無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

謹賀新年

 あけましておめでとうございます。新年を迎えました。本年も健康で稽古できますように。
 平成25年の行事予定を貫汪館HPの無雙神傳英信流抜刀兵法と澁川一流柔術の行事のページに載せましたのでご覧ください。今年の新しい行事としては7月に渋川一流柔術の合宿稽古があります。

 さて、昨年同様、暫くの間、天保14年に発行された『刀剣図考』という書に載っている拵の図を楽しんでいただきたいと思います。拵を作ろうとされる方は参考にしてみてください。
 今日は楠正成の刀短刀です。

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  1. 2013/01/01(火) 08:25:36|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

楠正成短刀 2

 今日も楠正成の短刀です。昨年も記しましたが、この本に記してある所持者が本当かどうかは定かではありません。資料は常に疑ってみる必要があるのですが。

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  1. 2013/01/02(水) 21:25:34|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

楠正成 兜割

 今日は楠正成の兜割です。正宗の銘がありますし、楠正成が所持していたとは思えません。楠正成の頃に兜割があったという事を聞いたこともありません。
 社寺に保存してあったり、ゆかりの家に保存してあった場合、そのように伝えられていたらそれを信じたのではないでしょうか。
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  1. 2013/01/03(木) 21:25:54|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

楠正成・新田義貞

 今日は楠正成所持の拵えの無い短刀のみと、新田義貞の短刀の拵えのみの図です。

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  1. 2013/01/04(金) 21:25:29|
  2. 武道史

足利尊氏 短刀

 今日は足利尊氏の短刀です。実物を見れば装飾は豪華であったろうと思います。

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  1. 2013/01/05(土) 21:25:07|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

足利義政短刀

 今日は足利義政の短刀です。
 足利義政は言うまでもなく銀閣を代表とする東山文化を築いた将軍です。これも実物を見てみたいくらい豪華さを感じさせています。

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  1. 2013/01/06(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

足利義昭短刀

 足利義昭の短刀です。足利義昭は室町幕府最後の第15代将軍で織田信長によって京都を追放されましたが、将軍をやめた後、豊臣秀吉によって1万石の大名とされ重んじられています。
 この短刀の鞘には美しい蒔絵があったようです。普通の武士には手に入らなかったものでしょう。

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  1. 2013/01/07(月) 21:25:50|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

弘法大師

 今日は弘法大師所持と記された剣です。拵をみると宗教関係の者であることには違いないようです。
 刀の柄は今日でおしまいです。また次の機会に。

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  1. 2013/01/08(火) 21:25:43|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

鳩丸刀

 鳩丸刀という名がつけられた短刀です。由緒はわかりませんが、金具は全て金無垢のようです。高貴な方が持っていた者でしょう。

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  1. 2013/01/08(火) 21:25:55|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

飯塚正刀・家蔵刀

 今日は飯塚正刀とされているものの拵と家蔵刀です。個人的には飯塚正刀のようなシンプルな拵も好みです。

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  1. 2013/01/09(水) 21:25:03|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

荏柄社蔵刀

 今日は荏柄社蔵刀です。正宗の短刀が入っているようで絢爛豪華な拵です。拵だけで私たちが稽古に用いている真剣が何振か買えるかもしれません。
 荏柄社とは鎌倉の荏柄天神のことでしょう。日本三大天神の一つです。私たちが年末に奉納演武でお世話になっている廿日市天満宮は平家滅亡後、鎌倉から厳島神社の神主として派遣された藤原親実が1233年に守護神として鎌倉の天神を勧請したことにはじまります。
 今日で拵の絵は終わりにします。今度は5月の連休かお盆の頃か、9月の学会の頃に。

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  1. 2013/01/10(木) 21:25:42|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

礼式

 澁川一流柔術の礼式は業をきめず、相手を押し返すのみであり、澁川一流柔術が相手と争わず相手を傷つけないという理念を表すものであると同時に動きの基本を養う事ができるものです。
 蹲踞の動きは常に稽古していることですので、これについては記しませんが、相手を押しかえしてから受は立ったまま足を前後に開き、捕は左ひざをついて足を前後に開きますが、この姿勢で前後左右に偏らぬ事を学びます。ついで段中に両手指先をそろえて後体を開きますが、臍下を中心として体を開くという事と、指先まで活かすということを学んでいます。
 最後に述べた、指先まで活かすという事を初心者の方で忘れておられる人が多い様で、体を開いたときに指先はだらんとなってしんでます。この動きができなければ、当然の事ですが形の稽古のおいても指先は死んでいます。疎かにすることがないよう稽古しなければなりません。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2013/01/11(金) 21:25:58|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

