無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

集団教授

 先日、ある流派の居合を稽古される方が無雙神傳英信流抜刀兵法を習いたいということでしたので、マンツーマンでお教えしました。その時に感じたのが教え方によって人の動きはこうも違ってくるものかということでした。
 その方は居合を形(かたち)つまり外見を作るものとして教えられており、抜付けはこの高さ、切先はこの位置、振りかぶったときの手の高さは、斬撃したときの手の位置は、血振いの時に、刀の位置は等々、すべて外見が定まっており、その位置を正確にトレースする稽古方法を重ねてきておられました。
 したがって、お教えしても始めはどうしても手順を追いかけられ、全く中身の違うことをされていました。そこで呼吸のみに集中していただき、なんとか質の変化が見え始めるようになりましたが、すこしでも本気になられると、また元の外見を作ろうとする動きが現れてきます。
 その方が稽古されている流派は明治以降に講習会形式をとることによって各地に広がった流派ですので、集団教授法を取り、外見を教えることに主眼が置かれたのかもしれません。
 無雙神傳英信流では内なる働きが外に現れて外見を作るので、決して外見から教えることはありません。初心のうちは頼りなく、弱々しく見えるかもしれませんが、そのうちに内なる働きが正しく作用すればそれにともなって外見も落ち着いてきます。
 外見から入ってしまえばそれ以外の自在さは生まれようもありませんが、内なる働きから生じた外見は自由自在に変化することができます。
 内なる働きを育てることは集団教授法ではほとんど不可能ですので、貫汪館では個人教授法しか取れません。したがって教える事ができる人数は限られてしまうのです。

 貫汪館ホームページの澁川一流柔術・行事のページに第20回日本古武道厳島神社演武大会での演武の写真を載せました。御覧下さい。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/12/01(火) 21:25:36|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

体調の悪いとき

 先日の柔術の稽古で体に力みが入りがちになる方で最近は良い方向へと向かっていた方がどうしたことか日頃の稽古の成果がどこかへ行ってしまったかのように近頃になく力んでいるので、不思議に思って尋ねました。
 おなかの調子が少し悪かったようです。寒い時期ですからおなかが冷えてしまったのかもしれません。よくあることなのですが、体調が悪い時にはおなかに限らずしっかりさせようとして体を力ませ、かえって調子を崩すことがあります。
 体調が悪い時には、見学に切り替えるか、体調の悪さに体を任せた稽古をしたほうがよいと考えます。


 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/02(水) 21:25:41|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

頓珍漢

 お話をしていても、頓珍漢なこたえを返してくる人がおられます。道場外の日常生活において武術と全く関係ない人と話しているときなら、この話には興味がないのだなと思うだけですみますが、道場で、あるいは稽古が終わったすぐ後で武術についてお話しているときに返ってくるこたえが頓珍漢なのだから困ってしまいます。
 稽古に来られるほどですから、武術に興味はあるのだと思います。したがって日常生活で武術と関係のない話題を人と話しているときに返ってくる、興味がない現われの頓珍漢な返事とは違います。
 結局のところ、その人の武術に対する興味関心は自分が見たいところ、興味のあるところのみにあって、それ以外には興味が無く、教えを乞う事が出来ない性格の人なのではないかと思います。師が何を話したいのか、何を教えたいのかを全て吸収しようとしていたら頓珍漢なこたえが返ってくるはずはありません。何としてでも理解しようとするはずです。
 自分を無にして全てを吸収しようとする人でなければ得ることはできないのですが。

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  1. 2009/12/03(木) 21:34:57|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

頓珍漢 Ⅱ

 頓珍漢なお話を書いていたら、以前あった嘘のようなお話を思い出しました。居合の道場を一度解散する前の事です。
 貫汪館で演武会をしたらそれぞれの方の演武の写真を撮り、皆さんにお渡ししていました。フィルムの写真の頃で今のようにデータをお渡しするのではなく、自費で現像してプリントしてお渡ししていたので自分自身のお金を随分使っていました。お渡しする時には「これで御自身の居合を研究してください。」と言っていました。写真に写った自分自身の動きはごまかしようが無く、今後自分が修正しなければならない課題が一目瞭然だからです。
 今では、皆さんの為のものは道場のお金から支出していますが、当時はそんな自費を使った写真撮影を何年も続けていました。
 しかし、ある日、当時私を補佐してくれていた門人が言いました。「先生、あの人たちは写真は先生が趣味で撮っている記念写真としか思っていません。」
 「こんなに写真を撮って、一枚でも良いのに。」と思っていたようでした。その門人は嘆いていましたが、全く頓珍漢なお話です。そんな人に居合を教えるのは私の時間と労力の、そして真剣に稽古しようとする者の時間の浪費に過ぎませんでした。

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  1. 2009/12/04(金) 21:25:12|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

形(かたち)ばかり気にして斬られたら一番駄目なパターンじゃん

 「形(かたち)ばかり気にして斬られたら一番駄目なパターンじゃん」

 これはある時、私が居合の写真がのっているある武道の雑誌を立ち読みしているのを見て、私の子供が言った言葉です。
 子供には今は正式に武術を教えているわけではありませんが、私自身の稽古のためにおりがあれば槍を持たせたり長刀を持たせたり、袋竹刀や木刀を持たせ、斬り込ませたり、あるいは素手で槍をかわさせたりといった遊びをしています。したがって形にとらわれる事はありません。
 子供にとって武術とは生きるか死ぬかの技でしかなく、形を上手に演武して優勝を決めるなどということが行われていると言う事は頭の中にありません。
 当然の事ですが遊びの中で無理無駄や、体に固まりがあったり作ろうとする動きがあれば、間に合わない下の下の動きになってしまう事を知っています。
 写真はある団体の日本一を決める為の居合の大会の写真でした。たしかに動きを養うための形であるのに、動きではなく、その形の上手下手を決める事にどういう意義があるのでしょう。動けない体を作るだけです。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/05(土) 21:25:08|
  2. 居合 総論

