無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

繊細さ

 今日も無双神伝英信流抜刀兵法の稽古でしたが、昨日とは稽古する形が異なるので、道場は全く異なる雰囲気になります。
 今日は渋川一流柔術の稽古を積まれた方が中心でしたので、出来る出来ないは別にして私の話すことは理解をされています。後は出来るようになるだけです。
 今日の稽古では繊細な感覚で稽古するということをよく実行されていましたので、どの時点で自分の動きが崩れてしまうのかを理解できていたように思います。自分の動きの崩れ始めが分からず、動いた結果として崩れていたことが分かるのは稽古に繊細さが足りないからです。ただがむしゃらに動く稽古からは業は生まれることがありません。指一本の動き、肘のほんの僅かな張り、足の裏の緊張、小さなことに思えてもその小さなことが全てを狂わせてしまいます。崩れ初めが分かれば何がそうさせているのかを見つけ、直し、上達へとつなげていってください。 


 5月4日(日)京都下鴨神社において午後1時から、5月5日(月)京都白峯神宮において午前11時から、日本古武道振興会による奉納演武会が行われます。無双神伝英信流抜刀兵法は4日と5日、渋川一流柔術は5日に演武します。お時間のある方はお越しください。 
  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。
  1. 2008/05/01(木) 22:47:05|
  2. 居合 総論

軽い刀

 昨日は繊細さという事に付いて書きましたが、今日は繊細さについて軽い刀のほうが難しいというお話です。
 私の真剣の重さは約千四百数十g ほぼ同じ長さの居合刀の重さは約千二百数十gです。約200gの重さの違いがあります。普通に考えれば重い刀のほうが難しいように思いますが、実は軽い刀のほうが難しいのです。
 いつもお話していますように無双神伝英信流抜刀兵法では稽古において無理無駄を無くすことを大切にしています。つまり、余分な力、緊張というものは全くなくさなければならないのです。自分の現在の限界まで無理無駄を無くす努力をしていれば、軽い刀を使った場合ほんの僅かな無理無駄、「振りたいと」いう思いが生じてしまったら、刀の運行は意図していたのとはずれた軌跡を描きます。指一本の緊張でかわってしまうものなのです。重い刀の場合には重さに助けられて多少の無理が働いても刀の重さがそれを修正してくれます。
 軽い刀はより繊細に、軽い重さを感じる感覚を持って使わなければならないのです。そういった意味で、ある程度上達された方で稽古用に重さの異なる二振りの刀をもたれている方は違いを試みてみてください。

 
 5月4日(日)京都下鴨神社において午後1時から、5月5日(月)京都白峯神宮において午前11時から、日本古武道振興会による奉納演武会が行われます。無双神伝英信流抜刀兵法は4日と5日、渋川一流柔術は5日に演武します。お時間のある方はお越しください。 
  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。
  1. 2008/05/02(金) 21:07:37|
  2. 居合 総論

広島の剣術流派

 京都での演武会に参加のため、今日は広島の剣術流派について以前まとめたものを載せます。参考文献も書いていますので、興味のある方は図書館で調べてみてください。


一刀流

一刀流の流祖は伊藤一刀斎景久である。伊藤一刀斎の出自・没年等は定かではないが鐘巻自斎に中条流を学んで一刀流を開創したと伝えられる。伊藤一刀斎の弟子 小野次郎衛門忠明は、文禄二年(1593)一刀斎の推挙で徳川家康に仕え二百石を得、秀忠の師範となった。後に加増され六百石となった。
広島藩に一刀流を伝えた間宮五郎兵衛久也は江戸で伊藤(小野)典膳忠也に学び、正保二年(1645)浅野光晟に招かれ四百石で師範となった。伊藤典膳忠也は小野次郎衛門忠明の弟で一刀流の三世を継いでいる。『本朝武芸小傳』には「間宮五郎兵衛久也者従伊藤忠也 得其宗、後芸州侍従以剣大鳴」1)とあることから間宮五郎兵衛久也は当時、高名な剣術家であったのであろう。
晩年、高津市左衛門と名を改めたが、以後代々間宮家は浅野家の師範となった。間宮五郎兵衛久也以降は直久 ― 久一 ― 久忠 ― 久富 ― 久寛 ― 久年 ― 久晴と続き明治維新に至った。墓は興禅寺にある。
(『尚古』第二年 第八号p,17,/『飽薇光華録 附芳名録 上』p74,75/『広島県史 近世1』p1203/『広島県史 近世2』p1175,1176,1177/『新修広島市史 第4巻 文化風俗史編』p286,287/『廣島市史(第2巻)』p77,98,230,399,530,641/『廣島市史(第3巻)』p201/『元凱十著』p56/『安藝備後両國偉人傅 全』p298/『三百藩家臣人名事典』第6巻p179/『増補大改訂 武芸流派大事典』p72,160,577,789/『藝藩輯要 附藩士家系名鑑』藩史家系録p4,5,83)

 広島には他系の一刀流もあり指南されていましたが、その伝が絶えそうになったので藩主の命により、間宮家はその一刀流をお習得していました。
 残念なことに原爆投下当時屋敷は広島城に近い現在の女学院高校のあたりにあったため、史料等は全て焼失してしまいました。伊藤(小野)典膳忠也から授かった刀もあったとの事でしたが、原爆で失われてしまいました。

 5月4日(日)京都下鴨神社において午後1時から、5月5日(月)京都白峯神宮において午前11時から、日本古武道振興会による奉納演武会が行われます。無双神伝英信流抜刀兵法は4日と5日、渋川一流柔術は5日に演武します。お時間のある方はお越しください。 
  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。
  1. 2008/05/03(土) 21:10:58|
  2. 武道史

広島の剣術流派 2

 今日はあまり知られていない流派についてです。


一旦流

 一旦流は三谷印斎正直が新陰流から新たに起こした流派である。印斎は後、宮川印斎と称したという。
 廣島の一旦流は太田清助が享保の頃、師の三谷印斎より五之坪流槍術とともに伝授された剣術である。清助の後は子の常之丞、孫の弥次右衛門と続いた。一旦流剣術は槍術の弟子に限り教授された。
(『尚古』第二年 第八号p18/『新修広島市史 第4巻 文化風俗史編』p287/『元凱十著』p56/『増補大改訂 武芸流派大事典』p68)


一得流

 文久二年(1862)に没した三原の小島一伝斎が、大久保某より一得流・河合流二流の剣術を学んだと言う。後に正平流の鎌を僧侶より学び嘉永七年(1854)に大善寺内に大演武場を設けたという。
(『安藝備後両國偉人傅 全』p302/『増補大改訂 武芸流派大事典』p75/『御調郡誌』p353)



 5月5日(月)京都白峯神宮において午前11時から、日本古武道振興会による奉納演武会が行われます。無双神伝英信流抜刀兵法はと渋川一流柔術が演武します。お時間のある方はお越しください。 
  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。
  1. 2008/05/04(日) 20:19:00|
  2. 武道史

広島の剣術流派 3

 今日もあまり知られていない流派についてです。


一法斎流

竹原出身の相撲行司で享保八年(1723)に隠居した横山左近は三次浅野家の浪人であった父親よりこの伝を得ていた。左近は江戸・京都・大阪でも行事を勤め、藩主吉長より俸禄三十両三人扶持を与えられていた。
一法斎流は飯篠長威斎を流祖とし横山左近まで七人相伝し、左近は天野九助義知に伝えた。横山左近は一法斎流のほかに真々流、戸田流を加え三品流と称していたという。
(『安藝備後両國偉人傅 全』p313/『復刻 藝藩通史』第二巻p501/『新修広島市史 第4巻 文化風俗史編』p297,298/『増補大改訂 武芸流派大事典』p76)


一帆斎流

 天明~寛政期に吉田一帆斎という浪人が広島城下で剣・槍・長刀を教え、時の藩主、浅野重晟もその業前を見たという。
(『広島県史 近世2』p1177)


