無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

礼法(座す)

 礼法は無雙神傳英信流、大石神影流、澁川一流ともに形よりも先に稽古します。この礼法を丁寧に稽古して身につけているかどうかが後の上達を左右しますのでたかが「礼法」=たんなる儀礼であると思ってはいけません。
 正座で礼法するのは三つの流派の内、無雙神傳英信流のみです。正座の時に下半身・臍から下で座れているのか、つまり体を床に預けてようとしているのか、あるいは上半身で姿勢を作ろうとしているのか、つまり引力に抵抗しようとしているのかが大きな分かれ目になりす。
 自分の状態を確認してください。

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  1. 2017/03/01(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

礼法(立ち上がる)

 無雙神傳英信流で正座から立ち上がるとき、澁川一流柔術で蹲踞の礼から立ち上がるとき、大石神影流で片膝着いた状態から立ち上がるときの鼠蹊部の状態が立ち姿勢の質をきめてしまいますので、安易に立ち上がらないでください。
 鼠径部が緩み体を床に預けている状態から静かに立てば膝が伸びきる前にかかとが床に接します。しかし、大腿部を遣って力強く立てばかかとが床に接するタイミングはかなり遅くなってしまいます。つまり、突っ立ってしまいます。
 自分がどのような立ち方をしているかを確認してください。

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  1. 2017/03/02(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

肩の力みを抜く

 肩の力みを抜くことが上半身を力みなく使う上でのポイントになります。
 肩の力みを抜くための方法の一つとして二人で組になり、片方の人がもう片方の人の手を取り、両手を肩の高さよりも上に上げてぶらぶらぶらさせて急に放し、相手の手が自然に引力に引かれ落ちるかどうかという練習をしていただいています。この時に自然に両手が落ちる人は比較的力まない人で、自分で手を下さなければおりない人は力みやすい人です。
 自分が力みやすいのだとわかったら一人で力みをなくす方法として鴨居や長押に指先だけをかけて指先の力を抜いて行ったときに自然に手が落ちていくかどうかという稽古をすることもできます。
 肩が力む方は構えも肚ではなく肩で構え振りかぶるとき、斬り下ろすときにも肩を用いてしまいますので、しっかりと肩の力みをなくす稽古をしなければなりません。 

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  1. 2017/03/03(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

聞く

 人の話を聞くにも聞くレベルがあるように感じます。年末年始米国テキサス州エルパソで指導した時、稽古している方のすべてが聞いて自分の中に取り込みそれを動きに現そうとして聞いていました。ただ、聞いたというのではありません。
 一番レベルの低い聞き方はただ耳に入ったというだけ。次は言葉を理解した。その次に多いのは聞いて理論は理解した。この段階では体にあらわれることはなくたんなる耳学問です。一番いい聞き方は体で現わそうとして聞く、体で理解しようとして聞くというレベルです。

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  1. 2017/03/04(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

みる

 見る、観る。みてとることは武道の大切な稽古方法です。ただし、「我」があってはみてとることができません。
 「我」の強いひとは見えるものも自分の価値観によって見えたものをそのまま見るのではなく自分の都合の良いように見て取ります。たとえば私がいくら体の動きを見てくださいといっても刀の速さばかりを見て、小手先で素早く抜こうとされる方も中にはおられました。自分の都合の良いところだけを見ているのです。
 一方自分を無にしてみようとする方は本質をつかむのが早いので、早く自分の者としていかれすみやかに回り道をせずに上達されます。同じように見ていても見方によって大きな違いがあります。
 エルパソで歩き方を稽古した時、ある米国人が私の歩き方を見て面白い表現をしました。 
 Walking like shadow

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  1. 2017/03/05(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

張る

 大石神影流では「張る」動きが手数の中でよく出てきますが、臍下丹田を中心として動くことが不十分な方は間に合わせようとして腕・手首で「張る」傾向にあります。
 「張る」動きは臍下丹田を中心とし、下半身のゆるみによって行うので腕・手首を使おうとすればするほど上半身中心の本質から離れた動きになってしまいます。
 木刀を用いずに、二人で向かい合って掌を合わせ下半身中心で「張る」稽古をした方が体得が早い場合もあります。

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  1. 2017/03/06(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

