無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

 形に手馴れてきたら、形を上手く行おうという心が生じます。その段階で道をそれ始めます。初心者をやっと脱した人が自分の基準で「上手く」なのですから素早く行おうとしたり、強く行おうとしたり自分を歪ませることばかりを行ってしまいます。
 形を覚えた方が求めるべきものは自己自身の調和、向かい合っている方との調和です。

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  1. 2017/07/27(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

バランスを崩す

 貫汪館では初発刀の初動のように意図的に自分のバランスを崩して動くことがあります。バランスを崩せば体は動き始めますがこの時に支えよう維持しようとしてしまえば力みが生じてしまいます。崩れていくのをうまく利用して体を軽く用いなければなりません。

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  1. 2017/07/26(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

導く

 人によっては急に理解が進むことがあります。このようなときは新たな形を次々と教え導くときです。
 多くの事を吸収できるときですので、このようなときに「基本が大事」といって指導のペースを変えなければ上達の機会を奪うことになってしまいます。

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  1. 2017/07/25(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

流派の数を誇る

 江戸時代の大半の武士はいくつかの流派を兼習しました。まれに剣術を数流派、柔術を数流派、槍術を数流派といったように学ぶ方もおられましたが、多くは剣術、槍術、弓術、柔術と各術につき1流派でした。幕末の剣術や槍術で複数流派学んだのはその目的が防具を着用したうえでの試合稽古に優れた流派を学ぶことにありました。また、剣術2流派を「兼」という言葉を用いて表看板にされる方もおられましたが、やがては1流派のみを名乗るようになったり、新しい流派を作って名乗られるようになっています。
 いつもお話ししているように流派によって、その理論は異なっており流派ごとの動きが必要とされます。したがって剣術をたくさんの流派学び、柔術もたくさんの流派学ぶことは一つの体の中に異なった理論を取り入れることになりますので、よほど器用な人でなければ困難です。また、できたとしても形の手順はそれぞれの流派に従っているけれども体を使う原理は全てが同じか、すべてが中途半端になってしまいます。
 稽古に時間がさける江戸時代であっても稀ですので、現代人が多くの流派の剣術、多くの流派の柔術をそれぞれの流派の理論を体得しそれぞれの演武をするときには、それぞれの理論で動くことは不可能と言っても過言ではありません。ましてや剣術を数流派、柔術を数流派、居合を数流派指導するという事は本質ではなく外形のみを教えているにすぎなくなります。

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  1. 2017/07/24(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

脇差・短刀

 大石神影流剣術では正式な演武においては脇差あるいは短刀を腰にしたうえで鞘木刀を用います。初心者の方は脇差は鞘木刀で代用しますが、ある程度稽古が進んだ方は模造刀を用いていただいています。
 さらに進んだ方はできれば真剣の脇差・短刀を用いるようにしてください。バランスの上、腰回りの感覚で模造刀と違うというわけではありませんが、覚悟の上で違うものを感じるはずです。

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  1. 2017/07/23(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

呼吸にのせて動く

 呼吸にのって動くことができず、小手先からどうしても動いてしまう方は臍下丹田が意識できていないので本当の腹式呼吸ができていません。臍下丹田を中心に座礼をするときのように三角を作り静かに揺することを繰り返して臍下丹田が意識できるようになったら、日常生活の中で臍下丹田まで息を吸い込んでは吐く意識的な稽古を繰り返してください。風呂に入った時、寝る前、いくらでも稽古できます。道場に出てからと考えていてはなかなか身に付かず、他に後れを取ってしまいます。

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  1. 2017/07/22(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

手の内

 手の内は刀を手にしても、両刀でも、小太刀でも棒、十手、分童、長刀、鎖鎌、鎗であっても基本的に変わるものではありません。素手で相手の手を取っても同じ事です。
 基本的に同じ手の内が手にする物の形状や重さや用途によって変化するだけです。
 
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  1. 2017/07/21(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

口伝

 業の上でも流派についても口伝を受けていない人は想像でそれらしいことを述べることがあります。流派名や形の名前についても同じで口伝を受けていないので、自分の想像で思い付きを言い、流派名を一般に考えられることを述べて、それが正しいと言ってはばかりません。どのような過程で流派が成立したということも聞いていないので、奇抜なことも言い始めます。しかもそのような者に限って自信をもって断言するので惑わされる人もいます。
 もっとも5、6回程度の稽古で口伝を授かることもありません。稽古を重ねて初めて授かれるものです。

