無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

返投

 「返投」も柔投と同じで相手の手の甲をとるときの親指のあり方が大切です。親指以外の両手の四指の指丘は柔らかく相手の掌に密着します(掴むのではありません)。そして体の動きとともに相手が倒れると、自分の体(肚)を少し開くことにより相手の掌にかかった四指の指丘は自然に相手の皮膚の遊びを除き相手の掌を開いていきます。このとき結果として自分の両手の親指は相手の手の甲を圧していきます。
 工夫してください。

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  1. 2016/04/01(金) 21:25:00|
  2. 柔術 業

 大石神影流剣術の車の構えで前に進むときに切先が左右に大きく振れてしまうのは右手に余裕がなくまた左手も固定されているからです。
 車に構えたまま体の側面で両手が円を描くことができるように両肘と右手の内を調整してください。両手で円を描くことができるようになれば切先が左右に大きく振れることはなくなります。
 工夫してください。

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  1. 2016/04/02(土) 21:25:00|
  2. 剣術 業

間合

 大石神影流剣術の「無二剣」は仕太刀にとって間合いを取るのが難しい形です。
 上段に挙げた相手の右小手と面に連続して斬り込みますが、大石神影流の上段では相手の右小手は額よりも前に出ています。したがって、小手を斬った後に面に斬り込むためにはわずかに前に進まなければなりません。ここが難しく、小手に深く斬り込みすぎていたらさらに前に進むと、間合いが近すぎることになります。また小手に正しい間合で切り込んでいても次の面に深く斬り込んでしまうこともあります。
 間合の工夫が必要な形です。

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  1. 2016/04/03(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

打太刀の工夫

 大石神影流剣術や無雙神傳英信流抜刀兵法の太刀打の初心者の方が仕太刀や遣方の手順を覚え何とかこなせるようになったら上級者を仕太刀にして打太刀を務める経験もしなければなりません。
 打太刀を務めることによって、打太刀の動きの理論が分かり、仕太刀がどのように動くべきなのかより深い理解ができるようになります。ただし初心者の場合には仕太刀を上級者が務めなければ、形として成立しませんので注意してください。

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  1. 2016/04/04(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

中段

 初心者の方が大石神影流剣術の手数や無雙神傳英信流抜刀兵法の太刀打を稽古すると、中段に構えた時に切先を相手につきつけようとするか、または反対に切先に意識が行かない場合があります。どちらも修正しなければ悪癖となりますので注意してください。
 切先を相手につきつけようとしている場合には臍下丹田と柄頭がつながっているかどうかを確認して修正してください。
 切先に意識が行っていない場合には臍下丹田と柄頭のつながりを確認することはもちろん、自分の正中線と相手の正中線を結び、その線上に切先があるかどうかを確認し修正してください。

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  1. 2016/04/05(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

裏捕

 澁川一流柔術の「裏捕」は体の構造上相手が最も崩れやすい方向に崩す形です。したがって相手を崩す方向が間違っていれば崩れないか崩したとしても力技となってしまいます。ただしく技をかけるためのポイントは

 相手の後ろに回る(手を伸ばしただけではその後の力の方向性が異なります)
 それぞれの相手に対して正確な方向角度で相手を引く
 自分の体が引力に引かれて下に降りようとする動きを用いて相手を引く

 以上の三つが大きなポイントですが、技がかかってしまうとかなり危険ですので相手をかばうための動きは忘れないでください。

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  1. 2016/04/06(水) 21:25:00|
  2. 柔術 業

捻付

 澁川一流柔術の「捻付」は他の形と同じく相手と自分の関係で、自分が渦の中心となって掛けていく技です。
 渦の中心は臍下丹田でありすべての動きは臍下丹田を中心に行われます。相手の手に自分の手が触れるとき、またそのあとの動きもすべて臍下丹田とつながっていることが大切です。
 相手の肘を床に付けた時には一点に重みがかかる必要がありますので、掌で抑えるのではなく親指と薬指の間にできる円弧に自分の重さをかけて押さえるようにしてください。

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  1. 2016/04/07(木) 21:25:00|
  2. 柔術 業

腰投

 澁川一流柔術の「腰投」は当てが中心の形です。したがって次の動きを焦るばかりに当てが疎かになっては形になりません。
 確実に「当たり」にあてなければならないと同時に、その当てには自分の重さがのっていなければなりません。遠間から当てず体で当てるように心がけてください。

