無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

血振い

 斬撃後の血振いは体を開き、切先は地を這うように、遠心力が働き切先が遠くへ離れていくように感じるような動きになります。柄を握りしめると逆に刀を体に引き寄せるようになってしまい臍下丹田を中心とした動きは起こりませんので注意が必要です。

DSC_5185a.jpg
  1. 2017/06/23(金) 21:25:00|
  2. 居合 業

手の内

 手の内は刀が自由に働くために大切でこれがいい加減になってしまうと刀を握りしめて「自分」が刀を振り回してしまいます。
 大切なポイントは中段に刀を構えた時に小指人差し指の先端の指の腹が柄の下部に巻きつくような手の内となるようになり親指が柄と平行になることで、握ってしまえば刀をしっかりと持っているという安心感は生まれるかもしれませんが刀は死んでしまいます。

DSC_5194a.jpg
  1. 2017/06/22(木) 21:25:00|
  2. 居合 業

抜付けの留意点 2

 抜付けた時に肩が正しい位置にない原因は2つあります。
 一つ目は鞘引き(左側の開き)が行われずに右手中心に抜いてしまう場合です。右手が前へ前へと出ようとしてしまいますのでどうしても肩もつられて前に出てしまいます。その結果体の開きが使えないため、肩で振ろうとし、ますます肩が落ち着かなくなります。
 二つ目は抜付けで右脇を締めようとしすぎてそれが肩を出してしまう場合です。引力を肩・腕に感じながら動けていれば自然に脇は締まっていますのでことさらに脇を締めようとする必要はなく、意識しすぎて動作過剰になってしまうと肩は治まるべき位置からずれてしまいます。

DSC_5189a.jpg
  1. 2017/06/21(水) 21:25:00|
  2. 居合 業

抜付けの留意点 1

 無雙神傳英信流で抜付けた時の肩の位置は大森流で正しく正座したときの肩の位置とかわりません。また正座したときに引力によって肩が下方に落ち着いた状態にあるのと同じく、抜付けた時にも肩は上がることなく下方に落ち着いた状態にあります。
 肩が前に出たり上がったりすると臍下丹田から切先へのつながりはなくなり、刀を体の開きではなく肩・腕で振ることになります。

DSC_5187a.jpg
  1. 2017/06/20(火) 21:25:00|
  2. 居合 業

確認してから

 海外へ武道に関していい加減なことが伝わっているということを以前述べましたが、国内でもよく調べないままに真実として広がってしまった間違いもあります。また意図的に自分に都合の良いように作った嘘もあります。そのような間違いや嘘も意図的であるかないかは別として真実の中に混じっていますので、私たちは注意しなければなりません。
 たとえば澁川一流柔術の歴史に関しても江戸の渋川流を学んだものであり、長い歴史を有していると歴史を粉飾した言説が存在したこともあります。また無雙神傳英信流抜刀兵法に関しても、そのような流派は捏造であると考えていた方もあります。大石神影流剣術に関しても断絶していて手数(形)は伝わっていないのだと言っていた人もいます。すべて自分の立場を良くして他を貶めようとするところから生まれたものでした。
 刀の長さに関しては「定寸」「定寸」といまだに言われることもありますが、広島藩の貫心流では身長の約半分の長さを良しとしたもので、170cmの身長であれば約2尺8寸の長さの刀を用いることになり、「定寸」「定寸」と言っている方からすれば、そんなことはあり得ないという事になると思います。
 書籍にそう記してあるから、名の知れた人がそう言っているからというだけで鵜吞みにすることは危険です。少しでもおかしいと持った時には必ず、その記述が正しいかどうかを自分で確認してください。

DSC_5142a.jpg
  1. 2017/06/19(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