  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。
  1. 2008/05/05(月) 20:22:28|
  2. 武道史

下鴨神社奉納演武・白峯神宮奉納演武

 5月4日(日)、京都下鴨神社において日本古武道振興会の奉納演武が行われ、無雙神傳英信流抜刀兵法で、私と師範代代理が演武しました。師範代代理は九州の久留米から演武に参加してくれ、昨年に続き二度目の演武となりました。
 5日(月)は京都白峯神宮において同じく日本古武道振興会の奉納演武が行われ、無雙神傳英信流抜刀兵法で、私と師範代代理が演武、澁川一流柔術は私と師範代夫妻が演武致しました。
 他流派の演武を間近に見ることが出来る演武会は大いに参考になります。それぞれの御流派が素晴らしいものを持っておられ、それを学ばせていただくことが出来ます。
 また、演武会に備えて集中して稽古することにより自分達の至らない部分が見えてきて上達するきっかけともなります。できれば多くの方に上達していただき、参加できるようになって欲しいと思っています。
 今回の演武会においても無双神伝英信流抜刀兵法の師範代代理と渋川一流柔術の師範代の奥様の二人は大きく進歩しました。
 京都の演武会の詳細については、明日以降、お知らせしようと思っています。
  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。
  1. 2008/05/05(月) 23:18:36|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

鞍馬山

 5月3日(土)、下鴨神社奉納演武の前日は早く京都に着いたので、鞍馬山に始めて登りました。登る前には深山幽谷をイメージしており、随分と大変なのかなと思っておりましたが、現在は道も整備されており、楽に歩くことが出来ました。
 興味深かったのは義経が武術の修行をしたといわれる僧正ガ谷不動堂です。場の力というものを感じました。稽古するのにふさわしい場というか、稽古が身になる場の力を感じました。
 これまでに無双神伝英信流抜刀兵法の稽古を色々な場所でして来ましたが、一番稽古していてしっくりきたのは久留米市荘島体育館剣道場です。ここは以前、学校か何かの教室に使われていたところを剣道場にしたようです。広さといい、高さといい、光の入り具合などとてもいい感じです。義経が稽古したといわれる場所も鞍馬山の他の場所に比べ、武術の稽古にはふさわしいように感じました。
 写真は僧正ガ谷不動堂で、このあたりで稽古したといわれています。

         修行の地


  午後から少し時間があったので、いつも行く古代友禅苑で型友禅をしました。今回はバッグ3つに染めました。指導してくださる方とは顔なじみですので、好きなようにさせていただきます。
 今回の私の作品の写真です。

       花車
                         花雪
                                           花扇


 無双神伝英信流抜刀兵法の師範代代理も一緒に古代友禅苑に行きました。今回が2回目で、すでに私より上手になってしまいました。側から見ていて作業が非常に丁寧で手抜きがないので、良い作品が出来ます。バッグを染めた後は師範代代理と合作で風呂敷二枚を染め、古武道関係のある方たちへのプレゼントにしました。
 師範代代理は居合の稽古も手抜きがないので、私の十数年分を僅かの年月で習得しました。何をするにも丁寧さが大切だと感じさせられます。大雑把にこの程度で良いだろうと考えてしまったら、なかなか業は身につきません。下の作品は無双神伝英信流抜刀兵法師範代代理の手芸の作品です。

            kuma.jpg


 武術とこのような工芸や手芸は全く関係がないように考えられるかもしれませんが、実際にやってみると、つながりがりがある事が良く分かり、武術の巾が広がるのを感じます。そういった意味で今回、渋川一流柔術の師範代夫妻が白峯神宮の演武の後に型友禅を楽しんだのは良いことであったと思います。

  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。講習会の後17時より会費二千円でお酒無しの懇親会を行います。お時間がある方はご参加ください。

  1. 2008/05/06(火) 21:57:32|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

下鴨神社奉納演武会

 5月4日(日)は下鴨神社において午後1時から奉納演武会がありました。主催:下鴨神社、共催:日本古武道振興会です。
 午前中に少し時間があったので、無双神伝英信流抜刀兵法師範代代理の新しい居合刀を求めに武徳殿に出店している濃州堂さんへ行ってきました。私はいい加減な人は弟子にとらないために道場としての居合刀の購入も少ないのですが、快く歓迎していただけます。
 師範代代理の業が向上したため、少し長く、重量のある居合刀を注文しました。注文した後、すぐに下鴨神社に赴き、演武の準備をしました。下鴨神社では無双神伝英信流抜刀兵法の演武のみ行いました。
 演武流派は小笠原流、荒木流軍用小具足、竹内流、佐分利流槍術、鞍馬流剣術、天道流薙刀術、天神真楊流柔術、琉球古武術、直心影流薙刀術、鹿島神傳直心影流、立身流など27流派で昨年に比べ少し少なめでした。
 今年は初めて兵庫県の貫心流剣術が参加されました。兵庫県の貫心流剣術は、日本古武道振興会への加盟に当たり私が仲介の労をとったこともあり、演武を間近で拝見させて頂きました。代表者の中野先生の演武は非常にすばらしいもので、この動きを現代剣道をされる若い方たちに受け継いで欲しいと強く思いました。
 他流派の演武の素晴らしいところを拝見することは、自分達の稽古を見つめ直し、より向上する為のよいきっかけになります。流派内、あるいは、居合は居合、柔術は柔術という小さな枠の中にこもっていては見えてこないことがたくさんあります。皆さんも出来る限り他流派に学ばせていただく機会を持っていただきたいと思います。

 演武を終え、再び武徳殿へ行き、師範代代理に濃州堂さんの真剣を振ってもらいました。2尺5寸以上あるものの中から重い物を選んで振らせたのですが、師範代代理は楽に振っていました。重さを感じない振り方を身につけているからです。あとは資金を貯めるだけです。
  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。講習会の後17時より会費二千円でお酒無しの懇親会を行います。お時間がある方はご参加ください。

  1. 2008/05/07(水) 22:17:12|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

白峯神宮奉納演武

 5月5日(月)は白峯神宮で奉納演武があり、貫汪館は無双神伝英信流抜刀兵法と渋川一流柔術の二流派が演武しました。
 演武流派は十九流派で下鴨神社の演武流派よりも少なかったのですが、演武会場が一箇所であり、集中してみることが出来、また集中して見られます。
 演武した流派は荒木流、小野派一刀流、神夢想林崎流、天神真楊流、双水執流、天道流薙刀術、直心影流薙刀術、鞍馬流、琉球古武術、立身流などですが、皆さん素晴らしい演武をなさっていました。
 たとえば、直心影流薙刀術の演武はいつの演武でもそうですが、絶対に相手から目が離れることはなく、終始心が途切れることはありません。高齢の方の演武も昨年よりも鋭くなっており、武術はどこまでもいけるという思いを強くしました。
 小野派一刀流の演武はいつもながら居着くことなく流れるような演武で、神夢想林崎流の演武も三尺三寸の長刀をすらっと抜いておられました。
 立身流の加藤先生の居合の演武はスタンスが狭いにもかかわらず、全く中心がぶれることはありませんでした。刀の動きは鋭いのに全く無理がないのです。
 他流派を見学させていただくことで、我々も、もっと深く高くという思いが湧いてきます。

 京都で、たまたまもとの同門の方に会って話を聞くと、無双神伝英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生の門人でありながら、他流派の演武を自流派の価値基準でしか見ず、他流派を否定するような方もおられたようです。先生のお話を聞かれたことがなったのでしょう。
 先生は私に「子供の頃、広島の武徳殿の近所に住んでおり、多くの流派の優れた演武を見ました。いまだに目に焼きついています。」「宮島で柔術の演武をしたら素晴らしい先生方の演武からしっかり学んできなさい。」等々お話くださいました。
 また、先生は長い刀を用いておられましたが、先生の弟子でありながら、見栄えばかりを重視し、強引な振り方をした結果肘を痛め、長い刀が自分の手におえないとわかると「刀は身体にあうものを用いれば良い」と短めなものを用いられるようになった方もおられるということです。自分の心と技量が刀に追いついていっていないだけであるのに、梅本先生の教えを否定されるようなことがあったとは情けない限りです。
 神夢想林崎流が三尺三寸を無理なく抜かれるのを見てもなおかつ、そう言われるのでしょうか。
 貫汪館の皆さんは他流に学ばせていただく気持ちを持ち続けていただきたいと思います。
 
