無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

自己満足の動きをしない

 力強く動きたいとか素早く動きたいという思いは古武道をイメージだけで始めた方にありがちな傾向です。しかし、貫汪館では正しく稽古を重ねていればやがて速く、強くなっていき、その速さ強さは自覚できるような質のものではありません。
 したがって貫汪館で稽古される方は力強さを自覚したり、速さを自覚した場合には自分の動きが基本にかなうものであったかどうか振り返ってください。

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  1. 2016/07/01(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

仮想の敵との距離

 無雙神傳英信流抜刀兵法の素抜き抜刀術においては仮想の敵をイメージして稽古しますが、仮想の敵は実際よりも遠方にイメージしてしまう傾向にあります。
 抜付けにおいて相手が斬りかかってくる想定にあっても、自分から遠くに斬りにいかねばならない位置に相手をイメージしてしまうために上体が大きく前に崩れることがあります。また、抜付けた後の斬撃においても運剣で前に出て間を詰めているにもかかわらず、さらに遠くを斬ろうとするために上体が前に崩れています。
 できれば広い道場よりも狭い道場のほうが間合が適切になりやすいのですが、公共施設を借りているためままなりません。敵を遠くにイメージしてしまう方は常に手が届きそうなくらい目の前を斬るのだとイメージするように努めてください。

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  1. 2016/07/02(土) 21:25:00|
  2. 居合 業

歴史を学ぶ(無雙神傳英信流抜刀兵法)

 無雙神傳英信流抜刀兵法では流祖を林崎甚助としています。しかし林崎甚助が創めた居合と私たちが稽古している居合とは、用いる刀や想定において大きな違いがあります。
 特に大森流は完全に刀対刀の間合で構成された形からなり、英信流は刀対刀、あるいは素手で取り押さえにくる近間に対して刀で応じる形から構成されています。二人で組んで行う太刀打、詰合も刀対刀ですが、大小詰・大小立詰は刀対素手で構成されています。
 歴史を知らない方は土佐の居合を林崎直系の居合と勘違いし、論じていることがありますが、林崎甚助の居合がどのようなものであったのかという歴史を知らないために起こった間違いです。林崎甚助の居合を大きく改変したものが土佐藩で稽古された居合です。
 歴史とともに必要とされることは異なってきます。時代背景を学ぶことが自分が稽古していることをよりよく理解することにつながります。

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  1. 2016/07/03(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

歴史を学ぶ(澁川一流柔術)

 柔術というカテゴリーに分類されている武術はその内容が幅広く、一般の方が持つ素手と素手の格闘技とはかけ離れています。
 しかし、江戸時代をイメージしていただければ簡単なことですが、武士は腰に刀があります。このような状態で素手と素手で争うことには意味がありません。また、農村部において護身のために柔術を習うとしても強盗は刃物を所持していますので素手と素手での格闘技を習うことに大きな意味はありません。
 澁川一流柔術は幕末に成立して農村部で稽古された柔術ですので、古い流派にある短刀と短刀で行う形もありません。
 自分の稽古する流派がどのような時代背景をもって成立したのかを知ることが自分の流派の理解を助けます。

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  1. 2016/07/04(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

歴史を学ぶ(大石神影流剣術)

 大石神影流剣術はもともと愛洲影流(別称として新陰流等も用いられています)に発しますが、形は大石進によって改変されたり新たに作られたものが多くあります。
 大石進自ら伝書に「幼ナキ時愛洲新陰流ノ唐○(金へんに面)袋品柄ノ試合ヲ學タリトモ十八歳ノ時ニ至リヨク〃考ルニ刀ノ先尖ハ突筈ノモノナリ胴ハ切ヘキノ処ナルニ突ス胴切ナクテハ突筈ノ刀ニテ突ス切ベキノ胴ヲ切ス大切ノ間合ワカリカ子ルナリコノ故ニ鉄○(金へんに面)腹巻合セ手内ヲ拵エ諸手片手突胴切ノ業ヲ初タリ其後東都ニ登リ右ノ業ヲ試ミルニ相合人々皆キフクシテ今ハ大日本國中ニ廣マリタリ夫ヨリ突胴切ノ手數ヲコシラエ大石神影流ト改ルナリ然ル上ハ諸手片手胴切ノ業ヲ學モノハイヨイヨ〃吾コソ元祖タルヲ知ベシ」当時の試合には突き技はなく、胴切も行われていませんでした。そこで、それらの技を工夫しさらに大石神影流として新たな手数(形)を作り、稽古させることにしました。
 現在では行われているものの、当時試合において突き技や胴切が行われていなかったことを知らなければ大石神影流の特徴も見えてきませんし、「附け」の構えの重要性も理解できません。