演武会の後には

 演武会で演武を行うと、その稽古の過程も含めてどうしても気負いが生じます。この気負いは体の動きを固くし、自由さをなくさせる大きな原因となるものです。
 ところがどうした事か、この気負いから来る体の固さ不自由さを心地良く感じ、上達していると錯覚してしまう方がおられます。そして演武をしたばっかりに、その後は自分自身の錯覚をもとにどんどん下達する為の稽古を続けられてしまいます。
 演武が終わった時は、自分自身の稽古を振り返る良い機会です。無駄にしないで下さい。

 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。

 貫汪館稽古納めは12月27日(日)午前9時~。稽古の後、廿日市天満宮で奉納演武を行います。

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  1. 2009/12/06(日) 21:25:34|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

経験

 先日、居合をお教えした方は無雙神傳英信流抜刀兵法とは全く異質な居合をされている方ですので、無雙神傳英信流の動きをお教えするのは難しかく感じました。しかし、その方はある流派の剣術を稽古されておられ、その剣術は理合などが正しく伝承されているため、その剣術の理合を思い出していただくと、体で素直に理解できたようです。
 それまでの経験がマイナスになってしまうこともプラスになることも、その経験の質によります。その方にとって居合の経験はマイナスでしたが、剣術の経験はプラスになりました。その方曰く「剣術と居合とは全く別物と思っていた。」
 これまで多くの方が稽古に来られていますが単純にいって現代武道の経験者ほど無雙神傳英信流抜刀兵法でも渋川一流柔術でも修得に大きな困難を感じられるようです。全ての動きを瞬発力や筋力などのいわゆる体力にものをいわせて動く事を道場では良しとしないからです。体力の低下は避けられない問題で現代武道では早ければ30代で現役を引退する事が普通です。貫汪館では初めから体力任せの動きはさせませんし、筋力トレーニングなどもしません。技の習得の障害となるからです。
 一方、体を使って技術的に高度な仕事をされるかたはその経験が役に立っているようです。理容師さんに散髪をされる時の姿勢をとっていただいたら、その姿勢は、無双神伝英信流にも渋川一流柔術にも共通するものでした。長時間立って繊細な仕事をされるためかもしれません。そのような経験は技の習得にとって大きなプラスとなっています。

 貫汪館稽古納めは12月27日(日)午前9時~。稽古の後、廿日市天満宮で奉納演武を行います。


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  1. 2009/12/07(月) 21:25:16|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

頭を使うと体が働かない人

 渋川一流柔術の稽古で、頭を使って考えると体ががちがちになって全く働きをなさない方がおられます。これとは逆に頭を使って論理的に考えてもそれが体とつながっており論理的に考えて稽古したほうが上達される方もおられます。
 これは素質の問題ではなく、頭で考えた事を体を使って仕事をする経験が多かったか、頭を用いながらも体を使う必要のある経験をしてこなかったかの違いにあると考えます。つまり頭で考えた事がそのまま体に現せるか、頭で考えた事が頭で考える事だけに終わってしまうかの違いです。体を使う経験が少なかった人は体に現そうとしても出来ないだけなのです。出来たとしても小手先に動きがあるだけで、本体は全く働いていません。
 大人になっても頭と体がつながっていない人がとるべき稽古方法は人より体を動かす事しかありません。体を用いてこれでは駄目、あれでは駄目と自分自身の体を開発していくしかないのです。机上の空論に終わるのは机上しか知らないからです。
 自分がどのような経験をしてきたのか、どのような稽古方法をとらねばならないのか工夫してください。
 

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  1. 2009/12/08(火) 21:28:21|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

基本

 無理無駄な力を無くす事ほど大切な事はありません。とくに無双神伝英信流抜刀兵法においては無理無駄な力みが無くなり、動きが自然のままのありようになれば5割方修行が進んだと考えても良いくらいです。つまり基本が身についたという事です。
 手の高さは、柄手は鞘手は、抜付けの角度はなどといった小さな事を体に覚えこませなくても、無理無駄な力がなくなれば自然にそのようになってしまうという事が大半であり、体に無理無駄な力、力みがあるのに、無理やり形(外見・かたち)を作ってしまったら、それは所詮真似事に過ぎず、基本ができたと言えるどころか歪な始末に終えないものを形作っている事になります。結果として体の動きは不自由になり自由自在であるべき武術がそうしか動けない体を作ってしまうのです。
 特に抜付けは体が自然であれば体を働かせた結果、刀が自ずから働くにもかかわらず、無理無駄な力が存在すれば、己が抜きつけなければ刀は動く事はありません。これは大きな違いですが、貫汪館で稽古される方であってもどのように説明しようとも我が強く、自分で抜きつけようとされる方がおられます。
 先日土曜日に居合の稽古に来られた方を見ていると、随分上達されていましたが、まだ自分の大腿筋を用いて体をおこそうとする思いと、左肘を後方に捻ろうという思いが残っていました。しかし、以前の状態からここまでよくこられたものだと思います。自分の体の中でも感覚が発達しているところ、発達していないところが人それぞれにあり、感覚が発達していないところは自分ではなかなか気付きにくいところです。今後、そのようなところを稽古されると動きが調っていくと感じました。
 一方、柔術の稽古はと思って見てみると、初心者の方で形の手順を追う事ばかりに気が行き、立ち姿の無理、一歩踏み出した時の無理には気付かずにそのまま稽古されているように思われる方がおられました。いくら手順を追いかけることが上手になっても無理無駄があれば体の調和が保てて居ないのですから、技は砂上の楼閣になってしまいます。稽古すべきところを間違っておられるように感じました。
 
