無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

稽古方法論 1

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくおねがいいたします。年の初めに稽古ということについて考えてみたいと思います。

 武術の稽古方法として大きな二つの稽古方法は形稽古と試合稽古です。
 ここでいう試合稽古とは所謂大会等の試合を言うのではなく、剣術であれば防具を着用したうえで、自由に攻防することや、槍術においても防具を着用して自由に攻防すること(槍術では相面試合といっていたようです)を言います。また、柔術では組打稽古(条件を設けて自由に素手で攻防を行う稽古)―― 渋川一流柔術ではこれを意治(地)稽古という ――などをいいます。
 剣術や槍術では江戸時代後期には試合稽古が主流になり、形稽古の頻度は試合稽古に比べて少なくなっています。柔術では他流試合を禁じていた流派も多く、組打稽古の具体的なルール等はよく分かっておらず、明治以降のような他流試合の記録もほとんど目にすることはありません。柔術においては業の上達は対剣術(対武器)のためであり素手対素手での稽古はあくまでも形稽古の補助的なものと考えられていたからかもしれません。
 形稽古にしても試合稽古にしてもその目的は、何かあった場合に自由にそれに対処できるようになることにあったと考えるべきで、江戸時代後期には剣術や槍術は試合を重視していますが、現在のように試合稽古において日本一になることが、その武術において最高のレベルに達したことを意味するというわけではなかったと考えます。鏡心明智流の桃井春藏は当時の記録からみれば防具着用の試合稽古はそれほど上手ではなかったように思うのですが、それでも多くの門人がいました。(稽古方法論 2 に続く) 
 

 渋川一流柔術の七尾道場の稽古始は1月5日(月)、廿日市市スポーツセンター武道場での稽古始は1月10日(土)です。
 無双神伝英信流抜刀兵法の七尾道場の稽古始は1月7日(水)、廿日市市スポーツセンター武道場での稽古始は1月8日(木)です。
 
 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。 
 

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)を開設しました。徐々に更新していきますので御覧下さい。
  1. 2009/01/01(木) 21:17:52|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

稽古方法論 2

 歴史を見れば剣術において稽古の方法は形稽古中心から、やがて防具とコミ竹刀(現在の竹刀)の発明によって試合稽古中心へと移っていきます。すでに上泉伊勢守、その他によって袋撓という安全に試合ができる稽古道具がありましたが、何故、防具とコミ竹刀へと移行したのかは不明です。
 また、槍術においても形稽古とともに行われていた片面試合(入身の稽古)の稽古は試合稽古(相面試合)中心に移っていきます。
 これは形稽古が華法と言われるような、形の美しさをほこる実用から離れた稽古へと移行したことに原因があるようです。つまり、形の稽古を重ねても実際の場合には全く役に立たない身体を養っていたことになります。そこで盛んになったのが防具着用の試合稽古ですが、はじめは目的にあうように正しく行われていたであろう防具着用の試合稽古もやがて実用から離れたものになり始めます。
 それは防具を着用しての勝ち負けという事にこだわり始めたからです。あくまでも、防具着用の試合稽古は実際の場(真剣を用いたり真槍を用いたりする攻防)のための稽古の方法であったものが防具を着用して勝利することが目的になり始めたのです。真剣を用いてはできない動き、真剣の使用法と異なった動きで試合に勝つ方法が生み出されていき、その動きが中心に稽古されるようになっていったのです。現在の剣道を見ていただければお分かりになるように形と防具着用時の動きはまったく異なっています。
 ここにおいて、形稽古が実用とはなれてしまった現象と同様の事態を防具着用の稽古でも生じてしまうことになりました。
 柔術の歴史は解明されていないことが多く、組打稽古(乱捕り、意治稽古)の実態は良く分かっていませんが、明治維新以降、柔道の成立以後は柔術があたかも素手と素手のみで戦う術のように変容してしまったのは講道館柔道を中心とした乱捕り(組打稽古、意治稽古)、さらには試合の悪影響と見てしかるべきだと思います。現在の柔道の試合を見ていただければわかりますが、あの動きでは刀を中心とした刃物に対することは難しいといわざるを得ません。これは私のみが思うことではなく現役の警察官で部外の人間に対して護身術の指導を行う方も話されたことで「柔道、剣道の上手な警察官ほど何かあった場合には刺されてしまう。」と言われていました。(稽古方法論 3 に続く)
 

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  1. 2009/01/02(金) 20:21:20|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

稽古方法論 3

 今まで、剣術・槍術・柔術を中心に見てきましたが、居合はどのような稽古方法をとっていたのでしょうか、居合は歴史が明らかにされておらず、はっきりしないことが多いのですが、大体において試合稽古はなされず、形稽古が幕末まで続けられたようです。
 細川義昌やその父の日記を見ても、また片岡健吉の稽古記録を見ても形稽古の繰り返ししか見えてきません。方法論としては時に「数抜き」という方法がとられています。数抜きとは一日かけて、あるいは数日かけて決めた本数の形稽古をすることで、細川義昌の場合は一日かけて「居合千本抜く」ということがときに行われており、「木太刀千本遣う」という記述もありますので、太刀打または詰合の数稽古もしたものと思われます。
 形稽古中心であったのは、防具着用で稽古したとしても、居合は始めの一撃のみが勝負ですので防具着用の稽古になじまなかった事や、居合がそもそも正面きって勝負を開始するということではなく、不意に襲われたり、自由に刀を扱えない場であったり、複数の相手に取り囲まれたりといったような状況を設定したりしているという理由にもよると思います。
 居合と剣術を両方含むような流派では防具着用の試合稽古が行われたことも樋口真吉の武者修行日記に読み取ることができますが、これは居合のためではなく剣術の稽古のためであったと考えられます。
 また、柳川藩で行われた剣術の流派に分類される電撃抜刀流では防具着用の試合稽古で折り敷いた状態で、腰に竹刀を取り、相手が打ち込んでくるところの小手を打つという試合稽古も行われていたようですが、その後は、普通の剣術の試合稽古となってしまいます。
 いずれにしても居合は形稽古中心であったとみてよいと思います。(稽古方法論 4 に続く) 
 

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  1. 2009/01/03(土) 20:23:27|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