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  1. 2016/07/05(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

基本

 無雙神傳英信流抜刀兵法の基本は主に礼法の稽古を通じて身につけます。
 臍下丹田を中心としていること。体幹の動きに従って肘・手が出ていくこと。一切の力みを取り去ること。目付、呼吸、・・・。基本を身につけてからでなければ形の稽古には入れませんので、形の稽古に入るのはずいぶん後になってからのことになります。
 形の稽古を始めてしばらくたち、手順を覚えある程度自由になってくると「我」がでてきて自分の「我」にしたがって我儘に動こうとし始めることがあります。そのようなときには礼法で身につけたはずの基本はどこかにいき、手先で動き、筋肉の緊張を充実していると勘違いします。そして自分が道を外れたことにも気付かなくなります。
 もし、そのような指導を受けたら自分の動きをすべて見直し、基本にかえって稽古しなおしてください。

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  1. 2016/07/06(水) 21:25:00|
  2. 居合 業

構え

 無雙神傳英信流の基本は礼法によって身につけますが、大石神影流の基本は、礼法はもちろんですが、主に構えの稽古を通じて養います。
 特に「附け」「上段」の構えは臍下丹田を中心に丹田動きよって切先が円弧を描き上昇し、落ち着くところに落ち着きます。このときしてはならないのが似せようとして手先で木刀・切先を操作することです。そのような動きをすると基本が身につくどころか、小手先で動く癖がついて臍下丹田を中心とした動きができなくなってしまいます。もし、臍下丹田を中心として動くことができなければ、動き始めるまで待たなければなりません。

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  1. 2016/07/07(木) 21:25:00|
  2. 剣術 業

履形

 澁川一流柔術にとって礼式が動きを養う上で非常に大切なものであるということはすでにお話ししている通りです。また履形が澁川一流柔術の基本であることはご存じのとおりです。ただし、履形が基本ということをただ、他の形のグループ(吉掛・込入・打込等々)の技のほとんどが含まれこれを覚えれば他の形のグループの習得が容易であると考えて基本とするのは大きな間違いです。
 手の運び、足の運び、丹田を中心とした動きなどを履形の稽古で養います。したがって履形はゆっくり静かに無理無駄をはいして稽古しなければなりません。ここを勘違いして手順を覚えることが基本だとしてしまい、手順を覚えたからと言って雑な動きをしてしまうと、それ以後の上達はありません。一つ一つの形を大切に稽古してください。

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  1. 2016/07/08(金) 21:25:00|
  2. 柔術 業

指導に忠実に

 基本は天地自然に従い、己の自然に従うこと。
 と言ってもなかなか初心者の方にはわかりにくいのですが、初心者の方がああしよう、こうしよう。この方がいい動きになると思い意図的に行った動きはたいてい自然な動きではありません。
 今の動きが正しいのか、間違っているのかは初心の内にはなかなかわかりにくいものです。それゆえに指導者がいるのですから、教えられたことの奥底を感じて稽古を続ければやがて自分で自分を正せるようになっていきます。

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  1. 2016/07/09(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

棒廻し

 澁川一流柔術では棒術の基本に棒廻しがあります。この棒廻しは臍下丹田と棒の両端までがつながるために行うものであり、たんに速く廻すことを良しとするものではありません。
 臍下丹田と棒の両端がつながるのは木刀や刀の切先と臍下丹田がつながると同様に容易ではなく、よほど稽古を積まなければできるものではありません。できてもいない時に速く廻そうとすれば当然小手先の技となり、棒を手先で廻し自己満足するようになってしまいます。
 このような稽古からは何も生まれないどころか悪癖を身につけるだけですので、目的を明確にして稽古しなければなりません。

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  1. 2016/07/10(日) 21:25:00|
  2. 柔術 業