俯く

 居合の稽古で、俯きがちになる方は臍下から動けずに肩中心に動いていることがありますので注意が必要です。
 素抜き抜刀術では実際の相手がおらず想定した仮想の敵を相手にするわけですが、この敵に抜付けあり斬撃したり、あるいは血振いののち間を詰めたりするときに、相手が自分よりもかなり小さな者と仮想してしまったり、斬撃の後に倒れた相手を自分の足元に仮想してしまった場合におこることですが、仮想であっても相手を適正な大きさとし、また間合も適正にしなければ上達にとって害があることは言うまでもありません。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2013/01/12(土) 21:25:04|
  2. 居合 業

動きを区切らない

 柔術を稽古される初心者の方に多いのですが、形の手順を覚えるときに「1.2.3.4」というように動きを区切って覚えてしまい、実際の稽古でも分解写真であるかのように「1.2.3.4」と区切って動かれています。
 しかしこれでは動きが途切れてしまい技を掛けようとしても、その途切れたところで相手は業を返してくるものなのです。難しいかもしれませんが、手順を覚えるときにも、常に流れ続ける事をイメージして手順を覚えなければなりません。すでに区切って動きを覚えてしまっている方は、思いを変えてしまわなければ上達ができません。
 イメージトレーニングを家で行う事は上達には不可欠ですので、そのイメージトレーニングの中で自分の動きを変化させていかなければなりません。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2013/01/13(日) 21:25:36|
  2. 柔術 総論

流派武術の系図

 流派武術の場合には天皇家のように何代目と数えるのは無理がある場合が多いのですが、天皇家のように「〇〇流第何代〇〇」と名乗った方が歴史あるように思えるかと思います。
 しかし流派武術の系図というものは単純に系図に並べられている通りに数えていって何代目という事ができない場合も多いのです。貫汪館ホームページに細川義昌あての大森流の伝書を載せていますが、そこには以下のように記してあります。
(誤字はそのまま)

 上泉武蔵守無楽齊
 上泉孫次郎義胤
 一宮左太夫照信
 柳生石但宗嚴
 柳生但馬守宗雉
 柳生十兵衛三嚴
 伊藤一刀齊景久
 伊藤典膳正忠
 大森六郎左衛門正光
 林六太夫守正
 林安太夫政詡
 大黒元右衛門清勝
 松吉八左衛門久盛
 山川久蔵幸雅
 下村茂市定

 武道史を知らない人であれば下村茂市は単純に大森流の15代目だと思い、細川義昌を16代目だと思うでしょう。しかし、武道史を知っているかあであればこの系図の中に一刀流や新陰流などが混在しており、大森流はそれらの流派を学んだ大森六郎左衛門が開いたのではないかと推定できるはずです。
 ここまで明確な伝書でなくても難波一甫流の系図に広島に宝蔵院流を伝えた人物が入っていることから、これは難波一甫流にその技を取り入れたのではないか、そのため系図に名前を残したのではないかと、広島の武道史を研究した者なら気づくかもしれません。
 武道学会では山崎先生が中條流の歴史を正そうとして努力されましたが、山崎家の文献の中にさえ神僧慈恩が入っているのは念流を取り入れたので系図の中に入っているのではないかと他の先生方は考えられていました。
 来歴が明確な流派であれば単純に何代目という事は簡単ですが、古くなるとわからなくなることも多く、流派に居っては先生に質問するという事が大それたことであったという事もあったようです。教えてただけるのを待つという事かと思いますが畝先生も、梅本先生も昔は今のように気軽に質問するという雰囲気はなかったと教えてくださったことがあります。その当時はわかっていても、わからなくなることも多かったのではないかと思います。

 1月26日(土)午後4時から8時まで久留米市の久留米ふれあい交流センター(久留米市北野町八重亀139番地)交流ホールで指導を行います。興味のある方はどなたでもお越しください。なお、事前に久留米道場のホームページに記してある連絡先(←クリックしてください)にご連絡ください。久留米ふれあい交流センターは西鉄甘木線金島駅のすぐそばです。
  1. 2013/01/14(月) 21:25:37|
  2. 武道史

