無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

土佐藩大石神影流 樋口真吉の廻国修行について 3

 真中は省略してまとめの部分を載せます。

Ⅴ.まとめ

1.試合についての感想
 天保11年(1840)の廻国では試合の感想は述べられていない。嘉永5年(1852)の廻国時には府内において「直指流は前日之試合よりハ勝リ」、小倉において「壱人之巧者を見ず」、江戸で千葉定吉の門人に「頗曲技也」、柳剛流岡田十内門人に「脛打妙ナリ」、近藤彌之助の門人に「門人八九輩、皆能技、實江都ノ第一也、」という一般的な感想が述べられている。
 一方、試合のしかたに違和感を覚えている感想も以下のように記述されている。
島原においては「達者壱人も見ず、兼而聞、島原之試合口甚た悪しと、今日之試合聊麁忽なし、世評と大ニ違ふ」と試合口が悪いという世評が異なっていたことを述る。
佐嘉においては「試合一本宛折鋪立合い、急ニ掛リ分合をせる仕口、惣而旧日之如し、可思人才、教導之難き事」と佐嘉の試合方法は一本ごとに折敷、急にかかる勝負に拘泥した方法であることを批判している。
久留米の浅山一傳流の津田との試合では「三郎は曩ニ竹迫と試合、三郎利を得タリト云、此日之技倆竹迫ニ可較にあらず、可怪哉」と一本の価値観の相違を述べており、新陰流の加藤田との試合では「浪四郎と石先試合、七八本浪四郎悉クカタゲタリ、鍔中り或カスリニテモ引揚上手ナリ、耕助、浪四郎試合七八本中一本中りアリ、後三本ト好、是亦スリツケ・カタゲ見苦シ」と試合ぶりを批判している。
岩国では直心影流 長谷川藤太郎との試合で「長谷川ハ島田乕之助ニ学ト云、勝負を貪る事絶言語、想像乕之助ノ風」と記し、勝負に拘泥した試合を批判している。
津においても「分相を貪る事甚劣ナリ、拙堂之意如何」と記し武場の掟に「但ひたすら分相を貪り卑劣之所作ハ」と記してあることを引き合いに出して批判している。
 江戸では一刀流 大久保九郎兵衛との試合では「仕口大概カタケ也」と批判し、鏡心明智流 桃井左右八郎門人との試合では「門人数百、就中廿四五輩試合ス、頗当時ノカタケ口也、賞スルニ足ラス」と批判している。
 大石神影流では初代大石進は「子弟を教育するに当たり、試合の時は『先づ初太刀一本を必勝せよ、後は十本負けても苦しからず』と諭した」7)とされており初代大石進の孫(大石雪江の子)である大石一もそのように指導していた8)ことから他流試合でもそれほど勝負に拘泥していなかったものと思われる。
 「カタゲ」というのは文脈から引揚げの動作のことではないかと推定できる。初代大石進の孫(大石雪江の子)である大石一は打突のあとには切先を相手の面に付けるように指導している事8)から、大石神影流では引揚げを否定していたものと思われる。
 
 勝浦市の国際武道大学に至る道に咲いていた花です。
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 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/01(木) 21:25:43|
  2. 武道史

土佐藩大石神影流 樋口真吉の廻国修行について 4

3・宇和島藩と熊本藩の他流試合の動向

(1)宇和島藩
 宇和島藩は樋口真吉が初めて廻国修行をした天保8年(1837)には以下のように他流試合を受け付けていない。
「廿七日、又宇城北門より入て達す、復達官彼是費時て甚遅し、予以為出入如此時は埒明ス、よつて宿を郭中淀屋宇平治に転して答を待、斯日事不知、宇城武家飯篠流壇直十郎、関口流大久保七太夫、田宮流鈴木和太夫、鏡智流槍長某、大野八郎右衛門
廿八日、九ツ時まで雨、大久保七太夫予旅宿ニ来ル、よつテ階上に請て對語大久保先生曰、当家他流試合の事ハ主人江言之上ならでハ出来不申、且勝負決せずしてハ不止、勝負決とは如何、答曰勝負は余にあらず、他邦の人に勝を取セ、返ことをならず、よつて真剣を用る事もあらん、斯申時甚狭きよふあれども、先規なれは是非なし、また上達にも及ときは廿日十日ハ懸るべしと云、自以為此地如是ときは、留止無益なりと、」
 しかし、天保12年(1841)の宇和島行では田宮流剣術多都味嘉門が他流試合を受け入れているように思われる。嘉永元年(1848)には神道無念流 斎藤新太郎が多都味嘉門の一門と試合をしていることが『諸州修行英名録』9)(写真4)に記されている。
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  1. 2011/09/02(金) 21:25:24|
  2. 武道史

土佐藩大石神影流 樋口真吉の廻国修行について 5

(2)熊本藩
 樋口真吉の天保8年(1837)の廻国では熊本藩領鶴崎で試合を行い、また熊本で新陰流 和田傳兵衛のもとでの稽古も可能であった。しかし、嘉永5年(1852)には鶴崎では藩主の帰国という理由で試合を断られている。また熊本でも「亭主云、いずれ五六日詮議有之、此節剣術ハ多分立合出来不申候よし、思うに当家撃剣未開故也」と記しており、嘉永5年(1852)頃熊本藩では他流試合を積極的には行っていない様子がわかる。
しかし、大石神影流の長州藩士 渡辺直八の『諸国剣道芳名録』10)(写真5)には弘化5年(1848)2月から3月(改元後 嘉永元年)にかけて熊本での試合相手の名が記されている。
二月晦日に四天流剣術 上林権兵衛門人20人と試合、3月2日に上林権兵衛門人15人と再試合の後四天流剣術 牧杢之進門人3名と試合。3月6日・7日の両日二天一流兵法 山東半兵衛門人26人と試合と試合、また同両日四天流平法 斎藤駿一郎門人16名と試合している。
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 また、嘉永2年(1849)4月7日には神道無念流 斎藤新太郎が熊本を訪れ新陰流 岐部弥左衛門門人26名、新陰流 横田清馬門人2名、四天流 上林権兵衛門人7名と試合したことが『諸州修行中諸藩芳名録』11)(写真6)に記されている。
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 熊本藩においては嘉永2年(1849)以降、嘉永5年(1852)までの間に何らかの事由で他流試合を積極的には行わなくなったものと思われる。 

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  1. 2011/09/04(日) 21:25:41|
  2. 武道史