 貫汪館会報第56号を貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の会報のページに載せました。御覧下さい。
  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。講習会の後17時より会費二千円でお酒無しの懇親会を行います。お時間がある方はご参加ください。

  1. 2008/05/08(木) 23:07:51|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

想定

 居合の稽古を見ていると、人によっては居合が死んでいるとしか思えない遣い方をされています。同じ手順の形を稽古していて同じような動きをしていても死んだ居合と生きた居合があるのです。
 それは、想定が生きているか死んでいるかによります。想定の中で仮想の敵はおおむね、このように動くと言うことが決まっています。しかし、それはあくまでも約束事であって、実際に何かあった場合には、どのように敵が動くかは決まっているはずはありません。武術は実際に何かあった場合に対応できる業を身につけるために稽古しています。
 たとえば、英信流表の「虎一足」では前の敵が自分の右脛に抜きつけてきますが、本来、状況によって敵は変化するものです。自分の小手に抜きつけてくるかもしれませんし、右側面に抜き付けてくるかもしれません。
 この形で、敵は必ず右脛に抜きつけてくると決めて動くのと、どこに変化するか分からず、どのようにでも動ける動きを内包して動くのでは全く異なった動きになります。前者は、そのようにしか動けないのであり、後者はどのようにでも動ける中での定められた動きなのです。勿論稽古に当たっては、たんに形を見事に行うという観点から見れば前者のほうが行いやすく、自在な動きを内包させようとする後者のほうがはるかに稽古は難しく、なかなか見栄えのする動きなど身につくことはありません。求めるものが異なっているのです。
 「想定は決まっていながら固定されていない」という考えで稽古すれば、敵は生き、生きた敵に対応する居合も生きたものになります。しかし、「想定は絶対であって変化することはない」という絶対条件のもとに稽古すれば敵は死んでおり、これに対応する居合も死んだ居合でしかありえません。
 無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は、想定が生き、敵が生きていなければなりません。よくよく工夫してください。 

 貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法の行事のページに京都下鴨神社と京都白峯神宮の奉納演武の写真を、渋川一流柔術の行事のページに京都白峯神宮の奉納演武の写真をそれぞれ載せました。御覧下さい。
  

 貫汪館会報第56号を貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の会報のページに載せました。御覧下さい。
  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。講習会の後17時より会費二千円でお酒無しの懇親会を行います。お時間がある方はご参加ください。

  1. 2008/05/09(金) 22:48:36|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

限定された動き

 今日は渋川一流柔術の稽古日でした。以前も書きましたが中学生の男の子が剣道部に入り動きがおかしくなってしまっています。
 これは剣道が悪いと言うことではなく、限定された動きのみしか練習しないことの弊害です。現代剣道では限定された部位を上から打撃することのみが有効とされ、脚部を打つこともなければ、斬り上げる事もありません。したがって飛び込んで打つことばかり稽古するために、渋川一流柔術の稽古で前方に出て相手の手を上から抑える場合には腰が浮き上から乗るような形になってしまいます。また、動きが流れず一つ動いたら流れが途切れてしまうのも飛び込んで、しっかり打つと言うことの弊害であろうと思います。
 もともと、防具を着用しての稽古は剣術の一部でしかないので、江戸時代の武士は防具着用の稽古のみすることの弊害には気づいていただろうと思いますが。
 以上のようなことは、現代剣道のみならず、他のスポーツにおいてもそうで、テニスを始めた子は動く前にためを作ってバッと動こうとするということもありました。中学校に入ってからのクラブ活動は毎日行われるので、動きがそちらにつられてしまうことは仕方ないことだと思いますが、小学生の子供達のほうが素直な動きをし、居着くことがなく自由に稽古していますので、残念なことです。
 何らかの打開策を考えなければならないのですが・・・。 

 貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法の行事のページに京都下鴨神社と京都白峯神宮の奉納演武の写真を、渋川一流柔術の行事のページに京都白峯神宮の奉納演武の写真をそれぞれ載せました。御覧下さい。
  

 貫汪館会報第56号を貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の会報のページに載せました。御覧下さい。
  
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  1. 2008/05/10(土) 23:48:10|
  2. 柔術 総論

臍から下に

 昨日は渋川一流柔術の稽古日でしたが、平日に無双神伝英信流抜刀兵法の稽古ができない方が二名来られて稽古されました。
 二名の方は、いつも稽古で、どうしても肩が身体からはなれ手先の業になってしまうので「心と身体の動きを臍の下におく」稽古を徹底的に行ってもらいました。その結果、自分の動きが肩先で動く場合と、臍下で動く場合の感覚上の差は分かられたようです。
 ですが形の中で、出来ているのに急に出来なくなって手先の動きになってしまうところがありました。そのような時には必ず心が焦っており、「速く速く」とのみ思い、自分の身体がどのような状態なのか全く分からない速さで動いておられます。
 しかし、それでは稽古にはなりませんので、自分の動き、体の状態が認識できる速さのうちで、稽古を重ねなくてはなりません。そうでなければ結局いい加減な動きが身についてしまうだけになってしまいます。
 それから、「心と身体の動きを臍の下におく」稽古をしていただいたわけですがいくら臍の下においたところで、それこそ、手先で動いて形を求めていては自分の下半身と上半身はバラバラになってしまい。本当の意味で心と身体の動きを臍の下においているわけではありません。心と身体の動きを臍の下において動けなくなってしまったのであれば、どれだけ時間がかかろうと動き出すのを待つだけです。下手に形にこだわり動いてしまえば決して無双神伝英信流抜刀兵法の上達はありません。 

 貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法の行事のページに京都下鴨神社と京都白峯神宮の奉納演武の写真を、渋川一流柔術の行事のページに京都白峯神宮の奉納演武の写真をそれぞれ載せました。御覧下さい。
  

 貫汪館会報第56号を貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の会報のページに載せました。御覧下さい。
  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。講習会の後17時より会費二千円でお酒無しの懇親会を行います。お時間がある方はご参加ください。

  1. 2008/05/11(日) 23:48:34|
  2. 居合 総論

広島の剣術流派 4

 以前に引き続き広島で伝えられていた剣術流派を紹介いたします。


円明流

 宮本武蔵が二天一流を称する前の流名である。
 広島藩の円明流は前述した多田源左衛門祐久によってもたらされた。源左衛門の祖父頼祐は宮本武蔵から円明流の印可を受けていたが、源左衛門は祖父の門人三浦延貞および祖父の弟の柴任重矩から教を受けた。源左衛門はまた水野流の居合を学び円水流の居合を始め、半弓の術をよくした。広島藩の円明流は多田源左衛門祐久― 勝久 ― 種久 ― 紀久 ― 道久 ― 悠久 ― 久雄 ― 久和と続き明治維新に至った。墓(写真2)は専勝寺にある。
(『尚古』第二年 第八号p17/『広島県史 近世1』p1203/『広島県史 近世2』p1175,1176/『新修広島市史 第4巻 文化風俗史編』p287/『廣島市史(第2巻)』p369,530,745/『廣島市史(第3巻)』p,181/『飽薇光華録 附芳名録 上』p75.76,77/『藝備碑文集』上巻p77/『元凱十著』p56/『三百藩家臣人名事典』第6巻p165/『増補大改訂 武芸流派大事典』p545,674,799)


