」と話してくださった事があります。その時のお話しがインターネットに記されていたことと似ているので引用します。

「自己愛性人格障害」(NPD=Narcissistic Personality Disorder)は誇大妄想症、過剰な賞賛欲求、共感性の欠如などによって特徴づけられる人格障害である。米国精神医学会(APA)の「NPDの定義」によれば、多くの人は「自己愛性」の特徴を持っているが、そのうちNPDと診断される人は1%程度。次の9項目のうち5項目以上があてはまると、相当するという。

 1.自分の実績や才能を誇張する。 2.無限の成功、権力、才能などの空想にとらわれている。 3.自分は「特別」であると信じている。 4.過剰な賞賛を求める。 5.特権意識をもち、特別な取り計らいを期待する、 6.対人関係で相手を不当に利用する。 7.共感性の欠如。 8.よく他人を妬み、または他人が自分を嫉妬していると思い込む。 9.傲慢で横柄な行動や態度を示す。

 古武道の稽古をしていると、このような方に出会うこともあります。また、実際に兄弟子がこのような状態になったのも見ています。
「自分が〇術については一番詳しい」「自分では他者に何らの提供もしないのに、他者が自分に提供するのは当然のことと思う」「自分以外の者が同じ分野で認められるのは許せない」「自分以外の者が言ったことは批判されるのが当然」「他者が素晴らしい事績を挙げても、それは意味がない事績である」「道の為なのだから自分が行うことは正しい」「道の為なのだから他者は自分に協力しなければならない」 
 古武道を稽古する方はこのような状態にならないように常に自分自身に気を付けておく必要があります。

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  1. 2017/06/05(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

大森流

 無雙神傳英信流抜刀兵法の大森流は楷書にたとえられることもあるように無雙神傳英信流抜刀兵法の基礎を養うべき形です。最初に稽古する形であり、そのため他の形よりも多く稽古しているので英信流表に比べて自信のある方も多いと思います。
 しかし、楷書にたとえられるだけあって、一つ一つの動きが明瞭であり、少しでも正しい動きから外れると貫汪館で稽古する方にははっきりと動きの歪が見てとれます。これは他流派の見える方であっても同じで我々の大森流の動きは全て見えてしまいます。
 いくら稽古を重ねていても大森流の演武は無雙神傳英信流抜刀兵法の他の形よりも難しいと思わなければなりません。

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  1. 2017/06/06(火) 21:25:00|
  2. 居合 総論

自分を試す場

 演武会は自分が正しく稽古してきたかどうかを確認する意味で自分を試す場であるといえます。しかしもっと大切なのはその場、その場において適切な言動が取れたかという事を確認する場でもあることです。
 すれ違う時、戸を開けるとき、更衣室に荷物を置く場、着替えの場、演武が終わって自分の紋付・袴をたたむ場、道具を片付ける場、去り際、すべての言動を正しく行うことができたかどうかを検証することができる濃い場所なのです。
 とかく自分の演武がうまくできるかどうか、できたかどうかにばかり心を用いてしまいますが、それ以外のことも大切です。いい加減な言動をすることはできません。

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  1. 2017/06/07(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

浅い

 これまでに何人もの方をお教えしてきて、言えることは器用で形の手順の習得が速い方であっても理解が浅い方は真の上達が遅れる傾向があるということです。
 「下半身がかたい」と指導しても、少し膝を曲げただけで「よし」と思う方はその先はありません。「呼吸が浅い」と指導しても、その時限りで深呼吸をしてもその先はなく、深い呼吸と動きがつながることはありません。「首が前に出る」「肩があがる」と指導しても、その時位置を直しただけで根本的な原因を究明しなければ同じことの繰り返しです。
 指摘することは他が良いわけではなく最優先で正さなければ、その先の上達はない点を指導しています。

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  1. 2017/06/08(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

浅い 2

 手順が決まった形・手数であるがゆえに技が有効になるのは当然のことです。柔術の技に対する理解が浅い方は自分の臍下丹田を中心とした受との調和が保たれた動きによって受けが崩れているわけではなく、たんなる勢いで受を崩していても、それが理解できず技が有効であったと思い、打太刀との無意識の調和が保たれて形が整ったわけではなく、心の動きを読めず瞬発力だけで形を合わせているにもかかわらず、うまくいったと思います。
 そのような稽古には真の上達はありません。