土佐藩大石神影流 樋口真吉の廻国修行について 6

5.樋口真吉の学問修行と砲術修行

(1)学問修行
 弘化3年(1846)の大坂・京への旅は学問修行のみの旅であり、剣術修行は行なっていない。
 弘化4年(1847)の廻国は大石進の元での剣術修行と福岡の亀井家での学問修行の二つを目的としている。 

(2)砲術修行
 樋口真吉はすでに和式砲術を学んでいたが、さらに西洋砲術をも修行する。
 天保11年(1840)の廻国では長崎で「崎陽港中眼下ニ見ル、高島四郎大夫炮術稽古打有」と高島秋保の砲術に興味を示している。
 弘化4年(1847)の福岡の亀井家での学問修行中にも「松林外銃聲日々不怠」と福岡藩の砲術に興味を示している。
 嘉永2年(1849)の長崎行きは高島秋帆のもとでの砲術修行のみを目的としており剣術修行は行なっていない。
 嘉永5年(1852)から翌年にかけての九州から江戸への廻国では長崎では「高島先生ヲ訪銃牽馬ノ馬具ヲ見る、綱ハ藤綱也、合図ノ仕込最中也」「蘭製短筒金四両,馬上炮金十二両」「野鶴翁噺ニ、鉄製舶来一貫玉ノ砲肥候試発セシム」「高島先生へ暇を告」「書を高島氏へ送り銃之事を約す」とあり剣術修行の合間に砲術修行をしている事が読み取れる。
 佐嘉では「宿ニ舶来之小銃三四挺飾置、銃術器械之談荒増聞取就中鑄造之タヽラ人力を不用者、可羨、併、秘法之弊猶いまた不磨、可惜」と見聞を広めている。
 萩では「前日道家隆(龍)助へ手簡ヲ送る、此日返書到云、吾盧ヲ過レト、因テ直ニ道家氏ヲ訪、大銃鑄造ノ図ヲ出ス、測量ノコトニ委シ、譯書多ク所蔵ス」と記しており砲術家道家龍助を訪ね砲術について談話している。
 岩国でも砲術家 有坂淳蔵を訪ね談話している。
 江戸では兵学者 佐久間象山に入門して砲術を学んでいる。
 安政元年(1854)に中村下田など幡多郡内17カ所に砲台を築造したのは、剣術修行と並行して行なった砲術修行の成果であったと考えられる。

 これも勝浦駅から国際武道大学に至る道端に咲いていた花です。
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  1. 2011/09/05(月) 21:25:39|
  2. 武道史

土佐藩大石神影流 樋口真吉の廻国修行について 7

6.樋口真吉と槍術修行
 天保8年(1837)と天保11年(1840)の廻国では槍術の試合も行っているが、嘉永5年(1852)の廻国では槍術の試合は行っていない。樋口真吉はもともと土佐では高木流槍術の稽古もしており、大石進のもとでは大嶋流槍術も稽古していた。
 これは樋口真吉の修行が剣術に特化したためとも考えられるが、高島秋帆に習った西洋砲術の影響もあると考えられる。ヨーロッパでは銃剣の採用に伴って槍隊は廃止されており、すでに槍が実用の武技ではなくなっていたこと12)を知っていたためではないだろうか。


Ⅳ.おわりに

 土佐藩の樋口真吉の日記を解読することによって、嘉永5年(1852)頃には「試合の結果に強くこだわる者がおり、樋口真吉はそのような試合ぶりを嫌っており試合に対する異なった価値観が存在することが確認できた。また「カタゲ」という引揚と思われる動作も一般的に行われるようになっていたことが確認できた。各藩の状況、特に宇和島藩や熊本藩における他流試合の状況もある程度確認できた。
 今後の課題として、引き続き地方における状況を明らかにするとともに、銃剣を用いる西洋砲術の採用によって槍術が廃止されていく過程や、その中で剣術が生き残っていく過程について明らかにしていきたい。



本発表に当ってはつぎの方々に御指導とご協力を賜りました。

大石神影流の継承者 大石英一様
広島県立文書館 西村晃様
四万十市立郷土資料館の皆様
柳川古文書館の学芸員の皆様
氷見市教育委員会 小谷超様
山口県萩市 松元淳様
広島県広島市 森本凱己様

 心より御礼申しあげます。
 



1)四万十市立郷土資料館所蔵
2)同上
3)『樋口先生』桑原甲戒平、明治34年
4)『樋口先生』桑原甲戒平、明治34年と高知県立坂本龍馬記念館資料より作成。
5)下関市文書館蔵
6)『新資料 来嶋又兵衛文書』、瓜生等勝編著、西圓寺発行、平成9年
8)大石一氏の孫である大石英一氏による
9)氷見市教育委員会蔵。この資料はもともと存在した英名録を筆写したもののように思われる。
10)萩市 松元淳氏蔵
11)氷見市教育委員会蔵
12)『銃剣道百年史』兼坂弘道編集、全日本銃剣道連盟発行、平成19年

 国際武道大学から勝浦市を眺めた写真です。
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  1. 2011/09/06(火) 21:25:36|
  2. 武道史

昇級審査作文

 渋川一流柔術の昇級審査の作文です。小学校4年生の男の子です。よく自分の課題に気づいています。ずいぶん成長したことを感じます。あとは自分自身で会得していくことが大切です。「稽古で心がけていること」

 毎週主に心がけていることは、動くことと前回のけいこを思い出してやるということの二つです。
 よく意地稽古で『動きなさい。」と教えてもらうので稽古で動くことを心がけています。だから抑えられても相手を足でおす、手で押すなどということををしています。
 また、意地稽古などの時、逃げずに技をかけることを次回頑張りたいです。
 もう一つの前回の稽古を思い出すというのは「前のことを思い出して。」と教わります。だから、前回の稽古を思い出してやっています。そして前の稽古を生かします。それを心がけて稽古をしています。
 三つ目はこわい人に襲われないようにすることです。この前母に近所の人が殺されたことを教えられ、自分もそのようなことにならないように行動しています。
 四つ目は棒術の稽古で棒を回しているとき「腰を低く、もうちょっと回すのをおそく。」と教わったので腰を低くいつもよりおそく棒を回そうと僕は心がけています。
 五つ目は柔術の時、腰を低くすることです。ぼくは「腰をもっとひくくしなさい。」と教わったので、柔術の時もいつもより腰を下ろそうと心がけています。
 六つ目は前よりもスムーズに動くことです。スムーズに技が決まらない時によく先生に「もうちょっと早く動きなさい。」と指導されたり、「こうでしょ。」と言って実際に見せてもらったりしているのでスムーズに技をしたいです。またスムーズにした技をきめることを次に心がけたいです。
 七つ目は人の目を見て柔術をすることです。目を見ていると自然に技をかけられるからです。後、先生に「しっかり目を見なさい。」と指導されるからです。
 これらの心がけをして、稽古をしています。
 次からの稽古でこれらのことを心がけて稽古したいです。