大石神影流

 流祖は寛政九年(1797)、筑後三池郡宮部村に生まれた大石進種次である。大石進種次(写真3)は柳川藩士大石太郎兵衛の子で、父より愛洲神影流を学び、新流を開いた。身長七尺と伝えられ、長竹刀を用いて諸国を遊歴し江戸の道場も撃破し、諸国に門人をもった。大石進の長竹刀は防具着用の剣術に変革をもたらし、真剣の長さよりもはるかに長い竹刀を用いる剣術の競技化が始まった。大石新影流では真剣は長さ二尺八寸二分、柄九寸五分を用い、初心者でも長さ二尺四寸二分、柄九寸五分を用いるという。2)
 明治三九年(1906)に没した本庄瀧人は三原浅野家に仕えたが、初め今治の富田裕次郎に信抜流を学び、後、山口の平佐集雄に大石神影流を、江戸の男谷精一郎に直心影流を学んでいる。
(『広島県史 近世2』p1178/『増補大改訂 武芸流派大事典』p121,122)


 円明流の多田家は墓は現在広島にあるものの、北海道に移住されており、伝書等は現存していますが、養子、養子で家が続いており、術技は全く伝わっていません。

 大石神影流については昨年学会で、門人帳について発表いたしましたが、、たしかに長州の平佐集雄の名は大石家の門人帳に記載されていました。

 貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法の行事のページに京都下鴨神社と京都白峯神宮の奉納演武の写真を、渋川一流柔術の行事のページに京都白峯神宮の奉納演武の写真をそれぞれ載せました。御覧下さい。
  

 貫汪館会報第56号を貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の会報のページに載せました。御覧下さい。
  
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。講習会の後17時より会費二千円でお酒無しの懇親会を行います。お時間がある方はご参加ください。

  1. 2008/05/12(月) 20:06:21|
  2. 武道史

調和

 日曜日、月曜日と休みであったので、日曜日は柳川に武道史の資料調査に行き、昨日月曜日は久留米で無双神伝英信流抜刀兵法 師範代代理に一日中稽古をつけました。
 柳川での調査は、大きな収穫があり、今年の日本武道学会での発表は大石神影流についての史料を用いるものではなく今回、見つけた資料を中心にしようと考え直しているところです。
 昨日は朝から素抜き抜刀術の手直しと通し稽古、太刀打・詰合、柔術の稽古をしました。教えていての気づきですが、やはりほんの僅かの心の力み、身体の力みが身体の動きの調和を乱してしまい身体をばらばらにしてしまうということです。
 上達は円を描きながら上昇していきますので、京都の演武が終わって師範代代理は円の下降線にあります。この時点でしっかり稽古を積むと、これから再び上昇した時に今まで以上の上達をします。下降線にあるのは理由のあることで、想定をしっかりさせて敵のある動きを心掛けたために意識や動作が過剰になり動きの調和が乱れてしまったためです。
 これを修正する為の稽古を時間を掛けて行ったのですが、簡単に言えば胸、背、肩、肘、手首、指のどこにも無理な力を入れないことによって身体の調和が保たれるようになります。この「どこにも無理な力を入れない」という方法は実際に指導しなければ体得は難しく、ただ、ふにゃふにゃになるのとは違います。また、上半身について述べましたが、前提として座ると言うことが出来ていなければなりうません。
 ある雑誌に肚に力を込め、お尻を紙一重浮かせるとありましたが、無双神伝英信流抜刀兵法とは全く反対ですので、そのような雑誌に惑わされないで下さい。居合において座る稽古の意義は立つことに比べ下半身に全く無理な力を加えないですむことにあり、さらに抜付けや斬撃の為の移動にも、脚力を用いることはありません。座った状態はただただ無理無駄を廃し沈みます。ここを考え違いすると、無双神伝英信流抜刀兵法では上達することはありませんので、よくよく心してください。
 寄り道をしましたが正しく座れて「胸、背、肩、肘、手首、指のどこにも無理な力を入れな」ければ身体は足の先から指の先、刀の先まで調和がとれ連動します。手が動けばひとりでに足が働き、また、足が動けば切先まで動いていくと言うように全てがつながるのです。これを師 梅本三男貫正先生は「統一体」と呼ばれました。抜付けにおいても何もせずとも刀は走り足は出てきます。
 ここを体得できなかった方は力を込めて脇をしめて腰を入れて・・・などと全く無意味な身体の力みが身体を統一するのだと錯覚し、また、そのような意味のないことを指導されたりします。
 心と身体の調和は身体全てを連動させ、自由な動きへと導かれていきます。
 師範代代理は「統一体」を認識しましたので、一人稽古でも今後も求め続けていただきたいと思います。

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  1. 2008/05/13(火) 22:19:12|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

加藤善右衛門

 加藤善右衛門は柳川藩の大嶋流の槍術師範で、愛洲陰流剣術をも指導していた人物です。未発表ですが長州藩の大石神影流のある人物が武者修行に柳川に赴いた時、加藤善右衛門の剣術の弟子とも試合しています。写真は加藤善右衛門の墓で報恩寺にあります。
       加藤善右衛門墓


 加藤善右衛門は他藩からも門人を多数引き受けていて、以前日本武道学会で発表した津和野藩の原田康人も加藤善右衛門の門人です。

 日曜日に柳川に言った時、たまたま、ある人から「自分の先祖が槍術師範で、墓が福厳寺にある。」とお聞きしたので墓地を訪ねてみました。南里久木という方のお墓があり、江戸で道場を開いていたと碑文にありました。
                     南里久木墓

                                   南里久木2


 またその子の格治の墓もあり碑文には槍術家であるが明治になって時を得ず、その名はあがることはなかったという意味のことが記されていました。大正の頃になくなられています。
        南里格治


 南里久木の前の名 記助は前述の原田康人の武者修行の英名録に柳川藩の夫木流師範 佐野八兵衛の門人として対戦者の筆頭に記されていますので夫木流の遣い手であったのだと思います。大正の頃までは夫木流は、その子 格治によって柳川に伝えられていたのでしょうが、現存しないのは残念なことです。

 現在でも古武道の流派で後継者の少ないところもあり、また、武道史の調査を始めた頃、「もう十年早く来られていたら、免許皆傳の人が生きておられたのに。」という話を良く聞きました。一度なくなったものは文献に基づいて手順を復元しても、全く異なるものでしかありません。武道史の研究をしていて悲しいのは、現存していないことです。

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  1. 2008/05/14(水) 22:40:53|
  2. 武道史

自分のわかる速さで

 長年居合の稽古をしていても一向に上達されない方がおられます。その大きな原因は自分がわかっていないことにあります。
 常に繰り返して述べていることですが、稽古は自分の動き、状態が分かる速さで行わなければなりません。今抜いた居合の動きに歪みがあるのかないのか分からないようでは全く稽古になりません。また、ひずみを指摘されても一体何のことかわからないと言う雰囲気の方がおられますが、全て、自分自身が出来もしない速さで動こうとしているのが原因です。
 特に初心のうちから何度注意しても出来もしない速さで動く癖を身につけてしまった方は、今更ゆっくりなど動けないと、無意識にしても思われてしまうので始末に終えません。自分自身で過ちに気づかない限りは上達の道は閉ざされています。

            くまさん
 写真は先日久留米で稽古したときに師範代代理がお土産にくれた手作りのクマさんです。今は玄関に座っています。このような手作りのものでも、自分に出来もしない速さで手早く仕上げてしまおうと思ったら、必ず作品に歪みとなってあらわれてしまいます。写真のクマさんがかわいいのは、丁寧に心を込めて作られているからです。
 いい加減な心のこもらない稽古からは何も生まれません。

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  1. 2008/05/15(木) 21:31:23|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