稽古方法論 4

 歴史に見るように形稽古も試合稽古も稽古方法としてそれぞれに長所、短所をもっていたのですが、我々はどのような稽古をしなければならないのでしょうか。
 渋川一流柔術の稽古で前提として述べなければならないことは柔術は基本的に武器に対処するための術であるということです。これは形の稽古の順を見ていただいてもおわかりになると思いますが、素手と素手で稽古していても、最終的に素手で刀に対処できる業を身につけさせようとしています。したがって素手と素手で稽古していても、その技は武器に対処できるための稽古となっており、かならずしも素手と素手の争いにとって最も有効な技ばかりではありません。
 このような発想は江戸時代の柔術であれば普遍的なものだと思います。刀を腰にしている時代に素手と素手で勝ちを得ましょうというのは意味がない事です。これは根本的に格闘技のJYUUJYUTU とは異なっています。
 現在、渋川一流柔術では形稽古を中心として稽古を進めており、意治(地)稽古は補助的な稽古としています。これは現代社会では稽古時間を多くとる事ができず、形稽古を通じてでも、なかなか理想とする自由自在な動きを養えないいうことが大きな理由としてあります。相手が反撃しない形稽古においてさえ無理無駄、力みの塊なのですから、そのままのレベルで制限がありながらも自由に攻防をすればますます、凝り固まりが養われてしまうのは明白です。そのような稽古を中心にしてしまえば、およそ理想から離れたものしか生まれなくなってしまいます。自由に攻撃してくる刃物に対抗することができないばかりか、年をとり体力が衰えてしまったらまったく使えない動きしか身についていないという事態だけは絶対に避けなければなりません。
 意治(地)稽古においてはたとえ子供を相手にしていても、自分の体に無駄無理を感じてしまえば、それは業ではないのだと自覚しなければなりません。相手が刃物を手にした場合、そのような動きでは対処できません。
 時に子供に懐剣を持たせ、自由に攻撃させた場合、これに完全に自由に対処できないことは経験されていることであろうと思います。
 形稽古をしても意治(地)稽古をしても求めるものは同じであると自覚して稽古しなければなりません。
(稽古方法論 5 に続く)


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  1. 2009/01/04(日) 20:25:04|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

稽古方法論 5

 それでは、無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は如何にあるべきなのでしょうか。
 居合は防具着用の試合稽古になじまなかったという事はすでに述べました。居合の稽古は今も昔も形稽古中心なのです。「稽古方法論 2」において形稽古が華法と言われるような、形の美しさをほこる実用から離れた稽古へと移行したということはすでに述べました。現在、居合のおかれた状況はどのようなものなのでしょうか。
 幸いに無双神伝英信流抜刀兵法は日本古武道振興会に所属しており、居合を流派を超えて統括し段位を発行する全日本剣道連盟や居合道連盟などの組織に所属していません。実は、このことは流派の稽古ということにとっては非常に大切なことなのです。
 流派を超えて段位を発行するということはその組織として共通の認識がなくてはなりません。それは流派の思いを超えるものです。「この流派ではこのように考えてこのように稽古をしているから、今の段階で大切なことは連盟で指導されることではなく、この事です。」といっても、それは組織に所属し、段位をもらう以上許されることではありません。ましてや、いわゆる居合の試合などでは共通した審査基準がもうけられ、それは流派の教習課程とは関係がないものです。段位が欲しかったり、居合の試合で勝ちたければ流派で教えられることは二の次にならざるを得ません。
 もともと形稽古の華法化というのも実用ではなく、外に現れた見事さを求めたために起こったことです。つまり、中身ではなく外面を求めたことになります。流派の教えよりも連盟が定めたことが優先されれば、それは形稽古の華法化と異なるものではありません。(稽古方法論 6 に続く)

 貫汪館ホームページの無双神伝英信流抜刀兵法と澁川一流柔術の行事予定を更新しました。
  
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の1月の稽古予定が無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の稽古記録に記されています。御覧下さい。
 
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  1. 2009/01/05(月) 21:26:27|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

稽古方法論 6

 形稽古にしても試合稽古にしてもその目的は、何かあった場合に自由にそれに対処できるようになることであると既に述べました。
 形稽古がすべてである無双神伝英信流抜刀兵法ですが、稽古が進んだ方には木製の懐剣や袋竹刀を用いて自身の動きの検証をしていただいています。これらの稽古はあくまでも、その目的は自分自身の動きの検証であって、勝ち負けではありません。
 普段、凝り固まった動きのままで外見ばかり求めていれば、およそ自由な動きなどできるはずはありません。初心者の方に講習会などで、木製の懐剣や袋竹刀を用いて稽古していただくのは、その事を知っていただくためです。
 また、上級者にあっては、どのような場合に自分自身の心身に凝り固まりが生じるのかを知っていただき、形稽古においてそれを修正していただきたいためです。
 優劣を決めるためにこれらの稽古を行ったとしたら、大きな弊害が生じてきます。本来の命のかかった場にはルールなど存在しません。太陽を背にし、風向きを利用し、地形を利用し、さらには心の動きをも利用し、あらゆる物を用いてて自分自身を守らねばなりません。場合によっては何とか戦いにいたらないような手段を講じることも大きなひとつの方法となります。道場内ではこれらの大切な場の要素がありませんので、道場内での自分の技量に絶対に慢心できないのです。
  
  貫汪館ホームページの無双神伝英信流抜刀兵法と澁川一流柔術の行事予定を更新しました。
  
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の1月の稽古予定が無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)の稽古記録に記されています。御覧下さい。
 
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  1. 2009/01/06(火) 21:28:16|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

稽古方法論 7(最終)