万が一のことを考えて行動する

 政府がミサイルに対処する方法をインターネトに挙げると、それに対する批判がすぐに上がり・・・。という状況ですが武道を稽古は、往時であれば万が一の場合を考えて稽古するわけですから古武道を学ぶ我々も万が一のことを考えておくべきであろうと思います。
 例えば爆発が起こればビルのガラスは割れて落下してくる恐れがありますし、銃弾が飛んでくるような状態であれば、植込みの陰にいて姿は見えなくても、弾は飛んでくるのでできれば厚いコンクリートの陰が良いし・・・。
 様々な状況をあらかじめ考えておけば万が一のことが起こった場合に少しでも被害を少なくすることができます。津波が来たらどこに避難するべきか、大きな地震が起きたら今自分が住んでいる家やアパートは大丈夫か・・・。このようなことも武道の内です。

DSC_5131a.jpg
  1. 2017/06/18(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

真贋を見極める

 世の中には人物に関して本物3割、本物と偽物の混合が4割、偽物が3割。ひょっとしたら偽物の比率はもっと高いかもしれません。
 偽物のほうがもっともらしいことを言い、人のために行動し、真実を求めているかのようにふるまいますが、実際は自分が注目を浴びるためであったり、選挙で得票数を稼ぐためであったりします。こちらがその人物の過去の言動を見て、現在の言動を見ていたらわかることですが、そこまでできる時間に余裕のある一般の人はなかなかいません。
 ある程度人を見てきた人であれば顔を見て判断することもできますが、難しいのは偽物ほどそれらしいことを積極的にのべている点でしょうか。貫汪館で稽古される方は、こと武道に関することであれば慎重であってください。

DSC_5122a.jpg
  1. 2017/06/17(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

まず理合から

 形の手順を覚えるのに、こう動いて、次はこう動いてというお覚え方をしていたらなかなか覚えることはできません。
 まず、こうなるからこのように動くのだという理合を陽よく考えて頭に入れてから手順をおぼえるようにしてください。理合がわからずに形の稽古をしても二人がばらばらに動いているだけになります。

DSC_5121a.jpg
  1. 2017/06/16(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

形の条件

 半棒の「大拂」の最初の動きにおいて腕で棒を動かせば、体は右にかわしていても仕方の右手は斬りおろす打太刀の下に出てしまいます。正しく臍下丹田を中心に棒端が打太刀のこめかみに当たるようにしなやかに払えばそのようなことにはなりません。形の稽古をするときには無理無駄を避け基本に忠実に行う必要があります。

DSC_5118a.jpg
  1. 2017/06/15(木) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

活かして使う

 裏庭に猿がでて作物を盗むようになって以来、10年くらい畑仕事はしていませんが、先日久しぶりに鍬を使う機会がありました。まったく農作業をしたことがない若い方が鍬を使われるのを見ていると、腕力で鍬を地面に打ち込まれるので、筋力を使い過ぎていて、あれでは筋肉疲労が起こってしまうだろうと思ってしまいました。
 金属の部分の重さを活かして、臍下丹田中心に振り上げ、落下する重さに自分の体の重さを添えてやれば、それほど筋力を使う事もなくかたい地面にも打ち込むことができます。これは刀や木刀や六尺棒や薙刀・槍を用いるときにも共通した動きです。
 大石神影流の師である大石英一先生は農作業の動きで大石神影流の刀の用い方を説明されたことがあります。

DSC_5099a.jpg
  1. 2017/06/14(水) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

海外への情報発信 2

 昨日は日本武道学会の発表抄録について述べましたが、貫汪館の海外への情報発信についても同じことが言えます。
 現在貫汪館には米国エルパソ、インディアナポリス、英国ロンドン、豪州パースに支部があります。支部長は皆真摯な方で、貫汪館の武道を本気で習得したいと思っておられる方たちです。動きについてはお見せして正すことができ、言葉以外で伝えることができる部分が多くあります。
 しかし、まじめに日本の文化を学びたいと思っておられる方たちだけに、私に会う前に武道に関する情報収集を行っておられ、日本から発信されている誤情報を信じておられることもあります。これはお見せして正すという方法が使えないため英語で説明せざるを得ません。
 英語で説明することが、おっくうだからといってほっておけば海外の門人は間違った知識や思想を持ったまま稽古を続けることになりますので、そのままにしておくことはできません。正しく伝えるためには不十分であっても英語を用いなければなりません。