 
 

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  1. 2009/12/09(水) 21:25:06|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

新作

 草木染めとがま口バッグの新作です。草木染めは勤務する高校の文化祭にあわせていくつか染めました。私がいわゆる古武道をするため高校では剣道や柔道などの武道関係の顧問をしているのだと思われてしまいますが、する気もありません。江戸時代からの流派武道と、競技を中心として成り立っている現代武道とではあまりに大きな隔たりがあるからです。
 江戸時代からの流派武道には皮脂をもきらう草木染めや狂いは許されないがま口バッグ作りなどの繊細さを必要とするもののほうがより近いのです。ということで手芸部の顧問をしています。

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 写真の草木染めは上段左:桜の葉、右:ログウッド  中段二枚とも:あかね  下段二枚とも藍染です。バッグは反物で買った生地で作りましたので、以前作ったものと柄は同じです。藍染のものはなかなか気に入っているのですが左の羊毛のマフラーを染めたものは絞って白い部分を大胆に残し縞とし、木綿を染めたものはグラデーションにしています。

 渋川一流柔術の師範代は革細工をしますし、七尾道場長は写真をとる技術も随分上達してきました。久留米の無双神伝英信流抜刀兵法の師範代も帽子を編んだり人形を作ったり、柳井西蔵で機織をしてブックカバーを作ったこともあります。
 ひょっとしたら現代的な感覚からするとかわった道場かもしれません

 今月の久留米での稽古は19日(土)、20日(日)です。詳細は後日。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/10(木) 21:25:19|
  2. 未分類

「わかる」が始まり

 長年稽古していて全く異なった方向へ向かっていた人がやっと分かり始めました。これまではいくら話そうが、見せようが全くわかっていなかったのです。
 自分がどのような動きをしているのか、どこが違っているのか、どう動かねばならないのかがわかっていなければ、いくら毎日稽古しようと、何時間稽古しようと異なった方向へ行ってしまうだけで、上達とは程遠い手馴れただけの動きになってしまいます。一度、そこに落ちてしまうと、形だけは何とかなっているためにそれを壊して新にはじめようという事がなかなか出来なくなってしまいます。そして見えないまま、わからないままで終わってしまうのです。
 業が身につく過程というものは始めに師の動きが少しでも見えるようになり、自分自身が見えるようになり、それから本当の稽古に入ります。それ故、「わかる」が始まりであるのです。わかったのちに業が身につくかどうかは本人の稽古次第です。
 時に初心者の方の中にはみとり稽古をしていただいても、外見ばかり見て内なる働きを観ようとしないために、みとり稽古を軽んじ、すでにみた事があると思われ、退屈される方がおられます。みてわかっていなければ何も始まりません。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/11(金) 21:25:15|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

重心のコントロール

 渋川一流柔術では形の最後に相手の肋に右膝をかける動きが多くあり、また相手を床に抑える動きもあり、投げっぱなしという形はあまりありません。
 相手の肋に右膝をかける動きも相手を床に抑える動きも決して脚力や腕力で行っているわけではなく、全て自分の重心をコントロールして、自分自身の重さを用いています。これをいくら説明しても求めようとされないのは「我」が強い方なので、心の稽古を積んでいただくしかありませんが、行おうとして出来ない方のほとんどが下半身に問題を抱えておられます。
 手短に言えば幼稚園の頃から習ってきた良い姿勢が抜けていないのです。重心、重さをコントロールして下方に働かせるには、絶対に下肢を伸ばして突っ立つような姿勢をとってはいけません。この癖が抜けない方は片膝ついた姿勢となっても、足を突っ張らせて自分の体重を支えようとしますので、重さが下方にかかることなく自分の重さは生かされず本来30㎏、40kgの重さが下方に働くにもかかわらず、自分の体を下肢で支えているばかり、膝や手の内を通じて下方に働く重さはごく軽いものにしかなりません。
 ここを工夫されなけばいくら形を繰り返したところで真似事に過ぎず、武術に似た体操をしているに過ぎなくなってしまいます。
 このような傾向がある方は道場外での工夫が大切で、週に数時間道場内で稽古してもなかなか会得できるものではありません。工夫を重ねなければなりません。

 今月の久留米での稽古は19日(土)、20日(日)です。詳細は後日。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

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  1. 2009/12/12(土) 21:25:02|
  2. 柔術 総論

序破急

 無雙神傳英信流抜刀兵法や澁川一流の居合では用いない言葉ですが「序破急」とい言葉があります。
 この言葉は随分と一人歩きをしているようで、他の英信流系の方にお教えしたときも、また同じ流れの方の中にもこの「序破急」という言葉どおりに抜きつけようとされる方がおられました。
 人の動きですからゼロから始まった動きはどのように速くても突然初動から抜付けの速さに、つまりゼロから100に切り替わる事はありません。問題点は「序破急」の「急」というところを作りたいがために、もっと言えば「序破急」という言葉どおりに動きたいがために自分の動きにブレーキをかけながら手先で速さをコントロールしようとするところにあります。「序」では意図的にゆっくり、「破」ではそれに少し速さを加え「急」では一気に抜付けるといった動きをされ、あまりにとらわれた方は「急」のまえに一度体を固めて(ためて)抜かれますので、動きがそこでとどまってしまいます。
 鯉口をきるときには敵は既に鯉口を切り自分に斬りかかろうとしていると言う想定が多い、無双神伝英信流や澁川一流の居合にあっては「序破急」という言葉にとらわれた動きをしていれば当然のことながら斬られてしまいます。既に自分を切ろうとしている体勢にある敵は「序破急」という言葉どおりには斬りかかって来ないからです。
 初心者の方で時に他流派の書籍を参考にされるような方がおられますが、良し悪しではなく理論が異なる他流派の動きを参考にすれば今稽古している事からは遠ざかってしまい、戻ってこれなくなる事があります。全く異なる世界をのぞいているのだと慎重でなければなりません。