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  1. 2017/06/09(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

耳学問

 様々な知識を持つことそのものは良いことなのですが、知識を持ったことがそのものを知っていると勘違いしてしまってはいけません。あくまでも知識は知識にすぎず、自分が行動で示せるわけではないのです。
 刀の研ぎに関する知識を持ったところで自分に研ぎができるわけではなく、作刀に関する知識を持ったところで自分に刀が打てるわけではありません。
 同様に武道に関する知識を持っても、しょせん知識に過ぎないわけですので自分ができるわけではありません。知識は自分自身を多角的に観る役には立ちますが、知識を持つことで満足していたら、自分自身を高めていくことにはつながらないどころかむしろ邪魔になってしまいます。自分ができるわけでもない知識が、安易に口に出てしまう方は注意しなければなりません。

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  1. 2017/06/10(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

基本は自学自習するもの

 無雙神傳英信流抜刀兵法の礼法や正座・立膝、澁川一流柔術の蹲踞や六尺棒の棒廻し、大石神影流剣術の素振りや構えなどは基本中の基本であり、また一人で稽古することができるものです。六尺棒を廻す庭がなければ半棒や三尺棒を用いれば室内でも稽古でき、大石神影流の木刀を構えたり素振りしたりするスペースがなければ小太刀を用いて稽古することができます。
 自学自習できることを道場で稽古していたら形稽古に用いる時間が無くなり、それだけ上達は遅くなります。一日5分自学自習すれば1週間あれば35分基本の稽古をすることになります。1週間に1回道場で1時間半稽古する方にとってはかなりの稽古量となります。

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  1. 2017/06/11(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

海外への情報発信

 平成29年9月6日(水)から9月8日(金)の3日間、関西大学千里山キャンパスで行われる日本武道学会第50回記念大会(第2回国際武道会議)の発表抄録は英語で書かなければなりません。
 武道学会での講演等をしっかり聞かれている方は日本の武道を martial arts でもなくmartial way でもなくBUDO として発信していこうという流れがあることはよくご存じだと思います。 
 日本の武道が海外に広まっていく過程で変質していくということは、それほど詳しくない方でもご存じかと思います。これは日本人が海外の方に日本の武道を行っていただく過程で日本の武道の歴史や思想、理念といったものを十分に伝えきれず、海外で武道を日本発祥の格闘技・競技としての側面でのみとらえられてしまっていたからではないかと思います。
 そういった意味では今回の武道学会の発表抄録を英語で記さなければならないという取り決めは日本の「武道」の正しい姿を知っていただくという点で非常に意義のあることだと考えます。日本人はこれまで武道以外においても正しい情報発信を怠ってきたために日本に関する間違った歴史や思想についての情報が海外で信じられています。今後はこれを正していかなければなりません。
 貫汪館で稽古される方は貫汪館の武道について、簡単な中学1.2年生が習う程度の英語を用いて口頭で説明できるように努めてみてください。日本人なのですから英語に間違いがあってもかまいません。一歩前に出ることが始まりです。

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  1. 2017/06/12(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

海外への情報発信 2

 昨日は日本武道学会の発表抄録について述べましたが、貫汪館の海外への情報発信についても同じことが言えます。
 現在貫汪館には米国エルパソ、インディアナポリス、英国ロンドン、豪州パースに支部があります。支部長は皆真摯な方で、貫汪館の武道を本気で習得したいと思っておられる方たちです。動きについてはお見せして正すことができ、言葉以外で伝えることができる部分が多くあります。
 しかし、まじめに日本の文化を学びたいと思っておられる方たちだけに、私に会う前に武道に関する情報収集を行っておられ、日本から発信されている誤情報を信じておられることもあります。これはお見せして正すという方法が使えないため英語で説明せざるを得ません。
 英語で説明することが、おっくうだからといってほっておけば海外の門人は間違った知識や思想を持ったまま稽古を続けることになりますので、そのままにしておくことはできません。正しく伝えるためには不十分であっても英語を用いなければなりません。