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  1. 2016/04/08(金) 21:25:00|
  2. 柔術 業

捕込

 澁川一流柔術の「捕込」は立った状態での「巻返」です。立った状態といっても、左膝を床につけて行う「巻返」と相手と自分との位置関係が変わるわけではありません。そのためには動きの中心を臍下丹田におき、鼠蹊部を十分に緩めて形を行う必要があります。

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  1. 2016/04/09(土) 21:25:00|
  2. 柔術 業

絞り

 澁川一流柔術の「絞り」は小さな動きで相手を制する形ですが、自分の左腕を動きの中心としてしまうと無駄に大きな動きを必要としてしまいます。臍下丹田につながった右手が体の向きの変化とともに回転し、その回転が相手の右手を通じて相手の体に作用し始め、体が崩れ始めてから自分の左手を相手の右肘に添えます。あくまでも自分の左手は添えているのであって左手中心となるわけではありません。留意してください。

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  1. 2016/04/10(日) 21:25:00|
  2. 柔術 業

浮雲の押倒し

 無雙神傳英信流抜刀兵法の「浮雲」の押倒しは以下の点に留意してください。
 「対手の胸元へ斜に(切先き上りに手元下りに)抜つけ」たあと、「刀尖を下げ柄頭を右後へ引上げ対手の体を押倒す」のは刀を床とほぼ平行にするためで切先上がりなので切先を下げ、手元下がりなので柄頭を挙げるということです。この時刀の角度は変わりますので、くい込んだ刀身でえぐる心持が必要になります。
 ここから相手を押し倒すのですが、言葉では押し倒すですが実際の体幹は押し倒していません。臍下丹田を中心にして体の角度が右へ変わるだけであり、肩、腕は用いません。そのため肩、肘は下方に引かれたままでなければなりません。また臍下丹田を中心にして床と平行に回転するだけなので体と腕、肩、刀の角度はほとんど変化しません。
 倒す時に刀を見る方もありますが、目は倒す相手に付けておきます。

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  1. 2016/04/11(月) 21:25:00|
  2. 居合 業

浮雲の運剣

 無雙神傳英信流抜刀兵法の「浮雲」の運剣は大きく言えば他の運剣と変わることなく刀との釣り合いによって自分の体重を消して楽に行うものです。ただ「浮雲」には多少のコツがありますので述べておきます。

 相手を押し倒した後、刀を返す時には臍下丹田を中心として、肩腕の力を抜きつつ左掌で刀を軽く押し上げる。
 刀を返す時は刀の自由な運動に任せ腕力を使わない。
 刀が床と平行なところまで返ったら左掌を軽くかぶせる。
 両手の内を親指側に軽く絞り、刀を軽く突出し重心をやや刀の方向に移す。
 さらに鼠蹊部や背中、肩、ひじ等の力を抜くことにより、刀がある位置(刀を総体の中心として)に体が寄りながら(ここが大切で自分で寄せるのではありません)振りかぶる。

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  1. 2016/04/12(火) 21:25:39|
  2. 居合 業

岩波の突き

 無雙神傳英信流抜刀兵法の「岩波」の突きは平行に反対方向に座している「対手の左横腹へ」対して行います。
 突きは、峯に左手を添えて行い、尾てい骨の動きに乗って左右の腕と刀が一体となって行われます。突く際に肩や腕に力みがあると切先の動きは濁り、突いたという実感はあっても自分の力みがそうさせるだけですので気を付けなければなりません。

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  1. 2016/04/13(水) 21:25:00|
  2. 居合 業

夜闇

 大石神影流剣術の陽之裏の「夜闇」は文字通りに無雙神傳英信流抜刀兵法の「夜太刀」と同じ状況です。剣術は刀を抜いている、居合は刀は鞘の内から行うという違いがありますが、暗闇であることに変わりはありません。
 大石神影流の場合は「裏附け」に構えて進みますが、進む時には暗闇であるという意識をもって繊細に進んでください。切先が触れあった時に動きが生じます。

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  1. 2016/04/14(木) 21:25:00|
  2. 柔術 業

