無双神伝英信流 大石神影流 渋川一流 ・・・ 道標(みちしるべ)

無雙神傳英信流抜刀兵法、大石神影流剣術、澁川一流柔術を貫汪館で稽古する人のために

正座

 正しく座れれば武道はかなりの実力があり、また基礎ができているといっても過言ではありません。
中心軸が通り(通すではありません)肩・肘・肩甲骨などの力みはなく、したがって肘は開くことなく自然に体側につき、鼠蹊部が緩んでいるので重心は低い。
 正座の稽古は家にいるときにはいつでもできますので、怠らずおこなってください。座れれば必ず立姿勢もよくなります。

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  1. 2017/03/28(火) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

順刀の納刀時の目付

 大森流の順刀は介錯の形です。介錯したときに切腹した者の体は通常前に突っ伏しますので、ただ前方を向くのではなく、目付もまたその方向にしなければなりません。

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  1. 2017/03/27(月) 21:25:00|
  2. 居合 業

脇中段

 大石神影流の脇中段の構えがいい加減になることが多いので留意点を述べておきます。

 刃はなるべく相手に向く
  そのため左手を握りしめない
 左足爪先は打太刀に向く
  肩・肘は引力に引かれながら右肘は開く

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  1. 2017/03/26(日) 21:25:00|
  2. 剣術 業

須剣

 大石神影流剣術の試合口の「須剣」は打太刀の刀を左にかわしながら受け流し斬り込みますが。受け流す時に打太刀の木刀がガツンと当たってしまう時には以下の場合があります。
 手の内が固い
 十分左に移動できておらず鍔元が当たる
 刀の角度が異なる

 工夫してください。
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  1. 2017/03/25(土) 21:25:00|
  2. 剣術 業

位をみる

 大石神影流剣術の試合口では位をみる動作があります。これは相手の技量と心の状態をみる為の動きであり、たんに切先で中心を取っているわけではありません。相手をさぐっています。
 したがって自分の中心で相手を把握しなければならないのですから小手先で切先を動かさず臍下丹田の動きが切先に伝わり、切先からの情報が自分の臍下丹田に戻ってくるのを感じて判断します。小手先で動くことなくゆっくり静かに行ってください。

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  1. 2017/03/24(金) 21:25:00|
  2. 剣術 業

左刀・右刀・当刀の初動

 敵に対した位置から始まらない形に左刀、右刀、当刀、流刀、勢中刀などがあります。無雙神傳英信流抜刀兵法の師である梅本三男貫正先生の弟子にもこれらの形を間違えてまず頭を敵に向けて、敵を確認してから動くと言われる方がおられましたが、無雙神傳英信流ではそのような動きはしませんのでご注意ください。
 たとえば自分の身近の右なり左なりで突然自分の見知らぬ犬が大きな声で吠えたら、あるいは静かに物音をたてずに近づいた車が突然自分の斜め後方でクラクションを鳴らしたら、どのよう動くでしょうか、まず頭をその方に向けて何が起こったかを確認してそれから動くという方は少なく、まず、距離を置く(飛び去る)ことを先にするでしょう。
 無雙神傳英信流ではまず体を動かします。

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  1. 2017/03/23(木) 21:25:00|
  2. 居合 業

流刀・順刀 刀を膝の上にとる

 流刀・順刀では斬撃の後に刀を膝の上にとります。これも大森流で様々な動きを教えるうちの一つでこの動きは植田平太郎先生が解説されているように懐紙で刀をぬぐうための動きです。
 「柄を左斜向ふへ突出し刀尖を右膝頭上へ引付け(懐紙を出して血糊を拭ふは略す)」

 刀を膝にとるときは自分の膝を斬らぬように刃はわずかに上方に向け、両肩両肘は引力によって下方に引かれたまま動かします。
 納刀は刀の位置のエネルギーをまず用い、膝から外した刀が廻ってくるのに肘が落ちる動きを回転のエネルギーに変えて刀の位置のエネルギーに添えて切っ先を鯉口の高さまで運びます。