 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。

 武道学会で上京したのを機会に土浦市立博物館で資料調査をしました。昨年、目録をチェックしてこの夏に閲覧複写申請をしました。学芸員の方や職員の方には大変親切にしていただきました。
 筑波大学の学生だったころは金銭的にも精神的にも余裕がなく落ち着いて史跡を見る余裕がありませんでしたが(今も金銭的な余裕はありませんが)、昼休みに城址を歩きました。城といっても、もともと天守閣はない小さなお城で櫓のみありました。櫓は戦後、台風などによって崩れかけ、解体され復元されたものということですが、この度の震災で再び被害にあっていました。
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  1. 2011/09/07(水) 21:25:54|
  2. 昇級審査作文

柔術昇級審査の作文 

 今日は小学校4年生の女の子の作文です。この子も自分の心がけるべきことによく気づいています。
 今の時代、作文の中にある「こわい人」が一昔以上に多く現れるようになりました。いくら稽古をしているといっても襲おうとして準備して待ち構えている者に突然襲い掛かられたら、これに対するのは非常に難しいことです。保護者の方はご面倒でも自分のお子様がよく遊ぶ場所や、よく通る道に人気がないような場所はないかどうか、危険な場所がないかどうかご確認ください。


「稽古で心がけていること」

 私が稽古で心がけていることは六つあります。
 一つ目はこわい人に襲われたとき時のことです。理由は近所のひとが殺されているからです。だから柔術を習って、そのようにならないようにしようと思っています。
 二つ目に私が心がけていることは意地稽古で「動きなさい。」と教えられていることです。先生の脇の下をけったり、手で先生の手を止めたり転がって少し逃げたりしてみたら、上に乗られたときにうまく逃げられることができました。このように心がけて、こわい人にあったときに、逃げられるように意地稽古をしようと思います。逃げられなくて終わったときは残念だけど、逃げられたときはうれしいです。
 三つ目は、先生の目を見ることです。いつも手を見て術をかけようとしているから、「手を見てもできないよ。」と言われています。手を見るのをやめて先生の目を見ようとしていますが、どうしても手を見てしまうので早くなおさないとと思います。
 四つ目は、先生の話をしっかり聞いて返事をすることです。先生の話を聞いていても返事をしなかったら、先生には話を聞いていないと思われるし、聞いていなかったら自分も損をして一つも得をしないからです。だからこれからも先生の話をよく聞いて返事やうなずきをしたらいいと思います。
 五つ目は棒術の術を覚えることです。すくないので覚えやすいけど、術自体は難しいです。
 六つ目は前の週よりスムーズにすることです。奉納演武の方は履形の「礼式」と「蹴込」と込入の「違捕」と吉掛の「落投」と片胸側の「返返」と四留の「開捕」と「小車」の七つを覚えようとしていますがなかなか覚えられず努力をしています。この技のなかで一番難しいと思ったのは、吉掛の「落投」です。わけは「小車」と反対のまわり方で投げるというところが難しいです。だけど、苦手な技を作ったらいけないと思います。
 このようなことを心がけていますが、もっと心がけることを増やしたらいいと思います。

 先日上京の折国立博物館で「空海と密教美術展」を見てきました。ヒロシマには東京の10分の1の人口はいるのですが東京のように文化的には恵まれてません。これでは地方と中央の文化格差が起こってしまいます。せめて東京の10分の1の数の博物館があればよいのですが。
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  1. 2011/09/08(木) 21:25:53|
  2. 昇級審査作文

体感

 体の力みが抜けず、なかなか中心から動けない方の両手をとり、立っているのがやっとの状態になるほどまで全身の力を抜かせ、こちらがその両手を動かすと体の力みが抜けきっているので外側の動きが体の中心に伝わり中心が動き始めることがあります。
 多くの方は、このような力が抜けきった状態で動くのかと不安を持たれたりするのですが、それでよいのです。力みが入る方は力みが抜けて体が楽になることに不安を覚えられるために力んでいうのですから、その不安な状態でよいのです。今までと違う状態に心が不安を覚えているだけであって、体が有効に働くためにはそのような状態になければならないのです。
 覚悟を決めて稽古してください。

 土浦では学生のころに行きたくても行けなかった食堂に行きました。今ではたった750円のかき揚げ丼が食べられなかったのです。もちろん、かき揚げ丼を食べました。
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 10月2日に貫汪館居合講習会を行います。

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  1. 2011/09/09(金) 21:25:05|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

一度指導を受けたら

 稽古において、いまだに恥を感じた思い出があります。
 30を過ぎ、それまでの仕事を辞めて広島に帰り、無双神伝英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生にマンツーマンで指導いただいていたころのことです。この頃のご指導はお手本を見せていただき、理も説明していただいたら、あとは先生は道場を後にされ私一人が会得できるまで稽古を重ねるというご指導でした。あるとき、難しい課題を与えられ、それを稽古していたのですがなかなか思うようにはいきませんでした。
 先生が道場に戻られたとき、「森本君でもまだできんか。」と一言、悲しそうに言われました。その瞬間ハッとしました。難しくできそうにないので、先生が戻られたときに再度確認すればよいかという甘えた心境になっていたのです。武術を修業する者にとってこれほど恥ずかしいことはありません。一度指導を受けたことは死に物狂いで会得せねばならず、再度同じところを指導されるということは、いい加減にしか理解していなかったか、求め方が甘いかのどちらかなのです。
 指導を受けたり指摘されたことは二度と指導や指摘を受けなくても済むように自分自身で徹底的に稽古しなくてはなりません。初心者は別として二度も三度も同じ指導を受けてしまうということは恥ずべきことだと覚悟しなければならないのです。
 指導・指摘を受けたことは覚悟を決めて一人で徹底的に稽古し会得しなくてはなりません。師がその場にいなくてもせねばならぬ事なのです。

 今日の富士山です。先週に引き続き上京しました。この度は気が進まない上京でした。やはり気分通りの後味の悪い会議でした。
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  1. 2011/09/10(土) 21:25:42|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

