無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

太刀打

 10月14日(土)、多くの方にご参加頂き、無雙神傳英信流抜刀兵法 「太刀打」講習会を実施いたしました。
 貫汪館で主に澁川一流柔術を稽古されている方には、柔術が江戸時代に成立したものであるがゆえに、技術的な目標が最終的に、刀を手にした人間を素手で制するレベルにまで到達することにあるとお話していますが、対人関係の中で刀を扱うことによって、それが如何に至難の業であるかということが理解されたと思います。無駄な力を一切排除して、自由に迅速に斬掛る敵を制するためには自分がそれ以上の無理無駄なく自由に使える体をもたなければなりません。
 無雙神傳英信流抜刀兵法を稽古されていて、「太刀打」の形を経験されたことがなかった方は業としての居合の至難さに思い至ってください。既に刀を抜いた状態にある敵が、自由に自分に斬りかかって来る。その敵に刀が鞘に納まった状態から対応しなければならない。如何に無理無駄を廃し、何物にもとらわれない融通無碍の自由な状態になければならないか。
 「敵が斬りかかるので、敵を気で制し、それから抜きつける。」などと言う空論はそこには成立しません。
 我が師 梅本三男貫正先生は、かって多くの弟子の演武を見ながら私にこう話されました。「森本君、みんな想定がわかっていない。居合は据物斬ではないのに、皆、敵が待ってくれると思い、動かない敵を斬りに行っている。敵を想定するのに敵の手や足や体を思い浮かべる必要はない。大切なのは、敵が今まさに自分に斬りかかっているという想定だ。」
 よくよく工夫されてください。
  1. 2006/10/16(月) 02:16:45|
  2. 居合 業

始めの四本

 大森流で始めに稽古する「初発刀」「左刀」「右刀」「当刀」の各形は本質的に「抜付け」は全て同じものであるということを教えています。
 初発刀で養った無理無駄のない動きが、左刀になると左の敵に向くことに意識がとらわれて左腕に緊張がうまれて体から浮遊して腕が体の中心の働きの動きを切先にまで伝達できなくなったり、右刀になると左腰に刀があるので右の敵に向かうときに右脇が抜けにくく、比較的楽に抜きつけられるように錯覚してしまうところから、勢いだけで抜きつけてしまったりと、初発刀の動きとは異なった動きをしているにもかかわらず、それで良しとしてしまう事を戒めています。
 「左刀」「右刀」「当刀」ともに敵の位置は異なり向かう方向も異なりますが、沈む動きが上昇を生み、同時に存在する下降と上昇の働きが体幹からの「抜付け」を生み出すという原理は全て同じであり、なんら変わる事はありません。この「初発刀」からの4本の形で、しっかりと「抜付け」の本質を身に付けていただきたいと思います。
  1. 2006/11/24(金) 17:48:53|
  2. 居合 業

座法

 無双神伝英信流の居合の座法には正座と居合膝(立膝)の2種類があります。大森流では形に正座を用い、英信流では形に主に居合膝を用います。この差は形がどの時代に作られたかによるものですが、居合において座ることの重要性は正座であっても居合膝であってもかわる事はありません。
 また、座法は二つあっても本質的には同質のものであり、正座ができれば居合膝もまた支障なくできるようになるものです。大森流の稽古を修め英信流表の稽古に進めば居合膝で稽古しますが、この際、居合膝の座り方をことさらに稽古しなくては座れないと言うのは正座の姿勢が全くできていなかったからであり、また正座ができていないということはその上に成り立つ大森流の形も砂上の楼閣に過ぎなかったという事になります。
 しかし、「支障なく」とは申しましたが、正座との違いが、ただ右足が立っていると言うことではなく、居合膝の据わり方には無双神伝英信流における英信流の極意も内包されており、師 梅本三男貫正先生は私に「英信流の座法は我々が修める無双神伝英信流と中山派(夢想神伝流)ではハッキリと異なっている。この座り方を疎かに考えてはならない。」と両流の座法を示してくださいました。先生の弟子でありながらもともと夢想神伝流を稽古されていた方は先生の弟子であるにもかかわらず、夢想神伝流の座法を捨てずに形を行っておられましたが、これでは形は似ていても先生と同質の動きを追求することは不可能です。教わることがなかったのか、自分の考えを捨てられなかった為か、これでは羊頭狗肉となってしまいます。
 さて、正座についてはすでに述べましたが、居合において座る意義は座ることそのものが地球の引力に抗していない状態であるので、下肢に無理が働かない、非常に安定した状態に入りやすく、体の中心と引力の線が一致した場合には全ての方向に自由に動ける状態となり、これをもととして立姿勢での居合が成り立っています。
 先日、大森流11本の形を修めたばかりの方に居合膝で座って頂きました。始めは苦労されるのではないかとも思ったのですが、初めから、何の苦もなく座られ、「正座の稽古をしっかりとさせていただいたからだと思います。」と話されました。貫汪館では形の稽古に入っていただく前に半年をかけて座法、礼法、歩法等の稽古をして頂いていますが、初心者の方はこれらの稽古を疎かにされることなく、また形のみに流れることなく、そこにある理を求める稽古をしていただきたいと考えます。
  1. 2006/12/21(木) 18:23:13|
  2. 居合 業

「姿勢」

       無双神伝英信流 渋川一流・・・道標      

 無双神伝英信流抜刀兵法においても渋川一流柔術においても形が業となるためには姿勢をより質の高いものへと変化させなければなりません。姿勢はすぐに形作ることができるものではなく、普段の日常生活の動きを見つめなおしていくことによって変化していくものです。
 武術にとっての最適な姿勢とは美しさを表すための姿勢でもなく、力強さや威圧感を出すための姿勢でもありません。より自由に、より楽に働けるための姿勢が、武術に求められる姿勢です。
 これまでに道標では姿勢について主に無双神伝英信流の座法から述べましたが、違う視点から姿勢について書かれた貫汪館の門人の優秀な小論がありますので以下に掲載します。貫汪館で主に無双神伝英信流を中心に稽古される方が数年前に書かれたもので、今ではもっと上の境地にあると思いますが、貫汪館での稽古方針をよく体得した上で書かれていますので、後進は大いに参考にされてください。


 「武道における姿勢について」

 「姿勢」・・・すがた、かたち。武道において求められる姿・形は、いついかなるときも、敵対する相手の動きに対応できる姿勢である。頭の先から足の裏までが、天地と一体となることで、、体を貫く一本の筋がとおる。これは、背中に物差しを突き刺して、姿勢を真直ぐに固定するのとは、全く異なるものである。前に備えようとするあまり、上半身が浮いてしまうのではなく、腰を落として、肩をリラックスする。しかし、気抜けした状態、または、その場に居着いてしまうのでもない。目に見える形ではなく、体の中心を内から感じて、常に安定した状態にあることを言う。
 その為の修行は、稽古中よりむしろ日常生活の中で行うことが望ましいと考える。まず、自らの体を知ること。髪の毛の先から足の指の先までを感じ取る感覚を磨くのである。これはテレビを見ているとき、食事をしている時、歩いている時、眠りにつくために横になっているとき、日常生活の中で様々な瞬間に試みることができる。時間のかかるものでもない。CMの間、箸を置く瞬間、一歩を踏み出す瞬間、瞼を閉じる瞬間、ほんの一瞬、体の中に意識をもっていくことで可能である。
 最も簡単でわかりやすい方法の例としては、就寝前に横になったとき、目を瞑り自分の体の周辺を頭の天辺からスタートして、手の形や指の先まで意識だけでなぞっていく。あたかも、床の上に自分の体の人形を描くように。
 このように磨かれた感覚の中で己の中心を感じて敵に相対するとき、その姿に気が通っていれば、どの方向からの攻撃に対しても対応することが可能であり、また、攻撃を待たずに相手を制することができる。「相手に攻撃させない」という武道において最も有効な業を導き出すことになると考える。
 「姿勢」・・・取組み・心構え。武道を修行する者において、もう一つ大切な「姿勢」とは、武道に対する取り組みや心の在りようであり、業を上達させる以上に重要なことであると考える。
 武道に対する想い、武道を修行する動機・目的は、千差万別である。しかし、その千差万別の中で己の信念は明確にし、貫くことが大切である。
 稽古に取組む際には道場の外での雑念を持ち込まず、一つ一つの動きに真剣に取組むことは勿論であるが、ただ一心に集中することとも異なる。一つ一つの動きに対して、その動きの理由や有効性を考え、効果的に取組むことである。
 礼儀作法も、心の構え方の重要な部分である。師に対して、同じ修行者に対して、同じ道場に存在する者に対してのみに留まらず、道場に対して、武具に対して、さらには技に対しても礼を尽くすことが求められる。
 決して「無」の状態にあるのではなく、上達への意欲や相手を圧する気は必要ではあるが、雑念はなく心は清浄に保たれる状態。こうしてみると、とても難解なことのように思えてくるが、然程難しいものでもない。要は己の邪(よこしま)に打ち勝ち芯のある心を持つこと。語弊があるかもしれないが、千差万別ではあっても、、武道に対する興味を持ち「稽古をしたい」「稽古が楽しい」「もっと上達したい」「もっと武道を知りたい」と思う心を己のうちに住まわせることであると考える。
 武道における「姿勢」のどちらもが、切り離せないものであり、相乗効果によって技が上達し、延いては人間として磨かれていくものだと思われる。 
  1. 2007/01/12(金) 19:08:08|
  2. 居合 業

運剣

 無双神伝英信流の稽古をされている初心者の方に、これまで長い時間を掛けて、「初発刀」「左刀」「右刀」「当刀」を稽古していただき、体の働きは「抜く」と言うことに関しては本質的に全て同じであるということを体得していただきました。
 先週は新たに大森流の「陰陽進退」、今週は「流刀」の稽古をしていただきましたが、この「陰陽進退」と「流刀」の2本の形の動きには「初発刀」「左刀」「右刀」「当刀」における抜付けから斬撃への運剣の動作を向上させる仕掛けがなされているということを知っていただきたいと思います。
 大森流の初めの4本の形での斬撃は相手の右側面への抜付けに効果があり、倒れた、または倒れつつある敵への斬撃でした。しかし「陰陽進退」と「流刀」における斬撃は抜付け、あるいは刀を抜いた動作は相手に一撃を加えたものではなく、滞りなく斬撃を加えなければ、無傷の敵にこちらが斬られてしまうという状況下にあるということは理解されていると思います。
 したがってこれらの形では運剣が少しでも滞れば、即、自身の命がなくなるということを意味しています。そこには強い斬撃をなそうと賢しらに考え、腰を固め、ためを作って体をしならせて斬り込むという動きはありうべくもありませんし、無双神伝英信流の形には、そのように仕組まれた形は一つもありません。
 これまでも運剣は滞りなくとお教えしてきましたが、新たに学ぶ2本の形から運剣の質をさらに向上させていただきたいと思います。もちろん、「初発刀」「左刀」「右刀」「当刀」の稽古でもお話してきたように想定ではたとえ抜付けから前に進んで斬撃を加えるようになっていても、抜付けの後、後方や左右に移動できる動きを内包して前に進まなければならないことは言うまでもありません。
  1. 2007/01/26(金) 19:41:32|
  2. 居合 業