 これまで稽古方法ということについて述べてきましたが、稽古の目的が「何かあった場合に対処できるようになる。」という事でなければ、一見同じような稽古をしていても、まったく異なる効果しか生みません。
 稽古が他に対して自分を誇るためのものであれば、見栄えを求めることに目が行くようになるでしょうし、ルールが決まった競技において勝利を得るためであれば、限られた状況に特化した技のみを高度にしようと考えるのは当然のことです。
 形稽古または試合稽古のどちらの稽古方法を中心にしてみても、その目的が「何かあった場合に自在に対処できるようになる。」という事になければ、逆に対処できない体を養ってしまうことになってしまいます。これでは武術の稽古などしても何の役にも立たないといわれても仕方ありません。
 たとえば無双神伝英信流居合兵法では一人で行う素抜き抜刀術の稽古をはじめに行い、その後動きを養ってから二人で組になって行なう太刀打や詰合、大小詰などの稽古に入りますが、これはあくまでも自分の動きをまずはじめに養う事に主眼がおかれているためであって、一人で行う稽古で自分自身の動きそのものを深く洞察し、動きを養えるという大きな利点がありますが、反面、相手を置かないが故に相手には全く通用しない自己満足の動きを養ってしまう危険性があります。
 澁川一流柔術の稽古では相手を置いて稽古し、全く相手に関係のない動きは生じにくいのですが、なんとしてでも相手に技をきめようとして力ずくになったり、相手が反撃しないので、隙だらけの動きで満足してしまう危険性もあります。
 「何かあった場合に自在に対処できるようになる。」ためにはどのような稽古をしようとも、その稽古の質が問題となります。そのためには常に自分自身の稽古を常に見直さなければなりません。「今の稽古が目的にあったものであるのかどうなのか。」常に問い続けていなければ道を間違えてしまうのです。貫汪館で稽古される方は初心を忘れることなく、素直にありのままの自分を正直に見つめつつ稽古を続けていただきたいと思います。


  
 渋川一流柔術の廿日市市スポーツセンター武道場での稽古始は1月10日(土)です。
 無双神伝英信流抜刀兵法の廿日市市スポーツセンター武道場での稽古始は1月8日(木)です。
 
 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
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  1. 2009/01/07(水) 21:29:24|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

おもしろい現象

 月曜日の渋川一流柔術の稽古始で初心者の形の稽古を見ていておもしろい現象が起こっているのに気付きました。
 技をきめようと焦って手先で相手を押さえ込もうとするのはよくある事で、「肚を中心にして・・・。」と指導したところ、今度は肚(本体)だけ動かして手が遅れて出てくるのです。まるで、電子がディレイライン を経由するように。
 これも結局のところ、自分の意志で自分の動きを乱しているので、肚中心で動きが整っていれば自然に手が働くものを、手を使うまいと思う心が自分の手を殺しブレーキをかけてしまい、全体の調和を乱していたのです。技をきめようと焦って調和を乱すのも自分自身なら、小手先を使うまいとしてかえって調和を乱しているのも自分自身です。
 このような状態に陥らないために「無念無想」があり、常々お話しているように心の悟った状態としての無念無想ではなく、業としての無念無想が必要となる由縁です。自然な何も企まない状態の体は調和の保てた状態にあるにもかかわらず、「何かしよう」「これはすまい」という思いが自分自身の調和を乱しているのですから、これほど愚かしい事はありません。
 工夫してください。 

 無双神伝英信流抜刀兵法久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。
 
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  1. 2009/01/08(木) 21:13:14|
  2. 柔術 総論

歩法

 無双神伝英信流抜刀兵法の初心者の方には礼法や歩法の稽古をしっかり積んだ後、形の稽古に入って頂いています。
 歩法といってもとりたてて特殊な歩き方をして頂いているわけではありません。大切なのは足首、膝、股関節などの無理無駄や踏ん張りを極力無くしていただき、歩む時には左右の中心がぶれないように、右足、左足が前後に動く時も常に重心は前後の左右の足の真ん中にあるように歩いて頂いています。
 この稽古のポイントは下半身の無理無駄、踏ん張りを無くすことにあり、歩む時には常に両足が働いており、どちらかの足が固定されてしまう事はありません。足首や膝や股関節を固定していないが故に常に両足が働いているのです。
 稽古をする時に体が前後、または左右に偏りそうになったときにはどこかが突っ張っていますので、それを見極めてツッパリを無くす事により偏りをなくすよう心掛けてください。
 この稽古は初心者の方に重点的に行って頂いていますが、稽古の年数が長くなった方でも、斬撃の稽古のとき、あるいは虎乱刀や太刀打、詰合など歩みを必要とする形の中で検証してみてください。
 偏りは隙となります。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が再度、更新されています。お読みください。

 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
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  1. 2009/01/09(金) 21:28:14|
  2. 居合 業

向拂

 木曜日の稽古に、同門の方にお越しいただきましたので、納刀と向拂をお教えいたしました。
納刀は腰を振っておさめる方が多いのですが、無双神伝英信流抜刀兵法では腰を振るような事はせず、また小尻もそのまま後方にさがり、上下左右に動くという事はありません。見た目には非常に静かで、ボケーとしていたら、何をしているのかわからないかもしれません。納刀のポイントは鞘手の手の内が、刀を抜いて構えた時の手の内と同じということです。決して握り締めませんので、小指と薬指のかかりは浅いものです。また、手の内には全く力が入らず、ただ、密接しているのみです。
 向拂ですが、植田平太郎先生の解説には簡単に「・・・(対手の右側面へ)抜付けたるも剣先が届かぬため右足より迅速に体を進めつつ抜付た刀が止らぬ中に直ぐ振返し返へす刀で(対手の左側面へ)斬付け・・・」と記されています。
 ポイントは初めから刀を返す体遣いをするのではなく、あくまでも横雲と同じ抜付けをする事、そして振り返しは肚を使うのですが肩甲骨の抜きを用いる事です。手先で振返した場合には必ず、状態が少しでも左に取られますので、自分がどのような動きをしているのかがすぐにわかります。ただし、体が左にとられたからといって、体を固めては業になりません。偏りを生じた場合にはどこに無理無駄があるのか自分自身の動きをチェックしてください。

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  1. 2009/01/10(土) 21:44:51|
  2. 居合 業

焦らずに

 昨日は渋川一流柔術の土曜日の稽古始でした。
 子供達は随分稽古をしない期間があったとはいえ、日頃から素直に稽古している子達は、違和感なく稽古に入れたようでした。癖の強い子達は、今年も個性の強さから来る動きの癖を直していかなければなりません。まさしく修行です。心の歪が動きの歪を生んでいますので、心を正さなければ動きも正される事はありません。指導者の方々にはよろしくおねがいいたします。
 大人の稽古は日頃、素直に稽古に取り組まれている方たちばかりですので、まったく違和感を覚えずに稽古されていました。素晴らしい事だと思います。