できないから上達する

 教えられたことが簡単にできるようであれば、武道の稽古を修行とは言いません。できなくて当然と思い地道に工夫・稽古を重ねていけば「こういう事だったのか」と理解できる時がやってきます。手掛かりがつかめたらそれを大切に育てていくことが本当の上達につながります。
 しかし、しっかり工夫したつもりでも、このようなコツを遣えばできるようになると小手先の技を考えて基本に合わない、できたつもりになっただけの動きをしていることがあります。できたつもりになっていて上達は困難です。できないからこそ上達します。

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  1. 2016/07/11(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

半棒

 半棒の多くの方は右脇に棒を立て、構えないところから始まります。この状態が半棒の基本であるとよくよく自分の心に言い聞かせてください。
 指棒、引棒のように棒端を相手の顔につけるところから始まっても、笠拂のように両肩に棒を担ぐところから始まっても、立会の右脇に棒を立て、構えないところが基本となります。

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  1. 2016/07/12(火) 21:25:00|
  2. 柔術 業

習う

 習うという事、また習得するという事は師の持つコップの水を自分の空のコップにこぼすことなく受け取ることであるとは師から教えられたことです。しかし、自分のコップの中に初めから色の違う何かを入れていて、少し受け取ったらそれでいっぱいになったと考える者も少なからずいるようです。
 自分はこれまでにこのような経験があるから習得が容易であると思い、手順だけを習ってすぐに人に教えることができると思い込んでしまうのです。微細なところにも真実があることも知らず、師匠の思想の中に流派の修行によって培われたことも知らないために手順がすべて、外形がすべてだと思い込んでしまうのです。しかし、10回に満たない稽古回数で手順だけを習ったといっても、細かな動きは間違いだらけ、ましてや師の思いもくめずに、流派の中に他流派の動きを入れていることにも気づかずにいて、流派を習得しているなどといえるものではありません。

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  1. 2016/07/13(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

修業

 基本は天地自然に従い、己の自然に従うことです。しかし従うことは想像以上に難しく無意識のうちに「我」がでて、抜きたい、打ちたい、投げたい、抑えたいという思いが動きを乱してしまいます。
 そのような「我」をなくしていけば動きも整い自然な動きとなっていきますが、この「我」をなくしていくことが修業とつながっていきます。

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  1. 2016/07/14(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

個人差

 上達の速さは人によって異なりますが、これを気にする必要はありません。初めにゆっくり上達していく人は、物を手にして繊細な動きをした経験があまりない方ですので、感覚が発達していないためゆっくりと上達していくのは当然のことです。才能がないのではなく、経験がないだけなのでやがて上達していきます。
 反対に、物を持って繊細な動きを経験したことがある人はない人に比べて初めの上達は速やかなものがあります。しかし、そこに気を許して自分の経験に頼ろうとすると、かえって悪癖が抜けず途中から上達が遅くなることがありますので気を付けなければなりません。

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  1. 2016/07/15(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

左刀・右刀・当刀

 初発刀の手順を覚え、何とか理も理解して抜けるようになっても左刀・右刀・当刀になると急に難しく感じられるようになると思います。
 これは刀を抜くことに意識が行ってしまい、体の角度が正しくないのに(まだ正しく開いていないのに)刀を抜こうとするために、難しくなっています。抜付けはどの形でも初発刀と異なることのない体の開きを教えるために左刀・右刀・当刀があります。落ちついて理にかなった動きをすれば初発刀と変わらない事が理解できます。

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  1. 2016/07/16(土) 21:25:00|
  2. 居合 業

振りかぶり

 振りかぶりでは、脇を大きく開くこともなく、肩肘の力みがなく引力に引かれて自然に下方に降りるのを感じることが大切です。このような状態にあるにもかかわらず、振りかぶりが不十分になるとき(抵抗が生じ振りかぶれないとき)は上腕をわずかに曲げて自分の方に刀を引き付けながら振りかぶっていることがあります。
 自分の動きを確認してください。

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  1. 2016/07/17(日) 21:25:00|
  2. 居合 業