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  1. 2017/06/13(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

活かして使う

 裏庭に猿がでて作物を盗むようになって以来、10年くらい畑仕事はしていませんが、先日久しぶりに鍬を使う機会がありました。まったく農作業をしたことがない若い方が鍬を使われるのを見ていると、腕力で鍬を地面に打ち込まれるので、筋力を使い過ぎていて、あれでは筋肉疲労が起こってしまうだろうと思ってしまいました。
 金属の部分の重さを活かして、臍下丹田中心に振り上げ、落下する重さに自分の体の重さを添えてやれば、それほど筋力を使う事もなくかたい地面にも打ち込むことができます。これは刀や木刀や六尺棒や薙刀・槍を用いるときにも共通した動きです。
 大石神影流の師である大石英一先生は農作業の動きで大石神影流の刀の用い方を説明されたことがあります。

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  1. 2017/06/14(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

形の条件

 半棒の「大拂」の最初の動きにおいて腕で棒を動かせば、体は右にかわしていても仕方の右手は斬りおろす打太刀の下に出てしまいます。正しく臍下丹田を中心に棒端が打太刀のこめかみに当たるようにしなやかに払えばそのようなことにはなりません。形の稽古をするときには無理無駄を避け基本に忠実に行う必要があります。

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  1. 2017/06/15(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

まず理合から

 形の手順を覚えるのに、こう動いて、次はこう動いてというお覚え方をしていたらなかなか覚えることはできません。
 まず、こうなるからこのように動くのだという理合を陽よく考えて頭に入れてから手順をおぼえるようにしてください。理合がわからずに形の稽古をしても二人がばらばらに動いているだけになります。

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  1. 2017/06/16(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

真贋を見極める

 世の中には人物に関して本物3割、本物と偽物の混合が4割、偽物が3割。ひょっとしたら偽物の比率はもっと高いかもしれません。
 偽物のほうがもっともらしいことを言い、人のために行動し、真実を求めているかのようにふるまいますが、実際は自分が注目を浴びるためであったり、選挙で得票数を稼ぐためであったりします。こちらがその人物の過去の言動を見て、現在の言動を見ていたらわかることですが、そこまでできる時間に余裕のある一般の人はなかなかいません。
 ある程度人を見てきた人であれば顔を見て判断することもできますが、難しいのは偽物ほどそれらしいことを積極的にのべている点でしょうか。貫汪館で稽古される方は、こと武道に関することであれば慎重であってください。

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  1. 2017/06/17(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

万が一のことを考えて行動する

 政府がミサイルに対処する方法をインターネトに挙げると、それに対する批判がすぐに上がり・・・。という状況ですが武道を稽古は、往時であれば万が一の場合を考えて稽古するわけですから古武道を学ぶ我々も万が一のことを考えておくべきであろうと思います。
 例えば爆発が起こればビルのガラスは割れて落下してくる恐れがありますし、銃弾が飛んでくるような状態であれば、植込みの陰にいて姿は見えなくても、弾は飛んでくるのでできれば厚いコンクリートの陰が良いし・・・。
 様々な状況をあらかじめ考えておけば万が一のことが起こった場合に少しでも被害を少なくすることができます。津波が来たらどこに避難するべきか、大きな地震が起きたら今自分が住んでいる家やアパートは大丈夫か・・・。このようなことも武道の内です。

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  1. 2017/06/18(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

確認してから

 海外へ武道に関していい加減なことが伝わっているということを以前述べましたが、国内でもよく調べないままに真実として広がってしまった間違いもあります。また意図的に自分に都合の良いように作った嘘もあります。そのような間違いや嘘も意図的であるかないかは別として真実の中に混じっていますので、私たちは注意しなければなりません。
 たとえば澁川一流柔術の歴史に関しても江戸の渋川流を学んだものであり、長い歴史を有していると歴史を粉飾した言説が存在したこともあります。また無雙神傳英信流抜刀兵法に関しても、そのような流派は捏造であると考えていた方もあります。大石神影流剣術に関しても断絶していて手数(形)は伝わっていないのだと言っていた人もいます。すべて自分の立場を良くして他を貶めようとするところから生まれたものでした。
 刀の長さに関しては「定寸」「定寸」といまだに言われることもありますが、広島藩の貫心流では身長の約半分の長さを良しとしたもので、170cmの身長であれば約2尺8寸の長さの刀を用いることになり、「定寸」「定寸」と言っている方からすれば、そんなことはあり得ないという事になると思います。
 書籍にそう記してあるから、名の知れた人がそう言っているからというだけで鵜吞みにすることは危険です。少しでもおかしいと持った時には必ず、その記述が正しいかどうかを自分で確認してください。