 無双神伝英信流抜刀兵法では九州支部長と、土曜日しか稽古に凝れない方が興しになり稽古されました。九州支部長は悟るところあって、随分動きの質が良くなってきています。いまだ歪のあるところは自分の心が生み出している歪だと気付かれていましたので、今後も心の稽古をしていただければ上達されると思います。
 いま一人の方は抜付けを中心に稽古して頂きましたが、抜付けが上手くいかない原因は、体を開いて抜付けていくにもかかわらず、鯉口から切先が離れそうになったときに、足腰を固めて前方に出してしまう事にありました。つまり、途中まで開きかけておいて足腰を固めてしまうので、それ以上、左が働かず、途中から右のみで刀を扱っている事になります。
 心を固めず、体を固めず、緩やかに稽古をして解決してください。

 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
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  1. 2009/01/11(日) 20:41:41|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

昇級審査作文1

 昨年末に渋川一流柔術の実技の昇級審査を行いました。冬休みの間の宿題として作文を課しました。今日は七級の審査を受けた男の子の作文を紹介します。読みやすいように一部のひらがなを漢字になおしました。

 「柔術をはじめて楽しかったこと」

 ぼくは蹴込と意地稽古がとくに楽しいです。
 「えい」と言って投げたときすごく気持ちがいいです。
 先生に「声が大きいね。」とほめられる事もうれしいです。
 意地稽古では思いっきりあばれられるのが楽しいです。
 習った技を先生がきめさせてくれたときは、すごく強い感じがしてうれしいです。
 年末の稽古納めで廿日市天満宮に登った時すごくしんどかったけど、てっぺんに着いた時高くてながめがよくて、しんどいのをがんばってよかったです。
 演武を見て先生たちみたいに強くなりたいと思いました。刀を持っている先生たちもいました。先生たちみたいに強くなりたいです。


 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。 
 

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)を開設しました。御覧下さい。 
  1. 2009/01/12(月) 21:46:56|
  2. 昇級審査作文

昇級審査作文2

 昨日と同じく、昇級審査の作文を紹介します。六級を受けた男の子の作文です。

 「柔術をしてよかったこと」

 ぼくは以前から「何かあったとき自分の身は自分で守ることができるように武道を習っておいた方がいいよ。」とおじいちゃんに言われていました。
 たまたま、おばちゃんがインターネットで道場を見つけてくれたことから始めました。武道場に入るとき、帰るときなどに礼をすることを見てめんどくさそうでしたが、するうちに、そうする事でけじめがつく気がしました。
 わざはとても難しいものや、とっても簡単なものがあるので時々技がわからなくなった時があります。
 今年(昨年)習ったのは様々なわざや礼の仕方です。
 奉納は宮島の奉納や天満宮の奉納です。
ぼくは人から身を守る技が習えるから強くなった気がします。 


 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
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  1. 2009/01/13(火) 21:30:07|
  2. 昇級審査作文

昇級審査作文3

 引き続き、昇級審査の作文です。小さなころから稽古している小学校3年生の女の子の四級の作文です。小さなころから稽古していますので、厳島神社の奉納演武などでも安心して見ていられます。

 「上達するために何をすればよいか」

 私が今までに、上達するためにどういう事をすればよいかと考えて思ったことは、言われたことを直していくことです。
 私が直されることは脚の力を抜くことです。
 去年は、目標を作っていなかったので、今年は目標を作りたいです。今年の一つ目の目標は脚の力を抜くことです。また、もう一つの目標は話をよく聞くことです。今年は話をよく聞いて上手になれたらいいと思います。今年は練習をいっぱいして上手になるという事も目標にしたいです。
 私の柔術の夢は上手になっていつか三級や二級に合格したいです。
 私の苦手な技は込入の片手投です。私が片手投の技が苦手な理由は回ったときに手が伸びるからです。何回も練習しました。5分に一回くらいできたので、もう一回やってみるとまたできませんでした。また5分くらいしたら出来ました。今は前より何回もできるようになりました。できるようになった時はうれしかったです。ずっとがんばりたいと思います。


 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
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  1. 2009/01/14(水) 21:30:31|
  2. 昇級審査作文

昇級審査作文4

 昇級審査の作文の最後です。この子も小さなころから稽古しています。小学校5年生の女の子の二級の作文です。ずいぶん上達しており大人より光るところも多くあります。

 「柔術の稽古によって得たもの」

 一つ目に私が柔術の稽古によって得たものは腰を柔らかくして動く大切さです。
 私は柔術をしていて、腰をやわらかくしないと技もかからないし、動きにくいことがよくわかりました。先生に技をかけようとしても腰が固まっていたら前への一歩が遅かったり、出なかったりしました。そのために技が決まらないことがたくさんありました。しかし、腰を柔らかくしておくことに気を付ければ、ずいぶん技がきまるようになってきました。技がきまったらとても嬉しかったです。これからも気を付けていきたいと思います。
 二つ目に私が柔術の稽古によって得たものは基本のことです。私は基本の礼などの仕方を勉強しました。基本の礼などは口で言うのは簡単ですが、本当に行うのはとても難しいことだなあと思いました。学校でも「あいさつをちゃんとしましょう」と言われますが、あらためて自分ができていなかったことに気付きました。これからは学校やいりいろな所で活かしていきたいと思います。基本の難しさや大切さを知りました。
 三つ目に私が柔術の稽古で得たものは人の話をよく聞くことです。柔術では人の話をよく聞かないと上達せず、技を掛けることができません。学校でも話を聞かないと計算、読みなどできず、勉強ができません。話を聞くという事はいろいろなことと関連しているんだなあと思いました。このことは学校でも注意されることなので、気を付けて人の話を聞きたいと思います。
 私は柔術の稽古で得たこの三つの事に特に気を付けて今年も頑張っていきたいと思います。今年も柔術が上達するように気をつけることに気を付けて一生懸命頑張っていきたいと思います。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。
 
 
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  1. 2009/01/15(木) 21:30:53|
  2. 昇級審査作文