構え

 無双神伝英信流の「太刀打」の稽古では刀が鞘に納まった状態、刀を肩にとった状態、刀を頭上にとった状態、刀を下げた状態など、様々な構えから、一つ一つの形が始まりますが、昨日の稽古で、初心者の方にお話したことについて再確認したいと思います。
 無双神伝英信流の形の全ては対敵動作であり、形を見事に美しく行うという考えはありません。たとえ、動きが洗練されて無理無駄がなくなり、その動きが美しく力強く見えたとしても、それは結果であって、美しく力強い動きを求めているわけではありません。
 居合の稽古は渋川一流柔術の形稽古と同じく無構えで始まるために、無理無駄のない姿勢から動き始めるのは比較的容易であろうかと思います。そのような動きができる方でも、刀を鞘からはずし肩に構え、頭上に構えてしまうと、「その位置から・・・」という心の力みが外に現れ、隙となっている場合があります。
 鞘から離れた刀がどこに位置しようとも、それは動きの中の1局面であり、どのようにでも変化する動きを内包しています。したがって「構え」はあっても「構え」に居着くことはなく、形は手順どおりに遣っても、形に居着くこともなく、その動きは生きた働きをなさなければなりません。
 「構え」という言葉に心を居着かせることなく、自由に動けるための稽古を続けてください。 
  1. 2007/02/01(木) 18:23:54|
  2. 居合 業

無双神伝英信流の稽古の手掛り

 無双神伝英信流の稽古をされている初心者の方も、随分と本質が理解できるようになられています。ここで、稽古中にお話していることではありますが、稽古の手掛りについて少しお話します。順不同で、現段階で、再確認していただきたい事のみを述べます。

 「掌」

 両足並行に自然に立ち、両腕を自然に(貫汪館で説明している自然に)前方肩の高さに上げ、掌を地に向け、また天に向けて、それぞれの時の自分の肘・肩・脇・腰・肚・臀部・股関節・膝・足首・足心の状態を感じてください。どちらの状態が無双神伝英信流の形稽古の時の体の遣いかたであるかは、ご説明しているとおりです。
 静かに立って、このようにした時に感じた体の状態で動けているかどうか、を形稽古の最中に確認してみて下さい。

 「呼吸」

 呼吸法については稽古のときに説明していますが、動きが呼吸に先導していることが時折見受けられます。呼吸が動きを導いているかどうかを再度、確認してください。

 「鞘、下緒」

 刀の切先までが自分の体の一部であることは理解されていると思います。鞘の小尻の先まで、下緒の最下端までを感じて自分の体の一部としてしてください。
 袴の重さを感じられるか。筒袖の稽古着でなく袂のある着物であれば、袂の先までを自分の体の一部と感じられるか。


 以上、小さなことですが、初心者の方の稽古を見て、最近少し気になった事ですので、忘れぬうちに書き留めてみました。


ホームページに無双神伝英信流の講習会の案内を載せています。ご確認ください。
  1. 2007/02/28(水) 07:23:11|
  2. 居合 業

抜付ける部位

 無双神伝英信流の稽古をされている初心者の方に、大森流の初発刀・左刀・右刀・当刀・陰陽進退の形における抜付ける部位について再確認しておきたいと思います。
 他系の英信流においては、敵の害意を察して、(気で抑え)こちらから、敵のこめかみや目に抜付けるとするものもありますが、以前お話したように、無双神伝英信流にあっては敵がまさに斬りかかろう、斬り下ろそうとしている、我にとっては完全に不利な状況を想定しています。したがって、こちらから、そこに居る敵を据物斬のように斬りに行くということはなく、敵を迎え撃つ状態にあります。その時、植田平太郎先生が述べられているように抜きつけた左右の脚の状態は「踏出した足と跪きたる足の向脛と立膝の角度は直角に」なるのを基本と致します。
 想定では、敵はまさに己に斬り下そう、斬り付けようとしているので、変化する状況にあるため抜付ける部位は固定されていません。植田平太郎先生は「(対手の右側面へ)大きく抜付け(抜付けたる拳の高さは右肩の高さにて右前の所にて止る)」とのみ述べられています。
 状況によって、敵の胴、敵の胸、敵の喉、敵の目、あるいは敵の手と変化いたします。この点、居着いて動かない敵を斬りに行くのだと間違ってしまっては、無双神伝英信流の居合とはなりませんので、よくよく注意してください。
 「抜付けたる拳の高さは右肩の高さにて右前の所にて止る」とは道場でお教えしていることなのですが、無双神伝英信流の『身の曲尺』によるところですので、また、折りを見て詳しく説明いたします.
  1. 2007/03/01(木) 18:50:58|
  2. 居合 業

抜付け

 最近は居合に関して様々な書籍が出版されており、初心者の方もそれらを目にする機会もあると思いますが、無双神伝英信流の抜付けと、他の流派の抜付けを混乱されないように一言述べておきます。
 ある本では、「抜付けは切先を一寸ほど残しておき、そこから急に抜付けるのだ。」とあり、ある本には「鯉口に切先3寸残るくらいから急激に抜付け、」とあり、またある本には「鯉口をきって約7分どおり抜き、3分を敏速に」とあり、またある本には「抜刀は序破急にて抜く」とあり、さらにある本では「抜付けの最中に左手親指を切先部分に触れさせておき指先の感覚を生かして刀を正確に制御する。」とあります。(文意要約)
 無双神伝英信流においては常々お話しておりますように、ほとんどの想定が敵に斬りかかられ、これに対応して抜付けるという我にとって非常に不利な状況を想定しています。したがって、あくまでも抜付けの初めから終わりまで、角あることなく、滞りなく行われ、切先が鯉口と分かれた時には敵が倒れていなければなりません。そうでなければ、敵の攻撃に間に合おうはずもありません。また、そのためには抜付けに刀身が鞘の中に当たるという僅かな抵抗も生じさせるわけにはいきません。ましてや親指を刀身に触れさせて制御すると言うこともありえません。刀は体幹部と一体となって動き、体の末端が中心となることはありません。
 しかし、多くの英信流系の書籍は敵の殺気を感じて機先を制してこちらから抜付けるという立場で書かれていますので、先に述べたような速さを変化させたり、あえて抵抗を生み出したような動作となるのだと考えます。
 無双神伝英信流を稽古する初心者の方は、他の英信流系の書籍をみて混乱されることが無いよう、心してください。
 委細は稽古の際に御質問ください。

 5月27日(日)、一般に公開する形式の貫汪館居合道講習会を行います。
貫汪館ホームページをご確認ください。
 5月4日(金)、京都下鴨神社において日本古武道振興会の奉納演武会が午後1時から行われます。無双神伝英信流抜刀兵法も演武いたします。
 5月5日(土)は京都白峯神宮において同じく日本古武道振興会による奉納演武会が午前11時から行われます。無双神伝英信流抜刀兵法と渋川一流柔術が演武します。
  1. 2007/04/30(月) 10:15:04|
  2. 居合 業

浮雲

 無双神伝英信流抜刀兵法の稽古をされる初心者の方に英信流表の「浮雲」の稽古をして頂いていますが、「浮雲」の形は文字通り自分の体の重さが消え雲が空にあるが如くに動けることを要求しています。
 この形がある程度体得できた時点から、自分の居合の動きの質が変化し始めることを感じ始める重要な形で、「浮雲」ができないうちに次の形に進むことは全ての形の稽古を無意味にしてしまいます。
 「浮雲」の動きで特に難しいのは、抜付けの際に体が固まり、下肢で上半身を支えなければならない状態に陥り、下肢への負担が大きくなってしまうのをどのようにすればよいかという点であろうかと思います。この動きで下肢が辛いので、「足腰を鍛えねば」と決して考えてはなりません。抜付けは体が浮いたままの状態で行われるために下肢への負担が大きくなることはなく、常に楽な状態のままに行われます。
 初心者の方は体の中心と地球の引力の線が一致しており、体の何処にも無理無駄な意図的な緊張を生み出さないということ、浮くためには体を浮かせるというよりむしろ体が沈むということを手がかりに、体の浮きを実現すべく稽古を続けてください。

 5月27日(日)、一般に公開する形式の貫汪館居合道講習会を行います。貫汪館ホームページをご確認ください。
  1. 2007/05/19(土) 01:26:51|
  2. 居合 業

落ちる働き

 先日来、無双神伝英信流の稽古において英信流表の稽古をしていますが、二本目の「虎一足」三本目の「稲妻」の動きを勘違いされると、先の形に進めなくなってしまいますので、稽古しなければならない動きを述べておきます。
二本目の「虎一足」三本目の「稲妻」は抜付けたとき外見上は中腰の状態となっていますが、前脚で床を蹴って後ろに下がっているのではなく、体の落下する動きを用いています。したがって外見上後方にさがって中腰になってはいますが、前脚の大腿筋に力が入ることなく、左脚は後方にまるでなんの抵抗も無くスライドするかのようにさがり、腰は中腰となります。この落下する動きは最初の三本で共通してとる右手が掛かった時の腰が浮いた位置から起こります。初動が浮いていなければ、二本目の「虎一足」と三本目の「稲妻」の動きは全く異なったものになってしまいますので、よくよく稽古してください。
  1. 2007/06/04(月) 21:35:14|
  2. 居合 業

中心

 本日の無双神伝英信流の稽古で初心者の方は自分の中心をとることが難しいのだなとあらためて感じました。
 初心者といっても大森流や英信流表、太刀打・詰合を一通りこなすことができる方なのですが、英信流表の「浮雲」「山下風」がどうも苦手なようで、どうしてかなと観ていたら中心が取れていないことに気付き、指摘するとすぐに動きが良くなりました。よく稽古されているだけに流石です。
 「浮雲」「山下風」は英信流表の中でも動きが難しく、敵の位置を想定することによって動きの中心が敵のほうにずれてしまっていたようです。動きの中心のずれに気付かれたので、今後は自分の形の崩れを自分自身でより高いレベルへと修正できると思います。
 
 別の方を見ていてもう一点気付いたのが斬撃の稽古でした。
 歩み、刀を振り上げ斬り下ろすという単純な稽古ですが、敵に向かって歩む時に、腰を安定させて、しっかりと歩むという意識があるために、かえって居着いて体が自由になっていません。敵に向かって歩むという単純な動作ですが、これを「腰を安定させ、敵を気迫で押して攻め」と考えると前方への動きしかなく自由な動きはなしえません。大切なのは「そこにあるがままに歩む」ということでです。
 高知の調査でみたある流派の伝書に「躰之事」としてその解説に「前後へ心を配り抜けぬように」とありました。
  1. 2007/08/09(木) 00:13:37|
  2. 居合 業

抜付け

 昨日の無双神伝英信流の稽古では、抜付けでの右手の働きを重点的に稽古していただきました。
 右手の働きといっても、右手を有効に使うという事ではなく、右手を使わずに右手は働くのですから難しいのだろうと思うのですが、刀を抜くという、あるいは抜付けるという意識があっては、抜付けはいつまでたっても、何度繰り返してもできるものではありません。
 では、右手を使わすまいとするのかといえば、それもまた間違いです。刀を抜く、あるいは抜きつけるという意識が心の力みであるのと同様に、それは負の方向の力みでしかないのです。
 大森流で正座をする意義は座ることにこそ極意があるからと述べましたが、英信流の居合膝での座法に比して正座は初心者の方には、その体感が得やすいものと考えます。昨日の稽古でも現段階において許容範囲にある正座をされる方が動き出してしまうと、先ほどの正座の身のありようはどこにいったことか、全くといっていいほど消え去っていました。
 貫汪館にあっては常々お話しているように正座の姿勢は「あるがまま」であり、天賦の形であることを稽古しています。いわゆる気迫を出そうという事はなく、背筋にも肩にも胸にも肘にも手首にも体の各部のどこにも緊張はないはずです。この状態はたとえ抜きつけたときでも、刀を振り上げ斬撃し、血振いをしてもまったく変わることはありません。
 動いていない正座も、動いている抜付けも「静と動」といって対比されるものではなく、どちらも「静」といえば「静」でありどちらも「動」といえば「動」であるものであって異なるものではありません。
 術理は道場でお話いたしますが、まず、上記のことを自分の頭にも体にも納得させて稽古に望んでください。