 間違って解釈されてはいけませんので記しておきますが、抜付けは柄手が柄にかかったところから始まっているのではありません。柄手が柄に触れたときには既に刀はとどまっては居ません。

 今月の久留米での稽古は19日(土)、20日(日)です。詳細は後日。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

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  1. 2009/12/13(日) 21:25:09|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

君田温泉 森の泉

 先日、両親を連れて君田温泉 森の泉へ行って来ました。
 朝から出かけましたので温泉に入る前に三次の奥田元宋・小由女美術館へ行きました。私は絵画も彫刻もよくわからないのですが、奥田元宋の風景画には何故か感じるものがあり、行くのは二度目ですが何度観ても飽きると言う事がありません。絵から気を受ける事が出来、それは自然の中で得る気と全く同じものです。絵の前にたつと心地良ささえ感じます。奥田元宋の奥様の奥田 小由女さんの人形作品ですが、奥田元宋と結婚する前後から,色彩豊かな女性像の作品が中心となったということで、私はこの色彩豊かな女性像の作品が好きです。作品を見ていると幻想的な世界に心が引き込まれます。彩色も明るく、観ているだけで心が軽くなってきます。

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 美術館の設計も素晴らしく建物そのものにも飽きる事がありません。
 写真は携帯で撮ったのですが、少し設定を間違えたのでこのままのサイズで御覧下さい。

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 奥田元宋・小由女美術館の後に君田温泉 森の泉へ向かいました。美術館から約30分の距離です。ここは随分前に知人に教えられていったのですが、
 温泉の泉質は重曹泉(含二酸化炭素ナトリウムカルシウムマグネシウム炭酸水素塩塩化物泉)
温泉の効能は すべすべお肌を作りだす美人の湯、切り傷、やけど、慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、うちみ、慢性消化器病、痔疾・冷え症です。
 お湯の色は乳白色で、温泉らしい温泉です。

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 以前、農村部の三次にも何らかの武術が伝えられていたのではないかと教育委員会にそのような痕跡はないかと問合せ、郷土史家にも尋ねて頂いたのですが、確認できないと言う事でした。武術史に興味がなければそのような資料は見落としてしまうので、しかたがないことだと思います。
 なお三次は浅野長晟の子、浅野長治により広島藩の支藩として三次藩(三次浅野藩)が立藩され、浅野内匠頭長矩の奥方瑤泉院の実家はこの三次藩でしたが1720年に三次藩は廃藩となりました。その当時には確実に武術の稽古がなされていたわけです。
       

 今月の久留米での稽古は19日(土)、20日(日)です。詳細は後日。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

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  1. 2009/12/14(月) 21:24:13|
  2. 武道史

なさねばならぬ事

 同じように時間をかけて稽古していても、速やかに上達する人と停滞し続ける人がいます。この違いはなさねばならぬ事をなしているかどうかにあります。
 体の備えは下半身がまず大切で、初心者の人は下半身の工夫がなされてから、下半身に乗っている上半身は工夫すべきなのですが、いくら言っても自分の感覚の発達している上半身を意識して、そののちやっと下半身に意識がいく方がおられます。上半身を正したつもりでも土台となる下半身が全く出来ていないのですから全く意味が無い事をなした事になります。しかし上半身の後に下半身は良いほうで、全く下半身を正そうとされない方もおられます。速やかに上達する方はできようができまいが、わかろうがわかるまいが、まず下半身からと工夫を始められます。
 また業が出来るも出来ないも、全て自分の動きの結果であり、結果を直接求めてはならない、動きを工夫しなければならないといくらお話しても、柔術なら相手を倒す事のみに、居合なら刀を振る事のみに心がある方がおられます。間に合わせの動きがいくら出来ても本質的なものが変わらないのですから、上達は愚か下達するばかりです。上達する方は素直に指導に従い、結果を直接的に求める事をせず、自分の動きの質を変えようと努力されます。上達は動きの質を求められる方のほうが上達が遅いように自分自身で感じられるかもしれません。それでも求め続けた人は速やかに上達しはじめます。

 上達するかどうかは、なさねばならない事を行っているかどうかにあります。

 
 今月の久留米での稽古は19日(土)、20日(日)です。詳細は後日。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

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  1. 2009/12/15(火) 21:26:36|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

受身

 渋川一流柔術の稽古では初心者の方には始めに受身の稽古をして頂いています。しかし、師の時代の稽古も私の稽古も受身は投げられて体で覚えなさいという方法がとられました。もちろんどのように受けるのかは見せていただきました。しかし、受身の稽古といって形の稽古から独立した稽古はしませんでした。自分自身で工夫して会得しなければなりませんでした。
 体で覚えるわけですから、随分痛い思いもしますが、その中で自分に最適な受身を見つけ出すのです。しかし今は子供達も稽古していますので、怪我が無いようにと始めに受身の稽古をして頂いています。
 さて、前まわり受身でも後受身でも受身の稽古で気をつけなければならないのは決して自分から飛び込んだり後方に勢いをつけて転んではならないという事です。受身を取らなければならないときは自分の意志で倒れる時ではなく、自分の思いに関わりなく投げられたり倒されたりする時です。したがって、それに対応できるようになるために渋川一流柔術での受身の稽古はすべからく力を抜く事で自分の体が前方或は後方にバランスを崩す所から始まります。
 子供によっては自然に倒れるにまかしていては恐怖を覚えるので、どうしても自分で飛び込んでしまう子が居ます。また大人でもいくら説明をしても自分の意志で倒れ込んだり飛び込んだりされる方がおられます。このような受身の稽古方法は澁川一流ではとりませんのでしっかり自分自身の動きを工夫してください。