柔術昇級審査作文

 柔術の昇級審査の小学校3年生の男の子の作文を載せます。自分の動きをよく分析していると思います。

「上達するためには何をしなければならないか」

 僕は、6月に4級の試験を受けました。上達するためには先生の言われたことをきちんとやることが大切だと思いました。
 まず、「きりおとし」では、腕をたたくところが違っていたので気を付けたいです。腰を落としたままできなかったので注意してやりたいです。
 「うらなげ」では、最後のところのひざを置く位置が違っていました。
 「おとしなげ」では焦る癖がついているので、焦らないようにしたいです。足と手のタイミングが悪かったです。声がはらからでなくて胸から出てしまいました。はらから出るように練習したいです。
 「へんがえし」で、中心で回れなくて力任せに倒してしまいました。次のテストのときは力任せにせず気を付けてやりたいです。また、2回下がる技ですが2回目の下がるとき腕を引っ張る癖がついているので癖w直したいです。
 「けりこみ」で最後の蹴って投げて「えい」と気合をかけるのが言いにくいので気合の出し方を練習しておきたいです。
 「小車」で手の動きができていなかったので、ゆっくり丁寧にして上手になりたいです。
 「ひらきどり」で倒す時に手を放してしまうことがあるので手をしっかり持って離さないようにして、もっともっと上手にしていきたいです。
 「ちがいどり」も手を離すことがあるので気を付けたいです。
 これからも気を付けてもっともっと上達するように頑張ってやろうと思います。


 前回、上京した機会を利用して、立川にある「大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館」へ資料の閲覧・複写に行ってきました。原資料を所蔵しているところが現在資料の整理中で長期にわたり公開していないので、マイクロフィルムを紙焼きして公開しているところへ行ってきたのです。台風の影響で急に雨が降ってきたり晴れたり変な天気でした。
 閉口するのはコピー代の高さでマイクロフィルムを紙焼きしている資料であって原資料ではないのに職員がコピーしなければならない資料になっているので1枚35円もします。しかもなぜか写真に撮ることはできないので、大きな出費になってしまいます。資料によっては平日しか閲覧できないのですから、国民のための資料館ではないことは確かです。
 ただし係の女性の方たちはとても親切で、素晴らしい方たちでした。「天下り」がいなければよいのですが。
資料館の写真と、そこに行くために使った多摩モノレールの写真です。
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  1. 2011/09/11(日) 21:25:00|
  2. 昇級審査作文

渋川一流柔術昇段審査作文

 渋川一流柔術の昇段審査の作文です。よく纏まって書けていると思いますので、稽古の参考にされてください。


~「姿勢」について~ 澁川一流柔術初段論文

 姿勢とは、心身状態が表れる姿・形であり、特に武道では“自然体であること”が求められる。
元来、武道・武術が目指すのは、自分に危害を加えようとする敵を無力化して、自らの身を護ることである。そのためには、いつどこから来るかわからない、敵からの攻撃に対し、即応できなくてはならない。体力をすぐに消耗するような姿勢であれば、すぐに隙が生まれ、敵から追撃を受けることになり、また、前方にしか対処できない構えであれば、後方から不意を衝かれることにもなる。前後左右上下、あらゆる方向に対して、長時間、気を感じ続けることができる姿勢が望ましく、それを成せるのが自然体である。
 さらに、相手が攻撃を仕掛ける前だけではなく、自分が技を仕掛けている最中や、技を極めた後にも、自然体である必要がある。なぜならば、相手の攻撃が、技の途中で変化することもあるし、一人を取り押えても周囲に他の敵が潜んでいる可能性もあり、それらに対処するには、やはり、即応できる姿勢が求められるからである。
 本来、自然体とは、意識的に作り出すものではなく、無理な力や、無駄な動きを排除した結果、得られるものである。首や肩だけでなく、腰や鼠頸部、目や耳や喉など、体の各部をゆるめることで、周囲の状況を五感で感じられるようになり、そのままのゆるんだ状態で重力に任せ、天地の間で肚を感じることができれば、敵の攻撃に対しても、落ち着いて反応することができ、また、動きの中でも、常に肚を中心に天地を感じ続けることができれば、無理な力や無駄な動きはなく技は極まり、結果として自然体に近づいている。
 逆に、技の中で流れが止まってしまったり、どこかで力むような動作が入ることは、自然体になっておらず、技として完成していない証であり、日々の稽古や日常生活において、改善すべき箇所と言える。特に、動きに角がついてしまうのは、体のどこかの部位が固まっているからである。大抵の場合、体が固まるのは、それ以前の動作で、肚を中心に動いておらず、不自然に力んだ姿勢になっているからである。さらに元を辿っていくと、相手に対する、必要以上の恐怖心や、“ああしよう、こうしよう”といった我執が、心だけでなく、体も歪ませる原因となっている。
 「五輪書 水の巻」の冒頭<兵法心持ちのこと>に、“心を広く、直にして、きつくひつぱらず、少しもたるまず、心の片寄らぬやうに、心を真中に置きて…”とあり、続く、<兵法身なりのこと>では、姿勢に関する詳細の記述の中にも、“肩より総身はひとしく覚え”とある。稽古においても、心が浮付いていない時は、受の突きを澱みなくかわし、技を掛けることができ、受の状態を自分の体を通して感じ取り、文字通り、肚に治めて極めることができる。心と体は関係しており、心の平静を保つことと、全身を同じように感じることを、巻の最初で説いていることからも、精神と身体における自然体の重要性がうかがえる。
 従って、姿勢は、技を掛けるための大事な出発点であると同時に、自分の現在の状態を知り、技を磨く手掛りにもなる。このことを常に念頭に置き、日々研鑽することが、武術を修める者として、稽古に臨む上での大事な姿勢であると思われる。

 
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/12(月) 21:25:59|
  2. 昇段審査論文

名物刀剣

 この度の上京の機会を利用して、茨城県の友人に教えられた東京の青山の根津美術館で開催されている「名物刀剣」展を見に行ってきました。
 お世話になっている研師さんと横浜の友人とで行っていたのですが普段見ることができない太刀や刀ばかりで、ほとんどの刀剣は天皇や将軍や有名な大名にゆかりがあります。これほどまでの刀剣を一度に見る機会はなかなかないと思いますので上京の機会があれば根津美術館に足を運んでください。開催は9月25日(日)までですが、同じ展示を静岡県三島市の佐野美術館で10月22日から12月18日まで開催するようです。
 写真は根津美術館の庭園です。次の段の左側の写真が特別展のチラシの写真、右側が青山にあるプラダの建物の写真です。斬新な建物でしばし見とれました。

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 貫汪館居合講習会は10月2日です。貫汪館HPをご覧になり、どなたでもご参加ください。
 