貫汪館H.Pの貫汪館会報のページに月刊『武道』8月号の記事を載せました。

 9月30日(日)に行う無双神伝英信流 居合道講習会の案内を貫汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに載せましたのでご確認ください。他流派、他道場の方や一般の方にも公開して行う講習会ですので柔術の初心者の方も御参加ください。
  1. 2007/09/28(金) 17:20:01|
  2. 居合 業

理合

 今週水曜日と木曜日の無双神伝英信流の稽古を見ていて、初心者に「左刀」に苦しんでおられる方がおられるのに気づきました。
 二人とも「初発刀」は何とか抜けているのですが、「左刀」になると全くと言って良いほど動けません。はじめは左に向こうとするあまり、下半身に力を入れることで自分の動きを乱しているのだろうと思っていたのですが、どうもそうではなく「抜ける」ということの理合が身体で認識できていないのだと分かりました。
 「初発刀」が何とかなっているのは理合を体で会得しているのではなく、外見上の動きを作る事によって、それを可能にしているのであって、理合を身体が分かっていていないために、左足が前になって「左刀」の抜付けをしようとしたら、全く別の動きを新たに構築しようとしてしまうのだと思います。結果として、「初発刀」がある程度できるようになったにもかかわらず、「左刀」は全くだめな動きしか出来ないのです。
 「抜ける」というのは「初発刀」「左刀」「右刀」「当刀」 その他全ての形に共通した動きです。「左刀」に苦しんでいる方はもう一度、「初発刀」に戻って「抜ける」ということの理合を身体に会得させてください。

 12月9日(日)、午前9:30~午後16:00の間、貫汪館 無双神伝英信流抜刀兵法 居合道講習会を実施します。
 今回の講習内容は無双神伝英信流の基礎的事項です。道場外の方にも公開して行う講習会ですから、どなたでもお越しください。詳しくは貫汪館ホームページの無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページ(←クリックしてください)をご覧下さい。


 11月3日(土)午前9時半から明治神宮西広場芝地(雨天の場合は至誠館剣道場)において日本古武道振興会主催の明治神宮奉納日本古武道演武大会が開催されます。貫汪館からも無双神伝英信流抜刀兵法と渋川一流柔術が演武します。お時間がある方はお越しください。
  1. 2007/10/27(土) 00:58:17|
  2. 居合 業

太刀打

 無双神伝英信流の太刀打の稽古をしました。ある程度使えるようになった人なのですが、手順を考えてしまい、外見は似ていても動きが武術の動きではなくなっていました。
 そこで、「ただ斬る事に集中し、前に進む時にはすでに敵に勝ち、敵を斬っていなさい。」と指導すると、武術的に質の良い動きに変化することが出来ました。太刀打にしても居合にしてもその場に自分がある時点で、既に敵に勝っていなければ、形の稽古にはなりません。「こうしてああして丁寧に。」などと考えるのはごく初期の、形の手順も覚えていない初心者のすることで、形の手順を覚えてしまったら、そのようなことを考えていては、いつまでたっても動きの質は変わりません。自由になるための形がかえって自分の動きを制約し、結局動かない自由でない身体を作ってしまいます。
 太刀打の打太刀は上級者が勤めますので、たとえ遣方が形を間違え異なる所に斬り込んだとしても打太刀はそれに応じることが出来ます。思う存分に稽古してください。 


 12月9日(日)、午前9:30~午後16:00の間、貫汪館 無双神伝英信流抜刀兵法 居合道講習会を実施します。
 今回の講習内容は無双神伝英信流の基礎的事項です。道場外の方にも公開して行う講習会ですから、どなたでもお越しください。詳しくは貫汪館ホームページの無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページ(←クリックしてください)をご覧下さい。


 11月3日(土)午前9時半から明治神宮西広場芝地(雨天の場合は至誠館剣道場)において日本古武道振興会主催の明治神宮奉納日本古武道演武大会が開催されます。貫汪館からも無双神伝英信流抜刀兵法と渋川一流柔術が演武します。お時間がある方はお越しください。
  1. 2007/10/31(水) 00:15:22|
  2. 居合 業

呼吸

 無双神伝英信流では腕や肩の筋力を用いて刀を扱いません。斬撃力や、抜付けの威力は呼吸によって生み出されます。
 体の中央からの力は脇や肩や腕を緊張させることが無ければ切先まで伝達されますが、呼吸が弱ければ伝達される力も弱くなってしまいます。呼吸は、はくときに力が生まれ、抜付け・斬撃・血振いなどの動作は息をはくときに行われます。呼吸が弱ければ、切先までの力が弱く、それまで養ってきた無理の無い体の備えでは物足りなく感じられ、腕力で刀を振りたくなってしまうと思います。
 息を吐くときに、お腹に力を入れて、お腹を勢い良くへっ込ませる方がおられましたが、これは短い息しか出来ずまた、せっかく降りていた重心を吊り上げる元となります。息を吐くときにはお腹をへこませるのではなく、逆に丹田を中心とした肚は充実しなければなりません。委細は道場で指導しましたが、よくよく工夫されてください。

  貫汪館ホームページの渋川一流行事のページに厳島神社・第18回日本古武道術技向上演武大会 (日本古武道協会主催)の演武写真を載せました。
貫汪館ホームページに会報54号を載せました。御覧下さい。


 12月9日(日)、午前9:30~午後16:00の間、貫汪館 無双神伝英信流抜刀兵法 居合道講習会を実施します。
 今回の講習内容は無双神伝英信流の基礎的事項です。道場外の方にも公開して行う講習会ですから、どなたでもお越しください。詳しくは貫汪館ホームページの無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページ(←クリックしてください)をご覧下さい。
  1. 2007/12/08(土) 01:34:48|
  2. 居合 業

英信流立膝

 無双神伝英信流の立膝の姿勢は無双直伝英信流とも夢想神伝流とも異なり、独特の座法を用います。そして、この座法から生まれてくるのが無双神伝英信流の業であり、座法が定まらなければ、業は異なったものとなってしまいます。
 数年稽古している方に未だに立膝に苦労されている方が居られますが、座した時に体が沈まないのは座す前の、右足の出しかたに原因があります。
 右足を出すときには全ては下方に下りており、立っていても座しているのと同じ状態に無ければ以後の動作で如何に座ろうとも立てひざが定まることとはありません。具体的には右足を出した時の大腿部や膝・足首のどこにも緊張は無く、全てが楽に緩やかな状態にあります。
 以前正座について書きましたが立膝は正座よりも、さらに沈んだ状態にあります。立膝で不安定さを覚える方は、はじめの一歩から工夫を重ねてください。
 

  貫汪館ホームページの渋川一流行事のページに厳島神社・第18回日本古武道術技向上演武大会 (日本古武道協会主催)の演武写真を載せました。
貫汪館ホームページに会報54号を載せました。御覧下さい。

  1. 2007/12/09(日) 00:45:49|
  2. 居合 業

座法

 先日の講習会を受講された方から、後日、力を抜きつつ芯を自覚する方法はという質問がありましたので、再度ここに述べさせていただきます。
 当日述べましたが、居合においては座法こそ極意で、座ることが出来れば、あとの業はただ動いているに過ぎず、その動いている状態も座している状態と変わるものではありません。
 講習会で稽古していただいた座法を、たかが座法、形とは別と考えてしまえば、いくら形を稽古してもそれ以上の物を形から会得することはできません。ここでは座法について詳述いたしませんが、あるがままに座れれば中心など感じようとしなくとも存在しています。
 もし「無理無駄が無く座れているのに中心が自覚できない」と感じているなら、無理無駄がなくなったというのは錯覚に過ぎません。
 初心者の方は座れていないのにむやみに動き刀を振ろうとする傾向がありますが、大きな間違いで、それは立つことができない赤ん坊がいきなり走り出そうとするようなものです。
 貫汪館では初心者の方に、刀を振ることなく座法、歩法の稽古を3ヶ月から半年以上重ねていただきますが、はじめから極意を稽古しているのだと自覚してけして稽古を疎かにされないでいただきたいと思います。
 

  貫汪館ホームページの無双神伝英信流行事のページに貫汪館居合道講習会の写真を載せました。御覧下さい。
  1. 2007/12/11(火) 22:49:15|
  2. 居合 業

はら

 無双神伝英信流の師 梅本三男貫正先生はかって「はらで抜いて、はらで斬る」とよく言われました。また、理想はだるまのようにはらのみで動くとも・・・。
 今日の稽古で、2名の方がやっと理解されかけたように思います。無理無駄を排除し、心も体も極力何も無い状態にある時、「はらで抜いて、はらで斬る」という感覚が生まれます。自分ではほとんど何もしていないのに刀が自由に動いている感覚です。
 しかし、この動きも少しでも腕、肩、脇などを使おうと思ったが最後、できなくなってしまいます。そして体がばらばらになったのを無理に統一しようとして、手首を入れるだの脇をしめるだのという動きを故意に行わなければならなくなり、重心が上がってしまうのを無理やり下腹部に力を入れ、体を固めてしまいます。このような固まった状態にある体を、自由に動く相手に対応できるものとする方は居られないでしょう。
 2名の方は今日経験された、何もしないのに、はらの働きで体は自由に動くという感覚を忘れないようにして下さい。そしてさらに深化させていくことによって、体の動きの自由を会得してください。。少しでも、ああしようこうしようと意図的な動きをしてしまえば、「はら」はいずこかへ消え去ってしまいます。よくよく稽古してください。


  貫汪館ホームページの無双神伝英信流行事のページに貫汪館居合道講習会の写真を載せました。御覧下さい。

 12月22日(日)の貫汪館・廿日市天満宮奉納演武の日程は午後1時~2時、廿日市スポーツセンター武道場で稽古。その後、廿日市天満宮に移動して正式参拝、演武の順に行います。時間を間違われないようにお願い致します。
  1. 2007/12/14(金) 00:36:18|
  2. 居合 業

大小詰

 昨日の無双神伝英信流抜刀兵法の自主稽古と本日の自主稽古で、稽古の進んでいる方に大小詰の稽古をつけました。
 大小詰は、柔術技法ですが、素抜き抜刀術の業がそのまま柔術となります。脇をしめるだの腰を入れるなどということとは全く無縁。何も意図しないそのままの動きが相手を崩し抑えます。少しでも自分の体をしっかりさせて脇をしめてそれから投げる、などという思いが出たときには相手は動くものではなく、かえって自分に隙が出来てしまいます。
 無双神伝英信流にあっては素抜き抜刀術(居合技法)、太刀打・詰合(剣術技法)、大小詰・大小立詰(柔術技法)の全ての動きは共通であり、ばらばらのものではありません。素抜き抜刀術の稽古がある程度進んでから太刀打、詰合、大小詰、大小立詰と進んでいきますが、素抜き抜刀術で養った動きと少しでも違和感があれば間違った動きをしていることになりますので、よくよく自分自身の動きを見つめなおしてください。

  貫汪館ホームページの無双神伝英信流行事のページに貫汪館居合道講習会の写真を載せました。御覧下さい。

 12月22日(日)の貫汪館・廿日市天満宮奉納演武の日程は午後1時~2時、廿日市スポーツセンター武道場で稽古。その後、廿日市天満宮に移動して正式参拝、演武の順に行います。時間を間違われないようにお願い致します。
  1. 2007/12/18(火) 23:11:24|
  2. 居合 業