長府

 先日、武道史研究のために長府に行ってきました。長府に行くのは4回目ですが、今回の目的は笹尾羽三郎の「諸国御武者修行者姓名録」を写真に撮ることでした。1年半前の道標に笹尾道場跡の写真を載せましたが笹尾羽三郎は自分の道場を訪ねる者に流派名や師匠名などを記してもらっており、資料そのものは世に知られていますが、たいへん貴重な資料です。
 主な目的は「諸国御武者修行者姓名録」でしたが、それ以外にも武術関係の伝書がたくさんあることがわかり、それらの資料の写真も撮りました。
 それらの資料のなかから、笹尾羽三郎は大石神影流の免許皆傳だけであったのではなく、それ以前に一刀流の免許を授かっており、一刀流の指導も行っていたという事がわかりました。柳川に大石神影流の修行に行った時にはすでに一刀流を習得していたのだと思います。
 武道史の調査をして、最近特に感じるのですが、江戸時代は随分と人の行き来があったのだということがわかります。広島には信抜流を教えていた原毅平がいましたが、長府の武士が原毅平から得た平正流長刀(なぎなた)の免許が長府図書館に存在し、原毅平は平正流長刀も教えていたということがわかりました。原家は原爆によって全てを失われており、当時の様子を知る事ができるものは何も残っていませんので、長府の武士が広島で修行した事が、原毅平のことを教えてくれたことになります。
 図書館長のお話では、学問においても長府からは多くの人物が他藩へ学びに行っていたそうです。
 時間が足らず、全ての写真をとることができませんでしたので、再度長府図書館には行かなければならないと考えています。
 写真を整理し、新にわかることがあれば、何らかの形で文章に纏めなければならないと思っています。
 帰りに図書館の近くにある、長府出身の乃木将軍を祭る乃木神社に御参りし、復元された旧乃木邸をたずね、宝物館で遺墨などをみました。

  乃木神社                   水師営の棗の子孫
  乃木神社          棗

          乃木旧邸説明                復元された乃木旧邸    
          案内板             乃木邸
 

 
 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
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  1. 2009/01/16(金) 21:30:06|
  2. 武道史

絵に学ぶ

 下の絵は武道史の調査中に写したある流派の伝書の一部です。武道史の調査の度に伝書に描かれた絵をみていつも思うのですが、その体の動きには遠く及びません。
 時には、あまり上手ではない絵に出会う事もありますが、絵に描かれた動きを観るとき何を伝えようとしていたのか、どのような動きを良しとしていたのかが、しっかりと伝わってきます。
 よく、下の絵を観て自分自身の動きと比べてみてください。はるかに及ばない事がわかるはずです。

          絵2       絵


 
 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
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  1. 2009/01/17(土) 21:20:35|
  2. 武道史

石城山 1

 山口県の柳井市から少し北に行ったところに石城山があります。年の初めに初もうでに行ってきました。山にはたくさんの神社があります。
 以前にも少し紹介しましたが、山には神籠石があり、神域説と、山城説にわかれて論議があり、最近では山城説に結論が至っているようですが、白村江の戦いが終わった後に作られたとしたなら、いったい何人くらいの兵士を籠城させるのかと考えた時に、本当に城として機能させるつもりであったのかどうか、疑問を持たざるを得ません。
 なぜならば、石城山は四方八方から攻略が可能であり、神籠石に囲まれたエリアを城として守っていたなら、全周囲に兵士を配置するとなると、最低でも兵士が数千人は確実に必要となると思われるからです。ともあれ、今回は石城山を再度紹介いたします。
 まずはじめに案内図をご覧ください。今回は石城神社から第二奇兵隊本陣跡をへて、神籠石を北に辿り、西の水門、北の水門を通って東の水門から再び山に入り、高日神社を経て元の駐車場へ戻りました。

    石城山案内図
    00石城山案内板


 はじめに石城神社ですが、案内板にみるように574年の鎮座といわれる由緒ある神社です。

     石城神社              石城神社案内板
     01石城神社   02石城神社説明

 次に第二奇兵隊本陣あとです。
       03第二奇兵隊本陣跡
    
 次に龍尾石なのですが、これだけ見たらなぜ龍尾石なのかはわかりません。

                          龍尾石
                         05龍尾石

 龍尾石を経て西の水門に至ります。山中は水を出しますので水を排出するための石垣が築かれています。
                                         06西水門と西坊跡


次が北の水門です。これも西の水門と同じ機能だったと思いますが、現在は石垣の手前が崩れ、そこを水が流れているので、写真の石垣中央に見る排水溝はあまり機能はしていないようです。

     07北水門

 次の写真が龍頭石です。いかにも龍が口を開けたような石です。これで、龍尾があるのはわかります。神籠石のそばに意図的に龍頭石がおかれたのか、はじめから存在したもののそばに神籠石を配したのかはわかりませんが、何らかの宗教的な意味合いがあったのではないかと思います。

              龍頭石(右から)           龍頭石(前方から)
              09龍頭石1      10龍頭石2

 このような石をどこかで見たことがあると思ったら英国のストーンヘンジのそばにあった石でした。(次回に続く)
     11ストーンヘンジ
   

 3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
 
 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
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  1. 2009/01/18(日) 21:22:55|
  2. 武道史

石城山 2

 龍頭石から少し行くと北門があります。ここに残された石を見ると柱が立てられていたような切り込みもあり、当時は立派な門があったのではないかと思います。

     13北門遺跡2     14北門遺跡3     12北門遺跡1

 北門の遺構を過ぎると夜泣石があります。いかにも人間の頭部のように見える大きな石です。

               15夜泣石

 さらに進むと、現在見張り台と呼ばれるところにいたり、柳井方面に瀬戸内海が見えます。

                                     16見張り台から

 少し行くと東の水門があり、ここを過ぎて、山の中心部にに入ります

       17東水門

 山中に入り少ししたら鳥居があります。これは石城山の最高部(362m)の高日峰にある高日神社のための鳥居です。鳥居は文政10年に土地の庄屋さんたちによって建てられています。

    18高日神社鳥居       19.jpg        24高日神社下 (2)

 日高神社には天御中主神、日神、月神、星神、高日峰之神が祭られています。ここではなぜ天照大神や月読之神と言わないのかは不明です。不思議なことに神社の前に立って天を仰ぐと自分が天地と一体となるのを強く感じます。天地の気の流れがあるのかもしれません。

            24高日神社下 (3)        24高日神社下 (5)

 日高神社の少し下に平らに整地された場所があり、整地がいつ頃行われたのかはわかりませんが、ここからは見張り台よりもよく柳井方面の瀬戸内海を見ることができます。(次回に続く)
   