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/13(火) 21:25:47|
  2. 武道史

一流

 上京の機会を利用して、横浜の友人とお世話になっている研師の上田先生の仕事場へお邪魔してきました。友人の刀もずいぶん研磨が進んでおり、見事な出来だということがわかりました。
 さて、一流の方のお話をお伺いしていると、一流の方がいかに繊細であるかということが、わかります。凡人が気付かないことであっても、深くまで観察できたり、日常生活の中での気配りも繊細で自分が情けなくなるくらいにこまやかです。また朔日の刀剣の特別展を見に行った時も素人によくわかるように解説してくださいます。
 私は、人に恵まれているために一流の方とお会いする機会があるのですが、皆さんもそのような方がおられたらお話をお聞きする機会を得てください。
 居合の師である梅本三男貫正先生は私が大学生のころこのように教えてくださいました。「その方が一流の方であれば、そばにいさせていただくだけでも感化を受ける。」

 写真は上田先生の仕事場です。
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 9月23日(金)午後3時より午後9時まで久留米で指導を行います。詳細は後日お知らせいたします。

 貫汪館会報第68号を貫汪館HPに乗せました。お読みください。

 貫汪館居合講習会は10月2日です。貫汪館HPをご覧になり、どなたでもご参加ください。
 
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/14(水) 21:25:34|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

不可思議

 日本武道学会で明治維新後、海外へは講道館柔道よりも柔術のほうが先に進出していたという内容のフォーラムがあり、それに関する発表も行われ、ドイツにおける日本柔術のドイツ化と独自化に関する発表も行われました。
 なぜ講道館柔道が柔術の後に出て行って柔術よりもポピュラーになったのかという点について頓珍漢な話をある大学の博士が話しておられました。それは講道館柔道が科学的であったからだというのです。「つくりや崩しなどの原理を明らかにして科学的に稽古ができるようになったから、体験的にしか会得できない柔術よりも勝る。」という趣旨のことを話され「講道館柔道は多くは出足払いで柔術に勝った。」とも話されるのです。
 驚くのは柔術というものに対する基本的な理解が全くなされていないことです。いつもお話しますように柔術は武士が刀を腰にしていた時代の武術です。農民も稽古していましたが、強盗、追剥などは当然刃物を所持しています。農民も自分たちを守る必要があったのです。これらの刃物に対するのが柔術であって、素手と素手で正々堂々と勝負しましょうなどというレスリングやローマの奴隷が行っていたような格闘技ではないのです。柔術の技術体系は剱術などと同じ範疇にあるのであってレスリングなどとは技術体系が異なるのです。組討稽古などは稽古方法の一部に過ぎず、普段稽古している形とはかなりかけ離れたものであり、流派によっては組討稽古、乱稽古のための技などが新たに作られています。また、全くそれらの稽古を行わない流派も多くありました。
 講道館柔道は、柔術の一部の技を取り出して競技化をはかったものであって、その動きには刃物に対するという発想はなく、技は素手と素手で行う対人競技のために体系だてられています。そのために柔術にはなかった多くの対人競技の技を生みだしています。対人競技に特化した種目なのです。
 それは現代剣道が刀を扱う技術ではなく、竹刀を持って、現代剣道のルールの中でもっとも有効に競うものであって、刀を用いて有効に身を守る術ではないのと同じ事です。現代剣道の人たちが稽古時間の多くを流派剣術の形稽古にさいていたら現代剣道の試合には勝てなくなってしまいます。
 自分の意見を披露された博士は嘉納治五郎の影響が色濃いある武道をしておられる方ですが、柔術の本格的な経験はしたことが無いのでしょう。したがって柔術の形の中に、理のある動きが内包されていることも御存じないと思います。
 もっとも自分から相手をとりに行き投げ抑えるのは柔術の中でも捕り方などが行った「捕手」の技術に分類されることも御存じないでしょうし、「捕手」の技術も相手を崩さずに力任せに相手をとり伏せていたと思われているのかもしれません。

 9月23日(金)午後3時より午後9時まで久留米で指導を行います。詳細は後日お知らせいたします。

 貫汪館居合講習会は10月2日(日)です。貫汪館H.Pをご覧になりどなたでもご参加ください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/15(木) 20:25:44|
  2. 武道史

備え

 先日、ある流派の先生と行動をともにする機会をいただきました。その先生からは技のみならず、演武場内での立ち居振る舞いも学ばさせていただいていますが、間近でしばらくの間、行動を共にさせていただくのは初めてのことでした。
 人ごみの中で歩いておられる姿が一般の方とは異なっていたので(といっても異常ということではなく、むしろ現代的な武道のセンスからすれば評価されない姿勢です)、それとなく拝見させていただいてその理由がわかりました。
 雑踏の中であれ、道場内と変わりない動きをされていたのです。つまりいつ何時、四方八方から何が起こっても、それに対応することができる姿勢でした。
 一般的な軍人のような姿勢の良い姿勢ですと爪先はしっかり前方に向けるため下肢は緊張し、四方八方の不測の事態に備えるということはできません。心にも姿勢に伴って余分な緊張も生じてしまいます。
 日常の中でどのような動きをするのかは、その人の職業によるものなので良し悪しをきめることはできませんが、武術をされる方の中には常在戦場の方も実際に居られるのだということは知っておいてください。

 9月23日(金)午後3時より午後9時まで久留米で指導を行います。詳細は後日お知らせいたします。

 貫汪館居合講習会は10月2日(日)です。貫汪館H.Pをご覧になりどなたでもご参加ください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/16(金) 21:25:34|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

右刀

 無双神伝英信流抜刀兵法では抜付けで相手に正対しません。したがって抜きつけた時は半身になり左腰が右腰よりも後方にあります。したがって左刀では敵は左90度に居ますが抜きつけた時の左腰は90度以上動いたことになります。
 一方、右刀は敵が右90度にあるものの左腰は既に半身以上に開いており、体を開く必要が全くありません。左刀がまず腰の開きから始まるのに対して右刀は刀がそのまま相手に抜き付けられていけば良い理由です。右刀では、まず体の向きを相手に向けてとしてしまえばせっかくひらいた角度を閉じてしまうことになりますのでそのような無駄なことはしてはなりません。右刀では刀が体を導くのだという思いを持って稽古してください。
 実は左刀も鞘と刀が体を導いているのですが、これは稽古のときに。



 9月23日(金)午後3時より午後9時まで久留米で指導を行います。午後3時より午後7時までは荘島体育館軽運動室、その後は9時くらいまで隣接する公園で稽古します。興味のある方は久留米道場の連絡先へご連絡ください。

 貫汪館居合講習会は10月2日(日)です。貫汪館H.Pをご覧になりどなたでもご参加ください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/17(土) 21:25:22|
  2. 居合 業