抜こうとすれば抜けず、抜こうとしなければ抜ける事

 ここで言う抜けるとは、単に刀が鞘から外れることを言うのでも、抜いた後に強く斬りつけようとすることでもありません。無双神伝英信流の業としての抜付けが出来ていることを言います。
 初心のレベルで体の動きを一通り覚えたならば、覚えたことをよりはっきりと、より強くと努力すればするほど業からは遠いものとなってしまいます。業とは意図的に意識的に体を動かすのとは隔たったもので、たとえば、頭が痒いときに無意識にかいている様なものです。
 手の掛かりを、しっかりと、丁寧にと、思えば思うほど心と体にブレーキがかかり間に合う抜付けは生まれません。手の掛かりなど、そこには何も無いかのように体が感じ、動いているだけで良いのです。抜きつけて敵にしっかり斬りつけようとすればするほど鋭さは失われてしまいます。抜けたらそれでおわりです。それだけで、なにもせずとも鋭い抜付けは生まれます。
 皆さん、縁あって貫汪館で稽古されているのですから、間違った道は歩まれないで下さい。
 

  貫汪館ホームページの無双神伝英信流行事のページに貫汪館居合道講習会の写真を載せました。御覧下さい。

 12月22日(日)の貫汪館・廿日市天満宮奉納演武の日程は午後1時~2時、廿日市スポーツセンター武道場で稽古。その後、廿日市天満宮に移動して正式参拝、演武の順に行います。時間を間違われないようにお願い致します。
  1. 2007/12/19(水) 22:56:23|
  2. 居合 業

浮雲

 土曜日に九州支部長が先週に引き続き稽古にきたので、浮雲を重点的に稽古しました。
 浮雲について少しまとめておきます。浮雲は大森流の動きも英信流の動きもこれまでの自分の動きを質的に変化させる重要な形ですので、心して稽古しなければなりません。
 浮雲は文字通り身体が浮かねば業にならないのですが、身体が浮くためには座姿勢で心も身体も沈んでいなければなりません。つまり、あるべきところに心と身体がなければならないのです。これは大森流の正座であろうと英信流の立膝であろうと同じ事ですが、絶対に「腰を入れる」とか、「背筋を伸ばす」とかいう意識で座姿勢を作ってはなりません。姿勢を作ったが最後、後の動きは全て作らねばならなくなり、自由自在であるべき武術としての形ではなくなってしまいます。「そこにあるだけ」を稽古しなければなりません。
 次に浮雲の体の浮き始めは柄の導きによります。柄が身体を導くが故に体は浮き重さは消えます。一度重さが消えてしまえば後は、足をもずらす(交差させる)まで身体のどこにも滞りなく凝り固まりなく動きます。また、その動きは脚を動かしているわけではなく刀が脚を導きます。
 間合の近い敵に手元下がり切先上がりに刀を抜付けるとき、身体は真下に落下します。間合が近い故に決して敵に向かって前傾することはなく、故に脚力で上体をささえることもありません。体が真下に降り抜付けた時も両脚は楽に自由です。
 ここまでが浮雲の最も重要な動きで、ここまでできれば後の動きは全て自由になります。
 浮雲で体が浮くことを覚えれば大森流を含め全ての業はその質が変化します。今までの動きがいかに体を鈍重に使っていたかがわかり、今までの鈍い動きは消え去ります。
 ただし、再度述べますが、ここに至るためには座姿勢ができていなければなりませんので、道場外でよくよく稽古を積んでいただきたいと思います。

 今日、昼から数時間掛けて短刀用の刀掛けを製作しました。縁あって手元に来た御神剣はさる方の御指示によって自宅の神棚の前にあるのですが、今まで市販の二本掛けの短刀用の刀掛けに掛けてありましたので、あまりに刀掛けが大きく気になっていました。
 初めて作ったにしては、我ながらよく出来ていると思います。あとは表面の仕上げをしなければなりません刀掛の材質は朴です。

          短刀掛

 
  1. 2008/01/27(日) 22:37:24|
  2. 居合 業

前後詰、両詰、三角、四角

 師範代代理には稽古時間が足りないためもありますが、英信流奥居合の立居合には進まず座技ばかり稽古をつけています。
 英信流奥居合の座技では、前後詰、両詰、三角、四角の形が多数の敵を相手にする形となります。これらの形では敵を斬る動きに滞るところがあることは許されません。
 前後詰は「前にかかると見せて後ろを突く」ではありますが、「抜付ける直前に変化し後方の敵を突く」のでなければ技になりません。初めから抜付けを見せかけとしていれば、当然敵はそれを見抜いてしまいます。稽古としてそのままの動きで抜付けが可能かどうかを検証することもしなければなりません。抜付けをしてみて横雲の動きと異なるようであれば初めから後ろの敵を突こうとしていい加減な動きをしているということになります。
 両詰もしかりです。右の敵に抜きつけようとする動きがいい加減であれば左の敵を突こうとする時、斬られてしまっています。あくまでも状況によっては右の敵に抜きつけることが出来なければならないのです。
 三角は前、右、後方の敵を撫で斬りにしますが、一つの動きで詰めかかる敵をはらわなければなりません。
 四角は前後詰、両詰の応用の形ですが、往々にして動きは一つずつ途切れ、とても4人の敵を相手にする動きではなくなってしまいます。稽古は初めゆっくり動きに途切れがないようにするのが肝心で、一人一人を力を込めて区切りをつけて斬っていたのでは、必ず自分が斬られてしまいます。
 多敵を相手にする動きは一人の敵を相手にするときと全くかわりなく、そこにあるままに動けねばなりません。何をしてもどのように動いても座った姿とかわりはないのです。少しでも無理無駄が生じてしまえば筋肉が緊張し次の敵に向かうために一度緩めなければ動けません。そこには途切れが出来てしまい、とても多敵を相手にすることは出来ません。
 多くの方が一人斬るたびに体に歪みを生じさせ、ゆり戻し次の敵に向かいという動作をしています。筋肉が緊張するのでそのほうが「やった」という実感が持てるかもしれません。しかし、それでは斬られてしまいます。
 
 3月30日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『自由に動く為の大森流の稽古のあり方』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。 

 
 無双神伝英信流抜刀兵法を稽古していただいている劇団夢現舎の公演 No.21『続・遺失物安置室の男』が行われます。東京に出かけられる機会があれば是非、御観劇ください。詳しくは劇団夢現舎のホームページ(←クリックしてください)を御覧下さい。 
  1. 2008/02/21(木) 22:05:06|
  2. 居合 業

抜付けの手がかり

 抜付けのときどうしても抜くにつれて無駄な力がこもっていく方が大半のようです。抜付けは柄手が掛かり抜くと《瞬時ではあるのですが)それ以前に比べて体は自由に楽になっていくのが無双神伝英信流抜刀兵法の抜付けです。
 「抜こう」「抜きつけよう」「斬ろう」という思いが、体の動きに無理無駄を生じさせていくということは何度も述べているところですが、抜付けでは体は自由に楽になっていくということを体感するために納刀の感覚を参考にされればよいかと思います。
 無双神伝英信流では納刀の際、刀が鞘と一文字になったときには柄頭は切先よりも位置的に高い位置にあります。したがって納刀では刀を納めるという動きをすることなく、刀は引力にしたがって峯を鞘に滑らせながらひとりでに鞘に納まっていきます。このとき、体は全く力を用いることがありませんので自由に楽になっていくのを体感することが出来ます。(この納刀をも自らの力で行おうとする方には全く参考になりませんが。)
 抜付けの感覚はまさにこの納刀時の感覚であり、何もせず、体が自由に楽になっていった結果、抜きつけられていたというものです。したがって抜付けに力が必要なこともなく、また、抜きつけた後に腕の筋肉を緊張させて刀を止めるということもありません。
 工夫してください。
  1. 2008/02/27(水) 22:57:23|
  2. 居合 業

右手が動くのは

 今日の無双神伝英信流抜刀兵法の稽古では渋川一流柔術を専門に稽古される方に抜付けを指導しました。
 まさしく三人三様でそれぞれの方のもつ課題は異なっているのですが、共通して言えることは頭で考え行動しているということです。
 抜付けで、抜いた後に右手を使って右に刀を動かそうとするのは意識的にせよ無意識にせよ振るという実感を欲するためであり、何もしなければよいものを、かえって動きを自ら歪ませています。良い動きというのは無理無駄なく体の調和が取れた動きですので、振ることによる筋肉の緊張からくる実感はありません。筋肉の緊張による実感があるとすればそれは動きに調和がなくひずみを生じているためです。勘違いをされませんように。
 また、早くからお尻が脚を離れ、腰高になる方がおられますが、これも早く抜きたいという気持ちの現れであり、良い動きではありません。鞘から切先が離れる直前までお尻が浮き始めることはありません。
 動きに統一性がない方、あそこをこうし、ここはこうして、それはその形ではなくと考えた結果ばらばらになっています。全てを捨てるところから始めてください。
 無双神伝英信流においては心も体も無理無駄を無くし調和が取れた動きより業が生まれます。人為的にああしてこうしてと考えていたら決して自由自在な業は生まれるものではありません。
 頭で考えることをやめなければ業は生まれないのです。

 
 3月30日(日)に一般に公開した自由参加形式の貫汪館居合道講習会を実施します。講習会のテーマは『自由に動く為の大森流の稽古のあり方』です。詳しくは貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法 稽古のページを御覧下さい。 

 
 無双神伝英信流抜刀兵法を稽古していただいている劇団夢現舎の公演 No.21『続・遺失物安置室の男』が3月4日まで行われています。東京に出かけられる機会があれば是非、御観劇ください。詳しくは劇団夢現舎のホームページ(←クリックしてください)を御覧下さい。 
  1. 2008/02/28(木) 23:44:19|
  2. 居合 業

血振い

 無双神伝英信流抜刀兵法の動きでも渋川一流柔術の動きでも全ての動きは体の中心から始まる故に動いていない手であっても死んでいるわけではなく動かずに働いています。動きという事に関しては主に素手で行う渋川一流柔術よりも刀を手にする無双神伝英信流抜刀兵法のほうが気付きを得やすいので、大森流の血振いを例にとって説明します。
 大森流の多くの形の血振いは斬撃の後、外見上、左手を左ハラにとりつつ、右手は切先までの流れを保ちながら床上を切先がすべるように後方にめぐり右肩後に刀をつるした状態から柄頭が上に上がり、刀が下方に落下するとき、体は浮きます。
 外見上、こうなるからといって形を真似したら体はばらばらになってしまいます。いつもお話しますように外側に現れる形は内面の働きですので、形を真似することには何の意味もありません。
 ではどのように動いているのか。斬撃したときに動きの中心は臍下丹田であり、手が左右に分かれるからといって、動きの中心が変わるわけではありません。臍下丹田が開くことによって左右の手は分かれ左手は左ハラに、右手は刀を保持したままに後方へめぐっていくのです。このとき、中心から動く故に何も持たない左手と、刀を保持した右手の質量は感覚の上では同じになります。刀を肩につるした後、柄頭が上に上がるときも右肩から先が働いているのではなく、体の中心が働き、上半身を上方へと導きますので、何もしない左手もその場にありながら上方への働きをなしています。刀が落下するときもしかりで、右手の落下と同時に左手はその場にありながら落下する働きをなします。落下するが故に下半身は浮きます。
 これらの動きをなすとき体のどこにも凝り固まりはありません。凝り固まりがあり、また、自分の頭で「末端の肩、肘、手のここをこうして」などと考えれば考えるほど体は中心を失い、自由に働かなくなります。
 講習会のときにも、上記のことは経験していただきましたが、うまくいかない理由は主に上記の理由によります。
 たとえとして血振いを例にとりましたが、無双神伝英信流の動きは全てこのような動きであり、渋川一流柔術の動きもまた同様です。
 工夫してください。 