                       24高日神社下


 3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
 
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  1. 2009/01/19(月) 21:22:53|
  2. 武道史

石城山 3

 高日神社をすぎ、奥に入っていくと小さなお社がたくさんあります。
 はじめに五十猛神社がありますが、五十猛神社はスサノオノミコトの子である五十猛神をまつる神社です。五十猛神は父とともに朝鮮半島に渡り不毛の地に木を植えたとされます。

          25五十猛神社

 次にあるのが物部神社です。物部神社には物部守屋大連命が祭ってあります。「もののふ」の語源となったと考えられる物部氏は神道と深い関係をもっています。

                    26物部神社

 次にあるのが若宮社で天孫ニニギノ尊が祭れています。

                                  27若宮社

 少し下ったところにあるのが葦原神社で、そこから少しのぼると日本神社があります。日本神社の前には四季桜があり、いつも桜の花を咲かせています。日本神社のそばにはさざれ石があります。

28葦原神社  30四季桜 29日本神社  31さざれ石

 出発点の駐車場に近づくと宇和奈利社があり、盤長姫神、木花之開耶姫神が祭られます。
 最後に荒神社があり、駐車場です。荒神社には須佐之男神が祭られています。

        33宇和奈利社         34荒神社

 駐車場のそばには石城太子堂がありそこからの眺めもまた、瀬戸内海を美しく見ることができます。石城山には案内板に見るように多くの野鳥が住んでおり、コゲラという鳥が木をつついているのを5メートルも離れていないところから見ることが出来ました。(石城山の項終わり)

        34石城大師堂から       35鳥




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  1. 2009/01/20(火) 21:22:18|
  2. 武道史

濃州堂の拵

 濃州堂さんに昨年の夏に依頼した拵ができてきました。写真の上側の刀が現在使っている刀で下側が新しくできてきたものです。現在使っている刀(上側)の拵も濃州堂さんにつくっていただいたものです。

           DSC03970.jpg

 濃州堂さんでは社長さんが直々に希望をお聞きくださって注文をとっていただきました。また、現在使用している刀の鞘の調子が非常に良いので、このたびもその職人さんに鞘をこしらえていただくようにお願いをしました。拵によって上達がずいぶん左右されるので、いい加減な拵の刀を用いることはできません。貫汪館では濃州堂さんの居合刀(模擬刀)を皆さんに用いていただいていますが、濃州堂さんがしっかりした拵えを作ってくださり、また、私たちが用いる刀の柄の形状をよく承知していただいているので安心して注文することができます。皆さんにははじめから調子のいい居合刀を用いていただいているので、少しわかりにくいことかもしれませんが。
 刀身は両方とも長船の上田刀匠に打っていただいたもので、上の刀は刀匠名が兼仁のときのもの、下の刀は祐定と刀匠名をかえられてからの刀です。
 写真で見るとそれほど長さに差がないように見えますが、体感上の長さはずいぶん異なっていますので、新しい刀をすぐに使いこなすことはできません。どれだけ時間がかかるかわかりませんが、これからじっくりと時間をかけて馴染んでいかなければなりません。私の修行上の新たな課題です。


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  1. 2009/01/21(水) 21:06:08|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

まじめさ

 まじめに稽古に取組むことは大事なことで、教えられたことを真剣に自分の物にしようとしなければとても上達するものではありません。しかし、このまじめさが時として上達を阻害する原因ともなりかねませんので、注意が必要です。
 稽古にまじめに取組む方は何事も疎かにせず、着実に上達していかれますが、ほんの僅かな自分自身の思い込みが真面目さと合わさった時、稽古における誤差を生じてしまいます。
 例えば姿勢ですが、斬りこんだ時の姿勢がほんの僅か前傾してしまっているとします。本人がそれに気付き、それを修正しなければならないと自覚したとき、「姿勢は真直ぐに」と自分に言い聞かせてしまいます。その結果、自分自身で背筋に力をいれて「真直ぐ」を作り出してしまう。この作るという意識が体や心を居着かせてしまいます。一見、同じ姿勢でありながら、作らず、調和が保てることによって、崩れていない姿勢は自由に動ける姿勢であるにもかかわらず、真直ぐにと作った姿勢は逆に動けない姿勢になってしまいます。
 また、肩は使わないと指導していますが、自分自身が肩を使って抜付けていると分かったとき、肩を使うまいとして、意識的に肩を止め、肩に力みが入り、かえって体全体の調和を乱すことがおこります。肩は使っていなくとも、自分の体の一部として機能していますので、その機能を止める必要はありません。
 上に述べたことは一例に過ぎませんが、真面目に稽古に取組まれる方には時として、このようなことも生じてしまいます。
 一言でいえば先師の言われた無念無想無我無欲を技に体現すれば、おのずから調和が取れ正そうと思わずに正されるものなのですが、人に心があるので、心が心を迷わせてしまいます。


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  1. 2009/01/22(木) 21:35:15|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

山中権八郎 2

 以前、江戸時代から明治にかけて活躍した広嶋藩の司箭流、渋川一刀流の山中権八郎について述べましたが、孫の山中彦八郎氏が記されたものに興味深い話がありますので要約して紹介します。
 山中権八郎は岡山に黒住宗忠という偉い人物がいると聞き、岡山の教祖を訪ねたところ聞きしに勝る人物であり、その説教にいたく感動し入門して信者となった。その後たびたび岡山に行き親しく教えを受けていた。
 かねてから剣術に迷いがあり、この解決法について教えを願ったところ、教祖は「自分は武芸者ではないからよくわからないが、『生きものをつかめ』。」と言われて居間に帰られた。
 このヒントを解決すべく権八郎は芸北三次の三次神社に三十日籠り、悟ったのが無念無想の「突きの一手」でこれにより、渋川一刀流の独特の剣法を編み出した。

 『生きものをつかめ』のヒントがどのようにして突きに結び付いたのかはわかりませんが、当時の修行者がどのような思いで修行していたのかがわかる逸話です。

 下の絵は山中権八郎の自画像です。抱えているのは司箭流につかう長刀で、権八郎は司箭流ではおもに柔術と長刀を指導したとされています。刀は貫心流では身長の半分の長さとされていますので、細家に習った山中権八郎の刀も長かったのではないかと思います。

           中山権八郎

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  1. 2009/01/23(金) 21:34:25|
  2. 武道史