観てとる

 昨日は無双神伝英信流抜刀兵法の稽古日でしたが、渋川一流柔術の稽古をしていて居合の併習を始められた方に右刀までお教えしました。
 居合の稽古を始められて数ヶ月たちますが、始めは座法、歩法等の稽古しかしませんので、やっと右刀までたどり着いたということです。初発刀は数時間稽古しているので、座した時に腰は沈む(物理的な位置ではなく)ようになっています。
 左刀、右刀は素人の方が行うと、体をひねり、床を膝で蹴って回ろうとするために鼠径部が伸び、初発刀と同質の沈むことによって抜ける動きは出来なくなってしまいます。
 敵の方へ向きを変えなければならないので、左刀、右刀は初発刀に比べ、より沈まなければなりません。この理は師 梅本三男貫正先生に道場に一人の時のみに御教えいただきましたので、ここでの詳述は避けますが、この理をお二人は別の方法よって体感はされたと思います。
 昨日の右刀も、先日の左刀も、この理を言葉であまり説明せず、観てとっていただくために私が何度もくり返し抜いてみせ、それを観ていただき、動いて頂きました。
 「業はぬすむ」と言う言葉がありますが、説明を待って頭で理解したつもりになっても、実際には身につくことは少ないものです。どのようになっているのか、師の動きをしっかり観て、自分を振り返って自分と師の動きの違いをわかり、師に近付こうとして努力して会得したものが真に身につくものです。
 昔、私自身、立っての抜付けの動きがどうしても分からず、師 梅本三男貫正先生の動きを何度も観させて頂いたことがあります。その後、工夫して理解できたところを師に尋ねると「よく観てとった。自分で会得したものは絶対に身から離れることはない。」と褒めてくださり、周りにおられた兄弟子にも「森本君はあの動きを教えて出来るようになったのではなく、観てとったのだから。」と私を持ち上げて話してくださいました。また、その頃、先生の道場で先生より高齢でありながら門人として道場のお世話をされていた方も自分のことのように喜んでくださいました。
 教えられることをただ待つのではなく、観てとる努力を忘れないで下さい。
  
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  1. 2008/05/16(金) 19:23:50|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

心掛け

 今日から渋川一流柔術で新にアメリカ人の方が稽古を始められました。
 以前もある流派を二年程習われていたと言うことですが、趣は異なる流派のようでした。
はじめは、体の緊張を解いたまま、業を掛けていくことにとまどっていた様子で、どうしても体を緊張させていました。しかし、しだいに体を緊張させないままに業を掛けていくように自分自身の心と体をコントロールし始め、3時間後には、ある程度の上達を見るに至っていました。
 渋川一流柔術の師範代がつききりで稽古をつけてくれていたのですが師範代曰く「アメリカ人が日本人にまじって日本の古武道を学ぼうとするには強い決心がいるでしょうから、取り組む姿勢がよく習得が早いですね。」
 心掛けが異なっているのだと思います。先生の指導することをなんとしてでも理解し、少しももらすことなく吸収し自分のものにしようとされる人は言葉は完全に通じなくても、また、育った文化が異なっていても吸収できる方は吸収でき、たとえ言葉が同じで同じ文化に育ったとしても、自分に甘い人はどんなに指導しても吸収することはできないものです。
 文化の違う外国の方が道場に来られるのはスコットランド人のウェンディーについで二人目ですが、二人とも稽古に取り組む心掛けが違います。私がお手本を示した時に全てを「観てとろう」とするのです。心掛けのない日本人の方はただ見るだけですが・・・。
 吸収しようとする思いの強さが違います。
 今一度自分の姿勢を振り返ってください。
  
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  1. 2008/05/17(土) 20:38:29|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

稽古雑感

 昨日の渋川一流柔術の稽古で感じたことを記します。
 まず「間合」について。
 昨日は、上級者の方に鯉口(すれ違いざまに突然抜きつけようとするのを制する形)を稽古して頂きましたが、なかなか上手くいかないようでした。上達するために「間合」の工夫をされると間に合う動きになると思います。
 素手と刀の「間合」は当然異なり、刀の長さの分だけ相手はこちらに近く、こちらは相手に遠くなってしまいます。したがって相手は自分にとってはより遠いところから抜き付けますが、こちらが対処するのが普段の素手と素手との「間合」に入ってからと思っていては相手に接近する前に斬られてしまいます。
 素手と素手との「間合」の感覚で対処しようとするのは駄目なわけですので、距離的にも時間的にも、そこを工夫されなければ対処できません。
 次に子供の稽古の指導について、
 最近は懐剣への対処を子供にさせていますが、絞め技に対する対処の指導が疎かになっています。昨日の稽古で行ってみましたが子供によっては完全に対処法を体から忘れ去っています。稽古の終わりには必ず、懐剣への対処法の指導と同時に絞め業に対する対処の指導を心を鬼にして行ってください。何かが起こってからでは取り返しがつきませんので。

  
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  1. 2008/05/18(日) 20:39:30|
  2. 柔術 総論

理論

 稽古するに当たり、頭を使い、理論立てて考えながら体を動かすことは、心と体を居着かせる原因となるので一般的にはあまり良い稽古方法とは思えません。
 しかし、現時点で、観てとれなければ、師がどうしているのか、兄弟子がどうしているのかを理論的に考えてみるのも上達の為の一つの方法であろうかと思います。
 今日の渋川一流柔術の稽古で「浪人捕」をされていましたが、肘がなかなか極まらず苦労しているようでした。これは理論的に考えればすぐに分かることなのですが、肘を極める土台となる部分を相手の腕と一緒に下方に下げていては、土台ごと下がってしまうので極まるものも極まらなくなってしまいうのです。ではどうすれば土台となる部分が下がらずにすむのか。どうしたら肘は極まるのか、考えてみてください。
 無双神伝英信流抜刀兵法の稽古においても、また、同じことが言えます。たとえば血振いの動きが悪いと指摘しても何度も何度もただ同じ動きをくり返し、そのたびに指摘される。なぜ振ったあと、自分の肘が上がり、手首が折れ、重心が浮いてしまっているのか。観てとれないのであれば理論的に考えてしまうしかありません。肘が上がるのは肘から先の腕で、刀を振ろうとして、そのような体遣い使いをするためで、また手首が折れるのも手首から先でも刀を振ろうとしているからです。ではどう使えばそうならないのか。刀を持たない道場外で寝る前にでもよくよく考えてみてください。

 
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  1. 2008/05/19(月) 23:47:03|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