流派武術の系図 2

 流派武術の系図という事について昨日も述べましたが、今日は澁川一流の系図について述べます。渋川一流では流祖は首藤蔵之進ですが、そのようには考えず渋川伴五郎から数えて何代目だと主張する者もあり、また流祖は首藤蔵之進の師の宮崎儀右衛門だと思う者もあるようです。現在伝えられている伝書は首藤蔵之進から始まっていますが、それ以前の人物を記すことも江戸時代にはよくおこなわれていたことで昨日記した大森流の伝書でもそうですし、大石神影流の伝書も大石進以前から記してあります。
 坂の八幡宮に奉納してある額の写真です。
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 上の額の説明は少し複雑なので後からしますが、下の額を見れば明らかに首藤蔵之進が流祖であると理解できると思います。「渋川一流元祖首藤蔵之進」と記してあるのを見ても首藤蔵之進は流祖ではないというのは困難であろうと思います。
 上の額の説明文のところを拡大します。
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 このなかで「抑当家祖先以来柔術家伝左ノ如シ」とあるのは宮田家に柔術が伝わっている経緯はこのようなものですよと言っているのであって澁川一流の歴史を説明しているのではないことがわかります。
 そして宮田家に柔術が伝わったのは難波流(難波一甫流を省略してこのように書くのはよくあることです)と渋川流を教えた宮崎儀右衛門によるのだと記し(つまり宮田家に柔術を伝えた元々の人物だという事です)、宮崎儀右衛門から宮田家の宮田多四郎と(のちに宮田玉吉と宮田友吉に渋川一流を教える)首藤蔵之進が業を習ったのだと記します。宮田多四郎からはその二人の息子である宮田玉吉と宮田友吉が習った。そしてこの奉納額を掲げている宮田玉吉は首藤蔵之進から渋川一流を習って居るのだと記してあります。
 このように同じ額の中で宮崎儀右衛門の渋川流と首藤蔵之進の澁川一流は明確に区別してあるのです。
 上の額は宮田玉吉がおさめた額ですので畝先生の先々代の宮田友吉の門人は記してありません。

 上記の事は澁川一流を稽古される方は頭に入れておいてください。 


 1月26日(土)午後4時から8時まで久留米市の久留米ふれあい交流センター(久留米市北野町八重亀139番地)交流ホールで指導を行います。興味のある方はどなたでもお越しください。なお、事前に久留米道場のホームページに記してある連絡先(←クリックしてください)にご連絡ください。久留米ふれあい交流センターは西鉄甘木線金島駅のすぐそばです。
  1. 2013/01/15(火) 21:25:31|
  2. 武道史

流派武術の系図 3

 今日は大石神影流の系図について述べます。下に載せたのは大石神影流の江戸時代の伝書です。
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 この系図を見るとき大石進種次は大石神影流の何代目になるのでしょうか。大石神影流は大石進種次がはじめた流派ですがそれ以前の系図も記してあります。これをみて大石進種次は大石神影流の10代目だという人はいないでしょう。江戸時代の終わりの頃の事はだいたいの事が史書に残っているからです。このようなことが古い時代にまたあまり知られていない、または記録に残ることがなかった流派で起こっていたとしたらどうでしょうか。非常に難しい事だと思います。
 大石進種次を初代と数えるとき現在師はこのようにされています。

 大石進種次
 大石進種昌
 大石雪江
 板井真澄
 大石一
 大石英一

 大石雪江は途中までの伝書を父である大石進種次がら預かっており、その没後最後の伝書を兄の大石進種昌から授かっています。大石一は大石雪江の子で、大石雪江に指導を受けていますが大石雪江の弟子である板井真澄からも指導を受けています。また板井真澄は大石本家の道場家屋敷を守った人物ですので師はこの名前を入れておられます。
 もし時が経過してこのようなことがわからなくなり、大石雪江が授かった伝書が大石進種次からのものだけになったと仮定したら、この事情は分からなくなるかもしれません。


 1月26日(土)午後4時から8時まで久留米市の久留米ふれあい交流センター(久留米市北野町八重亀139番地)交流ホールで指導を行います。興味のある方はどなたでもお越しください。なお、事前に久留米道場のホームページに記してある連絡先(←クリックしてください)にご連絡ください。久留米ふれあい交流センターは西鉄甘木線金島駅のすぐそばです。
  1. 2013/01/16(水) 21:25:11|
  2. 武道史

流派武術の系図 4

 昨日は大石神影流について述べましたが、今日は無雙神傳英信流抜刀兵法について述べます。私達へつながる系図は以下のようになります。

 流祖・林崎甚助重信
 田宮平兵衛業正
 長野無楽入道槿露齊
 百々軍兵衛光重
 蟻川正左衛門宗讀
 萬野団右衛門信貞
 長谷川主税之助英信
 荒井兵作信定(荒井清哲)
 林六太夫守政
 林安太夫政詡
 大黒元右衛門清勝
 松吉八左衛門久盛
 山川久蔵幸雅
 下村茂市定           
 細川義昌     
 植田平太郎竹生 
 尾形郷一貫心
 梅本三男貫正  