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  1. 2017/06/19(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

抜付けの留意点 1

 無雙神傳英信流で抜付けた時の肩の位置は大森流で正しく正座したときの肩の位置とかわりません。また正座したときに引力によって肩が下方に落ち着いた状態にあるのと同じく、抜付けた時にも肩は上がることなく下方に落ち着いた状態にあります。
 肩が前に出たり上がったりすると臍下丹田から切先へのつながりはなくなり、刀を体の開きではなく肩・腕で振ることになります。

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  1. 2017/06/20(火) 21:25:00|
  2. 居合 業

抜付けの留意点 2

 抜付けた時に肩が正しい位置にない原因は2つあります。
 一つ目は鞘引き(左側の開き)が行われずに右手中心に抜いてしまう場合です。右手が前へ前へと出ようとしてしまいますのでどうしても肩もつられて前に出てしまいます。その結果体の開きが使えないため、肩で振ろうとし、ますます肩が落ち着かなくなります。
 二つ目は抜付けで右脇を締めようとしすぎてそれが肩を出してしまう場合です。引力を肩・腕に感じながら動けていれば自然に脇は締まっていますのでことさらに脇を締めようとする必要はなく、意識しすぎて動作過剰になってしまうと肩は治まるべき位置からずれてしまいます。

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  1. 2017/06/21(水) 21:25:00|
  2. 居合 業

手の内

 手の内は刀が自由に働くために大切でこれがいい加減になってしまうと刀を握りしめて「自分」が刀を振り回してしまいます。
 大切なポイントは中段に刀を構えた時に小指人差し指の先端の指の腹が柄の下部に巻きつくような手の内となるようになり親指が柄と平行になることで、握ってしまえば刀をしっかりと持っているという安心感は生まれるかもしれませんが刀は死んでしまいます。

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  1. 2017/06/22(木) 21:25:00|
  2. 居合 業

血振い

 斬撃後の血振いは体を開き、切先は地を這うように、遠心力が働き切先が遠くへ離れていくように感じるような動きになります。柄を握りしめると逆に刀を体に引き寄せるようになってしまい臍下丹田を中心とした動きは起こりませんので注意が必要です。

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  1. 2017/06/23(金) 21:25:00|
  2. 居合 業

納刀

 無雙神傳英信流抜刀兵法では大森流の納刀は肩口に英信流の納刀は肘の方向に切先を向かわせますがいずれの納刀も峰が鯉口に触れる前に鯉口は後方へさがりはじめます。鯉口を固定して峯を鯉口に触れさせることはありませんので注意してください。また、切先が鯉口に納まるときには刀と鞘は反りなりに一文字になります。切先が鯉口に入ったのちに一文字にするわけではありませんので注意してください。

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  1. 2017/06/24(土) 21:25:00|
  2. 居合 業

影響を受ける 1

 以前、無雙神傳英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生が「素晴らしい方はお話をしなくてもそばにいさせていただけるだけでよい感化を受ける。」と教えてくださったことはお話ししたと思います。しかし、それには一つのコツがあり頭で考えずに心で感じることが大切です。いちいち頭で考えて行動していたら心の奥底で感じる、受け取ることもできなくなります。まず、受け取ることが大切です。

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  1. 2017/06/25(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

導く

 人によっては急に理解が進むことがあります。このようなときは新たな形を次々と教え導くときです。
 多くの事を吸収できるときですので、このようなときに「基本が大事」といって指導のペースを変えなければ上達の機会を奪うことになってしまいます。

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  1. 2017/06/26(月) 17:18:23|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