 半身になろうとしているのに気づいたら前を向こうとしている方の一つの原因は首にあります。
 正対に慣れた方は首を斜めに向けることが難しいのです。たとえば真っ直ぐ前方に向いていて、そこから首を45度右斜めに向けたときに首筋に力みが入ってしまう方は、その力みに違和感を感じてしまいます。違和感を感じるので元の状態に戻ろうとして正対してしまうのです。
 そのような方は力みなく左右に向けられるように、首を楽に力みなく左右に向ける稽古をしてください。これはどこでもいつでもできる稽古です。

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  1. 2017/03/07(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

 半身であるのに、斬り込んだり突いたりすると正対してしまう方の原因の一つは首にありますがもう一つは膝の向きにあります。右足が前に出た構えのときに左爪先が外を向いていれば下半身に乗った状態は無理がない限り、下半身と同じようにそのまま半身になっています。
 しかし、前に出るときに左足で蹴って出てしまうといくら左足のつま先が外を向いていていても左膝は前を向こうとします。蹴って進んでいるのです。前に進んだとき、自分の膝がどのような状態であるのかを確認し、癖を直して下さ。

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  1. 2017/03/08(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

流刀の受け流し

 無雙神傳英信流抜刀兵法の流刀の受流しはまず体を前方にかわし、なおかつかわしきれない敵の刀を受流します。したがって前方に左足を踏み出した時の上体は低く倒していなければなりません。直立していれば相手から見れば斬りやすくなってしまいます。初心者の人は刀を抜くのに気を取られ、上体が直立しがちになりますので気を付けてください。なお、受流しは鎬で行いますので手の内にも気を付けなければなりません。
 植田平太郎先生は下記のように記されています。「刀を左頭上へ引抜き」とは鍔本がその位置にあるという事です。

 左足を前方に踏み出し体は低く刀を左頭上へ引抜き(左側より斬込み来るを)受流しながら

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  1. 2017/03/09(木) 21:25:00|
  2. 居合 業

流刀の斬撃

 大森流は様々な刀方を教えています。流刀の斬撃もその一つです。
 流刀の斬撃は間が遠い相手に対して斬り込む方法を教えています。そのためお尻を後方に突き出し、前がかりに体を低くして斬り込みます。前後に体を開き刀を長く使う方法です。また、このとき片手切りも教えています。焦って、いい加減な動きをすると流派が教えようとすることが体得できないので、落ち着いてしっかり稽古してください。
 植田平太郎先生は下記のように記しておられます。

 右足を左前足に踏み揃へる同時に上体を前掛りに(右片手にて)大きく斬込み同時に左手で柄頭を握り諸手となる

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  1. 2017/03/10(金) 21:25:00|
  2. 居合 業

小手を斬る

 大石神影流の手数では小手は全て振りかぶりを大きくとらずに斬ります。
 初心者の方には勘違いをして相手の小手の上に自分の木刀を差し伸べるだけの方がおられますが、これは斬る動きではありません。振幅を小さくするのですが、スナップをきかせて斬るわけでもありません。臍下丹田を中心として片腕も刀の一部として重さが加わった振幅が小さな動きです。体感するために、両肘は引力に引かれて体側に下ろし、両手を掌を上に向け体の幅と同じ間隔に体の前に床と平行に広げ、呼吸のみで掌を上下させてみてください。呼吸のみで両掌が上下すれば、それが小手を斬るときの動きです。

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  1. 2017/03/11(土) 21:25:00|
  2. 剣術 業

一緒に抜く

 居合の稽古で一緒に抜くのは指導者の業をとらせるためです。したがって指導者は初心者も交えて一緒に抜く場合は以下の点に気を付けて指導しなければなりません。
 
1. 自分よりも先に動かせない。
 自分の業をとらせる、うつさせるために一緒に抜くのですから弟子が自分より先に動いたら、自分の動きをとらせることにはなりません。

2.座して後の呼吸は多めに
 初心者は座しても心身が落ち着くのに少し時間がかかります。自分のペースで始めたら、初心者は落ち着いていないところから始めなければなりません。

3.待つべきところは待つ
 初心者は同じような速さで動くことはできません。初心者がいる場合には待つべきところは待たなければ初心者の稽古にはなりません。斬撃の後は仮想の敵を見ますので、急ぐ必要はありません。血振いの後も同じです。仮想の敵の気息を伺うために相手に近づきますので次の動きを急ぐ必要はありません。相手の気息を伺うために足の踏みかえを行うときも同じで、一足になって相手の気息を伺うのですから急ぐ必要はありません。納刀の後も同じで形は残心を残すのみですので急ぐ必要はありません。