 しかし、この系図に何代と数を振るのは無理があるのです。長野無楽入道槿露齊自身は林崎甚助の弟子でもありますし田宮平兵衛の弟子でもあります。それ以後の何代かにわたってはいくつかの流派の人物を系図に取り入れた可能性が非常に大きくあります。
 また土佐に林六太夫守政が伝えてからは比較的明確ですが、私たちへの伝書には林安太夫の名が記されているものとないものがあります。、昨日述べた大石雪江への伝書のような事情によるものか、単純に記し忘れが書き継がれたものかは現在のところ不明です。
 また、これとは別に植田平太郎先生が記された形の解説書では林安太夫の名を記さず細川義昌が幼少時に指導を受けたの父の島村右馬允の名と、その師である坪内清助の名が書き加えられています。植田平太郎先生は解説書に系図を記す時にその事情を知って記されたのだと思います。
 植田平太郎先生が解説書に書かれた人物を単純に計算していくと尾形郷一先生は18番目という事になりますが、細川義昌先生の記録でも、植田平太郎先生の記録でもご自身で何代目と名乗られているものを見たことがありません。尾形郷一先生は単純にこの形の解説書からご自身を18代だと思われたのではないかと思います。そして自身は宗家を名のられ、梅本先生を19代と言われたようです。この時代の事ですから師匠に根掘り葉掘り詳しく説明を求められたとも思えませんので単純に記してある通りに信じられたのでしょう。植田先生から許された方はもう一人おられ、その方の名も植田先生の御子息からお伺いし、随分あたってみたのですが結局消息は分かりませんでした。
 さて、尾形先生は梅本先生の他にも尾形先生のお孫さん(私よりもかなり高齢です)や、その他に2人ほど19代とされました。ただし、宗家という呼び方だけはご自身しかされず、19代とされた方も梅本先生はじめ誰も宗家を名乗られた方はありませんでした。尾形先生のお孫さんには何度か徳島にその道場をお訪ねしたことがありますが、昔は知らず、密教の修行もされ哲学者の風格がある方で、その頃は祖父から伝えられた居合を考証しなおすといわれ様々な工夫をされていました。尾形先生は植田先生から伝えられた居合をもとに「神伝流」という流派を創始され「神伝流」も名乗られていましたのでお孫さんをただ一人の2代目とされてもいました。お孫さんに俗世間の欲はなく、私がお尋ねした時に、「そういえば、こんな長いものを祖父からもらっている」と出してこられ、長すぎるので全部広げたことはないと話しておられたのですが拝見すると末尾に神伝流2代宗家〇〇殿と記してありました。その後お尋ねしたときには、「あのようなものを見つけてしまったのでこれまで疎遠だった者までが色々言うようになり権威にすがろうとするようになり困っている」と話されていました。
 武道史の研究が進み、史料も集まり、梅本先生にも御生前に系図の事などをお話したこともありました。「そのようなこともあるだろう。昔は自分の師匠に質問などをするような雰囲気ではなかった。」と話され、「尾形先生からは19代とされてるから」とお話になっていました。また宗家という言い方についても「自分も19代とはされているけれども、他の誰も宗家とはされていないから」と言われご自身は絶対に宗家と名乗られることはありませんでした。

 これまで述べてきましたように流派武術は歴史が長くなれば長くなるだけ何代目ということは難しくなり、単純には言えないものだと思います。
 系図のみを見て数えれば、単純に何番目と思ってしまいますが、伝書に記してある系図は天皇家の系図や家系図のように単純に考えることはできないものだという事は頭に入れてお家ください。


 1月26日(土)午後4時から8時まで久留米市の久留米ふれあい交流センター(久留米市北野町八重亀139番地)交流ホールで指導を行います。興味のある方はどなたでもお越しください。なお、事前に久留米道場のホームページに記してある連絡先(←クリックしてください)にご連絡ください。久留米ふれあい交流センターは西鉄甘木線金島駅のすぐそばです。
  1. 2013/01/17(木) 21:25:47|
  2. 武道史

残心

 柔術の初心の方に多いのですが「残心」を勘違いして、技を掛けた後、相手と別れるときに相手を睨みつけるように見ている方がおられます。
 深い意味での残心はおいておきますが簡単に初心者の方に述べると、残心とは相手を制した後にも油断せず、心も体も自由に働ける状態にあることです。
 したがって相手を睨みつけているかのような心の持ち方は心を不自由にし、体を不自由にするだけですので絶対にすべきことではありません。目はうららかに心と体を広くのびやかに自由にしておかなければなりません。

 1月26日(土)午後4時から8時まで久留米市の久留米ふれあい交流センター(久留米市北野町八重亀139番地)交流ホールで指導を行います。興味のある方はどなたでもお越しください。なお、事前に久留米道場のホームページに記してある連絡先(←クリックしてください)にご連絡ください。久留米ふれあい交流センターは西鉄甘木線金島駅のすぐそばです。 
  1. 2013/01/18(金) 21:25:50|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

礼儀(公共の道場利用に関して)

