無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

素直さ

 素直な方は、すべてをそのまま吸収していくので、どんどん上達していき、頑迷な方はいくら与えてもひずんだ形で受け取ったり、すでに知っていると思うが逆に故に遠ざかります。
 年齢が若い方は経験が少ない故に素直な傾向があり、年齢を重ねた方は自分の経験を過信するために頑迷な傾向があります。またこれまでに何らかの武道を経験した方はその経験を基に考えるために若くても頑迷である場合があります。
 白紙になって稽古する覚悟がなければ年齢を重ねた方は新たなことを吸収することが難しいようです。 

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  1. 2015/07/01(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

 武術は相手を読んで攻防を行います。したがって簡単に読まれるようでは簡単に負けてしまいます。

忍れと色に出にけり我恋は
            物や思ふと人のとふまで

この歌は色に出す事を戒めるために用いられた恋の歌ですが、人の心は何かしようとすると外に表れてしまいます。これではいけないと教えているのです。
 演技をして得点を競う競技では笑顔を作ったり顔の表情まで演技をしているように思えます。また武道であっても演技で競う撞木では、きりりとした表情を作って演武をしているように思えることもあります。
 貫汪館にあっては努めて表に色は表さない稽古をされてください。

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  1. 2015/07/02(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

手順を追わない

 初心者がこまかく手順を覚えることは稽古熱心なように見えますが、手順にとらわれ、武道で最も大切な相手との関係を断ってしまうことにつながります。
 大切にすべきは手順ではなく相手との関係における流れです。自分がどのように流れていくかということが身につけば、手順はそれについてきますが、細かに手順を覚えようとした人は流れが身につかない傾向があります。どのような稽古をしているか自分を振り返ってください。 

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  1. 2015/07/03(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

間合

 刀・脇差・長刀・槍・六尺棒・半棒・三尺棒・十手・分銅・懐剣・鎖鎌等々、それぞれの獲物にはそれぞれの間合(距離)があります。
 しかし、主に稽古していることの間合に慣れてしまうと、異なる種目の稽古をしたときに、それぞれの間合を取ることが難しいようです。素手ばかりで稽古していると刀を手にしたときには極端に相手との間を詰めなければ落ち着かなかったり、六尺棒や槍を用いてもその長さの利を生かして遣うことが難しかったり・・・。
 一人で行う居合のみを稽古していると生きて動く相手との間合の感覚が全く育っていないということもあります。
 貫汪館では様々な種目の稽古をしていますが、いずれにも偏らず、また自分はこれができるという意識を持たず全ての種目に稽古するたびに新たな感覚を育てる意欲をもってください。 

P6150052-1.jpg [間合]の続きを読む
  1. 2015/07/04(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

文化の背景

 貫汪館は所謂古武道を稽古する道場です。古武道の定義は日本武道館でも日本古武道協会でも定まったものはなく、定義づけは難しいのですが貫汪館で稽古している流派はいずれも明治維新以前に成立した流派です。
 明治維新以降、生活習慣やものの考え方などは大大きく変化し、特に徴兵制によって体の動きは大きく変わっています。また徴兵制がない現在でも学校教育でよい姿勢を躾けられますので知らず知らずのうちに基準となるものが体の中に作られています。
 したがって、古武道を稽古しようとしたら少なくとも江戸時代の生活習慣や身体の動きを考えなければならず、そのためには古典を読むことが必要となってきます。これまでも何回か紹介してきたような
『五輪書』『兵法家伝書』『天狗芸術論』『猫の妙術』などには早いうちに目を通してください。「日本の古本屋」などで『武術双書』を求められてもよいと思います。
 学問無き古武道の稽古は目的地がどこか知らず、地図を持たず旅に出るのと同じことで、ただ迷うだけになります。

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  1. 2015/07/05(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

阳剱、阴剱

 阳剱、阴剱は大石神影流の極意を教える手数です。
 阳剱で相手の木刀に意識を取られて、自分の動きが正しく出なければ大石神影流は身に付きません。
 阴剱で相手の動きに意図的に合わせて動いているようでは(こうきたから、こう動くという動きでは)大石神影流は身に付きません。

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  1. 2015/07/06(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「附け」の構え