良し悪し

 初心者の方が動きの良し悪しを見ることは困難です。マスコミの影響や思い込みによってたいていは駄目なものを「良し」と感じて、そのように動きたいと思いがちです。
 無雙神傳英信流抜刀兵法の師である梅本三男貫正先生は「昔は物事が見える人間が半分、見えない人間が半分であったが、今は見えない人が100、見える人が1くらいしかいない。」と話されたことがあります。
 これまで20年以上指導してきましたが貫汪館に稽古に来ている人であってもそのような人がいました。そういう方はどのように指導しても吸収されることはありません。何がよいのかが見えていないので手順さえ覚えてしまえばあとは自分の思い通りに動かれるのです。大切なのは手順の奥にある本質なのだということが見えないのです。
 まず自分の中で流派の思想による「良し悪し」を見る目を育てなければなりません。

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  1. 2016/07/18(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

張る

 大石神影流剣術の「張る」動きで力が正しく作用せず、また切先が大きく相手からそれてしまう原因は自分の木刀の切先を動かそうとしてしまう事にあります。
 正しくは相手と自分の木刀の接点を動かさなければなりません。相手の木刀の圧が自分の木刀のどこにかかっているのかを感じて「張る」ようにしてください。また打太刀を務める方は斬り込むときに木刀を止めてしまうのではなく初心者の仕太刀の木刀に軽く圧がかかるように斬りこんでみてください。

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  1. 2016/07/19(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

良いものを見る

 現在は様々な情報が簡単に手に入る時代です。しかし簡単に手に入るがゆえに良いものもダメなものも入り混じって目に触れてしまいます。しかもダメなものほど目を引く力が強いものです。
 そういったダメなものを見続けていると、自分は毒されていないつもりでも知らず知らずにダメなものが自分の一部となってしまう事があります。努めてダメなものは遠ざけるようにしてください。

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  1. 2016/07/20(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

目指すべきところ

 居合の師匠である梅本三男貫正先生は私には目指すべきところを指し示してくださいました。どういうことかというと「自分のしていることができるようになれ」という教え方ではなく、「自分が目指しているところを目指せ」という教え方です。この教えによって私は先生が帰幽された後も、遅々とした歩みではあっても上を目指すことができています。道を示していただいていたからです。先生が指し示されたのは流派としてそうあるべきところであり、先生もまた目指されていたところでした・
 ところが、少し稽古をして何かわかったつもりになると、自分ができたつもりになっている小手先の技を、あたかもこれが真実であるかのように教えたくなる方があります。それはその人の癖を教えているのであって、流派を教えているのではなく同じ手順の動き(形)であっても、その人個人の流派(自分が作ったもの)を押し付けているにすぎません。後輩に話をするときであっても、自分自身できぬところはできぬと認めて話をするからこそ自分の上達もあります。

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  1. 2016/07/21(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

 武道には道縁というものがあります。今にして考えれば私が無雙神傳英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生、澁川一流柔術の師 畝重實先生、大石神影流剣術の師 大石英一先生に師事できたのも全て道縁です。
 二つの選択の内の一つでしたが、はじめに居合の師を他の方としていれば、柔術、剣術の師と出会う事はなかったと思います。畝先生に出会えたのは居合の兄弟子が畝先生を知っていたからであり、大石先生に出会えたのは武道史研究の賜物です。
 ただし、縁はあっても出会えないことがあります。それは自分がしり込みをしたときです。これまでに貫汪館に稽古に来られた方の多くがホームページを見たり、稽古をする場所に置いてある稽古の案内を見られ、敷居が高く自分は受け入れてもらえないのではないだろうかと感じられたようです。それでも決意して、連絡してこられたようです。最終的に縁をつなぐものは自分自身だと感じます。

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  1. 2016/07/22(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

縁 2

 武道史研究をしていても縁を感じることがあります。資料に呼ばれたのではないかと思う事があるのです。こういう資料があればよいと思い続けていると不思議に出会うことがあります。まるで見えない力が働いて資料に出会えているような感じです。
 強い思いが何かに働きその何かが結び付けてくれているように思えます。思いがなければ何事も起こらないのだろうと思います。

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  1. 2016/07/23(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

阳剱の残心

 大石神影流の「阳剱」で仕太刀が打太刀の正面に斬り込んだ後、左足を踏み込み打太刀の太刀を抑え位を見るとき、体勢が左右に偏っているとそこは隙になってしまい、残心になりません。かえって隙になってしまいます。
 偏らない動きは無雙神傳英信流の礼法や歩法、斬撃などで養っているのですが、自分の思いが【意識過剰】が自分の体を偏らせてしまいます。心の状態を確認してください。