 武道・武術を稽古しようと心を決めて創められた方にはわざわざ言うまでもないことと思い、ことさらに言うことはなかったのですが、最近あまりにひどい状況を他に見る事がありますので念のために述べておきます。具体的に述べたほうが良いと思いますので個別に事象を記しておきます。
 公共の場所で使用料を払って利用している場合、時間をその団体が買っていることになりますので、その時間には道場に入るのは遠慮しなければなりません。自衛隊の方が入校のため2ヶ月間、私が銃剣道の指導をしていたのですが、次の団体の方が終了30分も前から早々と道場に入ってきて、こちらの稽古が終わっていないにもかかわらず、刀を振り始めるのには驚きました。その団体の指導者の方はご存じないことだとは思いますが、貫汪館で稽古される方は絶対にそのような事はしてはなりません。常識以前の問題です。また、人数が多く道場いっぱいを使っているときには、隅のほうに座って見ておられたのですが、他の方が行なっていることを断り無しに見学するというのも礼に失しています。ましてや、そのとき、私が隅においていた木銃袋の上に座しておられることにも気づいている様子はなく、稽古が終わって防具を片付けようにも、防具袋のすぐ側に座しており私が防具袋を移動させなければなりませんでした。
 以前、柔術の稽古の時間に空手の女性の先生が子供たちを伴って道場の板の間(棒術・居合の稽古をするために板の間もお金を払って借りており、たまたまそのときは板の間が空いていましたが)になんの断りもなく入ってこられ稽古を始めようとされたこともありました。子供たちに何を教えておられるのかと思いました。
 道場を共有して使っている場合、他の方が稽古しているのに騒いだり大声で話してはいけません。片面を他の団体が使っているのに、自分のところが休憩時間だからといって子供たちに自由に遊ばせたり騒がせたりしていいはずがありません。また、自分の稽古が終わって、まだ使用時間の残りがあるからといって他団体が半面を利用している時間に道場内で騒がせたり、更衣室で騒がせたりするのも論外です。大人が気をつけなければなりません。
 個人利用の場合、他の利用者がいることに気を使わなければなりません。以前広島市の体育館の道場を個人利用していた時、剣道の団体の方がいきなりどやどやと入ってきて真中で円陣を組んで素振り。もともと隅で稽古していた私たちはさらに隅によけたのですが、それを良いことに防具を着用して道場いっぱいを使い始めました。刀を用いていたので怪我をさせてもいけず、またそのように堂々と遠慮なく使われるので、私たちは稽古をやめて、団体利用が入っているのかと思い事務室まで確認に行きましたがそうではありませんでした。事務室の方もびっくりしておられました。剣道はある団体の大人の方が集られていたようなのですが、団体であるが故にだれも気づかなかったのか、まったく剣道をされる方の振る舞いとも思えませんでした。
 これ以外にもこまごました事に気をつけなければなりません。迷ったら兄弟子や、同輩に指導を仰ぐように心掛けてください。


 1月26日(土)午後4時から8時まで久留米市の久留米ふれあい交流センター(久留米市北野町八重亀139番地)交流ホールで指導を行います。興味のある方はどなたでもお越しください。なお、事前に久留米道場のホームページに記してある連絡先(←クリックしてください)にご連絡ください。久留米ふれあい交流センターは西鉄甘木線金島駅のすぐそばです。
  1. 2013/01/19(土) 21:25:39|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

平成24年度「城下町広島の歴史講座十講」

 昨日、平成24年度「城下町広島の歴史講座十講」第大8講が広島市東区総合福祉センター開かれ講師としてお話してまいりました。今回のお話は広島県立文書館の古文書の解読においてお世話になっている方からお話をいただいたもので広島の武道についてのお話をという事でしたので役不足と思いながらお引き受けいたしたものです。
 この「城下町広島の歴史講座十講」はこれまで10年間行われてきているという事ですので広島藩に関して100回のお話が行なわれていることになります。今年のお話は下のチラシにのっているようなテーマで行われています。(小さな画像をクリックしていただくと大きくなります)
     広島の城下町

 広島では武道史を専門に研究しておられる方がありませんので一般に広島の武道がどうであったのかは知られていません。また、お話を聞きに来ていただく方がどの程度の知識をお持ちかわかりませんでしたので、一般的な武術の分類をお話して、広島藩で行われた流派にはどのようなものがあったのかという事を師範の墓石や残された石碑・奉納額をご紹介しながら説明したのち、貫心流・難波一甫流・澁川一流の順にお話致しました。
 お話をお聞きいただきましたのは約150人くらいの方で私よりも年上の方が多かったのですが皆さん非常に熱心にお聞きくださいました。その態度に私が頭が下がる思いをいたしました。非常に良い経験をさせていただいたと思います。お世話してくださった方や司会をしていただいた方々も皆さん本当に親切に丁寧に接していただきました。有難い事でした。
 難波一甫流のお話では難波一甫流の半棒術の演武を、澁川一流の説明では澁川一流の演武を会場の前と中央で同時に竹本夫妻。片岡・竹林の各師範に行っていただきましたので、実技についてもご理解いただけたと思います。
 昨日の会場の雰囲気がわかる写真を載せますのでご覧ください。
 