 また受身の時に勢いでなってしまう場合は別として決して自ら畳を叩くような動きは澁川一流ではしません。屋外で受身が出来なければ柔術の受身とは言えず、固い地面や石が転がっている地面で地面を叩く行為は自分自身にダメージを与えるだけだからです。また稽古が進み裏の稽古をする時に畳を打つような癖をつけていたら決して業は修得する事が出来ないのです。

 今月の久留米での指導、稽古は19日(土)18:30~21:00 耳納市民センター、20日(日)9:30~16:45 久留米武道館剣道場で行います。御興味のある方は久留米道場ホームページの「稽古日時・場所」に記してある連絡先にご連絡ください。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/12/16(水) 21:25:14|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

腕力

 研師の上田先生は今もお若いのですが、特に何もしていたというわけでもないのに、生まれつきに若い頃は握力が強く、80kgを越えていたそうです。その頃は腕力が強かったので力に任せた研ぎになってしまっていたそうですが、すこし年齢が上がり、腕力が落ちるにしたがって本物の研ぎができるようになったというお話をされたことがあります。
 無雙神傳英信流抜刀兵法でも澁川一流柔術でも同じ事で、腕力がある方は腕力で何でもしようとされるために、かえって業が身につきがたくなってしまいます。下手に剣道や柔道などの経験をされた方が道場に来られてもなかなか上達されないのはこのためです。
 力がある方はまず、力を使わない稽古から始めなければなりませんので、普通の方よりも苦労されるのが当然です。また力のない女性は力で何とかしようとすることが始めからできないので、業の世界に入っていくしかありません。力のない素直な女性が速く上達するのもまた当然のことなのです。

 今月の久留米での指導、稽古は19日(土)18:30~21:00 耳納市民センター、20日(日)9:30~16:45 久留米武道館剣道場で行います。御興味のある方は久留米道場ホームページの「稽古日時・場所」に記してある連絡先にご連絡ください。 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/17(木) 21:25:25|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

はじめから初心者ではない

 近頃はテレビやインターネットの影響で、初めから自分の価値観を持って稽古を始められる方がおられます。このような方は真っ白な状態ではなく、はじめからある色に染まっているので、なかなか上達は難しく教えるほうは苦労ばかりし、習う方も空回りばかりします。
 はじめから価値観がある方は、青と示してもそれが紫に見えたり、緑に見えたり異なった色にしか見えません。そして、自分は教えられたとおりに努力し、ある程度できてきているのに良しとはされないと思ってしまいます。
 何か習おうとすれば、全くの初心者、赤ん坊の状態にならなければ身につくものではありません。自分はこういう武道をやってきたからとか、筋力はあるとか、柔軟性があるとか、こんなスポーツをやってきたからという思いとそれに依拠する気持ちがあっては習うことは難しいのです。
 勿論どの道でも一流になればそこから武術を見ることも可能だと思います。ただし、それはトップクラスの人や専門家にあてはまることで、趣味のレベルでやっている人に当てはまるものではありません。
 今の時代は初心者であることも難しいのかもしれません。

  今月の久留米での指導、稽古は19日(土)18:30~21:00 耳納市民センター、20日(日)9:30~16:45 久留米武道館剣道場で行います。御興味のある方は久留米道場ホームページの「稽古日時・場所」に記してある連絡先にご連絡ください。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/18(金) 21:25:56|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

造込み(備前長船日本刀傳習所)

 先日、劇団夢幻現舎の方が長船の 上田祐定刀匠の備前長船日本刀傳習所での日本刀の製作を見学されるために岡山におこしになられたので、私も一緒に上田先生を訪ねました。
 そこで始めて造込みの作業を見学させていただきました。造込みの工程は簡単に言うと炭素量が少なくて軟らかい心鉄を炭素量が高くて硬い皮鉄でくるむ工程で、ここで失敗すると刀にはなりません。
 作業は始めてこの工程を行う弟子の方が横座で行われました。写真を見てください。

     DSC_0430.jpg   DSC_0445.jpg  

 DSC_0446.jpg   DSC_0447.jpg   DSC_0448.jpg

 作業を見て、上田先生のお話を聞いた後、備前長船刀剣博物館へ向かいました。日本刀傳習所からすぐ近くです。博物館には上田先生の会心の作の脇差が展示してあります。上田先生の下には金属の科学的分析が専門のご職業の方がおられますが、室町中期の作のできばえと話しておられました。
  
                DSC_0454.jpg

 上田先生のお話では砂鉄は産地によって全く異なる成分があるため、その土地その土地でできる刀が異なっていたということです。そして刀は何世代にもわたって造り続けられていたためにその土地の鉄にあった刀作りが行われていたようです。
 現在は何世代にもわたって蓄積された知識と経験を補うために、各地の砂鉄の成分分析をされその鉄に合った作り方をされているということでした。

 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/19(土) 21:25:44|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

鮫皮

 備前長船刀剣博物館で初めて刀の柄に用いる鮫皮の原形を見ました。鮫皮と言われていますが、いわゆる鮫の皮ではなく日本にはいないトリコン・セフェンというエイの皮で、当然ながら輸入品であるため江戸時代には高価なものでした。

             DSC_0456.jpg

 このエイの皮をそのまま用いる事はできませんので、白く晒し、さらに粒と粒の間にある筋を取り去り、艶を出す工程を経て、表面の凹凸があまりないように加工されて柄に巻かれます。
 柄巻師さんのお話によると、最近ではアジアではトリコン・セフェンが取れなくなってきたため南米のほうのものを輸入しているようです。また柄に巻く鮫皮は硬いのに、現地の人はこれを柔らかく加工してバッグや財布を作るのに用いているということでした。バッグや財布になる前の状態のものを見せていただきましたが、よくなめした柔らかな皮のようで、光沢もあり、なるほどと思えるものでした。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