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  1. 2016/07/24(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

二生

 大石神影流剣術の「二生」は「仕太刀は打太刀が上段にとる刹那に気先を掛け下段のまま踏み込み、打太刀が怯むところをさらに右足、左足、右足とを追い込みつめます」が、これを手順だけできればよいと考えていたら本当の手数にはなりません。
 「上段にとる刹那に気先を掛け下段のまま踏み込み、打太刀が怯む」ためには相手の心と体の間を正しくとらえなければなりません。ダメなタイミングで踏み込めばそのまま上段から斬り下ろされてしまいます。手順の決まった手数の稽古ですが「二生」を本物にするためにはよほど工夫を重ねなければなりません。

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  1. 2016/07/25(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

車の構え

 大石神影流剣術では構えるときの動きが基礎を養う上で大きな働きをします。特に「上段」「附け」「車」の構えは大切な構えです。
 「車」の構えができない方は、ただ刀をそこに位置させればよいと考え、手先で木刀を動かしてしまいますが、それでは臍下丹田を中心にした動きを養うことができずかえって手数の稽古で小手先で動く悪癖を身につけるもととなってしまいます。
 日々の稽古でお見せしていいますので詳細は述べませんがどのような動き、どのような手の内であれば臍下丹田を中心にした動きとなるのかを工夫してください。

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  1. 2016/07/26(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

無二剣

 以前も述べていますが、大石神影流剣術の「無二剣」で払われた木刀が自分の左を巡り右足を小さく踏み込み打太刀の面に斬り込むとき、巡る木刀は自分の中心を通ります。
 もし中心を通っていなければ一撃目もニ撃目も小手先で動いていることになります。確認してください。

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  1. 2016/07/27(水) 21:25:00|
  2. 剣術 業

半棒の礼式 1

 半棒の礼式にも意識を繊細にするための大切な動きが内包されています。少しでも疎かにしてしまうと無駄な動きをしてしまうことになりますので、心して行う必要があります。
 初めに棒・木刀を体の前に立てるときには、手を離せばそのまま真下に落下するように真っ直ぐに立てます。この動きが疎かで、少しでも前に倒れる状態にあれば蹲踞の姿勢も前かかり、その後の動きは中心が取れないままになってしまいます。
 
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  1. 2016/07/28(木) 21:25:00|
  2. 柔術 業

半棒の礼式 2

 昨日の続きです。棒を体の前に立て蹲踞した後、棒を前に横たえるときは棒の下端が臍下丹田とつながり回転に伴って棒が下りていくように動きます。棒を床に置きに行こうとして棒の上端に意識を持っていけば体は前にとられ中心が保てなくなります。
 木刀を体前に立てた時は刃を自分の左に向けています。木刀を置く動きも棒と同じ動きです。

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  1. 2016/07/29(金) 21:25:00|
  2. 柔術 業

履形の礼式 1

 半棒の礼式について述べましたが、履形の礼式も気を付けて行なえば、その後の形稽古によい影響があり、いい加減な動きをすれば悪影響があります。
 蹲踞は体を引力の方向に素直におろしていきます。この時、上体や下肢のどこかに力みがあると前傾したり後ろに反ったりしますので、その時には自分の感覚を繊細にして原因を排除しなければなりません。
 蹲踞ののち前に両拳を着きますが、両拳を着くという意識があると上半身中心に動いてしまい臍下丹田中心の動きではなくなってしまいます。臍下中心に回転した結果両こぶしが床に着いたという動きを稽古する必要があります。

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  1. 2016/07/30(土) 21:25:00|
  2. 柔術 業

履形の礼式 2

 蹲踞の礼を行った後、可能な限り下肢に力を入れずに立ちますが、この時に大腿四頭筋に力を込めて立ち上がると膝が伸びてしまい、踵もなかなか接地せず重心が高くなります。意識を大腿二頭筋や大臀筋において立ち上がると、早く踵が接地し、鼠蹊部も緩んだ状態を保つことができます。

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  1. 2016/07/31(日) 21:25:00|
  2. 柔術 業

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!

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