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 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。 

 1月26日(土)午後4時から8時まで久留米市の久留米ふれあい交流センター(久留米市北野町八重亀139番地)交流ホールで指導を行います。興味のある方はどなたでもお越しください。なお、事前に久留米道場のホームページに記してある連絡先(←クリックしてください)にご連絡ください。久留米ふれあい交流センターは西鉄甘木線金島駅のすぐそばです。
  1. 2013/01/20(日) 21:25:00|
  2. 武道史

武道史研究の目的

 武道史の研究はその目的があって行わなければなりません。
 指導法の研究ならば、このようにしたほうがはやく技術を習得できるとか、安全であるといった研究の目的があります。しかし、武道史の研究は、単にこのような事がわかりましたという事実を述べるに終わりがちです。それでは研究とはいえません。
 歴史を研究する目的は今をよりよいものにするためであり、過去を学ぶことによって今のあり方を考察する事にあります。稽古方法一つを考えてみても歴史の流れによって変遷があります。その変遷を研究する事によって、今どのような稽古方法をとればよいのかを考察します。竹刀の形状、防具の形状の変遷もまたしかりです。試合稽古の方法についても同じことが言えます。
 私たちが稽古しているのは古武道といわれるものであっても過去の遺物ではなく、今に至るまでには様々な変化があります。今をよりよいものにするための研究でなければなりません。

 1月26日(土)午後4時から8時まで久留米市の久留米ふれあい交流センター(久留米市北野町八重亀139番地)交流ホールで指導を行います。興味のある方はどなたでもお越しください。なお、事前に久留米道場のホームページに記してある連絡先(←クリックしてください)にご連絡ください。久留米ふれあい交流センターは西鉄甘木線金島駅のすぐそばです。
  1. 2013/01/21(月) 21:25:37|
  2. 武道史

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 私の経験では中東の日本人観はもう25年以上前に変わりつつありました。
 私はアメリカ陸軍防空学校で勉強していた1年の間に色々な国から留学してきていた軍人と話す機会がありましたが、あるときラマダン終了後の夕食に招かれたことがありました。中東を中心としたイスラムの軍人の人々でした。
 その時の話で、中東の人々は日本という小さな国がアメリカやイギリスなどの欧米の国々と4年間も戦ったことをとても驚異に思い日本を尊敬していているのだという事がわかりました。そして日本人が変わってきたという話を聞きました。以前は日本からビジネスに来る日本人は礼儀正しく、謙虚で、かつ誇りを持っていたけれど、最近の人たちはアメリカ人のように横柄な態度の者たちがふえ、日本を尊敬していた自分たちとしては少し悲しいのだと話してくれました。立派な日本人も多くおられたと思うのですが、彼らの中で日本人に対して持っていたイメージがマイナスの方向へと変わりつつあったのだと思います。
 現在一般の日本人が中国に持つイメージは今どのようなものでしょうか。一度持ったイメージはなかなか変わるものではありませんが、大きな出来事があれば簡単に変化するものでもあるようです。中国にも立派な方達は多くおられますが、イメージというものはすべてに対するレッテルになってしまいます。
 先日礼儀について述べましたが、このような事態が昔あったのかどうかはわかりませんが、聞いたことはありませんし、自分自身が子供だった頃に経験したこともありません。
 一般の方が持つ武道のイメージは今は良いものではないかもしれません。少なくとも人間形成になるという事は懐疑的な目で見られているでしょう。これではいけないと気付いたものが守るべきものを守るしかありません。

 今どこかの政党の政治家の人たちは口先では国土は毅然として守ると言っていますが、かって自民党の政権時代に尖閣に上陸した中国人を裁判にかけずに送り返した総理大臣は誰であったのか、その時の防衛庁長官は誰であったのか、内閣の重要な地位にいた人物は誰であったのか。また尖閣に日本人が上陸してはいけないようにしたのは誰であったのか。マスコミが何も言わないので、今のような事態にしたのは民主党だというイメージを持たれています。自民党はマスコミなどを利用して見事に自分のイメージを作り替え、敵のイメージを悪い方に作り上げました。

 戦いの覚悟のある者たちは、いくら立派な事を言う人物がいたとしてもその人物が何か起こった時に他人に戦わせるだけなのか、守るべきものを守るために自分自身も前面に立って戦う覚悟を持っているのかはわかります。中東の人たちは日本の政治家を見てどのように感じているのでしょうか。