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  1. 2009/12/20(日) 21:25:05|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

久留米道場稽古納め

 19日(土)、20日(日)と久留米道場で稽古してきました。今週は水曜日が祝日のため稽古がなく、日曜日が稽古納めとなりました。今回の稽古に参加された方は飛躍的に上達されていますので、参加されなかった方は年明けからは、追いつくために稽古を絶対に怠らないで下さい。
 土曜、日曜と、今回の稽古では呼吸に動きを載せる稽古をして頂きました。呼吸に動きを載せるためにはいくつかの条件がありますが、
 
 (臍下)丹田呼吸を確実に行う事。
 呼吸を体のどこにも偏らせない事。
 体の力は抜き、全ての動きを呼吸に任せる事。

 以上のことは絶対に忘れてはなりません。こうした稽古をする事によって初心者の方の動きは随分と短期間に良くなりました。体の動きの無理が消えていったのです。
 ただし、力を使わないだけに初心者の方にとっては自分がどのように動いているか実感がない不安感はあると思います。無理無駄がなくなればなくなるだけ実感がなくなるのが当たり前ですので、不安になったからと言って決して実感・外形を求めてはいけません。実感・外形を求めたが最後下達しかしなくなってしまいます。

 師がそれで良いと言えば、自分は良い動きをしているのだと確信してください。
 次の稽古まで少し期間があきますが、日常生活でできる稽古を大切に日々が稽古である事を忘れず過ごしてください。

 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/21(月) 21:25:10|
  2. 居合 総論

至尊

 写真は江戸時代のある武術家の日記です。嘉永3年(1850)の日記で本人が35歳の時のものです。表紙をめくると下の写真のように記述されています。

    DSC_0241.jpg
  
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 至尊御壽六十二歳
 母公御壽五十七歳

 この次のページから日記は始まります。つまり父母の年齢を記して後、記録を始めたことになります。現代人の感覚ではこのように記せる人はほとんどいないのではないかと思います。
 私は始めてこの日記を見たとき恥ずかしながら「至尊」の意味が分かりませんでした。「母公」という文字を見てようやく父親のことだとわかりました。
 この方の子供もまた日記には「至尊」という言葉を用いています。当時では当たり前の用い方だったのかもしれませんが、「至って尊い」という言葉を自分の父親に用いる心、難しいことですが見習わなければなりません。と同時に親はその言葉にふさわしい存在でなければなりません。
 とかく時代は友人関係のような親子をもてはやす風潮がありますが。考えなければなりません。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/22(火) 21:41:08|
  2. 武道史

教える事が多くなるのは

 初心者の方に求めるのは最も大切な基礎の基礎であり、自然な体の有り様、基本的な体の用い方、心のありようであって多くのことはお教えしていません。
 しかし、やがて指導されることが多くなったと思われるときが来ます。それは自分に駄目な点が増えたのではなく、自分が今まで要求されたことがある程度身についたのだと考えてください。基礎ができてもいないのに柱を立てるものはおらず、ましてや壁や内装に取り掛かり、家具を配置するものはいません。基礎作りは非常に大切ですがあまり多くの作業を必要としません。しかしやがて、個々の状況に応じて多くの作業が必要となってきます。
 たくさん求められるようになるということは上達し、次の段階にきているということです。逆に求めたことができていない人には新たなことを求めはしません。求めたことを会得していないから次には進むことができないのです。
 随分上達した方は、大方お教えすることは身につけておられますので、指導は少なくなってきます。その分、武術における自分自身の心の領域が占める割合が大きくなります。自分自身の心をみつめる修行を大切にしなければなりません。

 貫汪館ホームページの会報のページに会報第62号を載せました。お読みください。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/23(水) 21:25:56|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

座してからでは遅い

 居合を稽古するとき、通常は座して一呼吸ないし二呼吸おいてから抜き始めています。しかし、これはあくまでも稽古の上の方便だと心得なければなりません。
 誤った考えをされる方の中には居合は心を鎮めた状態で動かなければならないから、演武のさいには座して心と体が鎮まるまでいくら間をとってもいいと教える人もいます。しかし、本来居合とは何時如何なる時に斬りかかられてもこれに応じることができる業を身につけなければならないのであって、「さあ、今から始めますよ。心と体を鎮めましょう。」というものではないのです。
 一呼吸ないし二呼吸おくのはあくまでも稽古の方便であり、座してすぐ、また座す途中、何時如何なる時にでも抜くことができなければなりません。
 そのためには、日上生活でどのような動きをしているかが大切なのであって、日常生活を絶対におろそかにすることはできません。日常生活こそが本番であり、道場内はそれを正す稽古場なのです。
 柔術の稽古また、しかり。相手と対して後、体を緩め心を静めようとされる方がおられますが、稽古の場であるから可能な事であって、実際には相手は待ってはくれません。「鯉口」の形はすれ違いざまにいきなり相手が抜きつけてくるのであり、まったくの不意打ちです。
 難しいことですが、工夫してください。
 
 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。
 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/24(木) 21:25:52|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

扇の要

 ある方とお話しているときに、「刀を振るのは扇のように臍下丹田を要として扇を開いたり閉じたりするようなものではないかと思うがどうだろうか。」と話されました。
 ひょっとして勘違いしておられるかもしれないと思い、それと同時に下半身の扇も開いたり閉じたりします。扇が一つの要で二つあるようなものです。」とお答えしました。
 扇の動きでは上半身も下半身もあまりに単純化しているたとえで、あまり良いたとえではありません。しかし、お答えするとはたと気付かれました。つまり刀を遣うということに関して、お話していた方の意識には刀を振るのは上半身というイメージしかなかったのです。
 このようなイメージをもたれる方は柔術を稽古される方の中にもおられます。上半身で相手を投げ、抑えると言うイメージです。したがって下半身は只上半身を支えるために存在し無駄な力みで突っ張ってしまい自分自身の働きが相手に通じる事がありません。
 思いを変えなければなりません。