 大石神影流剣術の「附け」の構えは大石神影流の特徴的な構えであり切先が生き、常に相手を突ける構えでなければなりません。つまり「附け」の構えを取った時点で相手を制していなければならないんです。
 ところが、稽古では、その構えを取っているだけで切先も生きず全く相手を制していない状態のまま相手との攻防の真似事をしているのを見ることがあります。
 理解できない方は目標をつるし「附け」の構えから突く稽古を重ねてください。

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  1. 2015/07/07(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

小手

 大石神影流の手数の稽古では刀を大きく振りかぶって小手を斬ることはしません。小さな動きで小手を切り落とします。
 ところが見えていないためか全く刀の上下動なくただ手を伸ばして打太刀の小手に物打ちを位置させるだけの方がおられます。何度か指導してきたことですので、自分で自分を見つめ修正してください。
 小さな動きは臍下から発する動きですので難しいのですが、努力することなく体裁を整えようとしても上達はありません。
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  1. 2015/07/08(水) 21:25:00|
  2. 剣術 業

抑える

 澁川一流柔術での相手に対処する動きは二つであると述べました。一つは相手の未発、または起こりを抑える動きです。
 しかし、このように話したら「抑えよう、抑えよう」と「今か、今か」と待ちかまえ己の心と体を崩し、まるで小学生が徒競走のピストルの音を待っているかの状態になってしまう方がおられます。
 これまでも話したように澁川一流柔術では構えを用いません。体も心も構えることなく自然に従います。現象を見て動くわけではありません。

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  1. 2015/07/09(木) 21:25:00|
  2. 柔術 業

教え

 先に述べたように、貫汪館が稽古しているのは古武道ですから古典に学ぶ姿勢がなければ上達は困難です。
 無雙神傳英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生は私が高校1年の時に『武術叢書』を紹介してくださり、そのころから私も武道の古典に親しむようになりました。先生は私が読み同じ土俵に立ったことがわかると、書かれている内容についてご自身の考えを話され私の考えも求められるようになりました。ただ一方的に自分の考えを述べられるだけではありませんでした。
 同じ土俵に立てなければ話もかみ合わなかったのだと思います。


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  1. 2015/07/10(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

やっていればできるようになる

 澁川一流柔術の師 畝重實嗣昭先生は「やっていればできるようになる。」とおっしゃられることがありました。それは私がいくつかの形についてよくわからず、教えを受けたく質問したときに話された事でした。一度お手本を示され「やっていればできるようになる。」と話されるのです。
 たしかにやっていればできるようになりました。ただし大切なことがあります。お手本を示していただくときに、すべてをしっかり見ていればという前提があるということです。
 浅い方は手順だけ見ようとします。しかし、先生の心の状態、体の状態、すべてを総合的に見なければ技は見えてきません。みたうえで、やっていればということなのです。

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  1. 2015/07/11(土) 21:25:00|
  2. 柔術 総論

大石神影流 素振り

 しばらく北大阪支部での稽古をみての気づきを述べます。
 大石神影流剣術は振りかぶりが少し一般的な振りかぶりと異なるので、素振りに習熟しておかなければ手数の稽古に入っても刀が真っ直ぐに下りて行かないという問題が生じます。
 北大阪支部での稽古を見ての手直しは、始まりの中段の位置と、切り下した刀の位置が違っているという点でした。つまり切り下した時に柄頭がかなり体から離れ前方に出ているのです。これは肚中心ではなく腕を動きの中心にしてしまったために生じることですので、動きの中心を意識して変えるように指導したら直りました。
 このような指導をしたときに、肚中心ではなく、腕を器用に使って軌跡だけを合わせる方もいますので、指導者は注意して指導してください。


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  1. 2015/07/12(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流 上段

 北大阪支部での指導の気づきです。上段に構えるときに中段から腹を中心に半月を描きながら上がっていった刀は頂点から少し下がったところで落ち着きます。初心者の方は上げきったところを目標にして刀を止めようとして動くために、上段にとった時に重心が浮いてしまいます。
 ここは指導者がよく見なければならないところです。
 この動きは無雙神傳英信流抜刀兵法の上段とも共通する部分です。工夫してください。

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  1. 2015/07/13(月) 16:21:25|
  2. 剣術 業