難しい時代

 今は現存する古武道の流派そのものが少なく、学ぼうとしても道場が近くになく遠方にまで稽古に行かねばならない時代です。そして武術の種目によっては学ぶ事すら不可能な場合があります。貫汪館の澁川一流柔術の師範代も遠い時には4時間近くかけて自動車で稽古に通ってくれていました。現在でも片道1時間半かかります。
 また、今は、まがい物の古武道すら多く存在し、古武道の知識がない方には何が本物で何が偽物なのか全くわからず、手探りの状態で道場を探さなければならない状態になっています。
 「3年かけて良師を探せ」とはよく言ったもので、実際にそのような覚悟がなければ現代は良師にめぐり合うことが出来ず、良師に会うことがなければ、たとえ早く稽古を始めたとしても真面目な人ほど途中で挫折してしまうことになります。また、たとえ良師に出会ったとしても性格が合う、合わぬもあり、こればかりはどうしようもありません。
 しかし、世の中は良くしたもので、たとえどのような師であっても、師の下にずっと残る人は師と同じ傾向のある方たちで、稽古をしてみようと思ったら、道場主ではなく弟子をみれば、どのような師であるのかがわかるのも事実です。
 私の場合、無雙神傳英信流抜刀兵法の師 梅本三男貫正先生にめぐり合ったのは師を探した結果であるということはお話したとおりですし、渋川一流柔術の師 畝重實嗣昭先生のことは稽古を始める十年以上前から知っていました。また現代武道である銃剣道の最初の師は帝国海軍軍人であった父ですし、本格的に習った航空自衛隊幹部候補生学校の銃剣道の教官であった畑井准尉はすばらしい人格の方で、私自身は師とあがめていました。自衛隊を退職してから民間の人たちが銃剣道を稽古する道場にお世話にありましたが、旧軍人の方や自衛隊を定年退職された高段者の方には人格的に素晴らしい方が多く、やはり師であると思っていました。
 難しいのは現代武道である剣道等の道場で、指導される方が何人もおられる場合、一体誰に師事しているのか分からない場合でしょうが、私の場合、銃剣道の稽古では全て上位の方を敬ってはいましたが、高段者の方であっても人格を見て、この方たちは師、この人は高段者と心の中で区分していました。
 話を元に戻しますが、古武道の流派は存在している数そのものが少なく稽古することすら難しいのですが、現代武道とも言える現代居合道は師からの許しではなく、連盟の段位で道場を開くため道場の数が多く、しかも流派を標榜しているため、素人の方から見れば同じ流派名ならどの道場も同じ古武道の道場に見えて、とにかく稽古を始めればいいと考えがちになってしまうことでしょう。居合の道場の数ということになれば江戸時代の何百倍をはるかに超える数があるかもしれません
 貫汪館では弟子を選びますので稽古する方の人数は少ないものの、カルチャーセンター感覚で、また、習い事感覚で居合・柔術を始めたいと思う方が、誤って稽古に来ることはなく、真剣に稽古する方の邪魔になる方もおられませんし、安易に指導を許すことは絶対にないので独立して指導できる支部すらありません。
 ところが、たまに聞くことですが、真剣に古武道を稽古したいと思い、それなりに武道は如何になければならないかという思いのある方が、あやまって現代居合道の道場に稽古にいかれた場合、自分の理想と、教えられることのギャップに稽古を続けながら悩み続けているということです。
 私は師を探したので、そのような状態になったことはありませんが、私ならどうするでしょうか。
 私は子供の頃から求めるものがあったので、もし道を間違ったと真剣に思うならば、師に話して道を替えることを選択すると思います。もちろん、その場合、道場によっては破門となるかもしれませんが、自分自身の一生求めるものであるならば、それもやむなしと考えると思います。 
 
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  1. 2008/05/20(火) 22:08:42|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

内から

 今日は無双神伝英信流抜刀兵法の稽古日でした。長年稽古していて伸び悩んでいる方が、今日は質の良い座り方、良い立ち方をしているので、随分進歩したものと感心しました。
 しかし、褒めたとたん、「もっと」という欲が出たのでしょうか、無理無駄が無い状態ではなく中心を失ったへたった姿勢になってしまいました。心が体を狂わせます。
 久留米の師範代代理の斬撃の動きの質が良いのに感心して、どのように動いているのか、研究していましたが、やっとわかりました。私が教えて私の動きの質よりいいのですから、わかるもわからぬもないようなものですが、自分自身の動きの歪みが分かったということになります。
 なるほどこれなら腕の細い女性である師範代代理が1200gをこえる真剣をふっても重さを感じないわけです。ほとんど重さは消えてしまいます。私の1400gをこえる刀であっても、まるでボールペンをしずかにゆっくり振る程度の重さの感覚しかありません。
 答えは、あくまでも中心を使うということなのですが、こればかりは書いたものでは説明は難しく、ただ言えるとすれば私の動きに歪みがあったのは、恥ずかしながら心がそうさせていたということです。
 師範代代理は斬撃の動きの質は良いのですから、これからの稽古は抜付けの質の向上。そして居合を武術とするために敵との心理的、空間的な間。動きの機会等を向上させていかねばなりません。
 
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  1. 2008/05/21(水) 22:20:06|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

英信流座法

 今日は無双神伝英信流抜刀兵法の稽古日でした。先日来初心者の方に初発刀、左刀、右刀とお教えしてきたので、今日は当刀の稽古をする予定でしたが日曜日に英信流表の講習をするので、復習をしたあと、英信流の座法の稽古をしました。
 無双神伝英信流抜刀兵法においては大森流の正座と、英信流の立膝では外形だけでなく抜付けにおいて重要な要素となる腰の開きという点で大きく異なっています。
 正座は敵に正対して座しており立膝は半向半開となります。大森流においては抜付けにおいて腰の角度を正対から変化させること無しに刀を抜くことはできませんが、英信流においては腰の角度が既に出来ているが故にそのまま抜きつけることが出来ます。この座り方は無双神伝英信流における座法の掟であり変えることは許されません。師 梅本三男貫正先生が厳しく教えられたところであり、夢想神伝流との絶対的な違いであると教えられました。
 ところが梅本先生の弟子でありながら立膝で正対して座る方がおられました。教えられてもいないのだろうと、可哀想に思っていましたが、今日初心者の人を指導していてその理由がわかりました。結論から言うと可哀想なのは同じですが、身体がつかえず緩むことができないのだとわかりました。
 師から教えられ、手本を見せていただきながら座法を覚えた私は、右足を前方に出す時、当然のことに半向半開となるものだと思っていたのですが、今日の稽古で初心者の方はどうしても正座と同じように正対してしまうのです。よく見ていると、右足を出す時に左脚の股関節が固まりその結果腰が固まって正対したままになっているのでした。そこで緩むことを教えたら半向半開ができるようになりました。
 どうも人は長年生きていると、緩むことに不安を覚え、固まることに安心感を覚えるようです。しかし、自分に居着いていては自由自在な武術を求めることは不可能になってしまいます。工夫しなくてはなりません。
 日曜日の講習会では居合においてもっとも大切な座法から指導する予定です。参加希望の方はご連絡ください。  
 
 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。講習会の後17時より会費二千円でお酒無しの懇親会を行います。お時間がある方はご参加ください。

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  1. 2008/05/22(木) 22:19:42|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

所作事などどうでもいい???

 無双神伝英信流抜刀兵法で座すときの袴捌きは、一般に行われているような右手で両腿の内側の袴をはたくような動きをしません。
 袴の両方の股だちをとり左右に広げるようにして座しますが、初めてこの袴捌きをした時はヨーロッパのお姫様がスカートをつまんで挨拶をするのを連想してしまい、気恥ずかしかったのを覚えています。
 しかし、この袴捌きたんなる袴捌きと思って安易に行うと大切な事を稽古していないことになるのです。随分前、現代剣道を中心にされた方が「所作事などどうでもよい・・・。」と話された事を覚えていますが、形が教習体系で上達の方法論である居合の稽古にあってはどうでも良い動きは一つもないのです。
 身体の前面を緩めることができるようになった人でも感覚の発達していない身体の後、肩甲骨周辺や背筋を緩めることは難しいものです。しかし、無双神伝英信流においては座す前に法に叶った袴捌きをすれば、背中を緩めることを可能にします。
 しかし、この袴捌きの方法を同じようにしてもむしろ身体を固めてしまう方が多いのも確かです。これは一つには見栄えを良くしようという思いがそうさせ、一つには居合のわざとは関係ないという思いがそうさせているのです。
 居合の動きの全てを疎かにせず、大事にすることから上達は始まります。
 袴捌きの詳細については講習会においても稽古しますので、道場にお越しください。

 5月25日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『英信流表の形・・・形が教える事』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。講習会の後17時より会費二千円でお酒無しの懇親会を行います。お時間がある方はご参加ください。

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  1. 2008/05/23(金) 21:21:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

力みを無くす

 渋川一流柔術を稽古し始めてしばらくたつ方の正座の姿勢がどうしても後方に反ってしまい、どうして直そうかと思っていたのですが、今日その答えが出ました。考え違いをされていただけだったのです。
 はじめの頃は正座をしても胸を張り、いわゆる腰をいれた姿勢をされるので、身体は強張り、重心は高く、とてもそのままでは業にならない姿勢をされていました。そこで、無駄な力を抜き、姿勢を作らないことをお教えしました。
 すると今度は少し背中が丸くなり後方にそり始めたのです。これではまた業が生まれることはありません。無駄な力を抜くということを勘違いされ、ただ力みを抜こうとされていたのです。しかし、それでは自分の感覚の発達した部分の力みは感じることはできるものの、感覚の発達していない部分の力みは分からないために、やはりひずみを生じていたのでした。
 そこで「地球の引力の線にそって下方に無駄な力を抜いていく」とお話したところ、姿勢は正しくおさまりました。一気に上達し見違えるほどの座姿勢になったのです。
 人はやはり自分の思いが強く、何かしようとすると自分の感覚を過信して歪んでしまいます。これは座姿勢のみに留まらず、抜付け、斬撃、血振い等々全ての動きに当てはまることです。心せねばなりません。