 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/25(金) 21:25:11|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

はら

 木曜日の居合の稽古でいわゆる「はら」ができていなければ動けないものだなと改めて感じました。
 座した状態で少しでもそけい部や腰に力みが入ると「はら」が定まらず、抜付けの初動が「はら」中心ではなく上半身の臍上の部分が中心となってしまい、無理無駄が生じてしまいます。また立っていても「はら」が定まらなければ、いくら力みを無くそうとしても刀を振り上げるたびに後傾し、上半身の力で刀を遣おうとしてしまいます。
 「はら」が定まるためには、まず下半身の無理を無くす事から始めなければなりません。特にそけい部に少しでも力みがあると絶対に「はら」は定まりません。また所謂腰を入れる姿勢をとると、この状態でも「はら」は定まらなくなります。姿勢を作ろうとすると「はら」が定まらないのです。
 一度「はら」が定まると呼吸は深くなり、上半身に力みが入らなくなり、また下半身の無理無駄もなくなりますから動きはよりスムーズになります。初心者の方は刀を抜き、振るというところではなく、まず「はら」を定める稽古に意を用いなければなりません。


 貫汪館、稽古納めは27日(日)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/26(土) 21:25:41|
  2. 居合 総論

昇級審査

 昨日、渋川一流柔術の昇級審査を行いましたので、その感想を述べます。
 子供達のよかった所は以下の通りです。
 
 大きな気合が出せるようになった。
 動きに流れがあり、途切れなくなった。
 「はら」で動けるようになっている子が多くなった。

 大きな気合が出せるようになったのは厳島神社の奉納演武へ向けて稽古を積んだ事もありますが、大人も位負けするような気合をかける事が出来る子が居たからだと思います。子供達の中にお手本があれば他の子供達もそれを見習う事が出来る良い例だと思います。
 流れの有る動きができるようになったのも素晴らしい事だと思います。今までは形の手順を覚えるために1.2.3といった区切った動きをする子がおおく動きが途切れたところが隙になっていたのですが、指導者の皆さんのおかげで、そこが直り、大人も負けるようなスムーズな動きになってきました。
 「はら」で動けるようになった子も多く、小手先で技をきめようとはしなくなっています。素晴らしい事だと思います。

 一方、より指導をしっかりしていかなければならないのは道場への出入時の作法、着座の作法、礼法などです。繰り返す事によって考えなくても手順が身についている反面、いい加減になっている子が多いように思いました。
 「意地稽古」に関しては相手の攻撃を待つばかりで自ら業を積極的に用いようとする子が少ないのが気になりました。相手が技を仕掛けてくるのを待ち、その後それを何とかしようとするのではなく、相手が攻撃を仕掛けてくる瞬間がこちらが業をかけるタイミングなのだとしっかり教えなければなりません。

 子供を育てるという事は根気が入るたいへんな事なのですが、指導してくださる大人の方には来年も根気強くご指導いただくよう御願い致します。

 渋川一流柔術の稽古始は1月4日(月)廿日市市立七尾中学校武道場、無双神伝英信流抜刀兵法の稽古始は1月6日(水)です。それぞれの曜日で稽古されておられる方はお間違いありませんよう。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/27(日) 21:25:05|
  2. 柔術 総論

柔術昇段試験

 渋川一流柔術の正式な伝統的な許しの段階は初傳、中極意、免許皆傳・上極意ですが形数も多く修行の目標が立てにくいので、これに加えて段位制度を設け、目標を持ちやすくしています。つまり、初段、二段、初傳、四段、中極意、六段、免許皆傳・上極意です。
 土曜日に子供達の昇級審査の後大人の昇段審査も実施しました。皆さん、よく工夫して稽古されているので内容が充実していました。今後の上達のために二つほど述べておきたいと思います。

 一つ目は「間合」です。いくら自分自身が正しく動けても、相手との間合が読めていなければ技は有効なものとはなりません。そして間合は状況によっては数センチくるっただけでも自分にとっては逆に不利な状況になります。さらにこの自分に最適な「間合」は一定のものではなく相手によって、また心理的状況によっても変化してきますので、その時その時に応じて「間合」を読む稽古を積まなければなりません。
 今回試験した方たちはすでにそのレベルの稽古をしなければならない段階にありますので、しっかり工夫してください。
 特に、相手が得物を持った場合には「間合」はより厳しい条件となってきます。工夫に工夫を重ねてください。

 次に無理無駄の排除です。稽古を積まれた成果として臍下丹田を中心に動けるようになられていますが、腕や肩に少しでも無理無駄な動きがあると、せっかくの臍下丹田の働きが指先まで伝わらなくなってしまいます。心もとないからといって腕・肩の力を用いる事はやめ、動きをさらに臍下丹田にまかせる工夫をしなければなりません。

 渋川一流柔術の稽古始は1月4日(月)廿日市市立七尾中学校武道場、無双神伝英信流抜刀兵法の稽古始は1月6日(水)です。それぞれの曜日で稽古されておられる方はお間違いありませんよう。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/28(月) 21:25:14|
  2. 柔術 総論