日常生活での稽古

 日常生活でも稽古できると述べていますが、勘違いされていてはいけませんので記しておきます。
 日常生活でも稽古できるというのは、日常生活の動きを武術の稽古に用いなさいと言っているのではありません。そのような事をしていれば、居合の動きも柔術の動きも低レベルなものになってしまいます。
 日常生活の中での稽古というのは日常生活の中での動きのレベルを上げるということを言います。たとえば今まで漠然と歩行していたものを力みなく歩けるようにし、漠然と椅子に腰かけていたものを無理無駄なく腰掛けるようにし、コップを持つときにも自分の腕や肩に無理無駄な動きがないかを検証して動きを変えていくことを言います。
 このような稽古は心にとどめておけば、一日のうち気づいたときに10分でも20分でも行うことができます。したがって毎日10分、20分と基本を稽古していることになります。特に体の動きに無理無駄の強い人はこのような稽古をするだけで道場で稽古するときには動きはずいぶん変わってきているはずです。したがって、先の稽古先の稽古と前に進むことができます。
 週に一回2時間しか稽古できない方は道場内の稽古のみで上達しようとするのは、非常に困難なことです。動きや呼吸などの基本的な稽古はできるところで気づいたときに行うほうが上達の早道です。

 今日雨上がりの庭にいたバッタです。これから寒くなってくると動きも鈍くなってくるので毎年哀れに感じてしまいます。
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 9月23日(金)午後3時より午後9時まで久留米で指導を行います。午後3時より午後7時までは荘島体育館軽運動室、その後は9時くらいまで隣接する公園で稽古します。興味のある方は久留米道場の連絡先へご連絡ください。

 貫汪館居合講習会は10月2日(日)です。貫汪館H.Pをご覧になりどなたでもご参加ください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/18(日) 21:25:43|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

動きと心

 何度もお話していますがある程度稽古を重ねて、なおかつできない原因の多くは心が治まっていないからです。
 たとえば「潜り投」で何度稽古しても重心が上がってしまうのは相手を投げようとして相手にとらわれ自分の中心を忘れ相手の手を中心に動いてしまうからです。相手の存在に惑わされ自ら臍下丹田をなくしてしまっているのです。
 また、斬撃するとき何度稽古しても肩が正しい位置に治まっていない方は刀にとらわれ、自分自身を忘れて何とか刀を操りたいという思いがそうさせているのです。
 何度繰り返し稽古してもうまくいかない方は、ただ繰り返して同じ過ちを繰り返すよりは心を鎮め体も鎮めたまま動く稽古をしてください。

 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。

 9月23日(金)午後3時より午後9時まで久留米で指導を行います。午後3時より午後7時までは荘島体育館軽運動室、その後は9時くらいまで隣接する公園で稽古します。興味のある方は久留米道場の連絡先へご連絡ください。

 貫汪館居合講習会は10月2日(日)です。貫汪館H.Pをご覧になりどなたでもご参加ください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/19(月) 21:45:13|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

心の稽古

 初心のころには手順を教えます。しかしそれは仮初の手掛りであって大切なのはその奥にあることです。手順を覚えてしまえば、その奥にあるものを求めなければなりません。奥にあるものを求める過程においては外形は乱れることもあれば、たまたま治まることがあります。それでよいのです。中心が少しでも乱れれば先端は大きくぶれてしまい、中心の誤差がなくなれば先端の狂いも少なくなってくるからです。
 しかし外形が乱れたからと言って外形を小手先で直したところで奥にあるものが完成されていくわけではありません。むしろ外形に気を取られ、外形のみを直せば直すだけ奥にあるものは求めにくくなってしまいます。
 人目を気にして上手に思われたい人は、それが理解できないようです。そのような方は見学の方がこられたり稽古に新しい方が来られる度に外形をただす事に熱心になり、少しでも上手に見られたいという思いが稽古に現れてしまいます。そのような傾向のある方はその時点からすでに心の修行なのでほかの方よりも早くから苦労を重ねなければなりません。心の修行なしに上達はあり得ないからです。よく言われるように初めのうちは技の稽古で年数がたつにしたがって心の稽古の占める部分が大きくなるというわけではありません。
 幸いに貫汪館では形の試合などというものは行いません。本質を求め稽古できる環境にあるはずです。 
 

 9月23日(金)午後3時より午後9時まで久留米で指導を行います。午後3時より午後7時までは荘島体育館軽運動室、その後は9時くらいまで隣接する公園で稽古します。興味のある方は久留米道場の連絡先へご連絡ください。 

 貫汪館居合講習会は10月2日(日)です。貫汪館H.Pをご覧になりどなたでもご参加ください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/20(火) 21:25:59|
  2. 居合 総論

心を鎮め、体を鎮めてから

 下手な稽古をする方は、ただ動こうとして、むやみやたらと動き質の低い動きを繰り返しては上手にならないと嘆かれます。上手にならないのが当然で心も鎮まっていない体も鎮まっていない状態で少しでも質の高い動きをしようとするのは全く無理な話です。
 武術の動きというものは非常に繊細なもので針の穴に糸を通すような繊細さがなければなりません。それなのに心が静まっていない状態でそれをなそうというのですから無理に決まっています。針に糸を通すのに針を持つ手、糸を持つ手に力みがいっぱいあったら針の穴に糸が通っていくでしょうか。
 初心であればあるだけ心や体を鎮めるには時間がかかってしまいます。考えもなしにただ形を繰り返していては心も体も鎮まる暇はありません。自分がどのような稽古をしているいるのか稽古の度にその日の稽古を振り返ってみることが次の稽古につながります。 


 9月23日(金)午後3時より午後9時まで久留米で指導を行います。午後3時より午後7時までは荘島体育館軽運動室、その後は9時くらいまで隣接する公園で稽古します。興味のある方は久留米道場の連絡先へご連絡ください。 

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/21(水) 21:25:47|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

頑張る・集中する・一生懸命

 多くの方は技が身につかないときは「頑張り」「集中し」「一生懸命」に努力します。しかし、陥りやすいのは「頑張り」「集中し」「一生懸命」に努力するときには、かなりの方が体を力ませて手応えを感じようともがいておられます。
 こんな時は「頑張り」「集中し」「一生懸命」に努力する必要はありません。必要ないどころか、これらがあるばかりに上達しなくなってしまいます。
 ではどうするかというと、とにかく「楽になる」「自在になる」「心も体も静かになる」ことを心がけてください。何かが変わり始めます。

 9月23日(金)午後3時より午後9時まで久留米で指導を行います。午後3時より午後7時までは荘島体育館軽運動室、その後は9時くらいまで隣接する公園で稽古します。興味のある方は久留米道場の連絡先へご連絡ください。 