影響を受ける 2

 昨日は良い影響を受けることについて述べましたが、悪い影響は簡単に受けてしまいます。
 悪い影響を与える者はいかにもそれらしいことを述べ、本当に知っているようにみせかけるため自分が持っている知識をすべて活用し、自分と異なる意見に対しても自分が正しいとその他の者に思わせるように働きかけます。悪い影響を与える者はいかにも素晴らしい方に見えるようにふるまうのです。このような者に騙される人も多くいます。特にインターネットが発達している現在は、そう見せかけるのが簡単になっているように思います。その人の実体が見えないからです。
 インターネット、SNSでかかわりを持つだけで、悪い影響は簡単に受けてしまいます。自分は自己を確立しており影響を受けることはないと思っていても無意識下のことなので必ず影響を受けています。そのような方とはかかわりを持たないことです。
 もっとも、良い、悪いは簡単に見抜けるものではなくその人が感じる力を持っていなければ難しいので、素晴らしい方から良い影響を受けるのも、そうではない方から悪い影響を受けるのも、縁という意味で影響を受ける人が持っている、その人の本質に関係するのかもしれません。正しく生きようとする方は用心だけは怠らないようにしてください。

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  1. 2017/06/26(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

外連味

 外連味とははったりやごまかしのことを言うようです。稽古される方が、外連味がある演武はいくら素晴らしいものであっても完成されてはいないという意味のことを話されました。
 無雙神傳英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生が話された「達人の定義は無理無駄のないこと」に通じるものだと思います。
 外連味がない演武は素人が見たらわからないもので、素人好みがする演武は外連味がある演武です。私たちは見せるために稽古を行うのではないので「見える人が見れば見える」武道でなければなりません。

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  1. 2017/06/27(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

肚がない

 ある外国の方が日本人で古武道の大家と自認する人について面白いことを言っていました。形をたくさん知っていて、いくつもの柔術や剣術、居合の流派を修めたといっていてもあの人には肚がない。
 動きの面と覚悟の面の両方を言ったようです。外形だけで、手足をバラバラに動かせ体の中心である臍下丹田という中心がないので、形の手順は知っているけれど形の稽古を通じて練り上げたものが全くない。知識だけだ。という意味と、覚悟が全くない、形だけの演武だという意味で言ったようです。
 外国人であっても見る目のある人には見えるもののようです。そうならないように修業しなければなりません。

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  1. 2017/06/28(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

お話を聞く

 無雙神傳英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生も澁川一流柔術の師 畝重實嗣昭先生もよく話をしてくださいました。梅本先生には高校生の頃から師事していましたのでこれは以前お聞きしたことがある話だと思うこともありましたが、それは理解が不十分であったことに後になって気付きました。
 同じ内容であっても自分が少しでも成長していれば受け取るものが異なり得るものも違っているのです。畝先生も同じ話をされることがありましたが、そのような心を以てお聞きするとまた異なった内容を得ることができました。
 大石神影流剣術の師 大石英一先生もよく話をしてくださいます。稽古よりもお話が長いくらいのときもよくありました。
 お話をしてくださるということは私に伝えておきたいと思われることが多くあり、たとえ同じ内容であっても大切なことは繰り返しお話ししてくださいます。どんな小さなことにも後になって「そういうことか」と思い至ることがあり、直接お聞きすることで、心に残っていきます。雑談を聞いても仕方ないと思う方は、話に含まれる大切なことをまだ理解できないレベルであるという事だと思います。
 形に関することだけを知り、それだけで十分と思っていては真の修行にはなりません。

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  1. 2017/06/29(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

自分の力を限定しない

 人はこれまで生きてきた中で順位をつけられることによって自分の持てる力を限られた範囲のものとして限定して考える習慣を身につけています。しかし、これまで量られてきたものは限定された範囲で特定の測定の方法によるものにすぎません。そのような方法で人が持つすべての力を量ることはできません。
 稽古をされる方の中には、そのような方法で量られたものを自分の能力の全てだと思い込み、稽古をしても自分のはかられていない力を用いることに気付かない方が多くおられます。人が持つ力は限りなく、自分自身が気付かない大きな力をもっています。稽古では自分がこれだけの存在だと思い込まず、用いてこなかった全ての力を用いるように心がけてください。

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  1. 2017/06/30(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!

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