 
 貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法の行事のページに大森流講習会の写真を載せました。御覧下さい。

 4月13日(日)午前9時より、廿日市市の速谷神社で貫汪館奉納演武会を実施いたします。
  1. 2008/04/02(水) 21:53:24|
  2. 居合 業

座法

 袴さばきについて述べましたが、講習会で稽古した座法における膝が接地してからの動きは正座、立膝とも大体は共通する動きですので、一括してて述べます。
 膝がついてのち、多くの初心者の方は姿勢を正そうとして腹を緊張させ腰をそらし、背を立てようと身体を動かしてしまいます。その結果、重心は高くなり、そけい部は伸びてしまい、場合によっては後傾すらしてしまいます。立膝の姿勢にあっては半身が正対に戻ってしまう下人ともなってしまいます。一度重心が高くなってしまえば、沈むことはほぼ不可能であり、以後、浮くことはおろか、動作は全て上半身中心になってしまいます。
 ではどうすればよいのか、膝がついてつま先を伸ばし接地しようとするとき(立膝にあっては、左膝がついて)だめな動きになるのは一つには腹筋に力を込めて腹を引っ込めることに原因があります。結果として背中は丸くなり重心はこのときに上がってしまいます。したがって、絶対に腹筋を緊張させないこと。膝がついて爪先を伸ばそうとするときには身体は前傾していますので、腹筋を緊張させなければ内臓は自然に下方に下りようとし、背もまた自然な位置に安定します。ただしこのとき、絶対に視線をおとしてはいけません。
 次に爪先を伸ばしお尻が床面に下りようとするとき、上半身を如何こうしようと考える必要は全くないどころか、考えて作ってしまえば全く別物になってしまいます。お尻はおりるにまかせ、自分は何もする必要はありません。まかせてさえいれば前傾は自然に解消され、さらにお尻は下方へと落ち着いて生き自然にとまります。また止まるのを待たねばなりません。このときも前述したように、絶対に視線をおとしてはいけませんし、下半身、上半身に無理無駄な緊張があってはいけません。無理無駄な緊張は姿勢を作ろうとする思いから生じます。ほっておけばよいのです。
 物体は引力に引っ張られて一番無理の無い位置に安定します。
 また、自然に座れたときに始めは感覚的に前傾しているように感じると思います。しかし座したときには下肢は上半身の前方にあります。下肢を含めた総体の重心の位置がどこに落ち着く
 無双神伝英信流の居合は座して稽古することによって立っての自由な動きを身に付けさせようとしています。座すことができなければ、何も始まりません。
 また、座していては動きにくいからとお尻を浮かせて座るというようなことをしていては、全く稽古にならないどころか、居合を身に付けることは絶対にできません。無双神伝英信流抜刀兵法の稽古をされる方は心得違いをされないようにお願い致します。 

 昨日の渋川一流柔術の稽古で「切込」の稽古をされていましたが手刀が働かないのは、切り込むことに居着き、切り込む場所に居着いて、中心が働いていないため、動作が右肩から先だけになり、手先だけの業になっているからです。心が自分の動きを崩していますので、上達のためには自分の心の崩れを直したほうが早いのです。
 座法においてもたいていは正しく座ろうとか、安定して座ろうという思いがかえって身体を狂わせています。
 自分の心を見つめなおしてください。


 次回の講習会は7月13日(日)、講習内容は「太刀打」の予定です。どなたでもご参加ください。

 貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法の行事のページに貫汪館居合道講習会(英信流表)の写真を載せました。御覧下さい。 
  1. 2008/05/27(火) 20:38:07|
  2. 居合 業

視線

 昨日「座法」において視線を落としてはいけないと述べましたが、これはあくまで初心者の方に付いて述べたことであり、身体が遣えるようになった方は視線の高さが変わっても姿勢は崩れることが無いと考えます。
 初心者の方が座るときに視線がさがってしまうと、頭も前傾してしまい結果として肩に力みが生じ、さらに肩甲骨周辺が緊張し、背は丸くなり (あくまでもそこにあるままという姿勢に比べてということです) さらには腹を引っ込める原因となり全てが狂ってしまいます。
 形の動きの最中にも視線がさがり頭が前傾してしまうと、初心者の方は動きが崩れてしまいがちです。例えば抜付けから斬撃へうつるための運剣の最中に視線が下がり頭が前傾してしまえば肩が緊張するために振冠りが浅くなり手先で斬撃せざるを得なくなります。また血振いも同様で視線の変化によって頭が前傾してしまうと、血振いも小さく、血振いしたときには身体は前方に傾いています。
 ただし、形の動きの最中には斬撃や血振いの時のように、想定によって敵の位置が自分より低い場合が随分とあります。このような時、敵を無視して床と並行に前方を見ることはできません。
 頭をそのままにして、視線のみをさげる工夫をしてください。

 上記に述べたことは月曜の渋川一流柔術の稽古で苦労しておられた「切込」を向上させる為のヒントにもなります。



 次回の講習会は7月13日(日)、講習内容は「太刀打」の予定です。どなたでもご参加ください。

 貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法の行事のページに貫汪館居合道講習会(英信流表)の写真を載せました。御覧下さい。 
  1. 2008/05/28(水) 21:39:12|
  2. 居合 業

「太刀打」一人稽古

  「太刀打」は剣術の形ですが、本数は少なくとも本当の稽古をしていけば、働けるようになるように仕組まれています。しかし、手順をくり返し、形を作っているだけでは、そのようにしか動けない身体をつくってしまうことになります。
 講習会で、お教えするときにはレベルの高い人にはより高くなるように、初心の人には経験する程度にお教えしていますが、本来の教習課程でいえば英信流表が遣えるようになってから習得すべきものです。無双神伝英信流における剣術はあくまでも居合の体系の中での剣術であって独立して存在するものではなく、ある程度、素抜き抜刀術で体が動くようになっていなければ「太刀打」は形ばかりで絶対に使えるようにはなりません。

 「太刀打」の稽古を始めたばかりの人が絶対に行って欲しいのが一人稽古です。
 素抜き抜刀術で体がある程度動くようになったのに「太刀打」では相手が居るばかりに、心は相手にとらわれ、心は上ずり体の動きは大きく歪むという状態になるのは「我」「我執」の強い人にはよく起こりがちの事です。このような状態ではいくら「太刀打」を稽古しても時間の無駄でしかありません。
 一人稽古の方法ですが、庭に出て木刀を肩に取り、立ち木を敵と想定して静かに進み歩み寄り、袈裟に斬り込んで下さい。単純な方法ですが、この稽古を重ねてください。ただし、立ち木には実際に切り込む必要はありません。(枯れてしまいますから)太刀行きを当たる寸前に止めていただければよいのです。

 この稽古をするときに以下の点を守ってください。
 1.心は臍下に治め
 2.歩みは静かに
 3.腰は上下せず
 4.正中線を前後左右にゆらさず
 5.斬り込みは力みなく歩みのままに
 6.斬り込みた時、心も下肢も状態もも固まらず座姿勢のままの如くに
 7.さがるときも進む時とかわらず

 以上の点を守り稽古を重ねてください。

 庭がない場合は室内で部屋の隅に向かって木刀のかわりに物差しを手にしても稽古できます。
まず、心と体を整えてください。

 次回の無双神伝英信流抜刀兵法の講習会は7月13日(日)、講習内容は「太刀打」の予定です。どなたでもご参加ください。

 平成20年 第5回講習会は11月30日(日)に行う予定でしたが、日本古武道協会の厳島神社古武道演武大会が当日開催されることになったため、10月に変更します。日程は後日ご連絡します。
第4回講習会「詰合」は予定通り9月21日(日)に実施します。


 貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法と渋川一流柔術のリンクに「竹内流 宗家 紹介ホームページ」を載せました。門人の長尾さんが竹内流宗家の許可を得て作られたサイトです。竹内流宗家に関するサイトは初公開です。是非御覧下さい。  

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  1. 2008/06/03(火) 17:46:50|
  2. 居合 業

初発刀、左刀、右刀、当刀

 今日は無双神伝英信流抜刀兵法の稽古日でしたが、初心者の方の稽古がやっと当刀まで進みました。
 いうまでもなく、初発刀、左刀、右刀、当刀それぞれの想定は正面、左、右、後ろから斬りかかる敵に抜付けるのですが、左刀、右刀、当刀の形は初発刀の抜付けの質を高めるために存在します。
 初発刀の抜付けは沈むことにより行われ、腰の角度は半向半開の状態となります。初心者の方の多くは動けないためにまず、爪先立て腰を上方に伸ばして抜きつけようとされがちですが、いつもお話するように、初発刀は足の甲は働くものの爪先立てて動き始めることはなく、上半身の力が抜けていくことによって抜付けはなされます。爪先立てて動きに段をつけることは敵に対して間に合わない動きを自ら作ることになってしまいます。
 左刀、右刀、当刀の方向の変換も下肢に力を入れて向くのではなく、緩むことによって行われるので、向きを変えようと自分から下肢を働かせることはありません。感覚的には沈むことによって方向は変わっています。
 しかし、初心者の方はどうしても下肢を働かせることによって尻を浮かせ腰を立てようとします。結果として無理な力が働きいくら早く動いたと思っても間に合わない動きになってしまいます。
 左刀、右刀、当刀の方向の変換が緩み沈むことによって行われるようになったとき、初発刀の抜付けも緩み沈むことによって行われる質の高いものになります。
 詳しくは道場において・・・。


 今月から無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場が本格的に活動を始めました。毎週水曜日の夜間の稽古です。今月は久留米市武道館小道場と荘島体育館剣道場を交互に使いますが来月からは毎週水曜日全て荘島体育館剣道場での稽古になる予定です。久留米での稽古に興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先からご連絡ください。 

 次回の無双神伝英信流抜刀兵法の講習会は7月13日(日)、講習内容は「太刀打」の予定です。どなたでもご参加ください。

 平成20年 第5回講習会は11月30日(日)に行う予定でしたが、日本古武道協会の厳島神社古武道演武大会が当日開催されることになったため、10月に変更します。日程は後日ご連絡します。
第4回講習会「詰合」は予定通り9月21日(日)に実施します。


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  1. 2008/06/05(木) 22:30:50|
  2. 居合 業

抜付け

 一般には抜付けに序破急という言葉が用いられ、抜付けを3段に分けて速くなっていくようにとらえられています。しかし、無双神伝英信流抜刀兵法にあっては序破急という言葉は用いません。
 想定の多くは、敵に斬りかかられるので、それに対して抜付けるのですから、序破急などと悠長なことを言ってはいおられないのです。勿論、敵が斬り付けてこようとするのを気で制しておいてから抜付けるといった空論も言ってはおれません。
 抜付けは間に合う抜付けでなければならず、そのためには、たとえば膝がカクッとなった瞬間に刀が抜けていたというくらいの速さでなければなりません。とはいってもそれは求めて作る速さではないので考え違いはなさらないでください。
 初心者の人にいきなり高度な質の動きを求めても難しいことですので、初心者の方が抜付けの稽古で心得なければならない事を述べます。
 一つ目は絶対に力まないこと。少しでも無駄な力をこめていてはいけません。肩が体から遊離することは絶対にありません。
 二つ目は何もせぬ正座のときと同様、中心がぶれないこと。体のどこも力まないことが一つ目の条件ですので、少しでも中心がぶれていればぐらつきます。それでいいのです。体を固めて、いかにも安定しているかのように錯覚するのは武術の形稽古では一番良くないことです。
 三つ目は、ゆっくり静かに動くこと。動きの速さに波を作らぬよう務めてみてください。
 