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/22(木) 21:25:46|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

骨董

 真剣を持とうとされる方は江戸時代に作られた刀の鍔を入手されたいのは当然の心情だと思います。居合刀(模造刀)用に作られた鍔は最近は種類が多くなってはいるものの、どうしても種類は限られ、鋳物感はぬぐえません。
 また柔術の稽古をされる方で十手の稽古や分童・鎖鎌などの稽古に進まれた方もできれば本物の十手や分童・鎖鎌を持ちたいという思いが起こるのも当然のことだと思います。
 しかし、これらは骨董品であり、骨董品というものは偽物があって当然の世界ですので購入する前にはよく勉強しておかなければなりません。
 刀の鍔でも最近は現代の中国製の粗悪なものが、質が良くなってきましたのでちょっと見ただけでは見分けにくく、また現代物の日本製の鍔であっても錆付を上手にしてあればちょっと見た程度では見分けにくいということもあります。鍔に関しては本がたくさん出ていますのでしっかり本で勉強しつつ博物館などで本物を見ておかなければなりません。また真剣の重量やバランスなどによってどのくらいの重さの鍔が合うのかという知識も持たなければなりません。
 十手・分童・鎖鎌に関しては書籍も少なくなかなか勉強できないのですが十手などは9割以上が現代物の偽物で、鎖鎌はいまだに本物を見たことがないくらいです。博物館にあるものでも偽物を展示してあることがあります。
 安易に購入しようと思わず、しっかり見る目を養ってから入手してください。
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  1. 2011/09/23(金) 21:25:38|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

正座

 居合の稽古は座ることから始まります。大森流は正座、英信流は立膝ができなければいくら動く稽古をしたところで技の上達はありません。それどころか座ることができないのに動いてしまうと形だけの居合が身についてしまいます。
 大森流の稽古で正座したとき、素人の方はいかにも見栄えが良いようにと胸を張り背筋をぴんと伸ばし所謂よい姿勢を作ってしまいます。しかし所謂よい姿勢を作ってしまうと重心は胸にまで上がってしまい、そこから抜付けても上半身のみで抜付けてしまうことになってしまいます。したがって下半身の働きは存在せず体がすべてつながった抜付けは行うことができません。
 正座で大切なのは上半身は言うに及ばず下半身の力みもすべてなくなり、重心は臍下に降り、意識の上で自分の体が地球と一体になったように感じられることです。初めのうちにはそのような姿勢を取ろうとすると力みがないことに不安を覚えてしまいますが、かまわずに力みをなくす稽古をしてください。不安に感じてしまうのは小さいころから胸を張って、背筋はぴんと伸ばしてという軍隊式の姿勢の作り方を強制させられてきたからです。
 とはいってもぐにゃっとつぶれた姿勢を取りなさいと言っているのではありません。姿勢のありようは最初の稽古からお教えしていますので、できていない人はしっかり思い出してください。
 さて、ある程度正座ができるようになれば、そのままに抜き、そのままに斬撃し、そのままに血振いして納刀すれば技も当然進歩してくるのですが、そうならない方も中にはおられます。
 正座と動くということが、つまり静と動ということがつながっておられないということです。動きの最中であっても正座の状態と体の状態は変わることなく、力んだり末端を使ったりすることはありません。ここを間違われると正座をする意味がなくなってしまいますので十分に気を付けて稽古しなければなりません。
 渋川一流柔術では、稽古する最終的な形の前段階に正座の形が設けられています。正座を徹底的に稽古させる時期は異なっていますが座ることができなければ最終的に技は完成しないという思想は同じです。座ることはどこでも可能です。稽古を怠らないようにしてください。


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  1. 2011/09/23(金) 23:35:25|
  2. 居合 業

久留米での稽古

 昨日、久留米において無双神伝英信流抜刀兵法の指導を行いました。今後上達されるために行わなければならないことは皆さん共通ですので記しておきます。
 無双神伝英信流抜刀兵法の師である梅本三男貫正先生は「名人・達人の定義は無理無駄なきこと」と私が初心のころに教えてくださいました。皆さんにもお教えいたしているところですが、いまだ完全には腑に落ちておられないようでした。「少しは力を込めなければ動かないだろう」とか「きめは力を込めるもの」という思い込みが動きにあらわれているのですが、それは全く不必要な事で無理無駄以外の何物でもありません。全く力を込めず、きめなども作ることはありません。そこからしか技は生まれてこないのです。正しく動け、技が生まれようとしているにもかかわらずそれを不足と感じるのは、心の歪が、そうさせる事です。
 正しく動ければ力むことはありませんし、きめなどもなく止まるべくして止まり、動くべくして動き、すらすらとして留まることはありません。留まっていると見えても留まっておらず、動いていると見えても心はふらついてはおらず静かなままです。
 強さ速さは生まれるものであり、作りだすものではありません。自分自身がどのような状態にあるのかを第三者的立場に立って観、冷や汗をかき、情けなさを感じながら上達していくものです。自己満足の動きから早く離れ己の足らざる事を知り、己を正して上達していかなければなりません。

 写真は稽古に使わせていただいた荘島体育館と、すぐそばにあるムーンスター(昔の月星シューズ)の工場です。子供のころは月星が久留米にあることを知りませんでした。
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 貫汪館居合講習会は10月2日(日)です。貫汪館H.Pをご覧になりどなたでもご参加ください。

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  1. 2011/09/24(土) 21:25:41|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

我儘

 柔術の稽古も初心のうちは自分自身の重心や目付・姿勢などに注意して稽古していただいていますが、これらの稽古は日常生活の中でできることですので、速やかに上達するかどうかは自分自身の心がけ次第です。
 これらの基礎が身についてきたら、相手との関係の中で相手の動きを読むことや、すくなくとも相手に触れれば相手の体の状態や心の状態を感じ取る稽古をしていかなければりません。しかし、この段階に至ってもいつまでたっても自分自身の動きに執着し、相手がどのような状態にあるのかにお構いなしに技をかけようとする人もいます。相手に関係なく自分だけが自分のなかで技をかけようとするのを「我儘」といいます。「我儘」な状態は自分勝手な状態ですので他者との関係は構築されず、からまわりしているだけの動きになってしまいます。
 これは柔術だけでなく、居合や剣術でも同じことです。相手との間合いがあるから柔術と異なるというものではありません。
 はたして自分がどのような動きをして技をかけようとしているのか再確認してください。「我儘」になってはいないでしょうか。