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  1. 2017/03/22(水) 21:25:00|
  2. 居合 業

逆刀 納刀

 止を刺したあとは納刀しますが、無雙神傳英信流抜刀兵法では比較的長い刀を用いるため、左足が前に出ている場合、納刀に苦労される方もおられます。
 逆刀の納刀のコツは左鼠蹊部を緩め、それと同時に右鼠蹊部も緩むことです。
 工夫してください。

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  1. 2017/03/21(火) 21:25:00|
  2. 居合 業

逆刀 止を刺す

 大森流はよく構成されており、さまざまな条件や作法を11本の中に凝縮しています。「逆刀」の「止を刺す」動きもその一つで他の形にはないのに、この1本でどのような状況においてでも応用できるように止を刺すことを教えています。
 「止を刺す」動作は焦る必要はなく確実にしっかり行います。想定では敵は自分の前に横たわっており首が自分の左膝の斜め左前にありますので、おおむねこの位置に対して確実に止を刺します。

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  1. 2017/03/20(月) 21:25:00|
  2. 居合 業

覚悟

 現代は刀で斬り合うこともなければ、刀に棒で立ち向かったり、素手で立ち向かうことはまずないといってもよいと思います。したがって人によっては古武道を習うのは古武道のもつ体の遣い方を習うのだとか、精神の統一方法を習うのであって、実際に戦うことはないのだから、その覚悟も必要ないと思われることもあります。
 しかし、その習う武道が実際に何かあった時には、命を懸ける覚悟があるという前提で作られているのが古武道です。表に出す必要は全くありませんが、中核にはその覚悟が存在しなければなりません。その覚悟がなければ、古武道の技もその程度のものしか身につかず、その覚悟を度外視して古武道に付属しているものを得ようとしてもなかなか得られるものではありません。
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  1. 2017/03/19(日) 21:25:00|
  2. 居合・剣術・柔術 総論

逆刀 残心を示す

 逆刀の残心は上段で示します。斬撃の後、後方へ右足を引き上段にとりますがいくつかのポイントがあるので記しておきます。
 斬撃の後急いで後方に下がろうとはしない。特に逆刀には止を刺す動きがありますので、たとえ横たわっていても仮想の敵は息絶えてはいません。最後の一太刀を使われる可能性もあります。心に余裕を以て上段にとってください。
 上段はいつでも斬り下ろせる状態でなければなりません。そのため上段にとった時も肩肘に力みなく引力で下方に引かれるのを感じてください。刀の角度はおおむね45度程度です。

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  1. 2017/03/19(日) 21:25:00|
  2. 居合 業

逆刀 額を打つ

 逆刀の一撃目は敵の額を割る動きであり、いわゆる斬撃ではありません。これは刀の遣い方を教えているのであり、浅く勝つ(敵の動きを制する)方法を示しています。この動きはたとえて言えば防具をつけて竹刀で打つ時の動きに似ていますがスナップは使わず、肩、腕も刀の一部として重さが加わらなければなりません。

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  1. 2017/03/18(土) 21:25:00|
  2. 居合 業

逆刀 退き外す

 逆刀は斬り降ろしてくる敵の刀を退きはずし、その後、敵の額を割ります。相手の刀を退きはずすのですから、行ってはいけない点があり、この行ってはいけない動きをしてしまえば、たとえ自分の頭は切られなくても負けてしまいます。
 後方に下がって相手の太刀をかわし、刀を抜くとき時右手は前に出さない。いくら後方に下がって敵の太刀をかわして頭は切られなくても、下りてきた刀に前に出た手を切られてしまいます。
 刀を早く動かそうとして退きながら右手を上にあげない。このような動きをする方が多いのですが、前に述べたのと同じく、自分の頭は後方に下がって無事でも上げた手を斬られてしまいます。
 退き外す時には右手は使わずその位置のままに鞘を外す、鞘が外れたら右手はその高さのまま後方に下げ(つきこみ)右手がほぼ体側に来たあたりから肚中心に上方にあげていきます。