稽古納め、奉納演武

 12月27日(日)、廿日市スポーツセンターで最後の稽古をした後廿日市天満宮で奉納演武を行い今年の稽古を締めくくりました。今年も廿日市天満宮では皆さんしっかり奉納をしていただけたと思います。 
 居合を稽古されている方はそれぞれの悪い癖、特に形・外見を作ろうとする癖があまり出なかったのは心を奉納させていただくという思いをもたれたからではないかと思います。武術は形を作っても何にもなりません。貫汪館で稽古しているのは形の外見によって優劣を決める居合道競技ではなく術としての居合ですので、少なくとも刀を抜いて斬りかかって来る自分自身に対応できる動きなのかどうかという観点が抜け落ちてしまっては術にはなりません。
 そのためには一刀両断するとか体の力みによる充実感を得るといった思いは完全に拭い去らなければなりません。今後とも工夫を重ねていただきたいと思います。
 久留米から師範代に稽古納めのためだけに日帰りで来ていただき、詰合・大小詰を奉納する事が出来ました。師範代の大小詰の脛を守る動きがよりよくなっていたのですが、これは初動に無理がなくなり動きがスムーズになった事と下肢に無理な力が入らず立とうとしていないために可能になった事だと思います。師範代は私が久留米に行ったときにしか太刀打や詰合・大小詰の稽古はできず、ここ数ヶ月は初心者の方の指導にかかりきりであったため全く稽古できていませんでした。それにもかかわらず上達しているのは、ある一定のレベルに達していれば素抜き抜刀術の稽古が太刀打や詰合・大小詰のレベルをも上げていくという事だと思います。
 柔術の演武では子供達は昇級審査に引き続き高いレベルにありましたが、初心者の大人の方の動きも良くなっていました。柔術も形を求め、技がきまるという結果のみを求めていたらたとえ表面上、同じ手順をしているとしても全く異なったものしか出来上がってきません。さらにさらに稽古方法の工夫を重ねてください。
 上級者の方の演武は安定していますので安心してみている事が出来ます。今後とも決して心を乱すことなく焦ることなく確実に一歩一歩稽古を重ねていただきたいと思います。


 渋川一流柔術の稽古始は1月4日(月)廿日市市立七尾中学校武道場、無双神伝英信流抜刀兵法の稽古始は1月6日(水)です。それぞれの曜日で稽古されておられる方はお間違いありませんよう。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/29(火) 21:25:03|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

手順を追わない

 形稽古をするとどうしても自分の頭に描いた手順を追う方がおられます。このような手順を追う稽古は武術において全く意味がないどころか、致命的ですらあります。
 形稽古は自由自在になるために行うのであって、形を見事に行うためにしているのではないということは繰り返して述べてきました。形を見事に行うという意識を持ってしまえば、そのようにしか動けない体を作ってしまうからです。
 形の手順は数回行えば、また覚えが悪い人でも10数回行えば体が覚えてしまいます。にもかかわらず、手順を追われるのは間違った目的意識を持っておられるのです。
 体が手順を覚えてしまえば、大切なのは相手と自分との調和の中でどのように動くかということで、それは背の高さ、腕の長さなどで異なるだけでなく、同じ相手であっても、その時の微妙な距離的な間合い、心の状態などによっても全て異なってきます。つまり毎回異なった状況の中で稽古しているわけです。
 そのような状況にお構いなしにただ手順を繰り返すことは時間を浪費しているにすぎません。考えてください。

 貫汪館ホームページに廿日市天満宮奉納演武の写真を載せました。御覧下さい。

 渋川一流柔術の稽古始は1月4日(月)廿日市市立七尾中学校武道場、無双神伝英信流抜刀兵法の稽古始は1月6日(水)です。それぞれの曜日で稽古されておられる方はお間違いありませんよう。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
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  1. 2009/12/30(水) 21:25:59|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

競技化

 今年最後の道標です。雑多に思いつくまま、道場で稽古される方について稽古の状態を見て思いつくままに記してきました。ここから多くの事を学ばれた方も、通り一遍読まれ言葉の奥にあるものを取られていない方も居られる様に思います。大切なのは言葉の奥にあること言葉では全てを言い表す事が出来ないところにあります。自ら得ようとされない方には難しいかもしれません。

 久留米の加藤田新陰流の加藤田家文書の『剣道比試記』の武藤為吉の記録に桃井左右八郎との試合について以下のように記しています。

 「・・・兼而此仁之風見分仕候勝負を譲り合篤実と己ニ承候ニ僕立合之節ハ左様ニも無御座撃太刀ハ不届尤軽きを引揚只達者ニ相成向より大ニ歩を争ひ案外之事ニ相成僕も不負舌戦仕候・・・」

 当時は審判という制度はなく、お互いに撃った撃たれたは自分の判断で行います。桃井左右八郎は勝を譲ると聞いていたのに当たった外れたということを争い、試合が自分の有利に終るようにと持っていこうとします。そこで武藤為吉も勝を争い舌戦に及んだわけです。
 始めのうちはあくまでも試し合いであったものが、人の技術の優劣を決める尺度となり、防具着用での強さが剣の強さだと受け取られるようになったため、勝にこだわるようになっていったのだと思います。
 このように一般に思信じられている事と歴史の真実は大いに異なった面があります。武道を行うものは一般にいわれている事を鵜呑みにせず、歴史の真実を知る努力をしなければ今時分が行っている事が一体何なのかわからなくなってしまいます。

 今年は武道史研究にも走り回り自動車の走行距離も15万キロを越えてしまいました。何時まで動きまわれるかは天のみぞ知るところです。

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 貫汪館ホームページに廿日市天満宮奉納演武の写真を載せました。御覧下さい。 

 渋川一流柔術の稽古始は1月4日(月)廿日市市立七尾中学校武道場、無双神伝英信流抜刀兵法の稽古始は1月6日(水)です。それぞれの曜日で稽古されておられる方はお間違いありませんよう。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古は毎週水曜日 城南中学校剣道場 19時~20時45分です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/12/31(木) 21:25:34|
  2. 武道史

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

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無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!

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