 武道史の調査に熊本にやってきました。いつかは行ってみたいと思っていた味千ラーメン、しかも本店に行きました。いつもはラーメンを食べることはあまりないのですが、インターネットの記事を読みいつか行きたいと思っていたところたまたま入ったお店が本店でした。翌日も食べに行きました。
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  1. 2011/09/25(日) 21:25:13|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

逆刀の残心

 逆刀で一撃目に額を割り、二撃目で斬撃をした後、足を引き上段にとる動きについて述べます。
 斬撃をした後に上段にとるとき、相手の生死は分からず、倒れていても反撃してくる可能性もあります。したがって一気に上段にに振りかぶることは残心の欠如を意味します。前足を後方に引気始めた時は、切先は相手に向けて下げたままにし、両足がそろったころから静かに振り上げていきます。静かにというのはいつでも斬りおろせるようにという事です。一気に上げたほうがいかにも充実したように感じますが一方向にのみしか動けない動きは不測の事態に対応できない動きですので絶対にしてはなりません。体の力みを充実と感じてはならないのです。
 自分がどのような動きになっているか検証してください。

 熊本に行ったとき、夜、阿蘇山の温泉に入りに行きました。行きに見た外輪山からの夕方の熊本方面の景色と帰りに見た熊本方面の夜景です。曇っていたためあまりよく見えませんでしたがススキが秋を感じさせていました。
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  1. 2011/09/26(月) 21:25:01|
  2. 居合 業

岩波の突き

 「岩波」の形で刀を体の内で抜き突く動きについて述べます。
 この突く動きは刀を体の内で抜くという事がポイントとなります。体の内で抜くことができず体の外で手先で抜いてしまうと突きが肩で行われるため切先が生きて働くことはありません。体の内で抜くとは、簡単に言うと肩は自然に落ち、手は伸び切らない状態で抜ける事を言います。この状態で抜けると刀を右腰にとったときには臍下丹田に重心は落ちており臀部にも力みはありません。この状態であっても突こうとするときに肩を用いて突こうとすればその力みが切っ先にまで至ってしまいます。突きは軽く尾てい骨を前に進めることによって発し、肩に力が入ることはありません。肩に力が入るとすれば走りすぎる切先を止める用とするときにその可能性がありますが、軽く臍下丹田が充実することによって自然に発した切先は自然に止まります。
 自分自身の動きを検証してください。

 昨日の続きの写真です外輪山を過ぎて見えてきた阿蘇五岳の写真です。空気は澄み、快適だったのですが曇っていたのが残念でした。温泉は今まで二度ほど行ったことがあるところへ行きましたが入湯料三〇〇円の安さです。
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 貫汪館居合講習会は10月2日(日)です。貫汪館H.Pをご覧になりどなたでもご参加ください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 荘島体育館 軽運動室 19時~21時です。興味のある方は 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
  1. 2011/09/27(火) 21:25:54|
  2. 居合 業

稲妻の下がる動き

 「稲妻」や「勢中刀」などの後方にさがりながら抜付ける動きで大切な事を述べます。
 想定が不十分な方は後方にさがりながらも、止まった相手に抜付ける据物斬の動きになりがちです。これらの形の想定で大切なことは相手がこちらを斬ろうとしてこちらに向かってき、自分が後方にさがりながらもなお相手が引き続きこちらに迫ってくるのをイメージすることです。
 想定が不十分な方は自分が後方に下がり始めたら想定上の相手は動きを止めてそこにとどまっています。そうなると後方にさがりながら抜きつけるのではなく、後方に下がったのち体を止めて抜きつけることになり、技の理合とは異なったもの稽古をしていることになります。
 自分が想定をどのようにしてしているのか確認してください。

 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。

 熊本城の写真です。
一番左に見える櫓が、江戸時代のもので天守閣は西南戦争の3日前に焼失したため、再建の鉄筋コンクリートです。熊本城を見学に行かれる方は小さなほうの櫓を必ず訪れてください。二枚目の写真が櫓です。
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  1. 2011/09/28(水) 21:25:07|
  2. 居合 業

渋川一流 居合

 江戸時代は武士の時代ですので弓を専門にする者も砲術を専門にする者も柔術を専門にする者も、刀が全く使えないということはりませんでした。腰に刀を差していながら全く使えないというのはあり得ないことです。
 現代武道の考え方でそれぞれ専門とする1種目のみを稽古するというのはあり得ない時代なのです。
 柔術では懐剣や、刀に素手で対し、また半棒や6尺棒十手・分童・鎖鎌などで対する技を学びます。刀に対抗するということは刀を使うことができなければなりません。稽古をするのに打太刀が下手では稽古にもなりません。また刀の理合を知らなければ、刀に対処することはできないものなのです。
 渋川一流には居合の形があり、一人稽古ができるようになっています。刀に触れるくらいの稽古は少なくとも一日5分や10分は行なうことができるはずです。それができないようであれば素手の柔術がなかなか上達しないのも仕方ない事です。

 熊本城の石垣の写真です。城が作られた当時は明治維新のころのような火器の発達は設計の考慮に入れられていなかったと思いますが、近代戦といえる西南戦争での籠城に耐えたほどの構造です。
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  1. 2011/09/29(木) 21:25:13|
  2. 柔術 総論

二つの矢を持つ事なかれ

 『徒然草』にある文章です。

「或人、弓射る事を習ふに、諸矢をたばさみて的に向ふ。師の云はく、「初心の人、二つの矢を持つ事なかれ。後の矢を頼みて、始めの矢に等閑の心あり*。毎度、たゞ、得失なく、この一矢に定むべしと思へ」と云ふ。わづかに二つの矢、師の前にて一つをおろかにせんと思はんや。懈怠の心、みづから知らずといへども、師これを知る。この戒め、万事にわたるべし。」

 居合の稽古も柔術の稽古も同じです。大森流の形を一通り知っているのに初発刀を何度も何度も繰り返し、初発刀の稽古だけで稽古時間の大半を使ったり、甚だ式は斬撃の稽古をだらだらと繰り返したりするのは基本を大切にしていると思いがちですが「この一本を最高のものにする」という覚悟がないためにだらだらと繰り返さざるを得なくなっているのです。
 柔術の稽古もまたしかり、できなかったからと言って何度も同じ形を繰り返すのは一本に対する覚悟がないからです。
 一本の稽古を大切にし、自分のもつ最高のものを出すという覚悟で稽古すれば上達は間違いおありません。しかし、何度でも稽古できると思い甘い考えでたふだ繰り返すだけでは下達するための稽古になってしまいます。


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  1. 2011/09/30(金) 21:25:20|
  2. 居合 総論

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Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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