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  1. 2017/03/17(金) 21:25:00|
  2. 居合 業

足運び

 ずいぶん前に記しましたが、現代剣道と剣術との大きな分岐点は大正時代にあるようです。足運びの変化から現代剣道の動きが生まれてきました。剣道形では斬撃の後敵のほうに送り足で進むという動きはしませんが、現代剣道では打突の後に敵の方向に送り足で進んでいきます。現代では送り足で体育館の端から端まで走り抜けていく稽古までしています。
 幕末の記録を見れば打突の後はそのまま切先を相手につけるか、多くは後方に引きます。大石神影流では現在まで防具着用稽古においては打突後には切先を相手の面につけるという教えを守っています。
 足運びが剣術の質を変え現代剣道へと変化させていったのは間違いないように思え、それは大正時代に起こったことのようです。

 上記のことは明治大学の長尾先生の論文『近世・近大における剣術・剣道の変質過程に関する研究―面技の重視と技術の変容-』に詳しいのでを再度引用させていただきます。

 「東京高等師範学校における金子の先輩である富永堅吾は,『最も実際的な学生剣道の粋』(大正14年)において「正面の(基本的な)撃ち方」として,「刀を正面に振上げ,両足にて踏み切ると同時に,右足を充分前に踏込み―中略―,相手の正面を敏活確実に撃つ」としている。また,同書の「乗込み面」の項では,「乗込み面は,全然我が身を棄てて一刀のもとに相手を制しようとする撃方で,比較的遠間から施す頗る壮快な業である。刀を振上げると同時に,思ひ切って一足跳に深く乗込み」と述べている。「一足跳に」とあることから,おそらく「踏み込み足」を念頭においた記述と思われる。さらに,この「乗込み面」の場合は,先の記述に続いて「余勢は以て相手を押倒すやうであるがよい」とあり,打撃に伴う「余勢」を積極的に肯定しているところが注目される点である。このように大正期には,大日本武徳会武術専門学校の指導書や東京高等師範学校関係者(高野・富永・金子)らいわゆる剣道専門家の著書において,(打突後の余勢も含め)飛び込み技や踏み込み足が剣道技術として取り扱われるようになった。その後,中山博道に代表されるような刀法的技術観から,あくまで飛び込み技や打突後の余勢を認めない意見も一部にあったが,大勢としては飛び込み技や踏み込み足は明確には否定されず」,剣道技術として認知され,一般化して行った。」

 さらに〈注9〉には次のように記されています。
「近代剣道において高野佐三郎と並び称される中山博道は,「対手を打つと手で打ってあとヒョロヒョロと二足三足位前に出て行く。―中略―。あれは、一足一刀で打つと共に足の数だけ打って行かねばならぬ」(慶応義塾大学校友会誌「つるぎ」6,1934)と述べているように,打突に伴う余勢を明確に否定している。また,ライパル的関係にあった高野の道場「修道学院」においても,「中山博道先生は剣道の形をくわしく知って居るが,昔の形に一つでも飛び込んで打つ手はないといわれた」として,中山の飛び込み技についての見解をめぐって議論が交わされていた。(川田徳覚こ剣道教訓集,1939年10月12日・11月24日部分)」

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  1. 2017/03/16(木) 21:25:00|
  2. 武道史

血振い 3

 「血振い 2」の状態になったら柄頭を少し上方に脇を用いて真上に持ち上げ、肩・腕は用いず後脇で刀を落とします。このとき、自然に手の内は定まりますので、刀を握りしめることなく刀は止まります。
 血振いで刀が止まるときに手の内や腕肩に余分な力を感じたとしたら動きが間違っているので修正してください。また、血振いしたときの切先は倒れた仮想の敵についています。これは目付と連動して刀が自然にその位置に止まるためで、そこにもっていくように小手先で操作するわけではありません。

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  1. 2017/03/15(水) 21:25:00|
  2. 居合 業
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