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  1. 2017/03/12(日) 21:25:00|
  2. 居合 総論

血振い 1

 血振いの動きも動きの中心が下丹田であることは言うまでもありません。しかし、刀を手にしていることで、初心者の方は刀を振り回そうと思ってしまい、肩から先で、ひどい場合には前腕で刀を回そうとしてしまうことがあります。
 両肘を引力に引かれて体側に下ろし、肩や腕に少しも力を入れず、両掌を臍下丹田の前で合わせます。息を吸い込むときに両掌を左右に開き上に向けそのまま呼吸と共に左右に開き続けてください。これが正しい血振いの初動と同じ感覚です。
 実際の血振いでは左手は鞘の上に位置しますが、動きは異なっても左右の手が臍下丹田を中心に動くことは同じです。工夫してください。

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  1. 2017/03/13(月) 21:25:00|
  2. 居合 業

血振い 2

 臍下中心に左右に開くことができたら、開き始めて右腕を開き続けるのに軽く抵抗を覚えるところがあります。その時点で右肘を内に入れ、かるく前にもってくれば刀を握り込んでいなければ切先は引力に引かれて下方をさし右手は植田平太郎先生の言われるように「拳の高さは身の横通りにて耳より四・五寸位右へ」位置します。
 このとき必然的に脇は閉じていますので、臍下丹田からの流れは背中を通って切先までつながります。
 腕力に自信がある方ははじめ正しく動いていても抵抗を感じてもまだ抵抗に負けまいと刀を後方に回してしまいますので脇は開き、臍下丹田とのつながりは解け、腕力で血振いを行うようになります。

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  1. 2017/03/14(火) 21:25:00|
  2. 居合 業

血振い 3

 「血振い 2」の状態になったら柄頭を少し上方に脇を用いて真上に持ち上げ、肩・腕は用いず後脇で刀を落とします。このとき、自然に手の内は定まりますので、刀を握りしめることなく刀は止まります。
 血振いで刀が止まるときに手の内や腕肩に余分な力を感じたとしたら動きが間違っているので修正してください。また、血振いしたときの切先は倒れた仮想の敵についています。これは目付と連動して刀が自然にその位置に止まるためで、そこにもっていくように小手先で操作するわけではありません。

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  1. 2017/03/15(水) 21:25:00|
  2. 居合 業

足運び

 ずいぶん前に記しましたが、現代剣道と剣術との大きな分岐点は大正時代にあるようです。足運びの変化から現代剣道の動きが生まれてきました。剣道形では斬撃の後敵のほうに送り足で進むという動きはしませんが、現代剣道では打突の後に敵の方向に送り足で進んでいきます。現代では送り足で体育館の端から端まで走り抜けていく稽古までしています。
 幕末の記録を見れば打突の後はそのまま切先を相手につけるか、多くは後方に引きます。大石神影流では現在まで防具着用稽古においては打突後には切先を相手の面につけるという教えを守っています。
 足運びが剣術の質を変え現代剣道へと変化させていったのは間違いないように思え、それは大正時代に起こったことのようです。

 上記のことは明治大学の長尾先生の論文『近世・近大における剣術・剣道の変質過程に関する研究―面技の重視と技術の変容-』に詳しいのでを再度引用させていただきます。

 「東京高等師範学校における金子の先輩である富永堅吾は,『最も実際的な学生剣道の粋』(大正14年)において「正面の(基本的な)撃ち方」として,「刀を正面に振上げ,両足にて踏み切ると同時に,右足を充分前に踏込み―中略―,相手の正面を敏活確実に撃つ」としている。また,同書の「乗込み面」の項では,「乗込み面は,全然我が身を棄てて一刀のもとに相手を制しようとする撃方で,比較的遠間から施す頗る壮快な業である。刀を振上げると同時に,思ひ切って一足跳に深く乗込み」と述べている。「一足跳に」とあることから,おそらく「踏み込み足」を念頭においた記述と思われる。さらに,この「乗込み面」の場合は,先の記述に続いて「余勢は以て相手を押倒すやうであるがよい」とあり,打撃に伴う「余勢」を積極的に肯定しているところが注目される点である。このように大正期には,大日本武徳会武術専門学校の指導書や東京高等師範学校関係者(高野・富永・金子)らいわゆる剣道専門家の著書において,(打突後の余勢も含め)飛び込み技や踏み込み足が剣道技術として取り扱われるようになった。その後,中山博道に代表されるような刀法的技術観から,あくまで飛び込み技や打突後の余勢を認めない意見も一部にあったが,大勢としては飛び込み技や踏み込み足は明確には否定されず」,剣道技術として認知され,一般化して行った。」