 
 半年前我が家の塀に手の跡のようなものが無数につきました。湿気のあるどよんとした夜の事でした。
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 1月26日(土)午後4時から8時まで久留米市の久留米ふれあい交流センター(久留米市北野町八重亀139番地)交流ホールで指導を行います。興味のある方はどなたでもお越しください。なお、事前に久留米道場のホームページに記してある連絡先(←クリックしてください)にご連絡ください。久留米ふれあい交流センターは西鉄甘木線金島駅のすぐそばです。
  1. 2013/01/22(火) 21:25:10|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

ただ早くではなく

 柔術の形の稽古において、ただ速くと心掛けるのはあやまちです。業は速いに越した事はありませんが、それは結果として速かったということであり、ただ速くと心得て稽古していたら不測の事態には対応できません。
 体はどの動きの段階でも中立でなければ、自分が動こうと思った方向にしか動けなくなってしまい、その方向で業が有効ではない状況になった場合には無駄働きをするだけではなくかえって窮地に陥ることになってしまいます。
 自分の動きがどの段階においてもどのようにでも動ける状態にあるかどうかを検証しながら稽古してください。


 10日ほど前車のボンネットにも手の跡がつきました。この日も湿気のある冷たい日でした。
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 正体は猿達の手の跡です。見るだけならかわいいのですが、近くの家などには被害が出てしまいます。

 1月26日(土)午後4時から8時まで久留米市の久留米ふれあい交流センター(久留米市北野町八重亀139番地)交流ホールで指導を行います。興味のある方はどなたでもお越しください。なお、事前に久留米道場のホームページに記してある連絡先(←クリックしてください)にご連絡ください。久留米ふれあい交流センターは西鉄甘木線金島駅のすぐそばです。
  1. 2013/01/23(水) 21:25:08|
  2. 柔術 総論

焦り

 居合の稽古では焦りは絶対に禁物です。
 抜こうと意識するだけであっても人によってはその重いが体の動きを狂わせてしまいます。抜こうとする意識が刀に触れる右手にのみ強く作用してしまうからです。ましてや速く動こうとか、間に合わせようという意識を持って動いてしまえばその意識が手先に働いて手わざとなり全体の調和を狂わせてしまうのです。
 抜けるのは結果。速いのも結果。間に合うのも結果であって、結果を求めて焦っていてはいつまで経っても真の上達はありません。

 1月26日(土)午後4時から8時まで久留米市の久留米ふれあい交流センター(久留米市北野町八重亀139番地)交流ホールで指導を行います。興味のある方はどなたでもお越しください。なお、事前に久留米道場のホームページに記してある連絡先(←クリックしてください)にご連絡ください。久留米ふれあい交流センターは西鉄甘木線金島駅のすぐそばです。
  1. 2013/01/24(木) 21:25:01|
  2. 居合 総論

岩浪の突き

 岩浪はその想定では、相手の脇腹肋骨を突く事になっています。つまり水月のように骨に覆われていない部分ではなく硬いものを突いています。骨に覆われていない腹部であれば簡単に通りますが骨で覆われている脇腹は手先でついただけでは貫通さえる事は困難です。
 ではどうすればよいか。刀の重さと肩から先の両腕の重さを合わせたものを切先に集めてください。そのためには体を固めていてはなりません。工夫してください。
  1. 2013/01/25(金) 21:25:43|
  2. 居合 業

誘導

 インターネットのニュースの記事に下記のようなものがありました。

 愛知県警では、約300人が3月末に定年を迎えるが、すでに100人以上が辞職願を提出。県警関係者によると、署長級も含め、2月中の退職者は最終的に200人前後となる見通しという。愛知県職員全体でみると、条例施行前の2月中に退職することで、退職金が施行後より平均150万円多くなるという。

 報道によると、埼玉の標準的な教職員では、年度末の3月末で辞めるより、退職金が140万円多くなる。3月まで働いた場合の給与分を差し引いても、58万円多い計算だ。

と書いて民意を公務員批判に向けていますが、150万円多くなると書いたらまるで悪者ですが、「3月まで勤務したら150万円減額されてしまうという。」と書くのが正しいでしょう。このような書き方ではお金をたくさん受け取っているようにしか思えません。この記事を書いたものの給与の月額や、記者が勤務している会社との退職金の比較は当然していません。

 武術の世界でも相手をだましたり、真意を知らせなかったり、相手の心を導いたりするのは当たり前の事ですが、稽古をしている方は何が真実なのかを見てとる稽古を重ねてください。ただただ流されてしまっては生死がかかった場では命がいくつあっても足りません。

 世間では、自衛隊を国防軍にすることを支持するような世論が形成されていますが、そのようなことを支持する人たちは、自分自身がアメリカ兵のように「大量破壊兵器」の存在しなかったイラクやアフガニスタンに行って戦争をし傷病兵になったり、殺されたり、一般市民を誤って殺したりすることをイメージできているのでしょうか。
 それとも、命を落とすのは自分ではなく他人だと、そして他人の命を直接手を汚して奪うのも他人だと自民党の国会議員のように、上からの目線で見ているのでしょうか。
 気をつけなければならない時代です。心も操作されます。