DSC_5180a.jpg
  1. 2017/06/13(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

海外への情報発信

 平成29年9月6日(水)から9月8日(金)の3日間、関西大学千里山キャンパスで行われる日本武道学会第50回記念大会(第2回国際武道会議)の発表抄録は英語で書かなければなりません。
 武道学会での講演等をしっかり聞かれている方は日本の武道を martial arts でもなくmartial way でもなくBUDO として発信していこうという流れがあることはよくご存じだと思います。 
 日本の武道が海外に広まっていく過程で変質していくということは、それほど詳しくない方でもご存じかと思います。これは日本人が海外の方に日本の武道を行っていただく過程で日本の武道の歴史や思想、理念といったものを十分に伝えきれず、海外で武道を日本発祥の格闘技・競技としての側面でのみとらえられてしまっていたからではないかと思います。
 そういった意味では今回の武道学会の発表抄録を英語で記さなければならないという取り決めは日本の「武道」の正しい姿を知っていただくという点で非常に意義のあることだと考えます。日本人はこれまで武道以外においても正しい情報発信を怠ってきたために日本に関する間違った歴史や思想についての情報が海外で信じられています。今後はこれを正していかなければなりません。
 貫汪館で稽古される方は貫汪館の武道について、簡単な中学1.2年生が習う程度の英語を用いて口頭で説明できるように努めてみてください。日本人なのですから英語に間違いがあってもかまいません。一歩前に出ることが始まりです。

DSC_5102a.jpg

  1. 2017/06/12(月) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

基本は自学自習するもの

 無雙神傳英信流抜刀兵法の礼法や正座・立膝、澁川一流柔術の蹲踞や六尺棒の棒廻し、大石神影流剣術の素振りや構えなどは基本中の基本であり、また一人で稽古することができるものです。六尺棒を廻す庭がなければ半棒や三尺棒を用いれば室内でも稽古でき、大石神影流の木刀を構えたり素振りしたりするスペースがなければ小太刀を用いて稽古することができます。
 自学自習できることを道場で稽古していたら形稽古に用いる時間が無くなり、それだけ上達は遅くなります。一日5分自学自習すれば1週間あれば35分基本の稽古をすることになります。1週間に1回道場で1時間半稽古する方にとってはかなりの稽古量となります。

DSC_5096a.jpg
  1. 2017/06/11(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

耳学問

 様々な知識を持つことそのものは良いことなのですが、知識を持ったことがそのものを知っていると勘違いしてしまってはいけません。あくまでも知識は知識にすぎず、自分が行動で示せるわけではないのです。
 刀の研ぎに関する知識を持ったところで自分に研ぎができるわけではなく、作刀に関する知識を持ったところで自分に刀が打てるわけではありません。
 同様に武道に関する知識を持っても、しょせん知識に過ぎないわけですので自分ができるわけではありません。知識は自分自身を多角的に観る役には立ちますが、知識を持つことで満足していたら、自分自身を高めていくことにはつながらないどころかむしろ邪魔になってしまいます。自分ができるわけでもない知識が、安易に口に出てしまう方は注意しなければなりません。

DSC_5095a.jpg

  1. 2017/06/10(土) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

浅い 2

 手順が決まった形・手数であるがゆえに技が有効になるのは当然のことです。柔術の技に対する理解が浅い方は自分の臍下丹田を中心とした受との調和が保たれた動きによって受けが崩れているわけではなく、たんなる勢いで受を崩していても、それが理解できず技が有効であったと思い、打太刀との無意識の調和が保たれて形が整ったわけではなく、心の動きを読めず瞬発力だけで形を合わせているにもかかわらず、うまくいったと思います。
 そのような稽古には真の上達はありません。

DSC_5090a.jpg
  1. 2017/06/09(金) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論
次のページ

FC2カウンター


無料カウンター

プロフィール

貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)

Author:貫汪館館長(無雙神傳英信流 大石神影流 澁川一流)
無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術 貫汪館の道標へようこそ!

カテゴリー

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

最近の記事

月別アーカイブ