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  1. 2008/05/24(土) 23:59:25|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

英信流 表 講習会

 本日、貫汪館居合道講習会にご参加いただいた皆様、誠に有難うございました。おかげさまで質の高い講習会となりました。
 地元の方だけでなく、広島市内、呉市、庄原市、さらには岡山県や神奈川県、九州から、また他流派の方も参加していただき、無双神伝英信流抜刀兵法の業を経験し、また体得していただけたと思います。朝9時半から夕方4時過ぎまでの長時間、また雨上がりの蒸し暑い中よく頑張っていただけました。
 講習では横雲、虎一足、稲妻、浮雲、山下風、岩波、鱗返、浪返、瀧落、抜打の10本の形を稽古して頂きましたが、私自身は当たり前だと思っていた英信流の座法のさいの右足の出し方が全ての動きに通じるのだということを師範代代理に指摘され私自身改めて認識を深くしました。
 確かに、足の出し方と抜付けの際の脚の動きは同じ質の動きをしており、足一つ出すのも、全く疎かにできません。
 講習会の気づきはまた少しずつ述べていきたいと思います。

 次回の講習会は7月13日(日)、講習内容は「太刀打」の予定です。どなたでもご参加ください。

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  1. 2008/05/25(日) 22:56:58|
  2. 居合 総論

袴捌き

 昨日の無双神伝英信流抜刀兵法の講習会では、はじめに袴捌きの稽古を行いました。
無双神伝英信流の袴捌きは他流派の多くと異なっているのは前述した通りです。
 肩甲骨周辺、背筋を緩めることができると書きましたが、私自身当たり前になっていることでも、そうでない方にとっては難しいものだということに気付きましたので、ポイントを述べます。
 まず、はじめに袴捌きをしようとして両手を袴に差し込む動きですが、手先で動いてはならず、後方にかるく肘を引くことによっては上方に動きます。
 次に袴を掬い上げるタイミングですが胴体が下方に落下し始めた後であり、その前に動こうとすると返って上半身を固めてしまうことになります。
 袴を掬い上げるとき、あくまでも腕は引力によって下方に引っ張られており肘は下に降りたまま体を開きながら指先を上にあげます。身体を開いた結果指先は左右に分かれるのであって、決して指先から動かそうとするのではありません。また指は肘よりも高い位置になります。
 また、肘が引力によって下方に引かれているのを感じずに動けば必ず、肩が硬直し、上腕が固まってしまいます。こうなると肩甲骨周辺も緊張し背筋も緩むことはありません。
 胴体が沈んでいくと同時に袴も下(床面に)おりますが、指先、腕に袴の重さを感じられる繊細さが無いときには身体が緊張していることになります。

 次回の講習会は7月13日(日)、講習内容は「太刀打」の予定です。どなたでもご参加ください。

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  1. 2008/05/26(月) 21:44:30|
  2. 居合 総論

座法

 袴さばきについて述べましたが、講習会で稽古した座法における膝が接地してからの動きは正座、立膝とも大体は共通する動きですので、一括してて述べます。
 膝がついてのち、多くの初心者の方は姿勢を正そうとして腹を緊張させ腰をそらし、背を立てようと身体を動かしてしまいます。その結果、重心は高くなり、そけい部は伸びてしまい、場合によっては後傾すらしてしまいます。立膝の姿勢にあっては半身が正対に戻ってしまう下人ともなってしまいます。一度重心が高くなってしまえば、沈むことはほぼ不可能であり、以後、浮くことはおろか、動作は全て上半身中心になってしまいます。
 ではどうすればよいのか、膝がついてつま先を伸ばし接地しようとするとき(立膝にあっては、左膝がついて)だめな動きになるのは一つには腹筋に力を込めて腹を引っ込めることに原因があります。結果として背中は丸くなり重心はこのときに上がってしまいます。したがって、絶対に腹筋を緊張させないこと。膝がついて爪先を伸ばそうとするときには身体は前傾していますので、腹筋を緊張させなければ内臓は自然に下方に下りようとし、背もまた自然な位置に安定します。ただしこのとき、絶対に視線をおとしてはいけません。
 次に爪先を伸ばしお尻が床面に下りようとするとき、上半身を如何こうしようと考える必要は全くないどころか、考えて作ってしまえば全く別物になってしまいます。お尻はおりるにまかせ、自分は何もする必要はありません。まかせてさえいれば前傾は自然に解消され、さらにお尻は下方へと落ち着いて生き自然にとまります。また止まるのを待たねばなりません。このときも前述したように、絶対に視線をおとしてはいけませんし、下半身、上半身に無理無駄な緊張があってはいけません。無理無駄な緊張は姿勢を作ろうとする思いから生じます。ほっておけばよいのです。
 物体は引力に引っ張られて一番無理の無い位置に安定します。
 また、自然に座れたときに始めは感覚的に前傾しているように感じると思います。しかし座したときには下肢は上半身の前方にあります。下肢を含めた総体の重心の位置がどこに落ち着く
 無双神伝英信流の居合は座して稽古することによって立っての自由な動きを身に付けさせようとしています。座すことができなければ、何も始まりません。
 また、座していては動きにくいからとお尻を浮かせて座るというようなことをしていては、全く稽古にならないどころか、居合を身に付けることは絶対にできません。無双神伝英信流抜刀兵法の稽古をされる方は心得違いをされないようにお願い致します。 

 昨日の渋川一流柔術の稽古で「切込」の稽古をされていましたが手刀が働かないのは、切り込むことに居着き、切り込む場所に居着いて、中心が働いていないため、動作が右肩から先だけになり、手先だけの業になっているからです。心が自分の動きを崩していますので、上達のためには自分の心の崩れを直したほうが早いのです。
 座法においてもたいていは正しく座ろうとか、安定して座ろうという思いがかえって身体を狂わせています。
 自分の心を見つめなおしてください。


 次回の講習会は7月13日(日)、講習内容は「太刀打」の予定です。どなたでもご参加ください。

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  1. 2008/05/27(火) 20:38:07|
  2. 居合 業

視線

 昨日「座法」において視線を落としてはいけないと述べましたが、これはあくまで初心者の方に付いて述べたことであり、身体が遣えるようになった方は視線の高さが変わっても姿勢は崩れることが無いと考えます。
 初心者の方が座るときに視線がさがってしまうと、頭も前傾してしまい結果として肩に力みが生じ、さらに肩甲骨周辺が緊張し、背は丸くなり (あくまでもそこにあるままという姿勢に比べてということです) さらには腹を引っ込める原因となり全てが狂ってしまいます。
 形の動きの最中にも視線がさがり頭が前傾してしまうと、初心者の方は動きが崩れてしまいがちです。例えば抜付けから斬撃へうつるための運剣の最中に視線が下がり頭が前傾してしまえば肩が緊張するために振冠りが浅くなり手先で斬撃せざるを得なくなります。また血振いも同様で視線の変化によって頭が前傾してしまうと、血振いも小さく、血振いしたときには身体は前方に傾いています。
 ただし、形の動きの最中には斬撃や血振いの時のように、想定によって敵の位置が自分より低い場合が随分とあります。このような時、敵を無視して床と並行に前方を見ることはできません。
 頭をそのままにして、視線のみをさげる工夫をしてください。