大石神影流 附け

 「附け」の構えからの突き技は手数には表されていませんが、これは当然のことであるからです。
 大石神影流の特徴の一つが突き技ですが、突き技があるために相手は安易に前に出ることができません。こちらが主導権を取るための構えですので、その形だけをまねしても手順を追っていることになります。
 「附け」の構えを理解するためには、天井から釣るした鞠を突いたり、庭の低い樹木の顔・喉くらいの位置にある葉を突く稽古をする必要があります。


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  1. 2015/07/14(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

大石神影流 張る

 「張る」動きは大石神影流の特徴の一つです。試合口からあり、それぞれの形の中に形を変えながら組み込まれているので、試合口の基本において習得しておけば後は楽になります。
 張る動きは体と刀の切っ先までが一つになっていなければなりません。一つにと言っても固めてしまうわけではなく、刀が体の一部でなければならないという事です。そのためには正しい手の内は不可欠です。
 実際に張るときも、ごく小さな動きで張り、体のわずかな落下を用います。決して膝を大きく曲げたり、手首をこねて使うわけではありません。稽古の時に掌と掌を合わせて張り、感じていただいたと思いますが、あの程度の動きで張ります。受ける、張るという動きがセットになっていますので受けたときに力みが入ると難しくなってしまいます。

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  1. 2015/07/15(水) 21:25:00|
  2. 剣術 業

試合口 位をみる

試合口の位をみる動作は相手の心の状態と、体の状態をみています。
 切先と切っ先が触れ合った状態で切先を動かすことによって位をみますが、自分の中心と相手の中心がつながっていなければ、相手の状態を見ることはできません。わずかな動きですが高度な内容が求められています。手先を動かせば事足りるというものではなく、中心から動くにはどのようにすれば良いのかを求めてください。

金沢文庫 薬王寺の地蔵様
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  1. 2015/07/16(木) 21:25:00|
  2. 剣術 業

試合口 諸手突き

 突き技は手数の中で表そうとすると必然的に間が詰まってしまいます。面を切るにはそれだけ前に出なければなりませんが、実際に突ける間合に入ってついてしまえば相手を傷付けてしまいます。
 初心者の方は、踏み込みを通中のまで踏み込んで相手に当たらぬように手を縮ぢこめて体を硬くしておられますが、踏み込みを少なくして伸ばす手もやや少なく伸ばすことによって手数の方の突きを行ってください。上半身を固めることは上達を阻害してしまいます。

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  1. 2015/07/17(金) 21:25:00|
  2. 剣術 業

試合口 片手突き

 片手付きは自分の間を長くすることができます。試合口における片手付きは通常の間合いからの片手付きですので、ほとんど踏み込むことなく、体をひとえにしつつ手を伸ばすだけで十分につけてしまいます。これも昨日の諸手突きと同じように上半身を縮ぢこめて固くしてしまえば技の稽古にはなりません。踏み込みを調整してください。

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  1. 2015/07/18(土) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「阳剱」太刀を抑える

 いう必要もないことなのですけれど、形にとらわれた方は手先で抑えようとされ、体はどこへ行ってしまったのかわからない状態で自己満足しておられます。
 臍下から順に切先に至りその結果として抑えています。体感としては臍下で抑えている実感であり、腕に力が入ることでじょこ満足するようなレベルではありません。

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  1. 2015/07/19(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「阴剱」受け流し

 受け流す時の刀の角度は相手の刀がすっと下方に流れる角度です。
右手の内が固く握りしめている方は刀が床と平行に近い角度まで上がってしまい、打太刀の切り込む刀と自分の刀がガツンとぶつかってしまいます。あくまでも流さねばなりません。P6150088-1.jpg
  1. 2015/07/20(月) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「無二剣」二段打


 小手から面への二段打ですが初めから二つ打つと考えて動くのではありません。小手へ防がれたので相手の防ぐ力をこちらに取り込んで面に切り込みます。
 また、小手から面へはわずかな前進で済みますが、大きく出すぎて刀の中ほどで切り込んでしまう方が多いようですので、間合いを良く見極めて動いてください。

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  1. 2015/07/21(火) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「二生」気先を掛ける