  1. 2013/01/26(土) 21:05:08|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

久留米での稽古

 昨日、久留米で指導してまいりました。大森流と英信流のはじめの5本を指導しましたが皆さんに共通している課題は心でした。
 なにをどのようにすればよいのかは頭では理解されていても、体はそのようにはなりません。それは心がそうさせているのです。振ろうとする心、受けようとする心、抜こうとする心の働きが全て手先に表れ体の調和を乱しています。
 自分ではそのように思っていないと思われるかもしれません。また、自分は臍下を中心として手先を使わずに動こうとしていると思われているかもしれません。しかし、心はそんなに単純なものではありません。1か0かではないのです。意識は何層にもわたってあり、自分自身の心であっても簡単に変えることはできないものなのです。それゆえに武道の稽古も修行と言われます。
 自分は、そうしようと思っていなくてもそうなってしまうのは、やはり自分の心がそうさせているのです。自分の心と真剣に本気で向かいあわなければ上達はなく、自分の心を見詰めたものは上達します。


 前庭の梅のつぼみが大きくなり始めました。
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  1. 2013/01/27(日) 21:25:43|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

学者馬鹿

 同級生や知人の中にも大学で働き博士号を採り大学教授の肩書きを持つ人がいますが、なぜか所謂学者馬鹿といわれるような人が多いと思います。よく言えば俗世間を知らない。悪く言えば悪い意味で唯我独尊の状態にあるようなのです。
 ところが日本武道学会に所属しておられる先生方にはそのような方を見た事がありません。武道学会の先生方は必ず実技を伴う世界に生きておられるからではないかと思うのです。剣道や柔道の世界ではいくら博士であろうが教授であろうがそのような肩書きは稽古着を身につけてしまえばなくなってしまい、そこにあるのは実力だけです。そのような世界を経験されているのでただの博士や教授とは異なったものを持っておられるのではないかと思うのです。
 ひるがえって古武道の世界はどうか。他流派との試合をするわけでもありませんし、いくら真剣勝負を前提にして稽古しているといっても、他流派と真剣勝負をするわけでもありません。そこに慢心が生じる隙があります。
 常に自分自身のありようを確認しなければなりません。

  1. 2013/01/28(月) 21:25:15|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

更衣室で着替えること

 武道を稽古する男性には何を勘違いしているのか更衣室を使わずに、平気で道場で着替える方がおられます。貫汪館の男性の方は絶対にそのようなことは行わないでください。
 道場は男性だけが使うものではありません。しかし、そのようなことがわかっている方でも「私は気にしませんから。」と答えられている他武道の方を見たことがあります。問題はそこにあるのではなく、見たくもないものを目に入れざるを得ない状況を作り出してしまう事にあります。自分が目に入れたくもないものを無理やり見せられたらどのような気持ちになるでしょうか。
 武術、武道は周囲の状況を見、相手の立場に立って物事を考える広い視野がなければなりません。「自分は気にしない。」という考え方では真の上達はありません。

 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。
  1. 2013/01/29(火) 21:25:45|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

ひげ

 貫汪館顧問の岡田先生が「ひげを生やし始めたらたいてい駄目になる。」と話されたことがあります。たいていというのは必ずしもそうではない場合もあるという事なのですが、私もいろいろな方を見てそのように感じます。
 特に武道・武術をする方の中には自分自身を立派に見せようとしてひげを生やし始められる方がおられるように思います。したがってはたから見れば「髭に合うような中身も持ち合わせていないのに、自分を飾りたてようと思って。」と感じられてしまい、ますます中身がないように感じられてしまうのです。
 もし、髭を生やしたいと思われたら、どのような思いで髭を生やしたいのか自分自身を省みてください。もし上記のような理由でしたら中身を充実させるのが先です。
  1. 2013/01/30(水) 21:25:07|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

三角

 英信流奥居合の三角は自分の中心があり、動きがその中心から末端に至っていれば、ほかに何もする必要はありません。全ては中心から切先へと働いていきます。
 しかし、そのような調った動きでは腕力は必要なく、それが物足りなく感じ、せっかく中心から動きが起こっていうにもかかわらず腕力を用いて刀を振り回してしまう事があり、腕の筋肉の緊張や、腕に刀の重さがずっしりと感じられることを体の充実と錯覚してしまう事があります。このような錯覚を起こしてしまうと道を外れてしまいます。
 無雙神傳英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生は「無重力状態にある刀を右に動かそうが左に動かそうが力はいらぬもの。」とお話しくださいましたが、この理を求めなければ、真の居合は遣えるようになりません。
  1. 2013/01/31(木) 21:25:59|
  2. 居合 業

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Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!

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