前車

 澁川一流柔術の「前車」は相手を捜査して背をこちらに向かせる形です。この背を向かせるための動きはごくごく柔らかに優しく行う必要があります。力を用いて動かそうとすれば相手は固まってしまい相手の体重全てを力で動かさねばならなくなりますが、柔らかに優しく行えば相手の体は抵抗なく頭から廻り始めやがて体がそれにつれて動き背を向けることができます。
 これはすべての形に共通することですが、「前車」はこの理が最もわかりやすい形ですので心掛けて稽古してください。

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  1. 2016/04/15(金) 21:25:00|
  2. 柔術 業

鎬で受ける

 大石神影流剣術では相手の刀を受ける場合、全て鎬で行います。無雙神傳英信流抜刀兵法では鎬で受ける場合と鍔元で受ける場合がありますので、二つの流派で使い分ける必要があります。
 さて、鎬で受けるのは簡単なように思いますが、角度が少しずれて実際には相手の刃に対して、こちらの刀の刃で受けていることが多くあります。自分が正しく鎬を用いているかどうか確認してください。
 また、「鎬で受ける」という表現を用いていますが、いつもお教えしているように、「鎬で受ける」とは「鎬を削らせて受ける」という事ですので言葉に惑わされガツンと受けるような事はしないでください。
 

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  1. 2016/04/16(土) 21:25:00|
  2. 剣術 業

浪人捕

 澁川一流柔術の「浪人捕」は先に述べた「前車」と同じく柔らかに優しく行う必要があります。柔らかに優しく相手の腕を巻き込んでいけば皮膚が動き筋肉が動き、相手の腕を締めることができると同時に相手の肘関節がきまっていきます。肘を決めるとのみ思っていると単純なてこの原理で決めようとしてしまい、それでは技にはなりませんので留意してください。

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  1. 2016/04/17(日) 21:25:00|
  2. 柔術 業

切込

 澁川一流柔術の「切込」は無雙神傳英信流抜刀兵法の斬撃がある程度会得できていれば、片手、両手の違いはあっても斬り込む体の遣い方は共通していますので、習得に苦労しないと思います。
 肩・肘の力を抜き臍下丹田を中心に振りかぶり、重さを利用して切り込むだけです。
 その後の動きは「前車」や「浪人捕」で述べたように柔らかに優しく相手の腕をからめていきます。工夫してください。

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  1. 2016/04/18(月) 21:25:00|
  2. 柔術 業

潜り投

 澁川一流柔術の潜り投は受の尺骨と橈骨の位置がわかっていなければ技をかける途中に受けの腕が回転して技はかからなくなってしまいます。自分の手の内と受の腕の間に遊びがあまりできないように保持することがコツです。
 また受を倒した後に肘を膝で押しますが、この時も前述の状態がいい加減であれば肘はきまりません。また投げたときに相手の肘を決めようと足腰を固めてしまうと後足が適切な位置に移動しませんので注意が必要です。

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  1. 2016/04/19(火) 21:25:00|
  2. 柔術 業

裏返

 澁川一流柔術の裏返のポイントは受の無実に当てた指先を通じて自分の重みが相手に伝わることにあります。腕力を用いて倒すわけではないので注意が必要です。腕力を用いようとすると指先を当てるときに肘が上方に上がってしまいますが、これでは自分の重さを用いることができません。
 この部分は刀を振ることができる方には理解が容易だと思います。

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  1. 2016/04/20(水) 21:25:00|
  2. 柔術 業

小車

 澁川一流柔術の小車のポイントは受の視線が急に下方に落ちるように仕向けるところにあります。受は急に視線が下方に落ちることによって前方に対して不安定になってしまいます。それを利用して投げていきます。不安定になっているものにわずかに力を加えて投げるわけです。
 そのため、捕は受のどこに入っていくかをしっかり工夫しなければなりません。

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  1. 2016/04/21(木) 21:25:00|
  2. 柔術 業

「互棒」拂捕

 澁川一流柔術の「互棒」潜捕は自分が持つ棒を利用して技をかけていきます。したがって棒の太さは自分の指に長さなどによって調整したほうが効果的です。
 特に太すぎる棒を用いると受の手首を捕ることもできなくなってしまいます。またあまりに表面が滑らかな棒を使うと、棒が滑ってしまい技をかけにくくなってしまいます。道具を使いやすいように自分に合わせて作ってください。

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  1. 2016/04/22(金) 21:25:00|
  2. 柔術 業