 「気先をかける」タイミングは相手の動きが完成する直前です。完成しかけて「さあ行こう」とする前に気先をかけますこのタイミングの工夫をせずただ、手順通りに行っていては稽古になりません。
「二生」であれば打太刀が上段に取り直そうとして振り上げ、間もなく上段になるというところに入っていきます。工夫してください。

横浜市金沢区の龍華寺です。
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  1. 2015/07/22(水) 21:25:00|
  2. 剣術 業

「稲妻」 正面はまっすぐに

 稲妻は三段打ですが技をあせると太刀筋がくるってしまいますので特に初心者は慎重に稽古しなければなりません。
 初めに上段から斬り込むときにも太刀筋が斜めになってしまう方がありますが、これは素振りが正しく行われていないためですので論外です。次に右内腿を切るときに右手中心となる方は刀をひねって水平近い角度から斬ろうとしています。面からただ内腿に落とすだけですので30度から40度くらいの角度におさまるはずです。また最後の面もあせって斜めに斬りこむ方がおられますので落ち着いて正しく動く稽古を重ねて、それが速さへと変わるように心がけてください。

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  1. 2015/07/23(木) 21:25:00|
  2. 剣術 業

入門とは

 私の年齢の者にとって入門とは、その道に入り師について全人格的に心と技術を学ぶことであり、学校に入学するとかカルチャーセンターに入学すると言った事よりもはるかに重いものでした。もっとも10年ほど前にカルチャーセンターで講師の経験がある方に団塊の世代の道場での学びようについて話したら、カルチャーセンターにもそんな人はいないと言われるほど、武道を習うという事に関していい加減な方も多くいました。
 道場がいい加減な学びの場にならないように、まじめに求める方が不快な思いをしないように貫汪館では本部でも支部でも入門に関しては覚悟を求めています。師に対して全人格的に師事することは禅宗の修行と同じ意味合いがあります。師が右と言っているのに左を見、師が左と言っているのに右を見るような者はそもそも学ぶ資格すらなく、貫汪館では全く上達しません。何故ならば師は全精力を用いて弟子を観、歩む方向を指し示しているからです。その師に応えようとしない者は弟子としては失格であり、そのように覚悟のないものは入門すら許されるものではありません。入門を許されても、応えようとしない状態を続けていれば最悪の場合には破門という事すらあります。
 入門というのは仲間になる、友達になるという事とは異なります。貫汪館における入門とはまさしく師事することだと思ってください。

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  1. 2015/07/24(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

大石神影流剣術

 大石神影流剣術は大石進が手数を改変して流名を変えるまで、村上一刀が柳河藩に伝えた流派は愛洲陰流、愛洲新陰流、またたんに新陰流と呼ばれることがありました。大石神影流も初期には大石神陰流と「陰」の字を用いていましたがやがて「影」の字に落ち着きます。
 その略称は時に「しんかげりゅう」と呼ばれることもありましたが絶対に「おおいし」などと略すことはありませんでした。貫汪館において勝手にそのような略称をこしらえている方もいるようですが貫汪館に所属されている方がそのように言えば、そういうものだと世間は信じてしまいます。歴史を塗り替えてしまう恥ずべき事はすべきことではありません。師がそのように言っていないのに勝手にそのように言うという事は何を意味するのか考えればわかることです。昨日の入門の意義を再びよく考えてください。他のことも全て同じで貫汪館が伝えている流派の歴史的な事象に関する事を勝手に変えてしまうのは許されることではありません。

横浜市金沢区の洲崎神社です。天保9年再建の社殿のようです。
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  1. 2015/07/25(土) 21:25:00|
  2. 剣術 総論

半棒の間合

 半棒は4尺2寸程度の丸棒で刀に対する技です。鍔もなく自分の指を守る方法は間積りだけです。
 ここを忘れてただ外形のみを稽古して事足れりとしている方は半棒が使えるわけではありません。切り込んできた相手の刀の鎬を半棒にあてても、刀が棒に沿って流れてきたときに指に当たってしまう間合なのか、そうでない間合いなのか。近すぎれば指は切り落とされ、遠すぎれば技は有効になりません。技は常に相手との関係において成立します。心の関係距離の関係さまざまな要素があります。その大切な要素の一つである間合(距離)をいい加減に稽古しては技は身に付きません。


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  1. 2015/07/26(日) 21:25:00|
  2. 柔術 業