貫汪館無双神伝英信流抜刀兵法講習会を7月13日(日)に実施いたします。講習内容は「太刀打」で、講習会のテーマは「太刀打・・・居着きをなくす」です。貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法の稽古のページを御覧になり、どなたでもご参加ください。

 今月から無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場が本格的に活動を始めました。毎週水曜日の夜間の稽古です。今月は久留米市武道館小道場と荘島体育館剣道場を交互に使いますが来月からは毎週水曜日全て荘島体育館剣道場での稽古になる予定です。興味のある方は貫汪館ホームページの無双神伝英信流抜刀兵法稽古のページの連絡先からご連絡ください。
  1. 2008/06/18(水) 23:40:54|
  2. 居合 業

鞘手

 抜付けは鞘手が大事だといいますが、鞘手という言葉に惑わされて手を働かせるのだと思ったら全く異なった動きになってしまいまいますので注意が必要です。
 抜付けにおいては極論すれば中心を働かせるだけで何もしないのですが、それでは初心者の方には分かりづらいと思いますので、少し説明します。
 抜付けは体の中心が広がる感覚でなされるのですが、これはたとえればスライムを高くして、ほおって置けば自然に広がっていくようなもので、力を入れていくのではなく力が抜けていく感覚の中で行われます。つまり、抜けたときには(抜くのではなく)体はむしろ楽になっていなければならないのです。
 そのときの鞘手ですが、後方へ自然に落下するような感じであり、抜付けたとき絶対に鯉口の部分が体から離れるということはありません。鯉口の部分が体から離れる状態になるというのは体を使っているのではなく肘・手首といった末端を使った結果ですので、そのような状態になった場合には心して自分の動きをみなければなりません。
 鞘手といいますが、大切なのは中心が働くことですので抜付けの際、左側面の股関節はどんどん緩んでいきます。その動きに乗って鞘は後方に落ちていきます。
 工夫してください。


貫汪館無双神伝英信流抜刀兵法講習会を7月13日(日)に実施いたします。講習内容は「太刀打」で、講習会のテーマは「太刀打・・・居着きをなくす」です。貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流抜刀兵法の稽古のページを御覧になり、どなたでもご参加ください。

 今月から無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場が本格的に活動を始めました。毎週水曜日の夜間の稽古です。今月は久留米市武道館小道場と荘島体育館剣道場を交互に使いますが来月からは毎週水曜日全て荘島体育館剣道場での稽古になる予定です。興味のある方は貫汪館ホームページの無双神伝英信流抜刀兵法稽古のページの連絡先からご連絡ください。
  1. 2008/06/19(木) 22:27:44|
  2. 居合 業

両手の間隔

 刀の柄を持つ両手の間隔は腰の開きに関係します。最近では物を斬るには両手の間隔は狭いほうが刃筋が通るので良い、とよく言われますが、これは多くの方が現代剣道の影響で正対に近い腰の向きで刀を構えるためです。
 試みに腰の開きの角度を大きく取り切先を真っ直ぐに向うへ向け、両手の間隔をほぼ両手がくっつくくらいにして柄を持ってみてください。体に緊張がなければ大きな違和感を感じると思います。腰の開いた角度に応じて左右の手の間隔を少しずつひらいていけば、どこかに違和感を感じない位置が発見できると思います。
 ただし、臍下を中心に動けず、左右の手がバラバラに動きがちな人にとっては、両手の間隔が開けば、刀は振ろうとするたびにあばれ、刀を扱うことが難しくなります。そのような方は左右の手がバラバラになりにくいよう間隔を狭くして持つほうが楽になるのは言うまでもないことです。
 柄を持つ手の感覚は一つの例ですが、体の用い方や体格により、全てにおいて最適な位置というものは個々に応じて変化し、絶対にこうでなければならないというものは存在しません。自分の体に応じた最適な位置は自分自身で見つけ出すしかありません。
 

9月21日(日)に貫汪館居合道講習会を実施いたします。今回の講習会のテーマは「詰合・・・居合と剣術のはざま」です。貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページを御覧下さい。公開して行う講習会ですので、流派、団体を問わずどなたでもご参加ください。 

  福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜間の稽古です。9月は3,10、24日の各水曜日、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねください。  
 また9月27日(土)6時から9時まで、28日(日)は終日、久留米市での指導稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページ に記してある連絡先へご連絡ください
 

  1. 2008/09/16(火) 21:18:37|
  2. 居合 業

虎一足

 「猛き虎の千里のあゆみ遠からず行より早く帰る足引」

 虎一足は対手が向脛へ薙付け来るを、左足を一歩後へ退くと同時に刀を抜き差表の鎬にて強く張受に受止める動きが眼目ですが、道歌に言うように確かに「行より早く帰る足引」であり、速いのです。
 これは何もしなくても結果として強く張受に受止める事が出来る動きをするからであって、受けようとして動いてしまうと絶対に間に合う動きにはなりません。受けようとした途端に肩から先が働き、抜くと受けるという二つの動作になってしまうからです。
 このときの体の動きについては稽古の時に説明していますので、いちいち述べませんが、腰の開いた角度と刀の軌跡は一致しています。腰の開いた角度と刀の軌跡が一致していなければ鯉口と鍔が分かれて受けるまでの動作が二つの動きになってしまいますので、動きに角がついている方は再度自分自身の動きを確認してください。
 また、受けの動きには序破急などという動きも存在しませんし、ましてや、ためを作ってから強く抜き出すということもありません。敵はそのような猶予を与えてくれません。鯉口と鍔が分かれて受けるまでの受けの動作は「いち」で終わります。
 また、張受に受止めてから、しばらく体を固めて見得を切るような動作をされる方が稀におられますが、敵の刀を受けただけで、的には傷一つ負わせていません。焦ってはなりませんが、受けた後は即座に敵を両断しなければなりません。

 この動きの稽古は21日(日)の講習会で細かに稽古いたしますので、納得いくまで稽古してください。
 

9月21日(日)に貫汪館居合道講習会を実施いたします。今回の講習会のテーマは「詰合・・・居合と剣術のはざま」です。貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページを御覧下さい。公開して行う講習会ですので、流派、団体を問わずどなたでもご参加ください。 

  福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜間の稽古です。9月は3,10、24日の各水曜日、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねください。  
 また9月27日(土)6時から9時まで、28日(日)は終日、久留米市での指導稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページ に記してある連絡先へご連絡ください
 

  1. 2008/09/17(水) 21:58:52|
  2. 居合 業

浮雲

 今日の無双神伝英信流抜刀兵法の稽古にはかっての同門の方に稽古にに来ていただきました。「浮雲」を稽古して頂きましたが、英信流表(無双神伝英信流では中伝という言葉は用いません)の形は「浮雲」で急に難易度が増します。
 浮雲は文字通り宙に浮いた雲のような存在にならなければ形が使えるというレベルにいたることはありません。始めに前方に浮く時にも絶対に下肢に力を込めて筋肉の緊張で立ち上がることはありません。あえて言うならば崩れるから体が浮き上がるというところでしょうか。一歩目の動きで大腿筋の緊張を感じたら動けては居ないのだと知らなければなりません。浮いて足を前方に一歩踏み出した時、次に柄頭が左から右に移動し足をもじらす時にも体のどこにも凝り固まりはあってはなりません。文字通り浮いた雲でなければならないのです。浮雲というたとえで理解できなければ、氷上、やや氷が溶け水がある状態の上に氷を乗せて動かしても、抵抗がほとんどなくすらすらと動く状態といえばよいでしょうか。
 抜付けは近間の敵に刀をくい込ませるだけであるので、手元下がり切先上がりとなりますが、刀が敵に向かうのは自分の力で持っていくのではなく体の下方への落下によってなされます。したがって斬りつけたという体の実感はほとんどありません。以後の動きの解説は省略しますが、「浮雲」の稽古に当たっては体の緊張を無くす稽古を心掛けなければなりません。


10月26日(日)に貫汪館居合道講習会を実施いたします。今回の講習会のテーマは「奥居合・・・とらわれない動きのために」です。貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページを御覧下さい。公開して行う講習会ですので、流派、団体を問わずどなたでもご参加ください。 

  福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねください。  
 また10月18日(土)6時から9時まで、19日(日)は終日、久留米市での指導稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページ に記してある連絡先へご連絡ください
 

  1. 2008/10/10(金) 20:46:06|
  2. 居合 業

鞘手

 以前、「柄の握りは真綿に針を含みたるを握る心で」ということは述べましたが、これは抜付け、納刀における鞘手についても同じことが言えます。
 多くの方が鞘を持つ手に必要以上に力を込めているために、手首や腕が筋肉の緊張によって固定されてしまい、鞘が動く時には肘を後方にひねり、結果としてこじりは抜付けのときに自分の体の右のほうに寄ってしまっています。また納刀の時にもこじりが自分の体の右にはみ出した後、再びもどって刀が納まっていっています。
 無双神伝英信流抜刀兵法では抜付けも納刀も、こじりは鞘なりに動きはしますが左右や上下に動くことを嫌います。その理由は単純明快なことで常にお話している通りです。こうでなければ体遣いが全く異なってしまい、体には筋肉の緊張が残ってしまいます。
 そうならないために大切なのが鞘手の握りであり、鞘手の手の内の工夫無しに抜付けも納刀も要求される動きができるようにはなりません。出来るようになった方は「こんなに動きは楽なものだったのか。」と感心しておられました。
 工夫してください。


10月26日(日)に貫汪館居合道講習会を実施いたします。今回の講習会のテーマは「奥居合・・・とらわれない動きのために」です。貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページを御覧下さい。公開して行う講習会ですので、流派、団体を問わずどなたでもご参加ください。 

  福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねください。  
 また10月18日(土)6時から9時まで、19日(日)は終日、久留米市での指導稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページ に記してある連絡先へご連絡ください
 

  1. 2008/10/12(日) 21:03:34|
  2. 居合 業

抜付け

 無双神伝英信流の稽古でやっと座ることができ始めた方に二尺八寸の刀をつかい始めていただきました。
 その方の身長で無双神伝英信流の抜き方であれば二尺八寸は消して無理な長さではありません。身長が170cmくらいあれば二尺八寸は楽に抜けなければならない長さです。
 「座れはじめた」とは正座をしたときに身体を自然に床に預けることができるようになり始めたと言うことで、重心は姿勢を作って座ったときに比べ随分下に下がり臍下に落ちます。さらに業が進めば床下にさがる感覚ともなりますが、とりあえず臍下にまで落ち着けば刀が楽に抜けるようになるものです。
 この重心が臍下に落ち着くと言う感覚は、いわゆる「下腹に力を込め」というものとは全く異なりますので注意しなければなりません。下腹に人為的に力を込めると言うことはおうおうにして下腹の力みとなってしまい、それでは業は生まれません。また「腰を入れる」と言う感覚とも異なります。いわゆる「腰を入れる」動作をした結果、重心が高くなり上半身が固まっている方を多く見かけますが、この状態もまた、業を生む妨げとなっています。
 始めは、座れるようになったとは言われても抜くことはできないと感じられていると思いますが、抜けない原因は一つです。抜こうとする心がせっかく臍下におりた重心を上にあげてしまっているのです。抜くためにはその状態からさらにさがっていかなければならないのに、自ら抜こうとする心によってできなくしてしまっているのです。
 今の座った状態と、今まで座れていなかった状態を自分の中で比較してみてください。抜こうとした途端に座れていなかった状態にもどろうとしてはいないでしょうか。
 工夫してください。