山中権八郎 3

 引き続き山中権八郎に関するお話です。
 廃藩置県後、山中権八郎は京橋川河畔の自宅に道場を設けました。道場には正面に天照大神、左に八百万神、右に黒住宗宗神の三幅の掛け軸を掲げ、日夜拝礼し稽古に励みました。
 このお話は道場に神棚が設けられるようになったのは明治以降であるという事を裏付けています。江戸時代には多くの道場では山中権八郎の道場のように神の名が記された掛け軸を掲げていたようです。

 山中家の家訓は
 一、悪しきと思う事は身にたえておこなうことなかれ
 一、渇しても盗泉の水は飲むべからず
 一、無益の殺生をするなかれ

であったといいます。三番目の「無益の殺生をするなかれ」は黒住教の教えでもあるということですが、これに関して山中権八郎に関する興味深い話もあります。


 3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。
 
 
 1月25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねください。
 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。 
 

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)を開設しました。徐々に更新していきますので御覧下さい。
  1. 2009/01/24(土) 21:36:39|
  2. 武道史

山中権八郎 4

 山中権八郎が武者修行の途上浪速に行った時のことです。
 ある河畔に鰻屋の屋台船があり、供のものと鰻丼を注文して一休みしていた時、権八郎は主人のウナギをさばく手さばきが見事なのを見入っていました。しかし主人が籠からウナギを引きだし、俎板の上でウナギの目を錐でさして出刃で錐の頭をとんとんとたたくたびに、横に裸で寝ていた主人の子供の腹が同じ拍子でピョコンピョコンと動いていたのを見た権八郎は帰りに、主人にこの商売をやめた方が良いのではないかと一言言って立ち去りました。
 その後何年かたち山中権八郎が再びその屋台船を訪ねてみたところ主人は変わっていました。にぎやかな街を歩いていたところ後ろの方から「お武家さん」と呼ぶ声がしたので振り返ると店の小僧らしい者がきて「芸州の山中先生でしょう。主人がぜひお連れして来いと申しますので、御出で下さい。」と案内されました。
 立派な呉服屋に案内されると、その主人はかっての鰻屋で主人が話すには、「その節の忠告が気になって商売を替え、呉服の行商を始めて今日に至りました。ご忠告有り難く、感謝いたしております。」とのこと。
 権八郎がどのように感じて忠告したのかはわかりませんが、武術家として何かを感じる力を持っていたのかもしれません。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が更新されています。御覧下さい。

 3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。


 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。ただし、二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。  

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/01/25(日) 21:47:23|
  2. 武道史

久留米での稽古

 24日(土)、25日(日)と久留米に無双神伝英信流抜刀兵法の指導に行きました。24日(土)は夜の稽古でしたので、先日、時間切れで写真撮影できなかった資料を撮影のため長府図書館に行きました。ゆっくり出かけられると思っていたのですが念のため早く起きたら高速道路が雪で通行止め、6:30過ぎに出て一般道を走り、長府図書館に着いたのは11時を過ぎていました。途中反対車線では坂道が凍り付いており、トラックなどが10台くらい衝突していましたので、一般道でも走行には気を使いました。
 11時過ぎから昼食抜きで3時頃まで写真撮影、その後下関から高速道路を使ったものの、九州では雪が降り続き、私が通ったあとに通行止めになっていました。着いて温泉にでも入りたかったところですが、すぐに稽古の時間になってしまいました。
 
 稽古は熊本から来られた方と、先日来稽古を始めた方、さらに復習をかねて師範代代理にも礼法、歩法の稽古をして頂きましたが、腰に刀がある時には比較的楽に進めるものが刀を前に構えたとたん、動きに乱れが生じてしまうのは全て自分の心なす業ですので、自分の心をよく見つめなければなりません。構えるという言葉は用いますが、刀がその位置にあるだけで、心や体に構えを作る事は決してありません。
 斬撃の稽古も少ししましたが、刀が上がるのは体にさがる部分があるからだということを理解せねばなりません。振りかぶろうとするばかりに重心も全て上に上がってしまっていました。振りかぶろうと、振り下ろそうと動きの中心が臍下にあることに変わりはありません。刀が振れるというのは結果であって結果を直接求める稽古をするのではないという事にも留意しなければなりません。
  25日(日)の稽古についてはまた記します。


 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が再度更新されています。御覧下さい。

 3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。


 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。ただし、二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。 

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  1. 2009/01/26(月) 21:45:45|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

久留米での稽古 2

 久留米での稽古の2日目は先月から稽古を始められた方に初発刀をお教えいたしました。他の武道をしておられるので、体の感覚が発達しておられ、お話することはよくご理解いただいていたように思います。
 抜付け、血振い等、刀を右手で持つことが多いのですが、刀を持たない左手は右手と同様の役割を果たしているということを体で感じられればさらに上達されると思います。そのためには臍下に治まったまま終始することを稽古の眼目としてください。
 また刀を持たずに初発刀の稽古をされていましたが、よい稽古方法であると思います。初心者の方はどうしても刀に居付き、体の調和を乱してしまいます。刀を持っていない動きと、刀を持ったときの自分自身の動きの異なりを感じてください。
 半年ほど稽古を積まれた方には形の通し稽古の中で修正をしていきましたが、気になるところが二点ありますので、次回までに稽古を積んでください。
 一点目は体が敵に正対してしまう事です。無雙神傳英信流では半向半開の体遣いをもとにしていますので、正対してしまうと、抜付けでは敵から柄頭がはずれ、刀の有効な働きがなされません。
 二点目は一点目とも関わっているのですが、抜付けから刀をめぐらせ振りかぶった時、左手の手の内が弛んでしまっておりために、斬撃が体全体を使ったものになりえず、肩から先の斬撃となってしまっています。また振り下ろした時に左手の働きがなく右手が働きすぎるので、刀が定まっていません。これは敵に正対する癖からも生じていますので、注意が必要です。斬撃をした時に正対してしまうと、左右の手の位置の関係から体に無理が生じてしまいます。
 師範代代理には大森流、英信流表、英信流奥、太刀打、詰合を稽古して頂きましたが、心の働きひとつで、技が変わってしまうということはよく理解できたと思います。稽古2日目は1日目と異なり、心も体もゆとりを持っていましたので、本人が思っている以上に数段良い稽古をされていました。これからもますます上達していただきたいと思います。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が再度更新されています。御覧下さい。