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  1. 2017/07/20(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

400年の歴史

 「我々の流派は400年の歴史を有する由緒ある流派である。」

 10年前まで「我々の流派の復元をよろしくお願いします。」と言われていたのに、今では400年の歴史を有することになっています。いずれは無形文化財になるのかもしれません。
 数本の形が伝わっていたとしても正式にすべて伝授されたわけでもなく、すべてを教えられたものでもありません。行政の担当者は古武道に詳しい者はまれで、江戸時代の資料が残っていれば、それを信じる可能性すらあります。
 たとえ類似した流派の免許皆伝まで修行したとしても別の流派には別の教えがあり、直接師事して習わなければ伝わらないことの方が多くあります。もし、400年の歴史が認められるなら、今は映像によって何流の師範にでもなれます。しかし、それはしょせん外形であり、中身のあるものではありません。見様見真似で何とかできるようになったとしても、また古文書をもとにスムーズに動けるようになり手順が同じだとしても、それは自分の流派であり、伝統を受け継いでいるものではありません。

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  1. 2017/07/19(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

伝承刀

 「我々の道場には代々〇〇の伝承刀が伝えられている。」
 このような言葉で稽古する人を集めているチラシを見ました。何も知らない一般の方は歴史あり権威ある流派だと騙されるのかと思います。
 しかし、その刀は戦後刀屋で購入された刀です。今は詐欺まがいのことまでして人を集めなければ集まらないのかと思いますが、古武道をする者がそのような詐欺まがいのことをしてしまうので、古武道がますます信用されなくなってしまいます。試合もないので実力は見える人にしか見えず、自分を良く見せるために、飾り立て権威付けをするのだと思います。
 私たちは、まっすぐ歩まなくてはなりません。

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  1. 2017/07/18(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

求めれば与えられる

 頭で理解しても、すぐに体が動くわけではありません。しかし、自分にはできない事だとか、すぐにできるようにはならないから、それは置いておいてと考えるといつまでたってもできるようにはなりません。
 常に求め続けることによって体がかわりはじめ、できなかったこともできるようになっていきます。求める心が浅ければ与えられるものも与えられませんが、求め続けていれば与えられるものなのです。

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  1. 2017/07/17(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

間合

 形を通じて上達しようとするためには間合いを大事にしなければなりません。
 一般に木刀を用いた大石神影流の稽古では間合が遠くなる傾向があり、素手で行う澁川一流柔術では対峙した時に間合が近すぎる傾向があります。
 打太刀が相手に届かない空間に斬り込んでいたら、仕太刀は間を切る必要はなくまた、仕太刀から斬り込むときにはより大きく踏み込まなければなりません。素手の柔術ではいつもお話ししているように近すぎる間合だと蹴り込まれてしまいます。
 打太刀や受をされる方は正しい間合が取れるように仕太刀や捕をその都度指導してください。

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  1. 2017/07/16(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

心が邪魔をする

 頭で理解して体も動くようになっているにもかかわらず、できなくなってしまうこと、レベルが低くなってしまうことがあります。そのようなときはたいてい自分の心が自分の邪魔をしています。
 早くと、少しでも焦る心があれば崩れますし、強くと少しでも思う心があれば力みます。タイミングが悪くなったり、間合いが崩れてしまうのも心が邪魔をしているからです。
 自分の心の状態を正してください。

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  1. 2017/07/15(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

沈めば浮く

 英信流表の形は体が浮かなければならない動きが多く、その最たるものが浮雲です。
 体が浮くというのは体重が軽くなった感覚があり、踏ん張らなくても立て、踏ん張らなくても中腰になれる状態です。
 この動きが難しい方は浮こう浮こうとして気が焦り上半身を上へ上へと使おうとするために、却って下半身が鈍重になっています。浮くためには下半身を緩め全てを下方にゆだねる必要があり、ゆだねると浮く感覚を覚え始めますので心を楽にして落ち着いて稽古してください。

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  1. 2017/07/14(金) 21:25:00|
  2. 居合 業

肱通りを斬る

 大石神影流の「正当剣」や「無意剣」「千鳥」などで打太刀の肘通りを斬るとき、自分の手元が高くなってしまうのは木刀を振り回しているからです。これは「正当剣」で打太刀が胴を斬り、「千鳥」で脛を斬る場合も同じです。このような傾向がある方は面を斬るときにも振り回しており、肚中心には動けていないものです。

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  1. 2017/07/13(木) 21:25:00|
  2. 剣術 業
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貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
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