張身

 大石神影流剣術の「張身」はお互いに斬らずに木刀を斬組して位を観る手数です。
 したがって踏み込みすぎてしまえば木刀はたがいに当たる位置に来ますので心を鎮めて間をとることが必要です。
 また双方同じ動作をするのですが相手の木刀が目に入ったとたんに相手の木刀を排除しようと刃筋が斜めになってしまいがちです。自分に言って聞かせておかなければなりません。

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  1. 2016/04/23(土) 21:25:00|
  2. 剣術 業

調和

 二人で形を行うと自分を失い、正しくできていた素振りや歩み方ができなくなることがあります。これには以下のような原因があります。

 相手の表に現れた動きにのみ目が留まり、相手の心を観ないので余裕がない。
 木刀の動きに目がとられ、相手の体の動きを見ていない。

 工夫してください。

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  1. 2016/04/24(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

肚中心

 大石神影流剣術の「一味」や「阴剱」など、打太刀の刀を受け流しながら切る場合、動きが整わない方の多くが円の中心を臍下丹田としておらず、肩が中心であったり、場合によっては手首が中心であったりします。
 心に余裕がないためにそのようになってしまう方が多いのですが、心を鎮め相手の心を観て動くように努め心に余裕を持って動けるようにしてください。
 また素振りの稽古に努め、形の中での自分の動きと比較することによって自分を知ってください。

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  1. 2016/04/25(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

斬り込む

 大石神影流剣術の形稽古では仕太刀が打太刀の面や小手に斬り込んだり、顔や喉に突きを入れて終わる形が大半です。
 この最後の太刀が打太刀の体からから遠くで止まると打太刀が動ける余地があるため形としては完成していません。詰まっていないのです。
 初心者の方は打太刀の体に木刀が当たるのがこわくて打太刀の体から遠くで木刀を止めようとしているのですが、多くは木刀を握りしめて動きを止めようとしています。正しく体が使えるようになれば動きの中心である臍下丹田の動きを止めればすべてにロックがかかって自然に止まるようになります。工夫してください。

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  1. 2016/04/26(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

握らない

 無雙神傳英信流抜刀兵法の抜き付けには横に抜き付ける形が多くあります。初心者の方に起こりがちなのが、切先が最後に高く上がったり、山を描いたりすることです。
 横に抜き付けるときには右手親指が大切で親指が床と平行であること、他の四指は握らず柄が手の内に納まるのを待つことが大切です。

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  1. 2016/04/27(水) 21:25:00|
  2. 居合 業

運剣

 運剣のコツも昨日述べたことと同じで親指にあります。運剣の初めに親指以外の四指を用いると肩は体から遊離しますが、親指側を用いると肘・肩は下方に下がり肩は遊離しません。振りかぶりまで親指側を意識し、また左手も親指側を意識して柄につけるようにすれば小手先の技ではなくなってきます。

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  1. 2016/04/28(木) 21:25:00|
  2. 居合 業

礼法 1

 無雙神傳英信流抜刀兵法の稽古では初心者の方には初めに礼法を時間をかけて稽古していただいています。これは礼法が抜き付けと密接に関係しているからです。
 立礼について述べると、引力の線と自分の中心を合わせ体から無駄な力みを抜いて足首・膝・鼠蹊部を緩めて立った状態から礼をすると体は自然にバランスを保とうとします。したがって上体が前傾するにつれて、足首・膝・鼠蹊部はさらに緩み臀部は中心線から後方へ位置するようになります。
 この臀部が後方に位置する動きは正座の状態から抜き付ける時の臀部の動きになります。正座をしていても抜き付けるために状態が前傾するときに体が緩んでいれば前傾とともに臀部は後方に位置するようになります。

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  1. 2016/04/29(金) 21:25:00|
  2. 居合 業

礼法 2

 無雙神傳英信流抜刀兵法の座礼では左手、右手の順に前に手を着いて行きます。左手は上半身の前傾と同時に(やや遅れて)自然に前に出ていきます。力んで腿の上に左手を置いているのでなければ肩が前に出るので自然に左手は出ていきます。この時自分で左手を出して床に着きに行こうとすると抜き付けの動きにつながりませんので注意が必要です。
 前腕と上腕の角度が異なるのですが、左手が自然に前に出る動きは鞘手の動きにつながるものです。鞘手は決して自分が前に出すのではなく上体の前傾に伴うものだということを、この段階で身につけておく必要があります。

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  1. 2016/04/30(土) 21:25:00|
  2. 居合 業

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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