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  1. 2009/01/27(火) 21:19:41|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

伝書

 ほとんどの古武道は流派独自の伝授の体系をもっており、その伝授は直接師によって行われ、現代武道のように顔をみたことも無いような連盟の会長から段位を授かるという形式は取りません。また、江戸時代の古武道は家元制度をとらない流派がその大部分であったため、免許を得た者が、またその弟子に直接伝授するという形式をとりました。
つまり武術は完全相伝制であり、茶道や華道などの町人文化が家元のみが伝書の発行を行い、弟子はいくら修行を積んでも伝書の発行を行えない不完全相伝制であったのと大きく異なっています。現在、同じ流名の同時代の伝書が多くの異なる師から発行されているのをみるのは、そのためです。
 現在貫汪館で稽古されている方で、稽古を重ね、将来人を教える立場になられたときには伝書を書いて弟子に渡さなければならなくなります。無雙神傳英信流には初伝、中傳、免許皆伝の段階があり、渋川一流にも初伝、中極意、免許皆伝上極意の段階があります。渋川一流の初伝の段階は伝書はなく実技の伝授のみですが、それぞれの段階で伝書を書き記すことになります。
 武道史の調査をしていて、様々な伝書を見ますが、流麗な書や必ずしもそうではない書を見ます。また師から弟子、その弟子から、またその弟子へと出された伝書を目にすることもありますが、筆の流れは同じものではありません。
 私は昔から書が苦手なため、伝書作成の筆が進みまず、伝書をお渡しするのもどうしても随分時間がたってからになってしまいます。恥ずかしながら数年経ってからお渡しすることもあります。先日も、やっとのことで、無雙神傳英信流抜刀兵法の師範代代理に伝書を渡すことができました。
 稽古を熱心にされる方は必ず、書の稽古をされることをお勧めいたします。

           伝書



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  1. 2009/01/28(水) 21:42:32|
  2. 武道史

自在

 水曜日、無双神伝英信流抜刀兵法の稽古をされて数ヶ月たつ方にはじめて斬撃の稽古をして頂きました。
 今まではただ歩くだけでしたので、刀を振るために強くとか早くという思いは生じませんでしたが、これまで稽古を重ねてきたにもかかわらず、刀を振りかぶる、振り下ろすという事象に居着くためどうしても全身の調和が乱れていました。
 動きの稽古として刀を振り上げ振り下ろしていますが、、どの瞬間にも自在に変化できる調和が存在していなければなりません。それしか出来ない動きはきられてしまう動きであると知らねばなりません。どのようにでも動けるということを含んだ上での斬撃の稽古であって、同じ事をしていてもそのようにしか動けない斬撃の稽古をしてしまったら形が自分の動きを不自由なものに仕上げてしまいます。心して稽古しなくてはなりません。
 また、長年稽古している方にも一緒に斬撃の稽古をして頂きましたが、少しでも間違った事を長年積み重ねてしまうと、それを取り除くのに大きな努力を必要としてしまいます。刀が触れるのは体を使った結果であるのにもかかわらず、直接「振る」という結果を求めるために、そのような動きしか出来ない体になっていました。いついかなる時にも変化対応できる自在さを内包した動きの稽古をしなければ形稽古は無意味などころか動けない体を造ってしまうことになります。考えを改めなければなりません。


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  1. 2009/01/29(木) 22:04:57|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

 先日、ある方から写真のようなお土産を頂きました。色艶もよく、出来のよいもので、感心しています。

         DSC03978.jpg   

 私自身、鍔のデザインが好きで、余裕があるときに買い求めてきましたが、良いデザインのものは限られたスペースと形の中で、調和が取れ、落ち着いており、眺めることによって心が落ち着きます。反対にあまりよくないものはなぜか落ち着きが無く違和感を覚えてしまいます。
 私自身が購入する鍔は、時には例外もありますが、実際に拵につけれるようなものを求めていますので、高価なものやサイズの合わないものなどはありません。鍔と言っても時代や作られた地域、作者によってデザインは様々です。鍔に関する本もいろいろと出版されていますので、ご一読ください。
 実は写真の鍔は室町時代に作られた鍔のデザインをとった栓抜きです。



 3月15日(日) 9:30~16:00の間、無双神伝英信流 居合道講習会を開催いたします。今回の講習は「大森流」です。英信流表と対比しながら稽古する予定です。詳細がきまりましたら、貫汪館ホームページでお知らせいたします。 


 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。ただし、二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。 

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  1. 2009/01/30(金) 21:21:25|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

上達しない人のために

 無双神伝英信流抜刀兵法でも渋川一流柔術でも熱心に稽古しても上達しない人がいます。結局のところ熱心に求めるべきところが的外れなのです。
 初心の方が絶対に守って稽古しなければならないことは、体の中心を臍下に置くということで、これを無視してしまったら上達することはありません。それは稽古において動かざる時も、動きの最中にも守らなければならない絶対条件であり、これなくして、脇がどう、手首がどう、足運びがどうだと稽古したところで、本質が変化しないのですから上達する事はあり得ないのです。たとえ手先の器用さがある人が上手に見せかける事ができたとしても、それは外見であって、いかなる時にも自在に変化できる武術の動きとはなりえません。
 上達しない人に共通しているのは体の中心を臍下に置くということを稽古せずして、早く動く事に目が行ったり、相手を投げるという結果のみに目が行ったり、本質から離れた稽古をしてしまうという事です。
 ゆっくりとしか動けなければゆっくりと動けばよいのです。少ししか動けなければ少ししか動かなければ良いのです。それが自分自身の実力なのだと自覚して稽古すること無しに、上達した人の外見のみを真似、自己満足したところで、それは猿真似に過ぎません。
 己ができない事のふがいなさに心の内で涙する事無しに上達は絶対にない事を知らなければなりません。今、自由に動いている稽古が進んだ人たちも人知れない苦心を重ねてきているのです。

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 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は二月から稽古場所が変更になります。場所がきまりしだい、記載いたします。 現在2月18日(水)のみきまっており場所は久留米市武道館小道場です。時間は午後七時くらいからになります。 

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  1. 2009/01/31(土) 21:33:25|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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