 さらに〈注9〉には次のように記されています。
「近代剣道において高野佐三郎と並び称される中山博道は,「対手を打つと手で打ってあとヒョロヒョロと二足三足位前に出て行く。―中略―。あれは、一足一刀で打つと共に足の数だけ打って行かねばならぬ」(慶応義塾大学校友会誌「つるぎ」6,1934)と述べているように,打突に伴う余勢を明確に否定している。また,ライパル的関係にあった高野の道場「修道学院」においても,「中山博道先生は剣道の形をくわしく知って居るが,昔の形に一つでも飛び込んで打つ手はないといわれた」として,中山の飛び込み技についての見解をめぐって議論が交わされていた。(川田徳覚こ剣道教訓集,1939年10月12日・11月24日部分)」

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  1. 2017/03/16(木) 21:25:00|
  2. 武道史

逆刀 退き外す

 逆刀は斬り降ろしてくる敵の刀を退きはずし、その後、敵の額を割ります。相手の刀を退きはずすのですから、行ってはいけない点があり、この行ってはいけない動きをしてしまえば、たとえ自分の頭は切られなくても負けてしまいます。
 後方に下がって相手の太刀をかわし、刀を抜くとき時右手は前に出さない。いくら後方に下がって敵の太刀をかわして頭は切られなくても、下りてきた刀に前に出た手を切られてしまいます。
 刀を早く動かそうとして退きながら右手を上にあげない。このような動きをする方が多いのですが、前に述べたのと同じく、自分の頭は後方に下がって無事でも上げた手を斬られてしまいます。
 退き外す時には右手は使わずその位置のままに鞘を外す、鞘が外れたら右手はその高さのまま後方に下げ(つきこみ)右手がほぼ体側に来たあたりから肚中心に上方にあげていきます。

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  1. 2017/03/17(金) 21:25:00|
  2. 居合 業

逆刀 額を打つ

 逆刀の一撃目は敵の額を割る動きであり、いわゆる斬撃ではありません。これは刀の遣い方を教えているのであり、浅く勝つ(敵の動きを制する)方法を示しています。この動きはたとえて言えば防具をつけて竹刀で打つ時の動きに似ていますがスナップは使わず、肩、腕も刀の一部として重さが加わらなければなりません。

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  1. 2017/03/18(土) 21:25:00|
  2. 居合 業

逆刀 残心を示す

 逆刀の残心は上段で示します。斬撃の後、後方へ右足を引き上段にとりますがいくつかのポイントがあるので記しておきます。
 斬撃の後急いで後方に下がろうとはしない。特に逆刀には止を刺す動きがありますので、たとえ横たわっていても仮想の敵は息絶えてはいません。最後の一太刀を使われる可能性もあります。心に余裕を以て上段にとってください。
 上段はいつでも斬り下ろせる状態でなければなりません。そのため上段にとった時も肩肘に力みなく引力で下方に引かれるのを感じてください。刀の角度はおおむね45度程度です。

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  1. 2017/03/19(日) 21:25:00|
  2. 居合 業

覚悟

 現代は刀で斬り合うこともなければ、刀に棒で立ち向かったり、素手で立ち向かうことはまずないといってもよいと思います。したがって人によっては古武道を習うのは古武道のもつ体の遣い方を習うのだとか、精神の統一方法を習うのであって、実際に戦うことはないのだから、その覚悟も必要ないと思われることもあります。
 しかし、その習う武道が実際に何かあった時には、命を懸ける覚悟があるという前提で作られているのが古武道です。表に出す必要は全くありませんが、中核にはその覚悟が存在しなければなりません。その覚悟がなければ、古武道の技もその程度のものしか身につかず、その覚悟を度外視して古武道に付属しているものを得ようとしてもなかなか得られるものではありません。
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  1. 2017/03/19(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

逆刀 止を刺す

 大森流はよく構成されており、さまざまな条件や作法を11本の中に凝縮しています。「逆刀」の「止を刺す」動きもその一つで他の形にはないのに、この1本でどのような状況においてでも応用できるように止を刺すことを教えています。
 「止を刺す」動作は焦る必要はなく確実にしっかり行います。想定では敵は自分の前に横たわっており首が自分の左膝の斜め左前にありますので、おおむねこの位置に対して確実に止を刺します。