  福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。 
 11月15日(土)18時半から21時まで、16日(日)9時半から17時まで久留米市での指導稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページ(←クリックしてください)の無双神伝英信流の稽古のページ に記してある連絡先へご連絡ください 


 11月3日(月)、日本古武道振興会の明治神宮古武道奉納演武会が行われます。無双神伝英信流抜刀兵法と渋川一流柔術も演武致します。お時間がある方はお越しください。演武は午前10時からで、場所は西広場芝地です。雨天の場合は至誠館剣道場で行われます。
  1. 2008/10/30(木) 21:35:58|
  2. 居合 業

抜付けのヒント

 抜付けの柄手の動きに苦しんでおられる方が多いのですが、柄手は自分で前に出す(伸ばす)ものではないとお話しています。
 手を使わないという制約を自分に課して稽古すると、始めのうちは抜く事ができなくなってしまいます。抜けないからこそ上達します。初心の段階で安易に手を使って抜く癖をつけてしまうと形は居合に似て居合ではないものが形作られていきます。
 無双神伝英信流抜刀兵法の動きは自ら柄手を動かさなくても、柄手は自然に働くような動きになっています。自然に働かないのは所謂我が強く「自分で何とかしよう」という思いから柄手を使ってしまう。または、そうしまいと思って柄手にブレーキをかけてしまっているからです。
 柄手の自然な働きがどのように起こるのかを簡潔に説明すれば以下のようになります。
 無双神伝英信流で立礼をするときのように体のどこにも凝り固まりを作らず、体を床に預けて立ってください。そのまま礼をした時、上半身に無理無駄が無く、腕を固めていなければ手先はどの位置に来るでしょうか。柄手の働きのヒントはそこにあります。
 工夫してください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の19日〔水)の稽古記録が記されています。お読みください。


   福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。  

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)を開設しました。これから徐々に更新していきますので御覧下さい。
  1. 2008/11/20(木) 21:00:23|
  2. 居合 業

納刀

 無双神伝英信流居合兵法の納刀で守らなければならない事は小尻が上下左右に動かず、ただ前後するだけであるということです。
 簡単なようで難しい事です。ただ、この動きは抜付けのレベルと結びついていますので、抜付けが思うに任せない人は納刀もまたいびつな動きをされているはずです。
 小尻が上下左右に動かさないためにはいくつかの条件を守らなければなりません。

 鞘に掛かる指は握りこまず巻き込まず浅くかかる事
 手の内には絶対に力を入れないこと
 鞘手の手首は内に曲がらない事 (この条件を守れない方が多くレベルの低い動きとなっています)
 鞘を後方に引くときの肘は張り、後方に折れないこ (この条件も守れない方が多いです)
 臍下が働く事によって左右が働く事。

 他にもいくつかありますが、要は小尻が上下左右に動かないことが大切です。
工夫しなければできない事です。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページの[久留米の武道史]の槍術の項の「大嶋流」に解説を加えました。お読みください。
 

   福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。  

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)を開設しました。これから徐々に更新していきますので御覧下さい。
  1. 2008/11/22(土) 21:43:32|
  2. 居合 業

礼法

 無双神伝英信流抜刀兵法の礼法には抜付けや斬撃などの業につながる多くの動きが内包されています。したがって礼法を疎かにしては形のレベルは知れていますし、礼法を大切にすれば自ずと形のレベルも上がってきます。
 ただし、間違ってはいけないのは礼法だからといって「背筋を伸ばし、腰を入れ、メリハリをつけ、きびきび行う」などと考えてはなりませんん。心をこめる事は言うまでもありませんが、自ずとそうなるという動きがあるということを忘れてはなりません。
 たとえば座法ですが、これは大森流の座法と全く異なる事はありませんので、礼法をただ形式的に行ってしまえば、座法を基本とする居合は絶対に上達する事はありません。
 立礼にしても、座礼にしても指導するとおりに正しく動きはじめることができれば、この動きは抜付けの初動の動きとかわるものではありません。
 また、刀礼をするために上半身を前に傾け、刀を置きにいったり、また取にいったりするときの上半身の動きの本質は抜付けの切先が鯉口から離れるころの体の動きと同じです。
 帯刀前に刀を自分の前に立て、左手を添えるときの左右の手の内の本質は刀の柄を取るときの手の内や斬撃の動きにつながるものです。
 これ以上の詳述は避けますが、自らの礼法を振り返られて、形式的なものになっていることを感じられたら、再度、指導を受けた内容を思い起こしてください。

  12月13日(土)午後6:30~8:45、14日(日)9:30~16:45の間久留米市荘島体育館で稽古会を行います。興味のある方は直接、 荘島体育館剣道場をお訪ねください。
  福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。 
 

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)を開設しました。これから徐々に更新していきますので御覧下さい。
  1. 2008/12/13(土) 21:44:34|
  2. 居合 業

太刀打

 23日(火)の久留米での稽古で太刀打の稽古もしましたが、支部長と初心者の方の太刀打の稽古を観て感じた事を記します。
 太刀打は二人で行うが故に呼吸が合わなければ全く稽古になりませんが、呼吸が合うというのは手順をあわせるということとは異なります。最初はどうしても手順をあわせようとしがちで、こう来たらこう、次はこうと考えてしまいがちです。しかし、一度手順を覚えてしまったら手順は頭から捨ててしまわなければなりません。
 いつもお話しますが、形は自由な動きを得る為の手段ですので決められた手順どおりにお互いが合わせていたのではいつまでたっても上達しないどころか、太刀打の稽古もまた不自由な体を作る原因となってしまいます。
 また、形を合わそうとするばかりに小手先で手順をなぞってしまいがちですが、これでは何のために素抜き抜刀術で体の動きを養っているのかわかりません。素抜き抜刀術も太刀打も体の動きは変わることはなく同じです。
 呼吸が合うとは形の理合ガわかって、決められた手順でありながら、自由な攻防が行われている事を言います。したがって打太刀は遣方が斬り込む前から受けようとしたり、遣方は打太刀が変化してもいないのに次の隙に斬り込むという事はありえません。特に打太刀となる者は遣方の動きを導かなければなりませんので心の余裕と動きのゆとりがなければ太刀打の稽古は成立しません。
 そのためには、道場外で太刀打の一人稽古をして形の理合を体得する事は不可欠です。しっかり一人稽古をされ、静かにゆっくりと理合に合った動きとはどのようなものかを会得され次の稽古に望んでください。

 いつも久留米に行く度に気になっている空間があります。勝手にゲゲゲの鬼太郎ハウスと言っています。いつ見ても心が和みますが、23日はクリスマスに備えた格好をしていました。
 携帯で撮ったので鮮明ではありませんが、左下に目玉親父、その右上に鬼太郎、その右に一反木綿、その右写真の中央に塗り壁、右にねずみ男がいます。

           鬼太郎


 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。

 渋川一流柔術の七尾道場の稽古始は1月5日(月)、廿日市市スポーツセンター武道場での稽古始は1月10日(土)です。
 無双神伝英信流抜刀兵法の七尾道場の稽古始は1月7日(水)、廿日市市スポーツセンター武道場での稽古始は1月8日(木)です。


 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。 稽古始は1月7日(水)です。 

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)を開設しました。徐々に更新していきますので御覧下さい。 

  1. 2008/12/26(金) 20:32:45|
  2. 居合 業

歩法

 無双神伝英信流抜刀兵法の初心者の方には礼法や歩法の稽古をしっかり積んだ後、形の稽古に入って頂いています。
 歩法といってもとりたてて特殊な歩き方をして頂いているわけではありません。大切なのは足首、膝、股関節などの無理無駄や踏ん張りを極力無くしていただき、歩む時には左右の中心がぶれないように、右足、左足が前後に動く時も常に重心は前後の左右の足の真ん中にあるように歩いて頂いています。
 この稽古のポイントは下半身の無理無駄、踏ん張りを無くすことにあり、歩む時には常に両足が働いており、どちらかの足が固定されてしまう事はありません。足首や膝や股関節を固定していないが故に常に両足が働いているのです。
 稽古をする時に体が前後、または左右に偏りそうになったときにはどこかが突っ張っていますので、それを見極めてツッパリを無くす事により偏りをなくすよう心掛けてください。
 この稽古は初心者の方に重点的に行って頂いていますが、稽古の年数が長くなった方でも、斬撃の稽古のとき、あるいは虎乱刀や太刀打、詰合など歩みを必要とする形の中で検証してみてください。
 偏りは隙となります。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が再度、更新されています。お読みください。

 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
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  1. 2009/01/09(金) 21:28:14|
  2. 居合 業

向拂

 木曜日の稽古に、同門の方にお越しいただきましたので、納刀と向拂をお教えいたしました。
納刀は腰を振っておさめる方が多いのですが、無双神伝英信流抜刀兵法では腰を振るような事はせず、また小尻もそのまま後方にさがり、上下左右に動くという事はありません。見た目には非常に静かで、ボケーとしていたら、何をしているのかわからないかもしれません。納刀のポイントは鞘手の手の内が、刀を抜いて構えた時の手の内と同じということです。決して握り締めませんので、小指と薬指のかかりは浅いものです。また、手の内には全く力が入らず、ただ、密接しているのみです。
 向拂ですが、植田平太郎先生の解説には簡単に「・・・(対手の右側面へ)抜付けたるも剣先が届かぬため右足より迅速に体を進めつつ抜付た刀が止らぬ中に直ぐ振返し返へす刀で(対手の左側面へ)斬付け・・・」と記されています。
 ポイントは初めから刀を返す体遣いをするのではなく、あくまでも横雲と同じ抜付けをする事、そして振り返しは肚を使うのですが肩甲骨の抜きを用いる事です。手先で振返した場合には必ず、状態が少しでも左に取られますので、自分がどのような動きをしているのかがすぐにわかります。ただし、体が左にとられたからといって、体を固めては業になりません。偏りを生じた場合にはどこに無理無駄があるのか自分自身の動きをチェックしてください。

 1月24日(土)18:30~20:45、25日(日)9:30~16:45の間、久留米市荘島体育館剱道場で無双神伝英信流抜刀兵法稽古会を行います。興味のある方は貫汪館ホームページの稽古のページの連絡先へご連絡ください。
 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は毎週水曜日の夜、荘島体育館剣道場での稽古です。午後7時位からの稽古ですので興味のある方は直接、荘島体育館剣道場をお訪ねくださり、お声をおかけください。 
 

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  1. 2009/01/10(土) 21:44:51|
  2. 居合 業

太刀打、詰合での検証

 昨日は澁川一流柔術で上半身中心になった動きについて述べましたが、これは無雙神傳英信流抜刀兵法においても同じことです。
 素抜き抜刀術では、あらがみえなくても、太刀打、詰合になればすぐにわかってしまいます。上半身中心の動きをしていれば足は働かず、敵の斬り込みに応じることができず、また、相手との間合いが正しく取れず、刀が相手に届かないといったこともよくあります。
 上半身中心に動く癖が強くなるのは、素抜き抜刀術において自己満足するための振りの強さを求める人に起こりがちです。素抜き抜刀術においては想定の中で仮想の敵があるものの、それは自分中心に置き換えることが容易であり、自分にとって都合の良い敵を自己満足できる力強さで斬ろうとしがちです。そのためにタメを作ったり、振りかぶりを必要以上に大きくとったり・・・。しかしその様なことは間近で自由に動く敵には通用すべくもなく、常に戒めているところなのですが、それでも自己満足を優先したい人に指導の声は届きません。
 思いが変わらなければ上達は難しいのです。