 上記に述べたことは月曜の渋川一流柔術の稽古で苦労しておられた「切込」を向上させる為のヒントにもなります。



 次回の講習会は7月13日(日)、講習内容は「太刀打」の予定です。どなたでもご参加ください。

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  1. 2008/05/28(水) 21:39:12|
  2. 居合 業

自分を疑う

 「無理無駄なく」「調和」・・・言葉は簡単ですが、行うのは簡単ではありません。
 少なくとも貫汪館における武術の基本は姿勢、動きに無理無駄、歪が無く調和が保たれていることを言います。それは姿勢・外見を形作る事とは異なり、それらが自然になった結果、姿勢・外見として現れるものであり、師や兄弟子の形を真似したところで猿真似に過ぎず基本ができてきたという事とは程遠いどころか、武術としては害あるものでしかありません。師は一人一人の癖、身体・心の歪をみて正そうとします。したがって、集団教授法はとる事ができないのです。
 一人一人に対しての指導ですから、ある人は座るばかり、ある人は形がどんどん進むということもありえます。
 ここで「修行」と思えずに焦りを感じたり不安に思ったり自分自身の考えで稽古を行ってしまったら絶対に進歩はありません。
 とくに「このような稽古をしなさい」「~を正しなさい」と指示しているにもかかわらず、そこを解決するための稽古に集中せずに他のことに目が行ってしまう方は絶望的といってよいでしょう。自分ではできたという錯覚に落ちるのかもしれませんが、初心の内から自分の姿勢、動きが自分自身で簡単にわかるほど甘いものではないのです。自分自身の姿勢、動きを徹底的に感じ、工夫しても次から次へと至らぬところがわかってくるというのが本当の稽古に取組む姿です。今の自分を疑い稽古すれば、「ここも、あそこも」と至らぬところがみえてくるもなのです。
 初心のうちの稽古はただ数を重ねれば上達するというものではありません。自分自身のなすべきことを教えられたら、今の自分を疑い、徹底的に稽古するよう心がけてください。できるようになったときには次の稽古を指示します。それが出来なければ次に進むことは意味がないどころか、道を閉ざしてしまうことを意味します。それまでは工夫に工夫を重ねなければなりません。

 武術が武術となる稽古は、そのような姿勢、動きの稽古を経て後と心得てください。


 次回の講習会は7月13日(日)、講習内容は「太刀打」の予定です。どなたでもご参加ください。

 平成20年 第5回講習会は11月30日(日)に行う予定でしたが、日本古武道協会の厳島神社古武道演武大会が当日開催されることになったため、10月に変更します。日程は後日ご連絡します。
第4回講習会「詰合」は予定通り9月21日(日)に実施します。

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  1. 2008/05/29(木) 22:15:18|
  2. 居合 総論

待つ

 無理無駄がなくなり調和が保てるようになれば身体は自然に動くようになります。
昨日の無双神伝英信流の稽古においても見受けられましたが、動かない体を無理やり動かしてみたところで、それは業でもなんでもありません。抜付けであっても斬撃であっても、身体と心に無理無駄なく調和が保たれていれば、抜付けようと無理に身体を動かさなくても、身体は働き、抜付けは行われます。
 無理に抜き付けようとしなければ身体が動かないのであれば、そこに至るまでの条件が整っていないからであり、原因を究明しなければなりません。
 また、条件が整っているのに身体が動き始める前に自分自身で抜付けていこうとするのは、こらえ性がないのです。先生が速く抜けるから、兄弟子の動きが速いからといって、ただその速さに追いつこうとしても、本当の速さではありません。兄弟子達は速さを求めてそうなったのではないからです。そこに至るまでの条件における誤差が少なければ少ないほど、速くと思って動くのではない、自然な速さが生まれます。稽古すべきはそこであり、動かぬ身体を無理に動かすのは業にならないばかりではなく、自分をごまかしていることであり上達の妨げ以外の何物でもありません。
 身体が動かなければ動くのを待ち、それでも動かなければ自分の歪みに気づかなければなりません。
 上に述べたことは無双神伝英信流抜刀兵法にのみあてはまるものではありません。刀を持てば自分の有効範囲は広くなり、また歪みも増幅されわかりり易くなりますが、渋川一流柔術においても同じ事です。身体の無理無駄歪みが感じられにくいからと言って存在していないわけではありません。むしろ気づきにくいだけにそのまま見過ごし、より多く存在しています。
 たとえば履形で上級者が捕の中段を突きに行く場合、身体が緩んでいない為に腕が自然に動かず肩を支点として腕を振り回すように動かし、結果として威は上方にそれていて捕の中段にむかわず、身体まで固まっている場面を良く見ます。このような突きをしていては習う方に正しく動けというのは無理なことです。腕が動かなければ振り回すのではなく、動くまでまちそれでも動かなければ、その前の段階の自分を正さねばなりません。
 また、相手を下方に押し下げる場合、腕先から動き結果として自分の身体は虚になっている場面も良く見ます。下肢が緩まず固まっているために上半身のみで動いてしまっているのです。身体が動かなければ動くまで待ち、それでも動かなければ、その前の段階の自分を正さねばならないのです。
 工夫を重ねてください。

 次回の無双神伝英信流抜刀兵法の講習会は7月13日(日)、講習内容は「太刀打」の予定です。どなたでもご参加ください。

 平成20年 第5回講習会は11月30日(日)に行う予定でしたが、日本古武道協会の厳島神社古武道演武大会が当日開催されることになったため、10月に変更します。日程は後日ご連絡します。
第4回講習会「詰合」は予定通り9月21日(日)に実施します。

 貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法と渋川一流柔術のリンクに「竹内流 宗家 紹介ホームページ」を載せました。門人の長尾さんが竹内流宗家の許可を得て作られたサイトです。竹内流宗家に関するサイトは初公開です。是非御覧下さい。  

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  1. 2008/05/30(金) 20:02:12|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

中心

 今日は渋川一流柔術の稽古日でした。稽古を見ていての気づきですが動かぬ前は身体の中心の自覚はあるものの、動きの途中で中心が消え去り末端で動いてしまっているのを散見しました。
 これまで無双神伝英信流抜刀兵法のこととして述べていることは全て渋川一流柔術を中心に稽古されている形にも当てはまりますので、もう一度「道標」を読み直していただきたいと思います。
 今日、見かけたのは「切込」「平押」等で手刀を使う場合、肩から先、ひどい場合は肘から先のみで手刀を使おうとするため、全てが歪んでしまい結局、業になっていない場面。手刀は片手であってもその動きは臍下丹田から体の中心を使っていなければ動きは歪んでしまい、有効な動きにならないどころか、動くことが帰って隙になってしまいます。
 また「潜投」、受の手をとり潜り投げる際に上半身に力みが入り下半身が虚になり動きに段がついてしまっていました。力み段がついたところは返される隙となります。
 『鯉口』『居合』、受の手首にたどり着いてもそこで動きが途切れてしまい、そこからの業につながらない。真剣であれば斬られています。
 これらの動きの欠点は先述したように、心が「早く、早く」と焦るために、体の末端、小手先のみ動き、体の中心が虚となっておこることです。
 心が自分自身の動きに歪みを作っていると言えるのですが、その歪みを自覚できない原因は、自分が自覚できる以上の速さで動こうとしているところにあります。初めから遣える訳ではないのですからしっかりと動きの基礎を養わなくてはなりません。
 また自分の動きがみえてないわけですから、そこを攻められれば隙だらけと言う事でもあります。
 工夫を重ねてください。

 次回の無双神伝英信流抜刀兵法の講習会は7月13日(日)、講習内容は「太刀打」の予定です。どなたでもご参加ください。

 平成20年 第5回講習会は11月30日(日)に行う予定でしたが、日本古武道協会の厳島神社古武道演武大会が当日開催されることになったため、10月に変更します。日程は後日ご連絡します。
第4回講習会「詰合」は予定通り9月21日(日)に実施します。


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  1. 2008/05/31(土) 22:54:18|
  2. 柔術 総論

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