半棒の手の内

 刀は柄というもち幅が決まっているのに対し、半棒は左右の手の間隔を自由にとることができます。
これは現在稽古している半棒の形では特に打ち込むときに間合いを伸び縮みさせることができるという大きな利点となります。相手が大きく下がれば前手の内をスライドさせながら(左右の手の幅を小さくしながら)打ち込めば遠くの間に打ち込むことができますし、近ければそのまま打ち込めばよいのです。そのような利点がありながらスライドできないのは手に力を込めて棒を握っていたり、手力で打ち込む悪癖を持っていたりするためです。
 自分の動きをよく観察し、どのように動いているかを見とってください。

金沢八景の琵琶島神社にいたる橋です。
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  1. 2015/07/27(月) 21:25:00|
  2. 柔術 業

六尺棒 礼式

 貫汪館特別講習会で指導したことを中心に述べていきます。講習会の1日目は澁川一流柔術の稽古をしました。午前中は六尺棒と半棒の稽古でしたので六尺棒について述べていきます。
 六尺棒の稽古をはじめにしたのは棒の長さ、重さ、扱う時の両手の幅などが棒と体の関係を感じさせやすいからです。
 六尺棒の礼式では棒を腕肘肩の無駄な力をなくし体前に垂直に立てます。この立てた状態は倒した状態が腕肩で六尺棒を保持しなければならないのに対し、腕肩を用いて棒を保持する必要がありませんので棒の重さを直接臍下丹田に感じることができます。これを感じることができない方は不必要な力を入れて六尺棒を持っていますので、力を抜くことを心掛け、重さを丹田に感じられるようになるまで何度でも稽古してください。感じられなければ先に進むことができません。
 感じられる方は臍下丹田を感じたまま蹲踞し、棒を体前に伸ばします。一度丹田を感じているのでこの動きも丹田中心に行われるはずですが、感じられなくなった方は腕肩で棒を扱おうとしているので初めからやり直してください。
 棒を前に伸ばした後は両こぶしを着き礼をします。丹田が中心であればお尻が後方にスライドする感覚があり、上に上がることはありません。こののち棒を取りに行きますが、丹田を中心に体を開くことで前に出ます。

横浜市金沢八景の琵琶島神社です。
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  1. 2015/07/28(火) 21:25:00|
  2. 柔術 業

六尺棒 棒を立てる

 六尺棒の記述は、臍下丹田が体の動きの中心であり続けているという絶対条件のもとで述べていきます。この条件がなければ述べることを体得しようとしても無意味です。
 礼式の後には体に棒を立てます。これをいい加減にしてしまうと後に続きません。ポイントは六尺棒が自由にそこに存在するように手助けをするだけであるということです。棒が自然に立った状態であれば棒の重心が下方に自然に下りているのを感じることができます。その状態を自分の体の状態のお手本にしてください。無理なく自然に立つとはどのような状態なのか感じることがなければ次の動きにはすすめません。


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  1. 2015/07/29(水) 21:25:00|
  2. 柔術 業

六尺棒 位置の移動

 「六尺棒」の二本目「せぐち」、三本目「すんげ」、四本目「いせん」は体前に立てた六尺棒を斜め前、右横、後方に位置させるところから動きが始まります。
 昨日述べたように棒が自然な状態で立っているのを感じているはずですので、棒を動かす時も棒が自然に立った状態で、棒の重心が下方に自然に下りているままに移動させます。この時自分の臍下丹田と棒の中心がつながっていなければ技としては成り立ちません。決して腕や肩で動かすことはありません。

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  1. 2015/07/30(木) 21:25:00|
  2. 柔術 業

六尺棒 持ち替え

 「六尺棒」の四本目「いせん」、五本目「ゆうか」は右手を持ち替えたのち、棒を動かしますが、確認を省略してはならない大切な点があります。
 右手が逆手になった時の手首・肘・肩の状態です。手に意識が行き逆手になると、握ろうとして手首に力みが入り、肘は上がり、肩は体から遊離してしまいます。手の内は棒と一体となるための接点であれば手首に力みは入らず、肘も浮かず、肩も遊離しません。必ず確認してください。


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  1. 2015/07/31(金) 21:25:00|
  2. 柔術 業

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Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!

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