 3月7日(土)、8日(日)の2日間、久留米での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古会を行います。7日(土)は午後6:30~8:45、8日(日)は午前9:30~午後4:45場所は土曜日は北野武道場(久留米市北野町今山65-1 )、日曜日は荘島体育館剣道場です。興味のある方は直接道場までお越しください。。

  3月15日(日) の無双神伝英信流 居合道講習会の案内を貫汪館を汪館ホームページの無双神伝英信流の稽古のページに載せました。ご確認いただき、どなたでもご参加ください。

 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は3月からは第1水曜と第3水曜が荘島体育館剣道場での稽古となります。第2、第4水曜日はそのつど久留米道場の稽古記録に記載します。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
 
 

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/03/06(金) 21:15:51|
  2. 居合 業

居合上達のヒント

 抜付けがなかなか上達しない方に必ず守って頂かなければならない事の一つを述べます。

 「抜付けの際、絶対に右ひじを伸ばさない事」

 これは必ず守って稽古してください。先日の講習会で苦労している方を見ると刀が抜けないからといって右手を一杯に伸ばして抜いておられました。刀が抜けないからといって右手で引き抜こうとすれば中心は働かず、末端に頼る事になり、本来、中心が働いていれば左右均等に動き、楽に抜けるはずのものが、左が働かず、かえって抜けなくなってしまいます。
 右手を伸ばさなければ抜けないように感じれば、体のどこかに凝り固まりがあり、働きを阻害しているのですから、それを正すのが先になります。
 しかし、一度右手を伸ばして抜く癖をつけてしまったら習い性となり中心が働く事は難しくなってしまうのです。あくまで、抜くのではなく抜けるのです。
 上達のためには右肘が伸びてしまったと感じたら、絶対に抜かないようにしてください。抜いてしまったら原因は解明できませんが、抜かなければ原因を究明できます。そこを正していけば必ず、抜かずして抜けるようになります。
 右ひじを伸ばしてしまうと、肩は体からはずれてしまい、刀は腕を振らねば動かなくなってしまいます。それは業とはなりえません。短気をおこさず、抜かない稽古を重ね、自ずと抜ける時を待ってください。


 無双神伝英信流抜刀兵法の次回の講習会は5月31日(日)英信流の予定です。詳細が決まりましたらホームページでご連絡いたします。多くの方のご参加、お待ちいたしております。

 貫汪館ホームページの無双神伝英信流の行事のページに大森流講習会の写真をのせました。御覧下さい。

 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は3月からは第1水曜と第3水曜が荘島体育館剣道場での稽古となります。第2、第4水曜日はそのつど久留米道場の稽古記録に記載します。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。

 次回の久留米での講習会は3月28日(土)です。場所はおってご連絡します。
  

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。

  1. 2009/03/18(水) 21:31:19|
  2. 居合 業

振り回す

 居合は刀が腰にあり、まだ手がかかっていない状態から抜付けが始まるためか、どうしても刀を振り回したいという気持ちから離れられない方がおられます。
 腰にあるうちから刀と自分は一体であり、鞘手、柄手のかかりも掛かったという実感なく行われます。そのため正座、または立膝の座り体と心が静まっている状態は鞘手、柄手が掛かる際にも何ら変わることがありません。これは体が動き始めてからも同じ事で、重心は臍下にあるまま、肩も肘も背も腹も引力にしたがって下方に降りたまま、むしろ浮くが故により楽な状態になっていきます。より楽な状態になっていきつつ抜付けは行われるのです。
 これと全く反対に腰に力をいれ脇をしめ手首を無理やり曲げて鞘手をかけ刀を自ら抜き出して力強く振り込もうとするため刀は死に物になり、体と一体になるどころか振り回す対象になってしまい、隙だらけになっています。
 自分自身が刀をどのようなものとして考えているのか自分自身を見詰めてください。
 
 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。
無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。

 無双神伝英信流抜刀兵法の次回の講習会は5月31日(日)英信流の予定です。多くの方のご参加、お待ちいたしております。  

 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は4月は毎週水曜が荘島体育館剣道場での稽古となります。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
  1. 2009/04/17(金) 21:41:43|
  2. 居合 業

体の開き

 無双神伝英信流抜刀兵法では抜付けにおいて体が開く故に抜けます。抜くのではなく抜けます。したがって一般に行われている居合よりも長めの刀が抜けています。
 京都に演武に行った際、濃州堂さんで師範代が身長に比して長い刀を抜くと驚かれましたが、私たちの抜き方であれば決して長い刀ではなく適切な長さの刀です。抜付けにおいても柄頭を自分の右方に抜いていくのではなく、柄頭は切先が鯉口と分かれるまで敵に向いています。
 この長さの刀が抜けないのは体が開くことなく正対しているからで、いわゆる腰を入れるという動作が邪魔をします。しかし、体の開きは稽古が浅い方には難しいようで開くのではなく捻っていながら開いているのだと錯覚しておられる方もおられます。
 抜付けの大切なヒントをお話すれば、以下のとおりです。
 
 上半身の力は抜いたまま下半身に預ける。
 動き始めても上半身は下半身に預けたままで、上半身の動きは下半身にのる。
 抜き始めても決して右手は抜くという動作をしない。
 左肘は後方に折らない。したがって方に力みは生まれない。
 
 いくら上半身を下半身に預けていても、右手で抜こうとしたが最後体の開きは止まってしまいます。体の開きが止まれば刀は抜けなくなり、人によってはさらに右手を伸ばそうとします。体の開きが止まり、抜けなくなったら絶対に抜こうとしてはいけません。抜けないから自分の未熟な部分がわかり、そこを稽古すればよいのですが、間に合わせに抜いたが最後、どこに動きの躓きがあったのかわからなくなってしまいます。工夫してください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の稽古記録が更新されています。お読みください。

 連絡
 5月16日(土)の渋川一流柔術の稽古は午後1時から七尾中学校柔剣道場で行います。
 

 久留米での無雙神傳英信流抜刀兵法の稽古会は5月23日(土)18:30~20:45、24日(日)9:30~16:30に行います。興味のある方は無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページの稽古日時・場所のページに記してある連絡先にご連絡ください。

 無双神伝英信流抜刀兵法の次回の講習会は5月31日(日)、英信流表の稽古を致します。多くの方のご参加をお待ちいたしております。 貫汪館ホームページの無双神伝英信流抜刀兵法の稽古のページを御覧頂き、どなたでも御参加ください。
 
 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は5月は6日(水)、20日(水)が荘島体育館剣道場での稽古、13日(水)、27日(水)が城南中学校武道場となります。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
  無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/05/14(木) 21:25:56|
  2. 居合 業

血振い

 大森流で血振いのために刀を右に回し、右肩後方に刀をつるした姿勢はおろそかにできないもので、他の多くの動きに共通しています。
 植田平太郎先生はこの状態を「肩の後ろへ釣下げ」と簡単に現しておられますが、まさしく釣下げるのであって、切先は引力に引かれてまっすぐに下がります。このとき臍下の丹田から切先までは完全につながっていることが体感できます。引力に引かれてまっすぐに切先が下がった状態が臍下の丹田で感じ取れないようでしたら、手で釣下げているのであって、体で釣下げているのではありません。腕や肩などどれかの部分につながりを断ち切る無理が生じていますので、それに気付き修正できなければなりません。
この状態ができると「流刀」において一歩目に前に出、二歩目に体が敵のほうに向くとき「刀は頭上にて受流したるまま左後より右肩後へ血振する直前の様に振下げ」た状態になり、また順刀において介錯する寸前の待ちの動作の際、「血振する直前の様に(右肩後へ釣下げて待つ)」ということが行えるようになります。
 刀が肩の後ろへ釣下がった状態、しっかり工夫してください。 


 久留米道場の稽古記録再度追記されています。ご確認ください。特に貫汪館での稽古日数が浅い人は「道標」とともに今後も必ず、お読みください。

 無双神伝英信流抜刀兵法の次回の講習会は5月31日(日)、英信流表の稽古を致します。多くの方のご参加をお待ちいたしております。 貫汪館ホームページの無双神伝英信流抜刀兵法の稽古のページを御覧頂き、どなたでも御参加ください。
 
 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は5月は6日(水)、20日(水)が荘島体育館剣道場での稽古、13日(水)、27日(水)が城南中学校武道場となります。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。時間は午後七時くらいからになります。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/05/27(水) 21:25:29|
  2. 居合 業

太刀打

 無双神伝英信流抜刀兵法では英信流表の稽古の後に太刀打の稽古に入ります。太刀打の稽古は剱術の稽古であり今までの素大森流や英信流表の稽古と別物と考える故か、太刀打の稽古になったとたん「我」が強くなり、今までの稽古はどこへやら、素人のチャンバラを始められる方がおられます。刀法も何もなく刀ではなく棒を持っての殴り合いに変じてしまいます。
 無双神伝英信流の太刀打はあくまでも無双神伝英信流の太刀打であって刀法の理は素抜き抜刀術と聊かも変わるものではありません。むしろそれまでの素抜き抜刀術の基礎があるゆえに太刀打もまた可能となるのです。その意味では太刀打も居合の一部なのです。
 太刀打の動きが素抜き抜刀術の動きと変わってしまう方は思いを変えねばなりません。


 6月の久留米での稽古会は13日(土)6:30~8;45、14日(日)9;30~16:45。両日とも荘島体育館剣道場での稽古です。興味のある方は無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。

 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場の6月の稽古は
第1、3水曜日 荘島体育館剣道場 19時~20時45分
第2、4水曜日 城南中学校剣道場 19時~21時
です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/06/01(月) 21:22:56|
  2. 居合 業

抜付けのヒント

  抜付けの前提として座姿勢ができていなければなりませんが、正座であっても立膝であってもそこにあるままの姿勢ができていなければなりません。絶対に作った姿勢では無双神伝英信流抜刀兵法の抜付けは成立しません。腰を入れとか、胸を張りとか、手をどこに置きといった姿勢ではならないのです。
 さて座れるようになれば肩、肩甲骨、肘は下方に下ります。できなかったときに比べ前腕は軽くなっています。
 抜付けは、そのままに行われなければなりません。正しく行われれば、初めから終わりまで肩は下がり、肩甲骨は下がり、肘は下がって前腕は軽いままです。この状態が少しでも崩れたときに抜付けは駄目な物となってしまいます。どこで駄目になっているのかを知り、また何故駄目になっているのかを知ることによって動きは改善されます。そのための工夫は自分自身でしなければなりません。知ることなしに上達はありません。もし崩れた事すらわからない方は寝ても覚めても知るための工夫をしなければなりません。


 福岡県久留米市での無双神伝英信流抜刀兵法の稽古は
第1、3水曜日 荘島体育館剣道場 19時~20時45分
第2、4水曜日 城南中学校剣道場 19時~21時
です。興味のある方は 無雙神傳英信流抜刀兵法 久留米道場の《稽古日時・場所》に記してある連絡先からご連絡ください。
 無双神伝英信流抜刀兵法 久留米道場のホームページ(←クリックしてください)です。
  1. 2009/06/17(水) 21:27:37|
  2. 居合 業
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Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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