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  1. 2017/03/20(月) 21:25:00|
  2. 居合 業

逆刀 納刀

 止を刺したあとは納刀しますが、無雙神傳英信流抜刀兵法では比較的長い刀を用いるため、左足が前に出ている場合、納刀に苦労される方もおられます。
 逆刀の納刀のコツは左鼠蹊部を緩め、それと同時に右鼠蹊部も緩むことです。
 工夫してください。

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  1. 2017/03/21(火) 21:25:00|
  2. 居合 業

流刀・順刀 刀を膝の上にとる

 流刀・順刀では斬撃の後に刀を膝の上にとります。これも大森流で様々な動きを教えるうちの一つでこの動きは植田平太郎先生が解説されているように懐紙で刀をぬぐうための動きです。
 「柄を左斜向ふへ突出し刀尖を右膝頭上へ引付け(懐紙を出して血糊を拭ふは略す)」

 刀を膝にとるときは自分の膝を斬らぬように刃はわずかに上方に向け、両肩両肘は引力によって下方に引かれたまま動かします。
 納刀は刀の位置のエネルギーをまず用い、膝から外した刀が廻ってくるのに肘が落ちる動きを回転のエネルギーに変えて刀の位置のエネルギーに添えて切っ先を鯉口の高さまで運びます。

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  1. 2017/03/22(水) 21:25:00|
  2. 居合 業

左刀・右刀・当刀の初動

 敵に対した位置から始まらない形に左刀、右刀、当刀、流刀、勢中刀などがあります。無雙神傳英信流抜刀兵法の師である梅本三男貫正先生の弟子にもこれらの形を間違えてまず頭を敵に向けて、敵を確認してから動くと言われる方がおられましたが、無雙神傳英信流ではそのような動きはしませんのでご注意ください。
 たとえば自分の身近の右なり左なりで突然自分の見知らぬ犬が大きな声で吠えたら、あるいは静かに物音をたてずに近づいた車が突然自分の斜め後方でクラクションを鳴らしたら、どのよう動くでしょうか、まず頭をその方に向けて何が起こったかを確認してそれから動くという方は少なく、まず、距離を置く(飛び去る)ことを先にするでしょう。
 無雙神傳英信流ではまず体を動かします。

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  1. 2017/03/23(木) 21:25:00|
  2. 居合 業

位をみる

 大石神影流剣術の試合口では位をみる動作があります。これは相手の技量と心の状態をみる為の動きであり、たんに切先で中心を取っているわけではありません。相手をさぐっています。
 したがって自分の中心で相手を把握しなければならないのですから小手先で切先を動かさず臍下丹田の動きが切先に伝わり、切先からの情報が自分の臍下丹田に戻ってくるのを感じて判断します。小手先で動くことなくゆっくり静かに行ってください。

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  1. 2017/03/24(金) 21:25:00|
  2. 剣術 業

須剣

 大石神影流剣術の試合口の「須剣」は打太刀の刀を左にかわしながら受け流し斬り込みますが。受け流す時に打太刀の木刀がガツンと当たってしまう時には以下の場合があります。
 手の内が固い
 十分左に移動できておらず鍔元が当たる
 刀の角度が異なる

 工夫してください。
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  1. 2017/03/25(土) 21:25:00|
  2. 剣術 業

脇中段

 大石神影流の脇中段の構えがいい加減になることが多いので留意点を述べておきます。

 刃はなるべく相手に向く
  そのため左手を握りしめない
 左足爪先は打太刀に向く
  肩・肘は引力に引かれながら右肘は開く

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  1. 2017/03/26(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

順刀の納刀時の目付

 大森流の順刀は介錯の形です。介錯したときに切腹した者の体は通常前に突っ伏しますので、ただ前方を向くのではなく、目付もまたその方向にしなければなりません。

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  1. 2017/03/27(月) 21:25:00|
  2. 居合 業

正座

 正しく座れれば武道はかなりの実力があり、また基礎ができているといっても過言ではありません。
中心軸が通り(通すではありません)肩・肘・肩甲骨などの力みはなく、したがって肘は開くことなく自然に体側につき、鼠蹊部が緩んでいるので重心は低い。
 正座の稽古は家にいるときにはいつでもできますので、怠らずおこなってください。座れれば必ず立姿勢もよくなります。

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  1. 2017/03/28(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!

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